▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼
検索キーワード「40代」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「40代」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2011年11月9日水曜日

(資料)40代の変化

朝鮮日報のchosun Onlineのコラム「40代の変化」(11/8)は、今回のソウル市長選挙の結果に照らして、40代の社会的位置を次のように報じている。[洪永林(ホン・ヨンリム)世論調査チーム長]
(今は40代になった過去の386世代、歌手イ・ソンヒが属する同世代への関心から覗いてみた)

◆先月26日に実施されたソウル市長選挙の特徴は、これまで20代・30代と50代・60代との間でバランス取りの役目を果たしていた40代が、完全に20代・30代の側に傾いたことだ。(略)

◆これは、今の40代が10年前(大統領選挙)の40代と政治的、社会的に全く異なる考えを持っているためと分析される。世論調査の結果も、この分析を裏付けている。
◇ギャラップの(10年前の)02年調査によると「自分の考え方は全般的に50代・60代に近い」とした40代は56%で、「20代・30代に近い」との回答(44%)を上回った。
一方、最近のメトリックスの調査では、同じ質問に40代の78%が「20代・30代に近い」と答え、「50代・60代に近い」との回答(22%)を大幅に上回った。10年前の30代が現在40代になっていることを考えると、当然の結果ともいえる。
◇また以前は、40代の多くが自身を中年・壮年ととらえていたが「平均寿命100歳時代」に迫りつつある中、自身を青年と位置付ける40代が多くなっていることも、こうした傾向の一因となっている。

◆10年前の40代が「最後のアナログ世代」だったとしたら、今の40代はインターネットとスマートフォン(多機能携帯電話端末)に慣れ親しんだ「最初のデジタル世代」として、20代・30代と強いつながりを持っていることも、注目に値する。
◇韓国インターネット振興院が昨年実施した調査によると「過去1週間にインターネットを使用した」との回答は20代・30代が97%、40代も76%と圧倒的多数を占めたのに対し、50代は47%と半分を下回り、60代以上は13%にとどまった。

(略)

◆メトリックスの調査では、40代の93%が「老後が不安だ」と答えている。(略)


(付記)
市井の40代庶民にとって今はまさに家族を守り、社会と関わり持ち、かつ将来に向かって進む人生の大事業の最中だろう。自分の人生も、そろそろ見えてくる時分でもある。上記の記事から、政治的な部分を脱色すると、国境を越えて同時代を共有するすべての40代に共通するように見えてくる。

(本ブログ関連:"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景"、10/31)

2014年1月21日火曜日

40代、新しい文化消費の主役に

イ・ソンヒは、「旧暦」1964年11月11日生まれで「数え年」では50代とされるが、「新暦」に照らしてみると12月14日生まれのため、「満年齢」では現在49歳の40代である。
e-todayの記事「40代、大衆文化に応答する  少年の感性持った‘新世代中年’、新しい文化消費の主役に」(1/14、チェ・ドゥソン記者)は、韓国の40代が新しい文化消費の主役にという次のような紹介がある。(抜粋)

消費において新しい傾向であるが、流行の中身は復古調というのが特徴なのかもしれない。

ところで、若年と高年世代との狭間にある40代は、社会的に<現在の40代が、以前のような「安定的な階層」から「不安定な階層」に転落したという現実がある>という厳しい見方も他方にある。

(本ブログ関連:”40代”)
----------------------------------------------
・40代が大衆文化消費の中心層に浮び上がった。歌謡、映画、ドラマなどに復古熱風が激しい。 tvNドラマ「応答せよ1994」は文化産業全般的に大きい成功を収めたし、映画、公演界全般には初恋の思い出が主な素材として位置づけて1990年代を呼び戻している。

・昨年唯一の1000万観客映画「7号室のプレゼント」のリュ・スンニョンを始め、「雪国列車」のソン・ガンホ、「監視者たち」のソル・ギョング、「新世界」のファン・ジョンミン、イ・ジョンジェ、「かくれんぼ」のソン・ヒョンジュなど40代男性俳優の映画は、40代観客の好評に力づけられて全て興行に成功した。

・映画専門サイトのマックス・ムービー映画研究所発表は、2013年映画前売り観客分布資料によれは映画館客のうち、10代3.5%、20代24.2%30代40.5%40代24.9%、50代以上が6.9%を占め・・・「40代観客増加は、映画館客2億人突破を説明できる最も大きいキーワードだ。40代は家族単位観客でチケット購買量が20代より1~2枚さらに多い」と分析した。

・放送界では・・・やはり40代男性視聴者の共感を形成して新しい文化トレンドとして位置を確立した。

・大衆音楽界も同じだ。昨年「ハロー」を歌ったチョー・ヨンピルの突風の後にも40代ファンの「賓客(ひんきゃく)」があった。10年ぶりアルバムは40~50代消費者をレコード売り場とコンサート場に呼び入れ・・・20万枚の高い販売高を記録した。関係者は、40~50代が最もたくさん訪れたと説明する。

・キム・ナンド ソウル大教授は、最近発刊の「トレンド コリア2014」を通じて、「以前の中年世代のライフ・スタイルと決別を宣言した、新世代中年男性たちが文化の中心にある新しい40代は少年のような感性を持った『おとな子ども』たちだこれらは、既に社会的に強制された男性的イメージから抜け出して、美容・余暇・文化など多様な方面で消費の主役として位置を確立している」と40代の新しい文化消費主役での浮上を説明した。
----------------------------------------------

2011年10月30日日曜日

(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景

今回のソウル市長選挙(10/26)を通じて、世代別の特徴(投票の背景)をマスコミ各紙が(社会科学風に)分析している。各世代の一側面だろうけれど、下記のようにまとまったものを、今まで他に見ていない。

(参考)イ・ソンヒファンの世代構成
2010年1月時点の、彼女のファンサイト「SunnyLoveCarrot(써니사랑 홍당무)」会員について調査母数n=77であるが、10代(0%)、20代(9%)、30代(44%)、40代(39)、50代以上(8%)という、世代構成の公開情報を本ブログに記している。・・・30代を中心にしているが、1964年生まれの彼女と同世代の40代が潜在的に厚いファン層だろう。

<東亜日報の解説>
東亜日報の「[オピニオン]若者の支持獲得」(10/28)は、当選者側に支持の多かった、40代、30代、20代を次のように解説している。(支持陣営などの情報について一部省略した)

◆40代(新旧世代の間にいる)は、62~71年生まれで、80年代に大学に通った386世代だ。
87年の民主化デモを記憶している抗争世代だが、景気の好況期に難なく職に就き、しばらく生活水準の向上を体感した。97年の通貨危機当時、高い地位にいなかったので構造調整も避けられた。しかし、数年前から、子どもの教育費の高騰と高い大学授業料に苦しみ、老後の備えができない人が多かった。中年以降が不安だと感じる人が変化に票を入れたようだ。
⇒40代をつかむには教育費の軽減の解決が急務だ。

◆30代は、72~81年に生まれで、90年代が大学入学年度だ。
彼らは、学生時代からコンピュータを使用した世代なので、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)適応力が高い。97年の通貨危機を体験し、就職の時から苦労し、まだマイホームのない人が多い世代で、チョンセ(高額の保証金を預ければ、その運用益で家賃負担が不要となる賃貸方式)価格の上昇に苦しんでいる。子どもが幼く、無償給食、無償保育の公約にも敏感だ。選挙日の終盤に投票所に走っていくネクタイ、ハイヒール部隊が主にこの世代と分析される。
⇒30代をつかむにはチョンセ価格の引き下げと無償給食・無償保育の解決が急務だ。

◆20代は、82~91年に生まれで、2000年代が入学年度だ。
多くの人が大学に進学する高学歴時代を生きているが、雇用のない成長の中で就職難に苦しんでいる。授業料半額公約に共感し、若年失業の解消を望んでいる。
⇒20代をつかむには若年失業の解決が急務だ。

<朝鮮日報の解説>
① 記事「ソウル市長選:世代間交流の途絶」(10/29chosuncom)によれば、(「情報収集や交流の手法が完全に異なっている」)世代間の違いを次のようにネーミングしている。
・金文朝(김문조)高麗大学教授(社会学科)は「50‐60代が理性的な<談論世代>だとすれば、SNSを積極的に活用する20‐30代は感情的な<トーク(対話)世代>として、両者は文化的に大きく異なる別の種族」と語った。

② 記事「ソウル市長選:現在の40代、87年当時の30代と同じ地位」(10/29chosuncom)によれば、40代の地位が大きく変わったことを次のように説明している。
87年当時の40代は、企業で部長以上の中堅クラスに昇進し、安定的な階層となっていたのに対し、今年の40代は、87年当時の30代と同じく、課長クラス程度の不安定な階層で苦闘を強いられている・・・、現在の40代が、以前のような「安定的な階層」から「不安定な階層」に転落したという現実があるものとみられる。

2012年3月16日金曜日

(資料)40代の変化-2

朝鮮日報のchosun Onlineのコラム「『40代になったら保守的に』は昔の話?」(3/14)は、韓国40代の従来の保守化傾向から「20-30代と同調化、進歩化」について、季刊学術誌「時代精神」(春号)より、次のように報告している。
[全炳根(チョン・ビョングン)記者]

・40代は20-30代と共に「進歩」の声を上げた。これらの世代は、全て合わせると有権者の5分の3を超える。

・尹平重(ユン・ピョンジュン)韓神大学教授は、「わずか十数年前まで、韓国政治の形を決定付ける主な要因は“地域”だったが、最近は世代問題が急浮上している。
20-30代が進歩、
50-60代が保守に傾いている中、
40代は今年の選挙で“中心世代”として機能するだろう」との見解を示した。

・朴載昌(パク・ジェチャン)淑明女子大教授は、「今の
40代は、既存の秩序に対する抵抗と断絶を通じてアイデンティティーを模索する“怒りの時代”を生きてきた。これに対し
20-30代は、理念的な枠組みや外部の抑圧、秩序に拘束されず、自分だけの道徳的感情を噴出させることをためらわない世代。
50-60代が、産業化の時代に雇用と成長が同時進行するという恩恵を享受して生きてきたとするなら、
20-40代は、情報化・グローバル化時代を迎えて、成長と雇用の伸びが比例しないという社会の苦痛を共有し、連帯するようになった」と分析している。

(注)
昨年10月26日のソウル市長選挙で、結果に大きな影響を与えた40代の投票傾向は従来と異なるものだそうだ。その理由について、現象的に彼らがデジタル世代であることが強調されたが、当然分析は精神史や生活実感等々の多面に渡るわけで・・・。

(本ブログ関連:"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景"、"(資料)40代の変化"、"40代")

2012年9月13日木曜日

(資料)486世代

イ・ソンヒが当てはまる韓国の386世代について関心を持っている。ただし、彼女の行動と、386世代の持つ独特のイメージが同じであるというつもりはない。あくまで、世代の区切りとして見てみたい。

386世代には先鋭的なイメージがあったが、現在は社会的な中心に位置づけられている。彼らの動向は、今後の政治、経済に大きな影響を与える基点となるだろう。彼らは486世代と呼び変えられ、その存在について朝鮮日報は次のように報じている。

記事「働き盛りなのになぜ?職場追われる韓国の40代」(パク・ユヨン記者、2012/09/13)より。
・(40代社員のリストラと再就職から起業計画への事例)
韓国社会の主軸だった「486世代」(40代で、80年代に大学に通い、60年代生まれの人)が景気低迷のあおりで職場を追われている。統計庁は(9月)12日、8月の就業者数が前年同月比で36万4000人増えたが、40代は7000人減少し、3カ月連続の落ち込みとなったことを明らかにした。

■486世代の就業者、金融危機以来の減少
・8月の就業者の増減を年齢別に見ると、30代、50代、60代以上は前年同月に比べ増えたが、20代(9万8000人減)と40代は減少した。20代の減少は既に傾向として定着し社会問題になっているが、40代の減少は新たな現象だ。

(本ブログ関連:"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2012年12月23日日曜日

(資料)世代別投票分析:朝鮮日報

朝鮮日報(日本語版)は、韓国大統領選挙の世代別投票動向について、次(①、②)のように、地上波3社の出口調査をもとに投票動向の分析を報じている。
50-60歳代と20-30歳代に世代を大きく分けているが、その中間に属する40歳代の分析がみられないのはなぜだろう・・・分析する大学教授、報じる記者たちは同じ世代なのだろうか。


「大統領選:選挙結果を左右した50、60代の不安感」12/21
崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者、李竜洙(イ・ヨンス)記者

#1
・今回の韓国大統領選で朴槿恵(パク・クンヘ)氏が当選した最大要因として、専門家は50、60代が進歩・左派陣営に感じた不安感を挙げた。自分たちの世代がつくり上げた時代が全否定されるような状況に怒りを感じた人が多かったようだ地上波3社の出口調査*によれば、50代の投票率は89.9%、60代以上は78.8%で、20-40代に比べはるかに高かった50代の投票者の62.5%が朴氏に投票し、今回の選挙の勝敗を左右した。50代以上の有権者は今回の選挙でちょうど40%を占めていた

(*)地上波3社の出口調査グラフ。

■50、60代の高い投票率
・専門家は今回の選挙で「50、60代の不安」が勝敗を分けたと分析した。地上波3社の出口調査によると、50代の時間帯別投票率は午前6時から午後4時までの10時間、20-40代を一貫して上回った

・慶熙大の林成浩(イム・ソンホ)教授は「50、60代も現実に不満はあるが、それよりも不安感が大きい世代だ。経済と北朝鮮問題などでどちらかと言えば不安を感じない方に投票したと言える」と述べた。

・50、60代は文在寅(ムン・ジェイン)候補陣営の親盧武鉉(ノ・ムヒョン)勢力に不安を感じたとの意見もある。檀国大のカ・サンジュン教授は「親盧勢力が政権を握っていた2003年のヨルリン・ウリ党の結党過程で国政が混乱したことを記憶している50、60代は『準備できた大統領』を掲げる朴氏に投票した」と指摘した。

・盧元大統領が西海(黄海)で北朝鮮との海上での軍事境界線である北方限界線(NLL)を放棄するとの発言を行ったとの疑惑が浮上し、50、60代の安全保障に対する不安感を刺激したとの指摘もあった。韓神大の尹平重(ユン・ピョンジュン)教授は「北朝鮮問題、特にNLL放棄発言論争が事実か否かに関係なく重要な議題になった。50、60代は北朝鮮による挑発の歴史に鮮明な記憶を持つ世代であり、安全保障に対する感じ方が20、30代とは異なる」と分析した。

#2
■李正姫氏への怒り
・統合進歩党から出馬した李正姫(イ・ジョンヒ)氏が候補者による第1回テレビ討論で「大活躍」したことが、保守層の50、60代を結集させたとの分析も多い。明知大の尹鍾彬(ユン・ジョンビン)教授は「1回目のテレビ討論で李氏が朴氏を責め立てる様子を見た高齢者の中には、『あれを見てから眠れなかった』と話す人が多かった」と語った。

・「朴正熙(パク・チョンヒ)対盧武鉉」という構図も50、60代の有権者を刺激した。ソウル大の韓圭燮(ハン・ギュソプ)教授は「50、60代は文在寅氏や李正姫氏が朴正熙元大統領を攻撃したことで、当時の朴元大統領には反対でも、産業化を成し遂げた自分たちの世代を全て旧態勢力と決め付けられたことに反感が大きかった」と分析した。慶熙大の権泳俊(クォン・ヨンジュン)教授は「50、60代は朴正熙元大統領に対する郷愁が残る最後の世代だ」と指摘した。

■国家情報院攻撃、民主党に逆風
・選挙戦終盤で民主党は国家情報院の女性職員による違法選挙運動疑惑を指摘した。これが結果的に50、60代の不安感を増幅させた。前出の尹平重教授は「民主党が確実な根拠もなく女性職員を監禁し、国家情報院や警察など国家機関を攻撃したことは、(民主党に対する)強い逆風を呼んだ」との見方を示した。

高齢化が急速に進む中、今後の選挙では50、60代の有権者の心をつかめない政党は負けるとの指摘が多く聞かれる。慶熙大の尹聖理(ユン・ソンイ)教授は「先月の米大統領選では、共和党は増加する有色人種を掌握できない限り勝てないとの分析が支配的になった。韓国の進歩政党も若い層にだけ頼っていては政権獲得が難しいのではないか」と話した。

・高麗大の李来栄(イ・ネヨン)教授は「民主党も年間医療費上限制など50、60代を狙った公約に神経を使ったが、50、60代は長い人生を歩んできただけに簡単には信じない」と指摘した


「大統領選:20-30代が文在寅氏を支持したワケ」12/21
チョン・ヒョンソク記者

「不安、不満、不信の『3不』が大きな背景」
「理念的な傾向は強くない」

#1
・大統領選当日の今月19日にテレビ局3社が行った出口調査の結果、20代の有権者の65.8%30代の66.5%が野党・民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補に投票したことが分かった。50代の62.5%60歳以上の有権者の72.3%が、当選した与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補を支持したのとは正反対の結果だ。20-30代の人たちが文候補を支持した理由について、専門家たちは「現実に対し大きな不満を持ち、変化を望んだためだ」との見方を示す一方、政治理念的な進歩派、左派と見るのは困難だ、と主張した。

「3不世代」の爆発
・20-30代は一般的に「3不世代」と呼ばれる。「3不」とは「不安」「不満」「不信」を指す。現在の20-30代は、青少年期にアジア通貨危機を直接・間接的に経験した。激しい受験戦争を経験した後も、スペック(学校の単位や語学の成績などを指す)をめぐる競争に苦しみ、大学卒業後には就職難に直面した。就職できても、多くは非正規雇用者(パートタイマー、契約社員など)だったり、給料が安かったりし「(月給)88万ウォン(約6万9000円)世代」と呼ばれている。そして結婚しても、出産や育児、住宅の確保などで苦労を強いられる。このような社会的・経済的な背景の下、社会に対する大きな不満や不信感を抱き、将来について不安に感じているというわけだ。今回の大統領選を前に、20-30代の間で盛り上がった「安哲秀(アン・チョルス)現象」も、既成政治家が自分たちの直面する問題を解決できないということに対する不満の表れだとの見方が多い。檀国大のカ・サンジュン教授は「386世代(1990年代に30歳代で80年代に大学に通った60年代生まれの世代)は政治的に大きく揺れ動いたが、大学を卒業しさえすれば良い会社に就職できるほど、経済的に安定していたしかし現在の20-30代は、政治不信や経済的なはく奪感が大きい」と指摘した。

#2
■「理念的な傾向が強い世代ではない」
・慶煕大の尹聖理(ユン・ソンイ)教授は「20-30代が文候補を支援したという理由で、彼らを「進歩派」に分類するのは、学生運動世代の錯視現象だ。今回の大統領選で、20-30代は進歩、保守といった価値観よりも、現実的な理由から投票行動に及んだと見るのが妥当だ」との見方を示した。

・高麗大の李来栄(イ・ネヨン)教授は「今回の大統領選では、大学の学費の半額化や兵役期間の短縮、非正規雇用者の問題など、20-30代の有権者に直接・間接的な影響を与える公約が多く打ち出された。20-30代にとって、文候補に投票したのは合理的な選択だったといえる」と指摘した。

5年前の大統領選では、20-30代の有権者は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の経済政策や雇用政策の失敗に対する批判から、ハンナラ党(現・セヌリ党)の李明博(イ・ミョンバク)候補を選んだ。大統領選当日に韓国ギャラップが行った出口調査の結果、李候補に対する20代の支持率は40.3%、30代では39.7%に達し、大統合民主新党(現・民主統合党)の鄭東泳(チョン・ドンヨン)候補(20代18.8%、30代27.7%)を上回った。

・カ・サンジュン教授は「当時、李明博候補は747公約(年7%の経済成長により、一人当たりの国民所得を10年以内に4万ドル〈約340万円〉に引き上げ、世界第7位の経済大国を目指す)などを打ち出し、若い世代に「経済的に今よりも良くなる」という希望を抱かせたが、結果は思わしくなかった」と指摘した。一方、ソウル大の韓圭燮(ハン・ギュソプ)教授は「20-30代の有権者が朴槿恵候補を支持しなかった理由は、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の娘ということよりも、テレビ討論などで上手な答弁ができず、危機を解決する能力が不十分だと思われたためだ」との見方を示した。

■「李正姫候補は20-30代にとっても逆効果」
・尹聖理教授は「統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)候補が出馬したため、文候補の票がいくらか割れた側面もある。文候補が当選すれば、北朝鮮と無条件に全面的な対話を再開し、一方的な対北支援を行うという認識が、20-30代の間でも定着していた。これが李正姫候補のイメージと重なったため、いくらか票が割れる要因となった」との見方を示した。

・民主党の関係者は「現在の20代はもとより、今後有権者となる世代も、1980-90年代のように、むやみに野党を支持する世代ではないということを認識し、選挙戦略を練る必要がある」と指摘した。

(本ブログ関連:"(資料)397世代"、"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2012年12月29日土曜日

(資料)397世代:LG経済研究院

今年、韓国の「2012出版界のキーワード50」(「企画会議」、発行:韓国出版マーケティング研究所)の一つに「397世代」が選ばれたそうだ。いわゆる「397世代」とは、現在30歳代で、'90年代に大学入学して20代を過ごした70年代生まれ。810万人ほどでの同世代が、30代後半から40代前半の年齢に進入しつつあるといわれることから、マスコミの世代分析で余り触れられないが、40代の今後の特性を垣間見ることができるかもしれない。

397世代を定義したと言われる、LG経済研究院のレポート「文化と消費を主導する大韓民国30代の価値観とライフスタイル」 (2012年6月12日pdf)には、次のようなサマリーが記載されている。

・最近、社会重鎮勢力に浮上している「386世代」の後に続いて、「397世代」が私たちの社会の変化を主導する世代として注目されていている。397世代という(のは)、現在30代でありながら、90年代の学籍番号を持ち、70年代に出生した世代を指し示す。消費市場で、30代は最も大きい顧客で市場を主導していて、映画、大衆音楽界などでも90年代入学年度の思い出と郷愁が新しい文化的コードに浮び上がっている。映画「建築学概論(건축학개론)」の興行もこのような文化的流れを反映している。

・本稿では、2010~2011年の統計庁で実施した社会調査を基づいて、消費と文化の主役になっている30代が持っている価値観について、また2011年に実施されたLG経済研究院のライフスタイル調査を通じて30代のライフスタイルを照らし出してみる。

・2010~2011年の統計庁社会調査分析を通じて導き出してみた、今日我が国30代の価値観を現わすキーワードは次の通り。
① 開放的な家族観(Flexible)
② 仕事と人生の均衡重視(Balance)
③ 社会共同の責任と人権に対する関心(Social)
④ 悲観的現実主義(Gloomy)
⑤ 社会全般に対する不安感(Anxiety) など

・2011年LG経済研究院ライフスタイル調査結果分析を通じて抽出した30代ライフスタイルのキーワードは次の通り。
① 格式よりは安らかさ(Comfy)
② 食道楽(Gourmet)
③ 家族との余暇(Family Leisure)
④ 所有よりは実用的居住(Dwelling)
⑤ 二重的消費パターン(Duality) など

・まず、ファッションでは格式よりは安らかで幼く見える服を好んで、食べることにお金と時間を使うに当たり、どの年齢層より寛大だった。また、家族との余暇を大切にして、家については所有の概念よりは実用的な居住の概念を持っていると見られる。消費では、二重性を現わした。計画消費指向が高い世代であり、衝動購買指向も高かった。デザインよりは機能を優先的に考慮するが、有名デザイナーの作品が反映された製品ならば購入すると答えた比率も20代の次に高かった。

・30代は、以前の世代とは違った価値観とライフスタイルの特徴を見せた。そして20代の価値観とライフスタイルに最も共感する世代だ。社会発展の中心軸であり消費市場の核心集団に浮上した30代の価値観とライフ スタイルに現れた特徴的な指向が、私たちの社会と企業にどんな影響で現れるのか関心を傾けなければならないだろう。

(本ブログ関連:"(資料)世代別投票分析:朝鮮日報"、"(資料)世代別投票分析:中央日報"、"(資料)397世代"、"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2012年12月28日金曜日

(資料)韓国の50代

朝鮮日報(日本語版)の記事「大統領選:韓国の50代とは」(12/27参考図)は、50~60代で一括されがちの50代だけを取り出して、その世代の特性を次のように報じている。(甘恵琳(カム・ヘリム)記者)
ところで40代についての分析が、各紙相変わらず登場してこないのはなぜだろう。

韓国の50代(1952~1962年生まれ)は778万人だ。全人口(5093万人)の15.2%を占めている。50代の人口は2002年の455万人から、ここ10年で実に70%も増えた。全有権者に占める割合も02年の12.9%から12年には19.2%と毎年増加した。【朝鮮戦争】終戦直後のベビーブーム世代(1954~1963年生まれ)とほぼ重なっている(統計庁・行政安全部)。

平均5.2人(2010年、ソウル大の調査)の兄弟と共に育った50代は、経済開発が本格化した時代に青少年期を送った。小・中・高校時代はすし詰め状態の教室で苦労し、春窮期こそなかったものの、コメが足りず、混・粉食奨励運動を経験した

この世代は1971~1981年にかけて大学に入学し、暗黒の維新時代(故・朴正煕〈パク・チョンヒ〉元大統領による独裁政権時代)に大学生活を送った「維新世代」だ1970年代後半から1980年代にかけて社会進出を果たし、1988年のソウル五輪を見守り平均1.9人の子どもを出産した。統計庁によると、同世代は半数以上(64.2%)が経済的困難から望む段階の学校教育を受けることができなかったが、せめて子どもには正規教育以外にも学習の場を与えようと「学校外教育」を韓国中に広めた世代でもある。これら世代の90%以上が、大学の授業料と結婚のための資金を子どもに援助すべきだと回答している。通貨危機以降、青年失業が増え、50代家庭の子どもたちは大学に通う期間が4年を超えたり、卒業しても就職できないといったケースが増えている。50代は、子どもが失業している間、経済的支援をしなければならない負担までを抱くようになった。

産業化世代の末っ子であると同時に「初の職場が一生の職場」といった公式がもろくも崩れ去るのを目の当たりにした。これら世代が、企業で課長や次長などの中間管理職に昇進した1990年代後半には、通貨危機が勃発した。解雇やリストラといった単語に初めて接するようになったほか、部長や役員クラスだった先輩世代が1人また1人と名誉退職に追い込まれるのを見守った職場に残る代わりにアルバイトに変えられる痛みを経験した。定年に満たずに50代半ばで退職するのが一般的となり、「サオジョン사오정」(「45歳定年」を縮めた言葉)、「オリュクド【오륙도】」(「56歳まで職場に通うのは泥棒」を縮めた言葉)などの新造語が生じるきっかけを提供した

・現在の50代は、月平均283万ウォン(約22万3000円)を出費しているが、大学の授業料を除いた子どもの養育費で60万ウォン(約4万7000円)、両親への支援に28万ウォン(約2万2000円)を使っている。これらの世代は年平均で4779万ウォン(約377万円)を稼ぎ、自宅を合わせて2億9633万ウォン(約2340万円)の資産を持っている(ソウル大の調査)。50代の3人に2人(68.5%)が親が今も生存しており、親への経済的支援も行っている親と子どもに対する支援に責任を負っているため、老後の準備や自分の啓発にはほとんど投資できない。50代の5人に1人(20%)は家計が苦しく、老後の準備ができないと回答した。1年間に公演や展示会、スポーツ観戦などを1度でも行った経験のある50代は、半数(47.8%)にも満たなかった(統計庁)。

(本ブログ関連:"(資料)世代別投票分析:朝鮮日報"、"(資料)世代別投票分析:中央日報"、"(資料)397世代"、"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2012年12月23日日曜日

(資料)世代別投票分析:中央日報

中央日報(日本語版)の記事「<韓国大統領選>専門家が見る世代投票の原因」(12/22日)は、今回の投票について、世代別の傾向分析を次のように報じている。
朝鮮日報の記事同様、ここでも40歳代の傾向について、明確に語られていないのが気になる。

・ 専門家は、今回の韓国大統領選挙では「世代投票」現象が目立ったと話している。世代別に感じる期待感または剥奪感が投票に決定的な影響を与えたということだ。

・ イム・ソンハク・ソウル市立大教授(国際関係学)は「20・30歳代は基本的に大学授業料、就職、マイホーム問題などで社会への不満が強い。これが多数の若者が文在寅(ジェイン)民主統合党候補を選択しようとした理由」とし「北方限界線(NLL)論争と国家情報院女子職員事件、虚偽の流布などに失望して投票しなかったり、朴槿恵候補側から離脱した若者層がかなりあった」と分析した。また「50歳代は産業化と民主化ともに中間的な寄与をしたが、いかなる評価も受けられず疎外感を感じている“狭間の世代”。この世代が野党から旧態依然の世代として無視されるような印象を受け、50歳代の中道層も朴候補にかなり動いた」と述べた。

・ ノ・ドンイル慶煕大教授(法学)は「20・30歳代は改革的な性向が強く、現政権に対する不満も多い」とし「50歳代は文在寅候補側が『若者が投票場に出てきてこそ当選する』という形で20・30歳代中心のフレームを形成し、疎外感を感じたはず」と指摘した。

・ パク・ミョンホ東国大教授(政治学)は「現在の50歳代は、かつて40歳代の時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に投票した世代しかしその後の10年間、小中高生の子どもの学費、不動産費用、物価など多くの問題を経験し、盧武鉉政権に対するトラウマがどの世代よりも強い」と分析した。また「文候補は『投票率が上がり、候補一本化をすれば勝つ』という形のイベントだけを盲信し、中道層と20・30歳代にも失望感を与えたとみられる」と述べた。

・ シン・ユル明知大教授(政治外交学)は「50歳代の非常に高い投票率(89.9%)は単に安保・経済政策などの問題で達成された数値ではない」とし「職場を引退したり、または引退圧力を受けているところに、家庭でも待遇を受けられないなど疎外感を感じている50歳代以上の世代が、民主党のSNS選挙運動、若者中心の選挙運動にまたも疎外感を感じ、刺激されたとみられる」と述べた。続いて「若い層は反対に、こうした心情的な傷が50歳代以上に比べると少なく、これによって投票率が相対的に低かった」と話した。

・ “李正姫(イ・ジョンヒ)変数”と安保危機感が50歳代以上を結集させる原因になったという分析も出てきた。ユン・ジョンビン明知大教授(政治外交学)は「中壮年層は安保争点に対する懸念と理念的抵抗感がかなり強い世代」とし「統合進歩党への従北批判、李正姫候補がテレビ討論で見せた攻撃的な態度、NLL論争などが安保フレームと直結し、50歳代以上を団結させた」と分析した。


(本ブログ関連:"(資料)397世代"、"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2012年12月9日日曜日

(資料)397世代

朝鮮日報の記事「20代には"IMF"、30代にはバブル崩壊... "アングリー397"最大反与(党)世代に」(11/5、ナ・ジホン、パク・ユヨン記者)は、386世代にならって<397世代>を定義して記している。同世代の政治的立場の分析が主旨だが、時代風潮の部分について次に抜粋する。
ちなみに386世代は、現在の40歳代にあたる。

・【397世代とは】現在30歳代で、'90年代に大学入学した'70年代生まれ。810万人ほどで、40代(850万人)の次に人口比重が高い。ソ・テジH.O.T.で始めたアイドル文化の最初の消費世代であり、経済的には流通市場最大の消費層*として浮上している。
・386世代による"学生運動が活発だった1970~1980年代とは異なり、1990年代の学年番号を持つ学生は大韓民国歴史上最も勉強を熱心にした大学生"(ソウル大、キム・オンジュン教授)

・20代の時IMF(国際通貨基金、1997年)危機、30代に入ってからの不動産バブル崩壊を経験・・・成人になって韓国経済高度成長の恩恵を享受できなかった初めての世代。
・"親の助けなしに自分の収入だけで、ソウルのマンションを買うのがほぼ不可能になった・・・自力じゃ中産階級入りを期待できない最初の世代"(LG経済研究院、パク・チョンヒョン研究員)

(*) 流通市場最大の消費層397世代について。
同じ朝鮮日報は、「消費の主力に浮上した『397世代』」(6/24)の記事でポジティブな側面を強調している。経済状況によっては、上記のような別の面も見えることになる。

(本ブログ関連:"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")

2016年1月8日金曜日

40代に吹く「レトロブーム(復古熱風)」

最近、アナログLPレコードが復活し、ターンテーブルが売れているという。大手家電メーカーもターンテーブルの製品化に合流を始めた。何のきっかけなのか、どんな曲を聴きたいのか知りたいところだ。最新楽曲までLPレコード化する話しもある。

懐かしい思い出に、忘れがちなことがある。蒸気機関車の動きに人間らしさを感じる面もあるが、トンネル内を走る時の排煙とススの煩わしさを忘れることはできない。LPレコードの音質が柔らかいという感想もあるが、レコード盤面のキズによるノイズを気にしながら聞いていたことがよみがえる。

ところで韓国で、tvNドラマ「応答せよ1988」にあやかり、80年代のレトロブームが、40代世代に湧き上がっているという。NEWS DIVEの記事、「40代に吹く『復古熱風(=レトロブーム)』・・・トッポッキ・コート(=ダッフルコート)、ミニカセット、消費↑【データ視覚化】」(1/8)は、LPレコードの中古価格までアップしていると次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:”応答せよ~”)

-----------------------------------------------
・オークションの中古市場では、チョー・ヨンピル、野菊、山びこ、キム・ヒョンシクなどのLP盤が2万ウォンを上回る価格で取り引きされている。また、ピョン・ジンソプ、イ・ムンセ、キム・グァンソク、イ・ソンヒ、ミン・ヘギョンなど80年代後半の人気歌手のLPレコードは1万ウォン台で販売される。

・オークション関係者は、「関連プログラム(番組)に関心を持つ40代が増えて、復古商品の購買も頭角を現わしている」として、「アナログ一色だった80年代を記憶する40代にターン・テーブル、LPレコードなど復古商品が過去に対する郷愁を刺激して購買を呼び起こすと見られる」と分析した。
-----------------------------------------------

以前、2011年、2014年に、イ・ソンヒのコンサートに合わせて、ソウルの「会賢(회현)駅」地下商店街で、彼女の中古LPを探した。そのとき、中古LPが一枚5000ウォン(≒500円)という、余りの低価格に驚き呆れた覚えがある。

(本ブログ関連:”ソウル1日目:LP収集”、”探してきました! イ・ソンヒ LPレコード(ソウル2日)”)

2016年6月29日水曜日

(資料) 「統計でみる韓国女性(cf.男性)の人生」

イ・ソンヒは20歳でデビューして以来、一昨年、30周年記念のコンサートを開いた。国民歌手と呼ばれ、指導者として音楽界で活躍する彼女の力量をいろいろな場面で見ることができる。女性の人生に沿って歌い続ける様に、人生の一局面にとどまらぬ力強さを見るようだ。

韓国の女性の現在を紹介する、「女性家族部」と「統計庁」発表の「2016統計で見る女性の人生(2016 통계로 보는 여성의 삶)」(6/28発表)を通じて、中央日報(日本語版)の記事、「統計でみる韓国女性の人生」(6/29)は、次のように伝えている。(改行など加工しています。容赦)

(本ブログ関連:”人口”)

いずこも同じ、<高齢化>に伴う女性人口の増加、初婚・出産の高齢化に伴う<少子化>といった課題があるようだ。
-----------------------------------------------------
  韓国の「女性人口100人あたりの男性の数」を意味する「性比」が初めて100を下回った。女性の<平均寿命>の延びなどの影響で、こうした「女超現象」はますます明確になる展望だ。

女性家族部」と「統計庁」が28日に発表した「2016統計で見る女性の人生(2016 통계로 보는 여성의 삶)」によれば、

今年の女性人口は、
  ・女性人口  2542万1253人 (男性人口を4万人以上上回った)
  ・男性人口  2538万152人
昨年に続き2年連続上回り、性比は
  ・昨年100.0 (男女差1万人余りに過ぎず)
  ・今年  99.8 (初めて100を下回った)
  今後さらに激しく進むと展望され、
  ・2020年  99.4、
  ・2030年  98.6
統計庁の関係者は、「<男子選好>思想からある程度脱却した上に、人口の<高齢化>で男性よりも寿命が長い女性の人口が増加した影響と解説される」と話した。

年齢別では
  ・50代まで   男性
  ・60代以上  女性の方が多かった。
特に女性人口は、90年より
  ・50~60代  約2倍
  ・70代以上  約3倍 (高齢層に行くほど増加幅が大きかった)
年齢帯別の女性人口は次ぎの順だった。
  ・40代  16.3%
  ・50代  16.1%
  ・30代  14.4%

女性の平均初婚年齢も初めて30代に進入した。
  ・1990年  24.8歳から着実に上がる
  ・昨年        30.0歳 (cf. 男性32.6歳)
出産率は次の順だった。 (該当年齢女性人口1000人あたり)
  ・30~34歳  116.8人 (平均初婚年齢以後)
  ・25~29歳  63.1人
  ・35~39歳  48.3人

結婚しなければならないとの(13才以上)の考え
  ・女性  52.3%
  ・男性  61.5%
2008年(61.6%)から着実に減少している傾向だ。

女性雇用率は
  ・2012年 48.4%
  ・昨年       49.9%
雇用率が相対的に高かった (68.6%)2つの年代。(⇒ 結婚・出産などでキャリア断絶発生)
  ・30代前後(25~29歳)
  ・40代
非正規職労働者
  ・女性  40.3%
  ・男性  25.5%
女性就職の障害要因として「育児負担」が1位(50.5%)
  ・30代  65.4%

期待寿命(2014年)
  ・女性  85.5歳 (男性より6.5年さらに長く生きる)
-----------------------------------------------------

2013年12月19日木曜日

2013年を輝かせた歌手

韓国ギャラップは、恒例の、その年に輝いた歌手人気度調査である「2013年今年を輝かせた歌手と歌謡」(12/19)の結果を次のように発表した。第1位に歌王チョー・ヨンピルの新たなチャレンジによる復帰が最大の話題だ。そして相変わらず強さを誇るトロットクイーンのチャン・ユンジョンは第3位と上位を堅持している。

ところで、世代別に見ると30代を汽水にして老若の傾向が見られる。つまり40代からは、おじさん・おばさんの世界である・・・よ。それに、10代に人気の歌手の名はほぼ知らない。

(本ブログ関連:ギャラップ調査、”2009年”、”2010年”、”2011年”、”2012年”)


▶2013年を輝かせた歌手-最近7年間の推移(3人まで自由回答、単位:%)

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
1位

2


3


4


5
WonderGirls
(22.2)
BIGBANG
(21.2)

チャン・ユンジョン
(9.9)

少女時代
(7.8)
イ・ヒョリ
(6.5)
少女時代
(29.8)
BIGBANG
(21.1)
2PM
(12.5)
WonderGirls
(10.4)

チャン・ユンジョン
(9.6)
少女時代
(31.5)
2PM
(12.5)

チャン・ユンジョン
(11.6)
テジナ
(8.4)
KARA
(7.7)
少女時代
(26.1)
BIGBANG
(8.2)

チャン・ユンジョン
(6.9)
キム・ボムス
(6.3)

IU
(6.0)
サイ
(24.4)

少女時代
(19.8)
BIGBANG
(9.5)
IU
(6.9)

チャン・ユンジョン
(6.6)
チョー・ヨンピル
(17.6)
サイ
(11.7)
チャン・ユンジョン
(8.8)
EXO
(8.4)
少女時代
(8.3)


▶2013年を輝かせた歌手-年齢別(上位5位、3人まで自由回答、単位:%)

10 20 30 40 50代
1

2位

3位

4位

5位
EXO
(27.4)
Crayon POP
(12.3)

GD/
BIGBANG
(11.9)
A pink
Girl's Day
BEAST
(11.4)
SISTER
(12.5)
EXO
(11.5)

IU
(11.1)
GD/
BIGBANG
(9.9)

少女時代
(9.7)
チョー・ヨンピル
(14.7)

サイ
(12.9)

少女時代
(12.0)
SISTER
(10.6)

IU
(10.0)
チョー・ヨンピル
(29.6)

サイ
(17.4)

チャン・ユンジョン
(12.4)

イ・スンチョル
(10.6)

IU
(7.9)
チョー・ヨンピル
(31.2)

チャン・ユンジョン
(20.0)

サイ
(12.9)
テジナ
(9.1)
イ・スンチョル
(5.9)

【調査の概要】
・調査期間: 2013年(1次)7月18日~8月5日、(2次)9月25日~10月15日、 (3次)11月1~18日
・サンプリング:ステップ2段層化集落地域無作為抽出-標本ポイント内の性/年齢別の割り当て抽出
    →(参考) 韓国ギャラップ・オムニバス調査の標本設計報告書
・応答方式: 面接調査員インタビュー
・調査対象: 全 ​​国(済州を除く)満13歳以上の男女4,263人
・標本誤差: ±1.5%ポイント(95%信頼水準)
・依頼先: 韓国ギャラップ独自の調査

2014年12月18日木曜日

(資料)2014年を輝かせた歌手 - イ・ソンヒ曲3位

本日(18日)、韓国ギャラップ(Gallup)による、年末恒例の今年を輝かせた人物調査で、歌手編について結果が発表された。今年はイ・ソンヒのデビュー30周年にあたり、期待通り、今年を輝かせた歌手の中で次の通り上位にランクされた。

(本ブログ関連:”ギャラップ”)

メディアの過去を含めた大衆音楽レビューに、90年代以降から含めるケースが多い中、それ以前の真の実力ある歌手が上位にランクするのは、昨年のチョー・ヨンピルに続くものであり、中高年層を大いに安堵させることだろう。

イ・ソンヒは、今年の歌謡曲目で、デビュー30周年を記念してリリースした15集のタイトル曲「その中であなたに出会って」が3位にランクされた。また、歌手ランクとして、40代、50代でそれぞれ1位となり、世代を通じても4位であった。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒのデビュー30周年”、”チョー・ヨンピル”)

今年の歌謡曲目(%、3曲まで自由回答)

歌手 曲目
1位 IU あなたの意味(7.7)
2 ソユ × チョンギゴ Some(4.6)
3 イ・ソンヒ その中であなたに出会って(4.5)
4 ソテジ & IU 昭格洞(4.5)
5 Ailee 触れないで(4.3)

今年を輝かせた歌手-年代別(%、上位5位、3人まで自由回答)

10代 20代 30代 40代 50代
1位 EXO(31.0) IU(20.1) IU(17.9) イ・ソンヒ(14.8) イ・ソン(13.5)
2位 Girl's Day(20.7) SISTAR(18.1) 少女時代(14.4) チョー・ヨンピル(12.5) チョー・ヨンピル(12.7)
3位 BEAST(16.9) 少女時代(17.9) SISTAR(13.3) イ・スンチョル(11.7) チャン・ユンジョン(12.0)
4位 IU(15.6) EXO(17.3) Girl's Day(8.9) 少女時代(11.1) イ・スンチョル(10.4)
5位 少女時代(12.3) Girl's Day(12.6) 이승철(8.5) SISTAR(9.8) テジナ(9.6)

2008年~2014年を輝かせた歌手(%、3人まで自由回答)

2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年
1位

2位

3位

4位

5位
WonderGirls
(22.2)
BIGBANG
(21.2)
チャン・ユンジョン
(9.9)
少女時代
(7.8)
イ・ヒョリ
(6.5)
少女時代
(29.8)
BIGBANG
(21.1)
2PM
(12.5)
WonderGirls
(10.4)
チャン・ユンジョン
(9.6)
少女時代
(31.5)
2PM
(12.5)
チャン・ユンジョン
(11.6)
テジナ
(8.4)
KARA
(7.7)
少女時代
(26.1)
BIGBANG
(8.2)
チャン・ユンジョン
(6.9)
キム・ボムス
(6.3)
IU
(6.0)
サイ
(24.4)
少女時代
(19.8)
BIGBANG
(9.5)
IU
(6.9)
チャン・ユンジョン
(6.6)
チョー・ヨンピル
(17.6)
サイ
(11.7)
チャン・ユンジョン
(8.8)
EXO
(8.4)
少女時代
(8.3)
IU
(12.9)
少女時代
(12.4)
SISTAR
(10.8)
EXO
(9.4)
イ・ソンヒ
(8.4)

【調査概要】
 - 調査期間: (1次)2014年10月2〜29日、(2次)10月29日〜11月25日
 - 標本抽出: ステップ2層別化集落地域無作為抽出
                   標本ポイント内の性/年齢別割当抽出
                  (参考) 韓国ギャラップオムニバス調査標本設計報告書
 - 応答方式: 面接調査員のインタビュー 
 - 調査対象: 全 ​​国(済州除く)のみ、13〜59歳男女 2,774人
 - 標本誤差: ±1.9%ポイント(95%の信頼水準)
 - 依 頼 先:  韓国ギャラップ独自


(Youtubeに登録の1theK (원더케이) に感謝)

2015年7月11日土曜日

(資料) 韓国の勤労者高齢化

今日は、「世界人口デー」(World Population Day)だ。昨日に続き、以前発表されたものだが、韓国の勤労者人口構成が高齢化していることについて、聯合通信の記事「勤労者も老いていく…昨年平均年齢44.2歳」(2/27、パク・チョロン記者)は次のように報じている。
・勤労者人口が高齢化は、朝鮮戦争(1950年6月25日~1953年7月27日休戦)後のベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)の存在と少子化が起因している。
・勤労者人口が高齢化することは、その先に雇用の鈍化につながり、人材問題専門家は、新たな人材需要が発生したとき課題が生じると警告している。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒが合唱団審査委員に立つこと”)

(本ブログ関連:”高齢化”、”ベビーブーマー”)

├-----------------------------------------------------------
- 65歳以上の勤労者、初めて200万人突破
- 就業者の63%が40代以上・・・「労働力不足になる時期くる」

・韓国の勤労者平均年齢が、44.2歳まで高まったことが分かった。

・「四五定(45歳になると定年)」という言葉があるが、周囲を見回せば仕事をする人の大部分が40歳以上の中高年層という意だ。

・(韓国の)ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)が老後の準備のために、定年以後も労働市場を離れないばかりか、人口高齢化が進んだ余波だ

(本ブログ関連:”ベビーブーム世代”)

・(2月)27日、統計庁「経済活動人口調査」を基に、年間勤労者の平均年齢を集計した結果、昨年の勤労者平均年齢は44.2歳で、1年間に0.2歳増えた

・1999年に初めて40歳代に入った勤労者平均年齢は、2004年41.1歳2006年420歳2010年43.1歳など引き続き上昇した。

・勤労者平均年齢は、40年ぶりに8歳ほど多くなった。1974年平均年齢は36.3歳であった。当時は、30代青年層が勤労者の大部分を占めた。

・ここ数年間、勤労者が急速に老化したのは、最も大きい人口集団であるベビーブーム世代が仕事を止められずにいるためだ。 老後の備えが不充分なこれら世代勤労者数は20代青年層をふわりと跳び越える。

・昨年、20~29歳の就業者は362万5千人で、前年より5万6千人増加した。同じ期間に、55~64歳の就業者は406万2千人で、1年間に28万4千人も増えた

・昨年には、65歳以上の就業者数が史上初めて200万人を越えた。 去る2000年、100万人だった高齢層勤労者が14年ぶりに2倍になったのだ。

・雇用は青年層より、壮年と高齢層中心になされている。

・昨年一年間に増加した就業者53万3千人のうち、55歳以上が73%を占めた

・就業者数が最も多く増えた区間は、55~59歳(18万8千人)であり、65歳以上(10万5千人)、60~64歳(9万6千人)が後に続いた。

・青年層である25~29歳の就業者は、2万5千人減り、30~34歳は1万2千人増に終わった。

・労働市場の主軸は、すでに40歳以上の中高年層に移動した。

・就業者数で、40歳以下が占める比重は、1980年に61%だったが昨年は37%に低下した。 反面、40歳以上は39%から63%に拡大した

・ベビーブーム世代の高齢化少子化せいで、今後勤労者平均年齢はさらに高まって雇用増加傾向も持続的に鈍化すると展望されている。

・イ・シギュン韓国雇用情報院人材需給の予測センターは、「ベビーブーム世代が活躍する期間は雇用指標が良いですが、彼らがさらに歳を取って労働市場から抜け出始めると問題が深刻化するだろう」と憂慮した。

・イ・センター長は、「少子化と高齢化が今の水準で持続するならば、(新たに)追加で発生する人材需要を満たす労働力が不足するようになる時期が来ることであり、この時期には経済成長も持続可能でない可能性が大きい」と話した。
-----------------------------------------------------------┤

2013年9月30日月曜日

(資料)20代の脱進歩傾向

韓国の世代について。イ・ソンヒを取り囲む40代から50代に焦点をあてて世論調査を追跡しているが、20代に新しい傾向があるとのこと。この傾向、どこかで見たようなもの・・・世界的傾向か。

(本ブログ関連:”世代”)

国民日報の記事「[保守化する20代] 『若さ≠進歩』 古い服を脱ぐ」(9/28、チョン・スミン記者)は、韓国ギャラップによる大統領支持率調査の結果をもとに、20代の脱進歩傾向について次のように報じた。(抜粋)

--------------------------------------------
・・・(専門家は)世論調査で示された20代の保守的立場は、「若さ=進歩」の等式が古いものであることを物語っているが、これを「20代の保守化」と規定しにくいと口をそろえた。「保守化」よりも「脱進歩」にもっと近いものである。

20代の脱進歩は理念より現実に敏感なこの世代の特性に起因する。民主化以後に生まれ、理念的・政治的激変なしに育った20代は、以前の世代とは全く別の「脱近代第1世代」であり、 社会進出を控えて低成長の障壁に阻まれた「低成長世代」だ。理念の問題を熟考する理由は減り、授業・アルバイト、 就職の悩みが必須になった。

当面の問題(イシュー)に敏感に反応するのも、安全保障問題に不安を感じるのも、現実の安定を優先することから始まる。このため、彼らは自分が保守か進歩かの傾向を明らかにするのに躊躇しないが、自分の信念の誕生の背景をきちんと説明できない。専門家たちは、それなりの方法で世の中に反応する20代を責めることはできないと言う。・・・
--------------------------------------------

2014年3月24日月曜日

トロット(演歌)音楽の危機と機会

BreakeNewsの記事「トロット(以下”演歌”)音楽、伝統を生かす柔軟な思考が必要だ - 演歌音楽の危機と機会 - 演歌も変わってこそ生きる」(3/12、チョン・スギル韓国伝統歌謡振興協会副会長)は、韓国演歌の現状と今後について、世代論を含めて危機脱出の方策を次のように述べている。
音楽機会として、どうやら経済的ゆとりのある「アクティブ・シニア」に注視しているようで、そのための理論化を図っている。

世代は次のように分類される。
・20~30代
・40代: 第2次ベビーブーム世代:1968~1974年生まれ
・50代: 第1次ベビーブーム世代:1955~1963年生まれ
・60~70代: 老年(シルバー)層
⇒ 50~70代: ベビーブーマーとシニア層の中に現れた「アクティブ・シニア(Active Senior)」世代

中ほどから、論旨が格調高くなるが気軽に読んでみよう。

(本ブログ関連:”世代”)

-------------------------------------------------------
現在、演歌の主受容層は、中高年と老年層だ。現在の中高年層に属しているベビーブーム世代(第1次ベビーブーム世代:1955~1963年生まれ、第2次ベビーブーム世代:1968~1974年生まれ)だけにしてもわが国(韓国)総人口の4分の1を占めている。

■ アクティブ・シニア(余裕ある50~70代)を攻略せよ

これらベビー・ブーマーとシルバー層の、容貌、健康管理、ファッション、文化生活などに投資を惜しまない50~70代を意味する「アクティブ・シニア(Active Senior)」は、最近の流行と消費の流れを大きく主導している。以前は、新しい流行を作る年齢帯が20~30代だったが、最近になって変わっている。

したがって、すぐにこれらを音楽ビジネス機会に積極的に活用できる先制的マインドが必要だ。すでに、代表的な成功事例が映画業界だ。映画鑑賞は、決まった時間に、決まった場所に直接移動しなければならない、実践的行為を前提とする。インターネットを通したダウンロードもあるが、劇場売上げと満足度は顕著に違う。映画産業体では、すでに中高年層と60~70代の感性に適合したコンテンツを細かい企画力と投資、色々なプロモーションを動員して非常に攻撃的マーケティングを活発に進めている。

すなわち、アクティブ・シニアをターゲットとした、直接体験が可能な公演形態(本格演歌ミュージカルや新しいフォーマットのライブ・コンサート、あるいはオンラインと結合したミュージック・コミュニケーション ビジネスなど)を模索して、挑戦しなければならない。音楽は、エネルギーだ。水が媒質になって波が伝えられるように、音楽は缶詰音楽(CDなどの媒体に監禁されているという意味で)で、感じることはできない現場の生き生きしたエネルギーの波動を通じて、直接的に生気を受ける。

実際に、アプローチがさらに容易になり完成度を高めることができるならば、公演は、演歌が指向しなければならないより一層重要な活動の一つになることができる。ニッチマーケット(隙間市場)次元でない。良い公演コンテンツの一つは、レコード会社も生かして、業界全体を活性化させることができる。人々はなぜ映画、美術、文学または、音楽のような文化活動を時間とお金をかけて消費するのか。

大層な文化論的アプローチではなくても、それは、平凡な日常で、あるいは平坦でない人生のプロセスで、自身の他にまた他の経験と経験者を通じて、現在の私の人生を振り返ってみて、新しい自覚あるいは自身の考えに対する確信を得ようとするからである。文化商品の生産者は、それを満たすため、100%成功の保障がないのに、最も効果的な技法と手法を使って、絶えずコンテンツに対して苦心して施行しなければならない。

ここで、もう少しだけ(この課題に)具体的に入ってみよう。文化コンテンツ生産の基本的認識の出発点は、「疎外(不慣れにすること)」や「受容(確認受け取ること)」、そして常識的な感性や考えを刺激する「危機にさらすこと」などだ。考えてみて欲しい。ただ、どこででも感じることができたり、手に入れることができるわずかなものなどならば意味がない。

なじみのものをひっくり返して疎外することによって、好奇心を誘発したり、自身が疑問を持っていたことについて、他人と共に共感したり、さらに、固定化された考えと行動を果敢に指摘して、崖に立って自分の省察の機会を提供したりする、破壊的表現などは、失敗しかねない危険な領域であるにもかかわらず、人々に混乱と加えて新しい秩序到来の喜びをプレゼントする。

■ 攻撃的戦略が必要

これを演歌産業に適用してみよう。すでに演歌音楽に対する特性に言及したが、現業界のマインドを一言でいうなら、いわゆる「メンタル崩壊」状態である。現状況に対する認識と、それにともなう対処能力不足、そんなために仕方ない過去慣行の踏襲、そして何より未来ビジョンの不在などが点在している。

それでも坐り込んでいることはできない。このような現実に対する、速い認識の下に取れる方法は、既存の演歌愛好家にすでにおなじみの歌と内容をバージョンアップしたり、確実に疎外することによって注目を集めたり、戦術によっては、衝撃的な争点を提供する攻撃性を帯びたり、あるいはこのようなすべての要素を適当に対処することが必要である。

誰が分からなくてしないのかと言えるが、話そうと思う要旨は、結局空中から眺める鳥の視点(Bird's eye shot、鳥瞰)から、流れの全体を読みながら、必要な戦略を適切な人物によって、成功の確率を高めることにある。すでに話したように、映画では成功事例が続いていて、演歌業界では試みが目立たないところに問題がある。

当然、エンターテインメントの成功は、幸運をはじめとする遥かに多くの要素が複合的に絡まっている。そうだとしても、最善は存在して、暗鬱なトンネルを抜け出す契機になれるはずだ。  
-------------------------------------------------------

2015年9月17日木曜日

秋?なのにもうストーブを出してしまった

半袖から長袖へ、秋の衣替えしても今日は寒い。去年(2014年)の東京の平均気温は、9月が23.2℃、10月が19.1℃、11月が14.2℃、他方、一日雨の9月中旬の今日、気温は地元で17℃ほど。来月の10月より更に11月並みの冷え方だ。

秋の初めに降り続く長雨(霖)を「秋霖」というそうだ。墨絵の風情する、霞む山裾の森に降る雨のよう。止まぬ雨は、秋の深まりを一層感じさせる。

テレビで誰かが、秋を飛び越えそうなほどの冷え方といっていた。寝冷えもしたので(理由と言い訳を重ねて)、とうとうストーブを出してしまった。弱火にポカポカして、心地よくとろりとする。それにしても、これから先の冷え込みが思いやられる。

ところで、この秋、韓国ギャラップが秋といえば思い浮かぶ歌を調査(自由回答)した結果*を、スポーツ朝鮮の記事「秋といえば思い浮かぶ歌 ~」(9/16、イ・ジョンヒョク記者)が次のように報じている。(抜粋)
(* : 2015年9月8日~10日、全国満19歳以上の男女1011人=携帯電話に、「秋」といえば思い出す歌を尋ねた結果)
├-----------------------------------------------------------
(韓国)20/30代は「秋が来れば」、40代は「忘れられた季節」、50代は「コスモス咲いている道」、60歳以上は「コスモス咲いている道」と共に「秋」を最も多く思い出した。総じて若年層よりも40代以上の中高年層がより多彩な秋の歌を言及した。

・「コスモス咲いている道(코스모스 피어있는 길)」(キム・サンヒ 김상희、6.7%)
・「忘れられた季節(잊혀진 계절)」(イヨン 이용、6.3%)
・「秋が来れば(가을이 오면)」(イ・ムンセ 이문세、5.6%)
・「秋(가을)」(ペク・ナムソク백남석 作詞、ヒョン・ジェミョン현제명作曲童謡、4.3%)
・「秋を残していった愛(가을을 남기고 간 사랑)」(パティ・キム 패티김、3.7%)
-----------------------------------------------------------┤
(Youtubeに登録者に感謝)

この調査結果に、イ・ソンヒの「秋の風」がランク入りしてないのが残念。

2010年12月23日木曜日

2010年、今年の10大歌手と歌謡曲

韓国ギャラップ(GALLUP KOREA)は、恒例のアンケート調査による「今年の10大歌手と歌謡曲」(12/21)の結果を次のように発表している。

① 全体結果(3人までの重複回答、%)
・1位:少女時代(31.5%)=2年連続
・2位:2PM(12.5%)
・3位:チャン・ユンジョン(11.6%)=毎年10%前後の支持率を得て、Top5圏に位置している。
・4位:テジナ(8.4%)
・5位:KARA(7.7%)

② 年齢層別結果(3人までの重複回答、%)
・1位は、10代~50代が少女時代を、60代以上がテジナを支持した。
・2位は、10代~30代から19%前後の均等に支持を得た2PM、および40代~60代以上の年齢層で高い人気を見せたチャン・ユンジョンが、年齢層を分けて同位となった。

③ 今年の新人(一番好きな歌手(またはグループ)を2人まで重複回答、%)
・女性新人:Miss A(5.1%)=Youtubeの再生回数は尋常じゃない・・・中国籍メンバーもいて!
・男性新人:ホガク(허각)(4.1%)=スーパースターK出身

調査の概要:
・調査対象:全国(済州島を除く)の満13歳以上の男女
・標本サイズ:3,401人(上半期1,700人、後半期1,701人)
・調査方法:個別面接調査
:地域別層化代表区の抽出
・調査期間:2010年06月15日〜07月6日(21日間) 、11月17日〜12月7日(21日間)
・標本誤差:± 1.7%ポイント(95%信頼水準)
・調査実施:韓国ギャラップ調査研究所

問い合わせ先
韓国ギャラップ 研究3本部 チョン・ヒョンジョン(정현정)研究員(hjujung@gallup.co.kr

(Youtubeに登録のmissA、nrghannaに感謝)

(本ブログ関連:”ギャラップ”)

2022年9月6日火曜日

「Jへ」ビール、来年40周年記念コンサート予定

イ・ソンヒが1984年に「江辺歌謡祭」で歌った、デビュー曲である「Jへ(J에게)」の曲名を冠した缶ビール2種(ラガー、ピーチ・エール)が 7月13日に発売され、初期販売量40万個を完売したそうだ。

(本ブログ関連:”Jへ”、”江辺歌謡祭”)

写真は、韓国のSqueeze Brewery(스퀴즈 브루어리)社より7月13日に発売された「Jへ ビール」2種(左:ピーチ・エール、右:ラガー)。
http://squeezebrewery.com/news/?q=YToxOntzOjEyOiJrZXl3b3JkX3R5cGUiO3M6MzoiYWxsIjt9&bmode=view&idx=12107375&t=board


合わせて新聞報道によれば、来年*、イ・ソンヒの「40周年記念コンサート」開催が予定されているとのこと。来年に彼女は(数え歳で)還暦を迎える。
コンサートに行ってみたい気がするが・・・、膝と相談せねばならないし。
(*)来年は 2023年、1984年にデビューした「江辺歌謡祭」から正確には 39年目になる・・・。

韓国経済新聞
「イ・ソンヒの力 ・・・ 『Jへ ビール』の初期物量40万個が売り切れになった」(チョ·アラ韓経ドットコム記者、2022.09.02)より抜粋
https://www.hankyung.com/finance/article/2022090279747
------------------------
歌手イ・ソンヒのヒット・デビュー曲のタイトル(「Jへ」)を採った、「Jへ ビール」の初期物量40万個が完売した。

「Jへ ビール」は、風に髪が揺れるイ・ソンヒの(歌「Jへ」の歌詞)イメージを製品に込めて、「Jへ」の歌を記憶する中高年層とレトロ感性を好む MZ世代**をすべて攻略したと、所属事務所(フックエンターテインメント)は説明した。フックエンターテインメントは「イ・ソンヒは、来年行われる40周年記念コンサートの準備を始めている」と付け加えた。
------------------------

(**)MZ世代: 1981年~2010年生まれの広範な世代(10代~40代)を指す。(デジタル文化を浴びて価値観が多様化(なんでもあり)した若手消費者世代に見える)

(本ブログ関連:”フックエンターテインメント”)