先日、ラジオから流れてきた話題に、「菜の花は、アブラナ科アブラナ属の野菜の花の ”総称”」であって、特定の植物の花を指しているわけではないと、あらためて知らされた。
Wikipediaの「菜の花」の解説には、春先に黄色の花が咲く草々のオンパレードで、次のよう列記している。
●食用の「菜花(なばな)」である、ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどがある。
●葉を若どりして食べるものを、そのまま育てて薹(とう)立ちして、黄色い花が咲いて花蕾を食べることができる、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなどがある。
園芸店に並んでいる菜の花は、一体何の花だろうか。ネットの解説には、食用の「菜花」を挙げているケースが多い。正直なところ、花屋さんで菜の花をしげしげと見たことがないので結論が出せない。→ Wikipedia「観賞用」として、チリメンハクサイや改良品種とある。
菜の花は、ネットによれば、2月~5月に咲き、ピークは3,4月とのこと。
日ごろ野菜の栽培状況を観察する地元の畑には何もなく、地面が露わになっている。もし、栽培している機会があれば、農家の方に菜の花の正体を詳しく聞いてみたい。
文部省唱歌「朧月夜(おぼろづきよ)」(作詞 高野辰之作詞、作曲 岡野貞一作曲、1914年(大正3年))の始まりに菜の花が登場する。既にブログに記したことだが、参考にする「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞文化部、岩波現代文庫)によると、作詞者の高野辰之が小学校時代(長野県)に見た <菜の花畑>以上の記述はない・・・具体的にいずれの植物だったか不明。
(本ブログ関連:”菜の花”)
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菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜
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「朧月夜(日本の童謡)」
https://www.youtube.com/watch?v=p2SIa6YlKls