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2016年4月30日土曜日

イ・ソンヒが歌う「Can't Help Falling in Love」

時代が変わったとして真情を曲げることはできない。そうだったと、当然のように振舞うのはもっとつらい。躊躇もあるだろうに。昔からそうだったと言われると、後付けのような言い訳を感じてならない。それでも言葉は繰り返しているうちに、確信や信念になってしまうものだ。

私にとってロックは、エルヴィス・プレスリーだった。ラジオから流れるアメリカンポップスがすべてだった。彼の後を強襲したビートルズにシンクロできなかったのは、もしかしたら時代の潮流を器用に泳ぎきれなかっただけかもしれない。1966年に来日したビートルズに、あの時のぼくの眼は随分と冷ややかだった。

ロックやメタルバンドが流す曲も、記憶に残るのはバラードじゃないかと思う。音楽に求める想いと受け入れる肉体の鼓動、そして自然の揺らぎとの調和。分散より連続を、閾値の限界よりなだらかさを求める。結局、ほっとするものを探している。

エルヴィス・プレスリーだってそうだ。彼の曲で印象深いのはやっぱりバラードになってしまう。「好きにならずにいられないCan't Help Falling in Love)」(1961年、映画「ブルーハワイ」)はそんな珠玉のひとつだ。それを、完全なまでに純化したのが、2006年、世宗文化会館の22周年コンサートステージで歌うイ・ソンヒだろう。愛弟子イ・スンギとの美しいデュエットで聞かせてくれる。

(Youtubeに登録のD I V A ■ LEE SUN HEE ■、saf8744に感謝)

2016年4月29日金曜日

時の過ぎゆくままに

「昔の自分に戻れるとしたら、いつ頃がいいか」という問いをよく聞く。個人史にはきっといい思い出が詰まっているのだろう。でも、それだけでないのは承知のこと。思い出したくない過去もあるに違いない。悲しく痛い経験を記憶から削ったり、忘却する仕組みを、ひとは本能的に備えているのかもしれない。

今日は、平成28年の祝日「昭和の日」。Wikipediaの「昭和」に「略年表」がある。昭和元年~昭和28年について、各年を代表する出来事を教科書的にピックアップしてみた。・・・ひるがえって、この平成の28年間、自然災害を除いていかに平穏に過ごしてきたか分かる次第。

ところで、ネット時代になって、できごとの記録は多様になった。誰もが記録者になったからだ。日記の延長か、あるいは歴史の一断面なのか。それらの記録も含めて、後世の者たちの手で歴史が語られる。平成元年~平成28年は、一体どんな風に見られるだろう。

いつの頃に戻りたいかって。戻ってやり直すのは億劫というのが正直なところ。いかに時が過ぎても変わらぬ素晴らしいものもあるそうだが。まあ、それは若い人に任せるよ。

ビニー・ヘイルのノスタルジックな歌声で、「時の過ぎゆくままに(As Time Goes By)」を聴きましょうかな。

(Youtubeに登録のOn & Off the Airwaves with Those I Love...に感謝)

2016年4月28日木曜日

イ・ソンヒとキュヒョンの「ファンタスティック・デュオ」

4月17日に始まったEP2のSBS「ファンタスティック・デュオ」で、イ・ソンヒは、4月24日にSUPER JUNIOR のキュヒョンと、彼女の曲「因縁(絆、인연)」をデュエットした。
キュヒョンについて、今回の「ファンタスティック・デュオ」がらみ以外、実は知らなくて・・・)

(本ブログ関連:”ファンタスティック・デュオ”、”キュヒョン”、”因縁”)

4月24日放送の下記映像から、異なる属性の歌手が、デュエットを通じて結晶化していく様を、迫力と緊張をもって見ることができる。イ・ソンヒがアーティストとして真摯に向かい合っている。最後まで見ることができないのが残念だが。

ちなみに、イ・ソンヒ - ピョン・ジンソプ - チョ・ソンモ - EXOが出演する「ファンタスティック・デュオ」は、5月1日午後4時50分に放送されるそうだ。

<4月24日、イ・ソンヒとキュヒョンのデュエット「因縁(인연)」>

(Youtube②登録のentertainmentSBSに感謝)

2016年4月27日水曜日

(雑談) 痛いこと

今年になって痛いこと。
・膝に違和感を感じた。以前、転んで思い切り地面に打ち付けたことがある。それに、運動不足のせいかとも考えて、速足(はやあし)を心がけている。ウォーキングや古城巡りにも参加した。
・寝違えて首筋を痛めたらしい。洒落にもならぬ、首が廻らなかったが、最近落ち着いてきた。不便を感じぬまでになった。
・ウォーキングや古城巡りに出かけて、足腰鍛えたつもりでいたら、先週朝、脹脛(ふくらはぎ)が攣(つ)って激痛が走り、当日の健康体操を休んでしまった。痛みは治まったが、攣りやすさが続いている。どうしたものか。
・去年から難儀していた四十肩?五十肩?・・・が、今日の健康体操で気付いた。あら不思議、通り雨のように消えていた。信じていいものか。

ようやく春らしくなった。気持ちは走るが、子どもたちのようにスキップするわけにいかない。おじさんの春は、<痛い>とともに始まったが。背中の柔らかな子どもたちのようにはいかない。うらやましい。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 笛(ピリ、觱篥)

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/20)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、オーボエに似た楽器「ピリ(觱篥:피리)」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:”ピリ”)

始めに、笛の総称「ピリ(피리)」の中で、狭義の楽器「ピリ(觱篥:피리)」について次のように紹介された。
・笛といえば、西洋楽器のフルートやリコーダーを思い浮かべるが、韓国伝統楽器に、「タンソ(短簫:단소)」や「トゥンソ(洞箫、퉁소)」がある。笛の総称を「ピリ(피리)」という。昔、柳や草で音を出し、「柳笛(버들피리)」や「草笛(풀피리)」がある。専門的意味での「觱篥」は、指ほどの太さで、長さ約20~30cmくらいの竹管で、八つの穴があり、2枚リードの「キョプソ(舌、겹서)」をはめて振動させて縦方向に吹く。小さくとも大きなしっかりした音を出す。宮中音楽から民謡、仮面劇(タルチュム、탈춤)に至るまで、多様なジャンルのメロディーを担当する。

▼ 朝鮮後期、宮中の宴で奏した8曲構成の「平調会相(평조회상)」の最初の曲「上霊山(상령산)」を觱篥独奏で聴く。朗々。

次に、子どもが玩具に作った柳笛、麦わらの茎で作った「麦笛(보리 피리)」について次のように紹介された。
・柳がみずみずしい頃、昔の子どもは柳笛を作った。水分たっぷり含んだ太めの枝を切り、軽くねじると皮と芯が分離する。枝の片方の端を削り、吹き口を作る。適当な大きさで穴を開けると、簡単な民謡くらいは演奏できた。竹で作った笛と、ある程度似た音が出た。また、麦が実る春頃、麦わらの茎で笛を作ったりした。「麦笛」という。大した玩具のなかった昔、子どもにとって、春に楽しむ立派な玩具だった。春と笛の音はよく似合うようだ。

▼ 觱篥と様々な楽器演奏で、京畿民謡の「倡夫打令(창부타령)」(倡夫は、巫女ムーダンの夫ながら楽器演奏者を指す)を聴く。浮き立つような軽快な響きがする。

最後に、「郷觱篥(향피리)」、「唐觱篥(당피리)」、「細觱篥(세피리)」の3種の觱篥について次のように紹介された。
・郷觱篥は、宮中音楽からソンビの風流音楽、民族音楽に至るまで、韓国固有の音楽で演奏された笛だ。
・唐觱篥は、唐の笛の意で、本来は中国伝来の音楽演奏に使われたが、韓国の宮中音楽で演奏したりした。
・細觱篥は、音が小さく、上流階層が演奏を楽しむ風流房(풍류방)と呼ぶ処で弦楽器中心に演奏 の際に使った。
・最近は、楽器ごとに、演奏者の個性を生かして、一般に親しまれる音楽が多い。觱篥は、もともと多様な形で演奏された楽器で、創作音楽で演奏されることは多くなかったが、今後が期待できるだろう。

▼ 創作音楽の觱篥演奏、「カエルへ(개구리에게)」を聴く。子どもも喜ぶ愉快な音楽、今様である。

2016年4月26日火曜日

イ・ソンヒの「オズの魔法使い」

イ・ソンヒの珍しい映像がある。1990年4月28日、世宗文化会館(大講堂)で公演された、子ども向けミュージカル「オズの魔法使い(오즈의 마법사)」で主役のドロシーを演じた。そのときの「Over the Rainbow(虹の彼方)」を歌う姿をYoutubeで見ることができる。

(本ブログ関連:”オズの魔法使い”)

このミュージカルに出演した翌年、イ・ソンヒは長文の自伝を著している。その中で、彼女が珍しい舞台姿(いつものズボンから童話に相応しいスカート)になったことなどについて、次のように語っている。既に本ブログに紹介したものだが、抜粋再掲する。この語りの前文に、ファン層は女学生だけでなく、男性ファンもいたと説明している。このように子ども向けとはいえミュージカルを次々と連続することで、彼女のファン層が厚くなった理由もうなずける。

(本ブログ関連:”資料:이선희 Profile”)

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・昨年の春(1990年4月)、ミュージカルに出演したことがある。世宗文化会館で幕を上げた「オズの魔法使い」の主人公「ドロシー」役だった。ドロシー役は、米国ではダイアナ・ロスが引き受けたとか。とても手に余る舞台であった。

・スカートを着て靴をはいたまま、幕間ごとに明かりの消えた舞台裏を飛び回ったら、台詞をいうたびに息があがってフウフウしなければならなかった。また、緊張の連続だったので、体と心が別々に動いた感がなくはない。気球に乗って帰宅する最後の場面では、靴のかかとに装着された豆電球に点灯しなくて慌てたりもした。確かにかかとをぶつければ明かりが「パッ」と入ってくることになっていたが・・・分かってみれば、あちらこちら暴れる(?) 間に、つながれた電線が切れてしまったのだ。

・何も知らずに飛びまわったミュージカルを通じて、私は多くのことを悟った。中学2年生だった末っ子の弟(妹?)*が生まれて初めて私の姿を見に公演会場にきて、また非常に不思議に思った。漫画の映画やビデオでは味わうことが出来なかった夢と希望を感じたと言った。「ずっと大きな」子がそうなのだから、まして子供たちが・・・

    (*)イ・ソンヒは長女で、弟とさらに2人のきょうだい(男?女?)がいる。

・公演練習のために、放送出演など私の「生業」が支障をきたすことになって、公演後遺症で病んで横になることが心配だけれども、私は今春にもミュージカル「ピーター・パン」に出演する。ズボンではないが、草色のタイツを着た万年少年のピーター・パンの役に。

・体が「パキムチ(葱キムチ)」*になれば、いいのだが。私には、万病に効く、薬のような参鶏湯(サムゲタン)一杯あれば軽く「元気回復」するのを・・・

    (*)葱キムチ: 疲労回復に効能があると、ネット上に記述ある。

・ミュージカルにすっぽりはまってみると欲が出る。子どもと青少年に夢と希望をあたえる専用の文化空間をたてたいのだ。それで、今でも日本や米国など外国の資料をこまめに集めている。合わせて、誰かが「コンチュイ・パッチュイ」*など、私たちの話をミュージカルで脚色してくださるように祈る。

    (*)忘れ形見の娘コンチュイが継母とその娘パッチュイにいじめられるが幸せをつかむ。(シンデレラと似る)
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(Youtubeに登録のD I V A ■ LEE SUN HEE ■に感謝)

2016年4月25日月曜日

東京オリンピック・パラリンピック競技大会 エンブレム

公益財団法人「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」の「エンブレム委員会」は、東京2020大会のエンブレムを投票採決した。江戸時代の文様である「市松模様」を巧みに使ったそうだ。

東京2020大会エンブレム

今回の選定に当たって、王貞治氏(以下、王さん)の言葉があってこそという気がする。寡黙でありながら実行力がある、誰をも納得させて、みな自ずと従う、そんな親父像がある。(「親父」の言葉には信念に通じる響きがある)

NHKの記事、「東京五輪 新エンブレム 市松模様の『作品A』(「組市松紋」)に決定」(4/25)の中に、エンブレム委員会の委員の1人、王さんの言葉が次のように紹介されている。
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「野球一筋で生きてきて、このたび思いがけず、エンブレム委員会の委員に選んで頂き、委員会で、いままでにない経験をさせて頂いた。とても名誉に思っている。いろいろな意見があるなかで決定できたこと、その席にいられたことを残りの人生で胸の中にしまっておきたい。すばらしい作品が選ばれたと思っているので胸を張って皆さんにご紹介したい」と話していました。
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また、SANSPO.COMの記事、「宮田委員長、ネットで “A案ありき” の声に憤慨 『大変腹立たしかった』」(4/25)の中で、王さんのカリスマ性を次のように紹介している。
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宮田委員長は委員会を振り返り、「ヨイショじゃないですけど、収拾つかいないときに王さんに話を振ると、これが『ホームラン』になるんですよ。たった一言で委員会がまとまるんです」と、王委員の“カリスマ性”を絶賛した。
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2016年4月24日日曜日

ハナミズキ、ナガミヒナゲシ

桜の花が散った後を補うように、「ハナミズキ」の花が咲いている。新しい街路樹として登場したのを見たのが最初と記憶する。さほど昔のことではない。新緑のハナミズキに咲く白い花が、陽を浴びて風に揺れている、そんなイメージだ。桜と違ってすぐ散ることはない。

劇的に咲いては消えていく、ともすれば感情移入しやすい桜花と比べて、ハナミズキにはどこか飾り花の感じがする。五感を動員するまでもない、風景なのだ。それも、とても健康で乾いた感じする。近隣の都市が「市の木」に指定しているだけ。いまだ、都下でしか認められない新参者扱いのようだ。

ハナミズキの花が最近、民家の塀越しに目につくようになった。それも、白い花というより、花弁の縁に濃い紅色のグラディエーションがかかったものだ。庭先の好みに口をはさむべきでないが、白色の清楚さと比べて少々重い。その落差に、この花にはいささか引っかかるものがある。

ところで、まさに新参の特定外来種として、除草対象になっている「ナガミヒナゲシ」が近所でまた目立つようになった。一見可愛らしいオレンジ色の花だが。一、二年ほど除草されたと思っていたが、この発生にかなり人為的で不可解なものを感じる。ブラックバスがそうであったように、好みが思い余って暴走する、そんな気配がしてならない。

(本ブログ関連:”ナガミヒナゲシ”)

2016年4月23日土曜日

八王子城

「関東の名城を知る」をテーマにした地元市民講座(講師八巻孝夫氏)に申し込んだところ、倍ほどの応募の中から運よく当選して、今日の「八王子城」見学に参加できた。現地城跡行きのバス停があるJR高尾駅に集合(9:45)して、現地解散(実質JR高尾駅解散、17:00頃)という長丁場となった。

八巻講師から、山麓にある「ガイダンス施設」で詳細に資料を配布され、事前説明を聞く。現地史跡見学でも、丁寧な解説をしていただいた。数々解釈のヒントを聞き、素人ながら関心を深めることができた。

戦国時代末の1590年6月23日、豊臣秀吉は小田原城攻略の途中、配下(前田利家、上杉景勝ら)に圧倒的武力で、関東で強固な山城として有名な、北条氏の八王子城を、「力攻め」(武力にまかせて攻めること)して制圧。<戦上手>といわれた八王子城主の北条氏照は、そのとき小田原城の防御に行って留守だった。結果、農民子女を巻き込んだ悲劇的な伝説が伝わることになる。通常、包囲して陥落(自ら降伏させる)を狙う秀吉の今回策は、小田原城に悲報が知らされる心理的策ともいわれる。この後同年7月5日に、小田原城は開城することになる。

八王子城跡の見学に申し込んだのは、地元市報を見てのことだ。ネット情報で八王子城落城の経緯を知り、素人とながら、史跡を覗く意義を感じた次第。八王子城は、典型的な山城の代表だそうだ。要塞堅固、難攻不落の守りも堅い、かつ山深い城だった。そのため、城跡の見学も、予想以上の山歩きとなる。

JR高尾行きの帰りのバス停で、万歩計を持った方から、(自宅からの歩数も含んで)約16,000歩、約12,000歩という結果を聞いた。今回は歩数だけでなく高低歩きも加算したいところだ。汗も涸れた。(先日4/17の健康ウォーキング[22,807歩]よりヘビーかもしれない)

ところで、講師の方から、戦国時代とは西日本の東日本の植民化というようなものと例えをうかがい、ウムとうなづいた。当時としては、そうだったのかも知れない。また、築城についても、時代や地形により、実戦的なもの、誇示するものなど様々な姿があるとうかがった。また、現在の姿が、そのままの姿かどうか、後世の手が加わっていないか考察が必要とのこと(=文化遺産への認識が時代とともに変化してきたこと)。

素人のまま、そのままだが、次回の古城巡りを楽しみにしている。


(参考)「八王子城」Youtube映像 (登録のhakucyanKKに感謝) ・・・ 写真と比べてスケールがイメージできる。
1.  https://www.youtube.com/watch?v=cKJkSKFHhjo
2.  https://www.youtube.com/watch?v=iNL7_23nNHE   ← 今回未踏コース
3.  https://www.youtube.com/watch?v=Z-SF0cXYXx4
4.  https://www.youtube.com/watch?v=VxvxctHLRcY   ← 今回未訪コース

2016年4月22日金曜日

地震の震度

気象庁の解説資料に「震度と揺れ等の状況(概要)」があって、震度それぞれについて、図入りで紹介している。素人判断の感覚だが、私なりに経験した印象をいうと次のようになるだろうか。
最大震度の経験は、「東日本大震災」(2011年3月11日)時の当地の<震度5弱>だった。深く記憶に焼きついており、思い返すたび当日の恐怖がよみがえってくる。(忘れてはならないことなのに、忘れたいという誘惑に駆られる)

震度0 : (無し)
震度1 : おやっ?
震度2 : 揺れてるようだ
震度3 : 地震だ、揺れる!
震度4 : 地震だ、きびしい揺れだ! うろたえる
震度5弱 : 地を揺さぶるように激しく振動し家が軋む、あ然とする (「東日本大震災」時の当地の震度)
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震度5強 : (経験無し) 「物につかまらないと歩けない」
震度6弱 : (経験無し) 「立つことが困難」 ⇒ 「耐震性の低い木造建物に倒壊するものが出る」
震度6強 : (経験無し) 「這わないと動けない」 ⇒ 「耐震性の低い木造建物に倒壊するものが多くなる」
震度7    : (経験無し)  ⇒ 「耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物に倒壊するものが多くなる」


現在、熊本で余震が続いている。被災者の方々に、気の休まる時が早く訪れて欲しいと願うばかり。夜は、倒壊を恐れて、車の中で寝る人々がいるという。約一週間の間に、次のように地震活動が続いているが、強い震度が繰り返されることに、現地の方々を思うと言葉にいい難いものがある。

■「平成28年(2016年)熊本地震」について(第24報) 平成28(2016)年4月21日15時30分
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○ 地震活動の状況
14日21時26分の地震以降、21日15時00分現在、震度1以上を観測する地震が767回発生して
います。
   震度7:     2回
   震度6強:  2回
   震度6弱:  3回
   震度5強:  3回
   震度5弱:  7回
   震度4:   74回
   震度3: 186回
   震度2: 330回
   震度1: 160回

(平成28年4月14日21時~ 、震度1以上) 回数(回)
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(参考)
ちなみに、PCに「気象庁の高度利用者向け緊急地震速報を受信し、マグニチュード、予測震度、到達までの猶予秒数を計算」した、地震速報アプリ 「SignalNow Express(Windows用無料版)ダウンロード」(ストラテジー株式会社)をインストールしている。

2016年4月21日木曜日

イ・ソンヒとソン・チャンシクの「ファンタスティック・デュオ」

SBSの「ファンタスティック・デュオ(ファンデュ、판타스틱 듀오)」(4/17)で、フォーク歌手ソン・チャンシク송창식、宋昌植:1947年2月2日~)とデュエットしたイ・ソンヒへの礼賛が、Huffington Post Koreaの記事、「『パンデュ』 イ・ソンヒ x ソン・チャンシク、30年の夢成し遂げた、特急コラボ」(4/18、OSEN |チョン・ソヨン記者)に、次のように報じられている。

(本ブログ関連:”ソン・チャンシク”)

イ・ソンヒは原曲のイメージを崩さず換骨奪胎する。しかも、普遍性を与えるように確かに響かせる。彼女の歌に、曲は新たな命を与えられたのではないかとすら感じる。尊敬を込めながら熱唱する。しかも透明感が素晴らしい。やがて彼女と一体となる。

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・イ・ソンヒとソン・チャンシクが特急コラボの舞台をリリースした。

・17日放送された、SBSの新しい芸能番組「『ファンタスティック・デュオ』では、イ・ソンヒが第2代ファンタスティック・デュオに列するため出演した。

・この日、デュオを選び終えたイ・ソンヒは、30年前から先輩歌手ソン・チャンシクとのデュエットを夢見たと明らかにした。これに対し、(MC)チョン・ヒョンムは、「今日、その夢をかなえて差し上げる」と、舞台の後に(ソン・チャンシクの)映像を再生した。

・公開された映像の中で、ギターを持ったソン・チャンシクが(彼の代表曲である)「私たちは(우리는、1986年)」の歌を始めると、すぐにイ・ソンヒも彼とハーモニーして歌いつづける姿に見る人々をジンとさせた。

・イ・ソンヒの舞台を見たイム・チャンジョンとキム・ボムスは、「この席は私が座る席ではないようだ」と賛辞を送った。
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(Youtubeに登録のArctic hare LOLに感謝) ← Show MH登録のものが削除されたため変更

2016年4月20日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 民謡(農謡)

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/13)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「田畑で働きながら歌った曲」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒが「麦畑」を歌えば”、”麦打ち”)

始めに、一年を通した麦との関わり、春の「高敞青麦畑祭り(고창청보리밭축제)」について次のように紹介された。
・南の地で、真冬に新芽が見られる。麦の芽だ。秋に稲刈りが終り、そこへ麦の種を蒔く二毛作をする。芽が出たら麦踏みする。この作業は、冬畑が繰り返し凍り、融けても、麦の根の張りをよくする。新春、ふと新鮮な野菜が恋しくなるとき、麦の芽を入れたチゲ料理を食べる。この時期、南部の全羅北道高敞地域では、「高敞青麦畑祭り」が催される。最近、麦を蒔くことが少ないため、高敞で麦畑の雰囲気を観光にした。子供たちが麦わらで吹く笛を「麦笛(보리 피리)」という。

▼ 慶尚道地方の麦打ちの民謡歌「オンヘヤ(옹헤야)」を聴く。遊び歌なのだろう、軽快でリズミカル、今様で。

・「オンヘヤ」は、麦打ち作業するとき、相手と呼吸を合わせゆっくりと歌う。遊び歌のときは、早いテンポで軽快なリズムだ。誰でも簡単について歌える。

次に、風の強い済州島独特の畑踏み歌「済州島の畑踏み歌(제주 밭 밟는 노래)」について次のように紹介された。
・今、農村は畑を耕し、種蒔きで忙しい。済州島では、更に特別な作業がある。風の強い島なので、畑に種を蒔くと、土が飛び、種が浮き出てしまい、鳥がついばんでしまう。種が飛ばされたりする。農作業が不安なため、畑の周りに石垣を積んだりする。そのうえで、種蒔きの後、済州島に多い馬に畑を踏ませる。このとき歌う民謡、「済州島の畑踏み歌」がある。

▼ ところどころで済州島の風景も歌う民謡「済州島の畑踏み歌」を聴く。월월 월월の発声に済州島の歴史を感じる。

最後に、農作業は命の根本であり、手間のかかる人の営みであることを次のように紹介された。
・農業は天下の根本の言葉がある。最も大事な食糧を生産する農民こそ、国家の根幹との意だ。昔の言葉だが、今もかけ離れたことでない。農耕時代に限った話ではない。いかに産業が進んでも、人は食事し、命を育てる。農作業も人手のかかる作業だ。植物に水分が不足してないか、虫に苦しんでないかと、赤ん坊にするよう世話が必要。その真心を忘れてはならない。

▼ 全羅南道珍島地域の田畑作業の民謡「珍島の野良歌(진도들노래)」を聴く。労働の歌にしては粛然としている。

・<韓国では、ちょうど今頃、稲の種を蒔いて、苗代を作る時期。農村はこれから本格的に忙しくなる。今年も農民の方々に、あらためて感謝の気持ちを伝えたいと思う>とのこと。

2016年4月19日火曜日

イ・ソンヒの「神がまた許すなら」

イ・ソンヒの特徴に、力強い高音と澄んだ声質がある。11集所収の「神がまた許すなら(신이 다시 허락한다면)」(1998年、作詞・作曲:チョン・ヨンア)は、まさに差し込む光のように澄み、透明感にあふれる。彼女のもう一つの特徴である、清潔感があればこそだろう。

輝く光を浴びたいという願いは不思議でない。そんな想いを一瞬だけでもかなうようにと祈ることもあるだろう。この歌の主人公に託して多くのファンが聞いたに違いない美しい曲だ。


何を いっているのかと、見つめられた ときは
何も 感じられなくて、あなたから去ってしまいたい

<分かるでしょう、どんなわけか、始まった全てのことを
時が経ち みな変わっても、この瞬間の記憶は欲しくて、

わからない 魔法のように、あなたへの 想い
神がまた 許すなら>
あえてあなたを、最後の愛で、(Uh~)

(<  >繰り返し)
私の想いを 受けてくださるなら

わからない 魔法のように、あなたへの 想い
神がまた 許すなら
あえてあなたを、最後の愛で

(Youtubeに登録のwallace6813に感謝)

2016年4月18日月曜日

イ・ソンヒとガールフレンド

SBSの「ファンタスティック・デュオ(ファンデュ)」で、イ・ソンヒがガールズ・グループの「ガールフレンド」の歌に挑戦したと、スポーツ東亜の記事、「『ファンデュ』 イ・ソンヒが歌った『時を駆けて』、クリック件数40万肉薄」(4/16)が紹介している。

イ・ソンヒが歌ったのは、K-POPグループ「ガールフレンド(GFRIEND、여자친구)」の歌、「時を駆けて(시간을 달려서)」だそうだが、そのときの映像をYoutubeで見ると、伴奏もなくアカペラ風で、録音も途切れて残念。

おじさんは、ガールズ・グループといえば、「少女時代」(歌「Gee」)と「ワンダーガール」(歌「Nobody」)の登場をYoutubeで見たことあるが、その限りだった。先日、新大久保の店先にあるディスプレイで、日本風というか自然な容姿をした少女歌手グループを見た。「ガールフレンド」ということを教えてもらった。踊り方に変化ないが、アニメ風MV版では、化粧が穏やかな気がする。揺り戻しだろうか。(ただし韓国のテレビ放送では韓国風化粧のままだが)

cf. 彼女たちを見ていたら、チャン・ユンジョン(장윤정)が歌う「女高卒業班(여고 졸업반)」をなぜか思い出した。

(Youtubeに登録の1theK (원더케이) に感謝)

(イ・ソンヒのアカペラのよう)
(Youtubeに登録の웃긴짤모음に感謝)

2016年4月17日日曜日

SBSの「ファンタスティック・デュオ」 放送される

一般視聴者が、イ・ソンヒと「その中であなたに出会って」をデュエットして、 最終3名から一人が選ばれるという、SBSの「ファンタスティック・デュオ」(16:50~)が放送された。番組出演の他歌手についても同様に(最終選考に至るまで多数の挑戦者も含めて)選考経過を見ることができる。

PC上で”TBC on Air”(TBC大邱(テグ)放送)を遅れてかろうじて覗いた。イ・ソンヒのコーナーは、番組最初に放送されたため、3名の最終選考結果場面しか見られなかった・・・残念なことをした。イ・ソンヒのにこやかな、ステージと一般参加者を大切にする笑顔を見ることができた、けれど。
最終、「朗々18歳」のプレートを付けた女性が選ばれたが、歌い競う場面(および、チャレンジした人々も含めて)も見たかった。一瞬、18歳の彼女の力量を振り返る(イ・ソンヒと「私はいつもあなたを」を歌う)映像も流れたが。

言い訳だが、”TBC on Air”に行き着くのに時間が掛かった。ネット上、視聴方法を参考にさせていただいたRING☆ANGELへ感謝。

(Youtubeに登録のentertainmentSBSに感謝)


(付記)
今日、午前中、地元の健康団体主催のウォーキングに参加した。コース案内では約9.5Kmの歩行で、現地解散だった。実質歩数(自宅出発・帰宅)は、万歩計で22,807歩。膝を痛めて回復しつつある中での歩行だったが、携帯プレーヤーでイ・ソンヒの音楽を聞いているとスイスイと歩が進んだ。

熊本地震、震源の移動

気象庁の今日(4/17、08時30分)の観測でも、「熊本地震」の震央(震源)が北東へ進んでいるのが分かる。次図の「震央分布図」(気象庁発表資料)を見ると、震央が熊本県熊本から大分県中部/北部(湯布)にまで移動している。また、「各地の震度に関する情報」(気象庁)によれば、熊本県熊本で震度4の余震が今なお頻発しているのはやるせない。

(本ブログ関連:”熊本”)

地震の震源が潜む活断層も名前が異なると、位置関係や大きなくくり(例えば、中央構造線*)で理解しにくくなる。正直言えば、素人がそれを知ってどうしょうもないのが実情だけど。

(*) 中央構造線: これに沿った、伊予灘、和歌山県北部でも地震が発生している。

(省略) 気象庁発表「各地の震度に関する情報」は日々更新されるため


■ 「平成28年(2016年)熊本地震」(気象庁発表資料: 第11報、2106年4月17日10時30分)
「熊本県から大分県にかけての地震活動の状況」
 - 「震央分布図」(2016年4月16日00時00分~17日08時30分、M全て、深さ0~20km)

気象庁発表資料



























★ 中日新聞記事、「地震回数が過去最多ペース 気象庁、活発な活動続く」(4/17、共同)抜粋。
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・熊本県を中心に相次いでいる地震で、気象庁は17日、地震発生回数が2004年の<新潟県中越地震>を上回り、内陸や沿岸部で起きた地震では最多ペースになっていると明らかにした。担当者は「地震活動の活発な状況が続いており、身の安全を図ってほしい」と注意を呼び掛けた。
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★ 日本テレビ(NTV)から、NNN取材団として、現地放送局(KKT)をスタジオにして同局アナウンサー中心に震災状況が放送された。今までにないスタイルで、きめ細かい情報が知られた。また、ネコ砂を使った処置ヒントが紹介され、被災者主体の放送内容になっていた。

2016年4月16日土曜日

熊本地震

<「熊本地震」 本日続き>
気象庁の「各地の震度に関する情報」(震度1以上)は、もっぱら「熊本地震」についての「最大震度」情報が占めている。(熊本地震と別系統の)他地域の情報は、ほとんど記載されていない・・・意図的に省略されているとは思えないが。

これほど、余震が厳しく続く地震を今まで知らない。「本震」と思っていたものが、それほどの規模だったにもかかわらず、「前震」だったとは驚きだ。翌々日に、遅れて「本震」が襲った。被災者の方がいわれていたが、一体「いつまで続くのだろう」。震度4以上の揺れが、一日に何度も繰り返す。小休止は未だと言う。

メディアは、現地被災者への語りかけ報道に徹するようお願いしたい。


■ 各地の震度に関する情報 (震度1以上、☆ 熊本県熊本以外)
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情報発表日時                          検知日時             震央地名      マグニチュード 最大震度
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平成28年04月16日17時44分 16日17時40分頃 熊本県熊本地方 M4.1   震度4
平成28年04月16日17時21分 16日17時17分頃 熊本県熊本地方 M3.4   震度4
平成28年04月16日17時08分 16日17時05分頃 熊本県熊本地方 M2.7   震度3
平成28年04月16日16時59分 16日16時57分頃 熊本県熊本地方 M3.3   震度3
平成28年04月16日16時58分 16日16時55分頃 熊本県熊本地方 M3.7   震度3
平成28年04月16日16時05分 16日16時02分頃 熊本県熊本地方 M5.3   震度5弱
平成28年04月16日15時50分 16日15時48分頃 熊本県熊本地方 M3.9   震度3
平成28年04月16日15時47分 16日15時44分頃 熊本県熊本地方 M3.5   震度3
☆平成28年04月16日15時21分 16日15時16分頃 大分県中部    M3.0   震度3
平成28年04月16日15時19分 16日15時15分頃 熊本県熊本地方 M3.5   震度3
☆平成28年04月16日15時03分 16日14時58分頃 熊本県阿蘇地方 M3.3 震度3
平成28年04月16日14時49分 16日14時47分頃 熊本県熊本地方 M3.6   震度3
平成28年04月16日14時34分 16日14時32分頃 熊本県熊本地方 M3.4   震度3
平成28年04月16日14時30分 16日14時27分頃 熊本県熊本地方 M4.5   震度4
☆平成28年04月16日14時07分 16日14時03分頃 熊本県阿蘇地方 M4.5 震度4
☆平成28年04月16日13時32分 16日13時29分頃 大分県中部    M3.2   震度3
☆平成28年04月16日13時23分 16日13時18分頃 大分県中部    M2.7   震度3
☆平成28年04月16日13時20分 16日13時15分頃 熊本県阿蘇地方 M4.1 震度4
平成28年04月16日13時12分 16日13時09分頃 熊本県熊本地方 M3.8   震度3
平成28年04月16日13時04分 16日13時00分頃 熊本県熊本地方 M3.7   震度3
☆平成28年04月16日12時52分 16日12時48分頃 熊本県阿蘇地方 M4.0 震度3
☆平成28年04月16日12時46分 16日12時41分頃 大分県中部    M2.5   震度3
☆平成28年04月16日12時40分 16日12時36分頃 熊本県阿蘇地方 M3.1 震度3
平成28年04月16日11時52分 16日11時49分頃 熊本県熊本地方 M2.9   震度3
平成28年04月16日11時40分 16日11時38分頃 熊本県熊本地方 M3.8   震度3
☆平成28年04月16日11時33分 16日11時29分頃 熊本県阿蘇地方 M4.0 震度3
平成28年04月16日11時05分 16日11時02分頃 熊本県熊本地方 M4.3   震度4
平成28年04月16日10時58分 16日10時55分頃 熊本県熊本地方 M3.7   震度3
平成28年04月16日10時42分 16日10時38分頃 熊本県熊本地方 M4.3   震度4
平成28年04月16日10時29分 16日10時26分頃 熊本県熊本地方 M3.7   震度3
平成28年04月16日10時00分 16日09時56分頃 熊本県熊本地方 M3.4   震度4
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熊本地震、前震と本震

今回の熊本の地震(「平成28年熊本地震」:気象庁)は、(浅い震源、複雑・細分した活断層による)余震が続くこと、中央構造体との連係、および阿蘇火山への影響などが懸念されている。

① 前震・本震の変更、および震源の移動
・今日(4/16)の日付に変わった深夜、01時25分に、今までで最大のマグニチュード7.1の地震が発生した。気象庁は、今回を「本震」とし、一昨日(4/14)の最初の地震(「日奈久(ひなぐ)断層」、マグニチュード6.4)を、「前震」と変更した。
・これまでの地震は<本震への前触れ>だったことになる。また、本震の震源は、「布田川(ふたがわ)断層」とのこと。
(追記) 気象庁: 01時25分の地震のマグニチュード 7.1 ⇒ 7.3 に修正

② 地震発生地域の拡大
熊本県熊本地方を震源地としたが、同県内(西部、中部、阿蘇地方)だけでなく、大分県中部へと地震の発生地域が拡大・移動している。現在、阿蘇山が噴火しているとの情報もある。

ところで、テレビのワイドショーは、ニュース報道と違い、時間枠を持っているためいろいろな専門家が呼ばれて解説する。昨日のワイドショーで、災害対策の専門家が適切なコメントをされていた。a) 震災地元の役場職員は少数だろうから、同様な職種だからこそ通じる、地方公務員の応援派遣が必要。b) 損壊した屋根の雨対策(わずかでも家財道具を守る)のため、青ビニールシートの用意が至急必要、など。災害現場のアクションについて、専門家のコメントは何より貴重。彼らの発言に、もっと時間をかけてほしい。(安全圏にいる視聴者より)災害現場へのヒントになるのだから。現場へ語りかける放送を願うばかり。

■ 各地の震度に関する情報 (震度1以上、☆ 熊本県熊本以外、★ 熊本地震と直接関連ないと思われる地域)
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情報発表日時                          検知日時             震央地名      マグニチュード 最大震度
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平成28年04月16日09時57分 16日09時53分頃 熊本県熊本地方    M3.3 震度3
平成28年04月16日09時51分 16日09時48分頃 熊本県熊本地方    M5.4 震度6弱
平成28年04月16日09時20分 16日09時16分頃 熊本県熊本地方    M4.5 震度4
☆平成28年04月16日09時07分 16日09時02分頃 大分県中部       M3.0 震度3
平成28年04月16日08時31分 16日08時27分頃 大分県西部       M3.9 震度4
平成28年04月16日08時23分 16日08時20分頃 熊本県熊本地方    M4.6 震度4
★平成28年04月16日08時23分 16日08時19分頃 千葉県東方沖    M3.2 震度2
平成28年04月16日08時12分 16日08時08分頃 本県熊本地方    M3.8 震度4
平成28年04月16日08時06分 16日08時02分頃 熊本県熊本地方    M3.9 震度4
平成28年04月16日08時01分 16日07時57分頃 熊本県熊本地方    M3.8 震度4
☆平成28年04月16日07時57分 16日07時54分頃 熊本県阿蘇地方 M3.3 震度3
☆平成28年04月16日07時52分 16日07時49分頃 熊本県阿蘇地方 M3.6 震度3
平成28年04月16日07時46分 16日07時42分頃 熊本県熊本地方    M4.2 震度4
☆平成28年04月16日07時33分 16日07時29分頃 大分県中部       M3.2 震度3
☆平成28年04月16日07時31分 16日07時27分頃 大分県中部       M2.6 震度3
平成28年04月16日07時27分 16日07時23分頃 熊本県熊本地方    M4.8 震度5弱
☆平成28年04月16日07時24分 16日07時21分頃 大分県中部       M3.2 震度3
平成28年04月16日07時14分 16日07時11分頃 大分県中部           M5.3 震度5弱
☆平成28年04月16日07時08分 16日07時06分頃 熊本県阿蘇地方 M3.4 震度3
☆平成28年04月16日07時04分 16日07時01分頃 熊本県阿蘇地方 M3.6 震度3
平成28年04月16日06時56分 16日06時51分頃 大分県中部           M3.2 震度3
☆平成28年04月16日06時43分 16日06時40分頃 熊本県阿蘇地方 M4.5 震度3
平成28年04月16日06時37分 16日06時34分頃 熊本県熊本地方    M3.4 震度3
平成28年04月16日06時18分 16日06時15分頃 熊本県熊本地方    M3.8 震度3
☆平成28年04月16日06時14分 16日06時11分頃 大分県西部       M4.2 震度4
☆平成28年04月16日06時05分 16日06時02分頃 熊本県阿蘇地方 M3.8 震度3
☆平成28年04月16日06時01分 16日05時56分頃 大分県中部       M2.9 震度3
☆平成28年04月16日05時57分 16日05時52分頃 熊本県阿蘇地方 M4.0 震度3
平成28年04月16日05時47分 16日05時43分頃 熊本県熊本地方    M3.6 震度3
平成28年04月16日05時41分 16日05時37分頃 熊本県熊本地方    M3.2 震度3
平成28年04月16日05時37分 16日05時34分頃 熊本県熊本地方    M3.9 震度4
平成28年04月16日05時28分 16日05時23分頃 熊本県熊本地方    M3.8 震度3
平成28年04月16日05時24分 16日05時20分頃 大分県中部          M3.1 震度4
☆平成28年04月16日05時19分 16日05時16分頃 熊本県阿蘇地方 M3.4 震度3
☆平成28年04月16日05時05分 16日05時01分頃 熊本県阿蘇地方 M3.3 震度3
☆平成28年04月16日05時00分 16日04時57分頃 熊本県阿蘇地方 M3.7 震度3
平成28年04月16日04時54分 16日04時51分頃 熊本県熊本地方     M4.3 震度4
☆平成28年04月16日04時49分 16日04時45分頃 熊本県阿蘇地方 M3.0 震度3
平成28年04月16日04時38分 16日04時34分頃 熊本県熊本地方     M3.6 震度3
平成28年04月16日04時31分 16日04時28分頃 熊本県熊本地方     M4.1 震度3
☆平成28年04月16日04時27分 16日04時24分頃 熊本県阿蘇地方 M4.5 震度4
☆平成28年04月16日04時25分 16日04時23分頃 熊本県阿蘇地方 M3.9 震度4
☆平成28年04月16日04時22分 16日04時18分頃 熊本県阿蘇地方 M4.3 震度4
平成28年04月16日04時18分 16日04時15分頃 熊本県熊本地方     M4.0 震度3
平成28年04月16日04時15分 16日04時11分頃 熊本県熊本地方     M3.3 震度3
☆平成28年04月16日04時12分 16日04時09分頃 熊本県阿蘇地方 M4.2 震度3
平成28年04月16日04時08分 16日04時05分頃 熊本県熊本地方    M4.3 震度4
☆平成28年04月16日04時04分 16日04時00分頃 熊本県阿蘇地方 M3.7 震度3
☆平成28年04月16日04時01分 16日03時57分頃 熊本県阿蘇地方 M4.1 震度3
☆平成28年04月16日03時59分 16日03時55分頃 熊本県阿蘇地方 M5.8 震度6強
平成28年04月16日03時52分 16日03時47分頃 熊本県熊本地方     M3.4 震度3
平成28年04月16日03時47分 16日03時45分頃 熊本県熊本地方     M3.6 震度3
平成28年04月16日03時37分 16日03時34分頃 熊本県熊本地方     M3.9 震度3
☆平成28年04月16日03時36分 16日03時32分頃 熊本県阿蘇地方 M3.8 震度3
平成28年04月16日03時30分 16日03時26分頃 熊本県熊本地方     M4.1 震度4
☆平成28年04月16日03時25分 16日03時20分頃 大分県西部       M3.6 震度2
☆平成28年04月16日03時20分 16日03時16分頃 熊本県阿蘇地方 M4.1 震度4
☆平成28年04月16日03時16分 16日03時10分頃 熊本県阿蘇地方 M3.9 震度4
☆平成28年04月16日03時09分 16日03時03分頃 熊本県阿蘇地方 M5.8 震度5強
☆平成28年04月16日03時07分 16日03時03分頃 熊本県阿蘇地方 M5.8 震度5強
★平成28年04月16日03時03分 16日03時01分頃 岩手県沿岸北部 M4.1 震度2
☆平成28年04月16日03時01分 16日02時57分頃 熊本県阿蘇地方 M3.5 震度4
☆平成28年04月16日02時56分 16日02時52分頃 大分県西部       M3.3 震度2
☆平成28年04月16日02時54分 16日02時49分頃 大分県中部       M4.1 震度4
☆平成28年04月16日02時48分 16日02時45分頃 大分県西部       M3.5 震度2
平成28年04月16日02時21分 16日02時18分頃 熊本県熊本地方    M3.9 震度4
平成28年04月16日02時09分 16日02時04分頃 熊本県熊本地方    M4.9 震度4
平成28年04月16日02時03分 16日01時56分頃 熊本県熊本地方    M4.7 震度4
平成28年04月16日01時58分 16日01時46分頃 熊本県熊本地方    M6.0 震度6弱
平成28年04月16日01時50分 16日01時46分頃 熊本県熊本地方    M6.0 震度6弱
平成28年04月16日01時47分 16日01時44分頃 熊本県熊本地方    M5.3 震度5弱
平成28年04月16日01時40分 16日01時25分頃 熊本県熊本地方    M7.1 震度6強
平成28年04月16日01時37分 16日01時30分頃 熊本県熊本地方    M5.4 震度4
平成28年04月16日01時30分 16日01時25分頃 熊本県熊本地方  M7.1 震度6強本震
平成28年04月15日23時20分 15日23時17分頃 熊本県熊本地方 M3.6 震度4
★平成28年04月15日20時51分 15日20時46分頃 相模湾 M2.8 震度2
平成28年04月15日20時20分 15日20時15分頃 熊本県熊本地方    M3.8 震度4
平成28年04月15日18時52分 15日18時48分頃 熊本県熊本地方 M3.6 震度3
平成28年04月15日17時42分 15日17時39分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月15日15時32分 15日15時27分頃 熊本県熊本地方 M4.1 震度4
平成28年04月15日13時53分 15日13時50分頃 熊本県熊本地方 M4.0 震度3
平成28年04月15日12時49分 15日12時46分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月15日09時56分 15日09時53分頃 熊本県熊本地方    M3.9 震度3
平成28年04月15日09時06分 15日09時02分頃 熊本県熊本地方  M3.8 震度3


(付記)
Windowsのupdateが、今日に日付に変わった深夜から、「更新プログラムをインストールしています...」となった。ようやく、更新プログラムのダウンロードが開始された。(これまでの時間は一体何だったのだろうか?)
結局、00:00~13:15 で、無事更新完了。この2日間、PC動作の悪さを我慢したのが嘘のよう。
前回から、Windows update に、時間が掛かり過ぎる気がする。(でも、Windows10に切り替えるつもりは未だないよ!)

2016年4月15日金曜日

熊本の余震

昨晩の熊本県熊本の地震発生後、気象庁「各地の震度に関する情報」に見る、余震の続き。

「各地の震度に関する情報」は、震度1以上の地震情報を一覧できる。本日、7時55分現在、熊本県熊本以外は、駿河湾南方沖茨城県沖の2件のみで、他すべてが熊本県熊本である。余震がこれほど続くと、現地の心が休むのは難しいだろう。しかも、1週間ほど続くという。

ネット情報のPAGEの記事、「熊本で震度7 気象庁が会見『陸域の浅い地震では余震が多い』」(4/15)は、気象庁発表(14日深夜)を元に、地震メカニズムと余震の続くことについて次のように報じている。(抜粋)
⇒ (追記)余震の多いこと: 震源が浅いだけでなく、複数の活断層がある。

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・震源の深さは11キロでマグニチュードは6.5。地震のメカニズムは、南北方向に引っ張りの力を持つ断層の「横ずれ」によって発生し、「この地方では一般的なメカニズム」(青山課長)とした。近くに布田川(ふたがわ)断層日奈久(ひなぐ)断層という二つの活断層があるが、これらとの関係は現段階では不明で、今後調査を進めるという

震度7の地震は、「阪神淡路大震災」(1995年)、「新潟県中越地震」(2004年)、「東日本大震災」(2011年)に続き4回目の観測九州地方としては、1923年に近代観測が始まって以来、初めてとなる。マグニチュードが6.5だったにもかかわらず、震度7を記録したことについて、青山課長は「震源が浅いので、規模が小さめの地震でもその真上では強く揺れることもある」と説明した。

・今回の地震では、震度6強や6弱クラスの余震が頻発している。これについては「陸域の浅い地震では一般的には余震が多いという特徴がある」と述べた。
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⇒ (追記)地震は、活断層「日奈久断層帯」の高野―白旗区間で起きたとみられる。


■ 各地の震度に関する情報 (震度1以上、★熊本県熊本以外)
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情報発表日時                          検知日時             震央地名 マグニチュード 最大震度
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平成28年04月15日07時58分 15日07時55分頃 熊本県熊本地方 M3.2 震度3
平成28年04月15日07時51分 15日07時46分頃 熊本県熊本地方 M4.4 震度4
平成28年04月15日07時33分 15日07時30分頃 熊本県熊本地方 M4.2 震度4
平成28年04月15日07時23分 15日07時20分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月15日06時28分 15日06時24分頃 熊本県熊本地方 M3.0 震度3
平成28年04月15日05時35分 15日05時32分頃 熊本県熊本地方 M3.8 震度3
平成28年04月15日05時13分 15日05時10分頃 熊本県熊本地方 M4.6 震度4
平成28年04月15日05時05分 15日05時01分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月15日04時23分 15日04時19分頃 熊本県熊本地方 M3.1 震度3
平成28年04月15日03時41分 15日03時37分頃 熊本県熊本地方 M4.1 震度4
★平成28年04月15日03時33分 15日03時29分頃 茨城県沖 M4.4 震度1
平成28年04月15日02時17分 15日02時14分頃 熊本県熊本地方 M4.2 震度3
平成28年04月15日02時02分 15日01時59分頃 熊本県熊本地方 M3.6 震度3
平成28年04月15日01時56分 15日01時53分頃 熊本県熊本地方 M4.8 震度5弱
平成28年04月15日01時24分 15日01時21分頃 熊本県熊本地方 M4.0 震度3
平成28年04月15日01時08分 15日01時04分頃 熊本県熊本地方 M3.9 震度3
平成28年04月15日00時58分 15日00時53分頃 熊本県熊本地方 M3.8 震度4
平成28年04月15日00時53分 15日00時50分頃 熊本県熊本地方 M4.2 震度4
平成28年04月15日00時51分 15日00時47分頃 熊本県熊本地方 M3.3 震度3
平成28年04月15日00時38分 15日00時34分頃 熊本県熊本地方 M4.5 震度4
★平成28年04月15日00時29分 15日00時26分頃 駿河湾南方沖 M4.8 震度2
平成28年04月15日00時23分 15日00時20分頃 熊本県熊本地方 M4.0 震度3
平成28年04月15日00時17分 15日00時13分頃 熊本県熊本地方 M3.9 震度3
平成28年04月15日00時09分 15日00時03分頃 熊本県熊本地方 M6.4 震度6強
平成28年04月14日23時47分 14日23時43分頃 熊本県熊本地方 M5.0 震度4
平成28年04月14日23時32分 14日23時28分頃 熊本県熊本地方 M4.4 震度4
平成28年04月14日23時04分 14日23時00分頃 熊本県熊本地方 M3.3 震度3
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2016年4月14日木曜日

熊本、震度7の地震

今晩(21時36分)、熊本県熊本地方で大地震(震度7)が発生した。

最大震度7の地震が突然襲った。気象庁の「各地の震度に関する情報」(震度1以上)の一覧を見ると、最大震度7の地震が発生(21時26分)した以前、熊本県熊本地方の地震発生表示はなかった。また、地震発生後、(熊本県熊本地方だけの)余震が続いていることがわかる
(22時51分まで記録、それ以降ネット未確認。テレビのニュース速報では、余震が続いている)
⇒ (追記) 気象庁: 横ズレ活断層によるか。一週間程度余震が続くものと思われる。

テレビ出演の名誉教授によると、震源に近い<阿蘇山>の火山噴火を誘発する可能性があると解説された。(大学退官後の研究者は、割合はっきりものを言われるケースがある)
⇒ (追記) 気象庁: 現在、火山活動観測されず、今のところ影響はないとのこと。
⇒ (追記) 震源(直近、益城町ましきまち)は、阿蘇山につながる「中央構造線」上にのっているとのこと。


(Wikipediaより) 赤線が中央構造線、青線に囲まれたオレンジ色の部分はフォッサマグナ
             

■ 平成28年04月14日21時36分 気象庁発表
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14日21時26分頃地震がありました。
震源地は熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.8度)で、
震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定されます。
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(追記)気象庁: 震源の深さ約10km ⇒ 11kmに修正 
(追記)気象庁: マグニチュード6.4   ⇒ 6.5に修正


■ 各地の震度に関する情報(震度1以上)
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情報発表日時                          検知日時             震央地名 マグニチュード 最大震度
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平成28年04月14日22時54分 14日22時51分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月14日22時51分 14日22時47分頃 熊本県熊本地方 M3.5 震度3
平成28年04月14日22時46分 14日22時43分頃 熊本県熊本地方 M4.3 震度4
平成28年04月14日22時43分 14日22時38分頃 熊本県熊本地方 M5.0 震度5弱
平成28年04月14日22時35分 14日22時31分頃 熊本県熊本地方 M3.3 震度3
平成28年04月14日22時30分 14日22時26分頃 熊本県熊本地方 M3.6 震度3
平成28年04月14日22時27分 14日22時22分頃 熊本県熊本地方 M4.6 震度4
平成28年04月14日22時23分 14日22時19分頃 熊本県熊本地方 M3.3 震度3
平成28年04月14日22時20分 14日22時16分頃 熊本県熊本地方 M4.2 震度4
平成28年04月14日22時15分 14日22時09分頃 熊本県熊本地方 M4.3 震度4
平成28年04月14日22時12分 14日22時07分頃 熊本県熊本地方 M5.7 震度6弱
平成28年04月14日22時07分 14日22時03分頃 熊本県熊本地方 M3.3 震度2
平成28年04月14日22時04分 14日22時00分頃 熊本県熊本地方 M3.0 震度2
平成28年04月14日21時58分 14日21時53分頃 熊本県熊本地方 M4.0 震度4
平成28年04月14日21時48分 14日21時42分頃 熊本県熊本地方 M4.9 震度4
平成28年04月14日21時44分 14日21時37分頃 熊本県熊本地方 M3.9 震度4
平成28年04月14日21時36分 14日21時26分頃 熊本県熊本地方 M6.4 震度7
(平成28年04月14日21時32分 14日21時26分頃 熊本県熊本地方 M6.4 震度7)
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Windowsのアップデートがままならぬ・・・ぐだぐだ

【以下の文章、ぐだぐだで・・・どうしょうもない】

今回ばかり合点がいかない。昨晩、セキュリティソフトが、Windowsをアップデートするようメッセージ表示した。案内にしたがい、Windows updateを開始した。すぐに、「更新プログラムを確認しています...」の動作になったが、確認していますという作業のままで、スライド上をグリーンの光が流れ続けている。

やってますよアピールをしてるのか、はたまた空回りしてるのか見当つかない。前回(3/9)と似た現象だ。そのときは、気長に待つ内、何となく完了にたどり着いたが、今回は展望もない。アップデートの初期から動きがおかしい。

(本ブログ関連:”(2016.3.9)今日のWindows Updateは時間がかかった”)

前回のように、CPU使用率100%まで至ってないし、一般アプリの動作はほとんど支障ない。そこで、更新確認作業をPCに勝手にやってもらっている間、ネットに対策を探した。だが良い対策が見つからない。

何度かPCを再起動をしたが、現象は変わらない。寝て待つしかないのだろうか。

2016年4月13日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 春

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/6)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「春」に関連した3曲を紹介した。

始めに、韓国の「節句」の中の3/3の上巳(삼짇날)について次のように紹介された。
・日本では、奇数月数と重なる日の<正月、上巳、端午、七夕、重陽>を五節句という。韓国も同様に特別にした。1/1日は正月(설날)3/3は上巳5/5は端午7/7は七夕9/9は重陽だ。上巳と重陽は、記憶に少ないけれど、春と秋の最中、自然を楽しむに適切だ。燕は、上巳に戻り、重陽に去るという。今週土曜日(4/9)は、旧暦3/3の上巳だ。韓国の南の地では、花が満開しているようで、想像するだけで心が浮きたつようだ。

▼ <春を迎えて山川へ遊びに行こう>という「遊山歌(유산가)」を聴く。暖かな陽射しに誘われて野に遊ぶ、今様に。

次に、春の景色を歌う「遊山歌」、燕を歌う「興甫歌(흥보가)」について次のように紹介された。
・春を歌う歌に、京畿地域の十二雑歌中一番とされる「遊山歌」がある。花は満開、新芽の美しい春景色を歌う。他に、カヤグム演奏と共に歌う、燕の歌、パンソリ「興甫歌」がある。燕が瓢箪を持って、善人の興甫の家に到着する旅路を表現する。韓国では春に、燕が江南から戻るという。江南は、一般にソウルを横切る川(漢江)の南側を指すが、燕が戻って来る江南は、中国の揚子江南部の江蘇省、安徽省などの平野地帯を指す。また、興甫は、韓国の南側、全羅北道南原地域に住んだといわれる。燕は、数々の名勝をよぎるため、昔の人々に一度は行ってみたい場所だった

▼ パンソリ「興甫歌」から、カヤグム演奏と歌による「燕路程記(제비노정기)」を聴く。京劇風の軽快さ、コラボの如く。

最後に、3/3の上巳に、気が合うもの同士で出かけて楽しんだということについて次のように紹介された。
・3/3の上巳に、食べ物や酒を準備して山や川へ遊びに出た。花を楽しみ、花を素材に料理を作った。女性は、機織りや縫い物をし、若者は学問をする。年寄りも、大人びたふるまいをしなければならないストレスがあったはず。上巳になると、若者は若者同士で、女性も年寄りもそれぞれ遊びに出かけた。気が合うもの同士で出かけて楽しんだことだろう。

▼ パンソリ「興甫歌」から、「燕を捕えに行く場面(제비 후리러가는 대목)」の語りを聴く。正統にのびやかな声が響く。

・燕が興甫の家を訪ねたものの、意地悪なノルボ(놀보)の家に行かなかったので、ノルボは燕を捕まえに出た。燕も、いるべき場所は分かったのだろう。ノルボの思うままにいかなかったという。

2016年4月12日火曜日

シャクナゲの真紅の花

地元、国分寺崖線に沿って流れる野川は、まるで童謡「春の小川」の舞台のようだ。休日には、親に見守られながら、子どもたちが賑やかな川遊びする。先日、日曜日(4/10)のこと、温む川水に足をひたした、幼い姉と弟だろうか、長い草の茎を頼りに川底を探る、そんな様子を見ていると、懐かしさを覚えて、しばらくたたずみ見た。

川が芯になって、二つの公園をつなぐ。日頃、足を運ばない遠くの公園を散歩した。うっすらと小さな葉を広げ、緑の霞のように辺りをつつむトウカエデの木立のなかを、緩やかにカーブする散歩道がある。少し開けた場所に、一本のシャクナゲの木が立っていた。

濃緑の葉は、大きくて厚く重たげである。一見して、ツツジの仲間であることが分かる。花弁は大きく、観察者を強圧する真紅の色彩。花言葉の「威厳」のイメージとはかけ離れて、むしろ挑発的である。花は、まるで情念が凝集したように塊り迫る。それがいくつも覆っているのだ。

香の紫煙漂う中国風の絵画を思う。まさに、そんな世界にピッタリながシャクナゲの花が咲いていた。


(追記)
今日から新学期が始まった。知ったつもりが、分かってない。それを覚らせてくれるのが教室。先生は辛抱強く、何度も気付かせてくれる。感謝。仲間にも感謝。
覚えているつもりで、忘れている・・・こればかりはどうしょうもない。
今晩、久し振りの寒風に冷えた。

2016年4月11日月曜日

イ・ソンヒ 「この歌をかりて」

イ・ソンヒの12集所収「この歌をかりて(이 노래를 빌려서)」(2001年、作詞カン・ウンギョン、作曲ユ・ヨンソク)は、聴覚に問題を抱えた主人公、ここでは若い女性だろう、そんな女性の心を歌いあげている。物語が浮かんでくるようだ。

(本ブログ関連:”この歌をかりて”)

とても感動的な内容であるが、ここではイ・ソンヒの衣装の色彩について。最近、濃い色合い(濃紺色?)が増えているようだが、ある時期(Youtube映像で見る限りだが)、パステルカラーの水色というのだろうか、何度か選んだようだ。

次のYoutube映像は、SBS歌謡ショー「イ・ソンヒと友人たち(이선희와 친구들)」(2004年8月21日)のものであり、夏ということもあってか水色の衣装だ。彼女のイメージである、サニーや、清潔さ、軽快さに通じる気がするが、如何か。
そういえば、本ブログのページヘッダーに使わせていただいている、イ・ソンヒの写真も薄い水色の服を着ている。彼女の(私にとっての)イメージ・カラーかもしれない。

イ・ソンヒは何色?」という話題を以前記した。彼女のファンたちが、「オレンジ色」のペンライトを振って、ステージのイ・ソンヒに声援を送ったことがあるという。彼女の好物のニンジン(或るファンクラブのイメージカラー)に合わせたらしい。ブログには、空色もいいけれどと一言申し添えたけど。

(次の歌詞は、本来?のものを掲載)


分かってよ、多分私もそうしたわ
私に反対の家族は もう許してくれたの
あなたもおそらく親になれば、その心分かるわ
あなたを惜しんで そういうのを

幸せでなければならない、私の掌(てのひら)に書かいて
走って行ったあなたに 電話しようとしたの
そんなにも あなたのために練習した言葉
あなたを愛してる、私の声で

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

*私は祈って、またこの世に来るなら
その時は このようにどうか生まれないように
誰かをただ愛することさえ
罪にならねばならぬ自分が嫌いです

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

(*以下繰り返し)

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ


(Youtubeに登録のP Chan Wooに感謝)

2016年4月10日日曜日

NHKスペシャル「巨大災害」

4/6の日付に変わる深夜、NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ- 日本に迫る脅威 ▽ 地震列島 見えてきた新たなリスク」が再放送され視聴した。寝るのを忘れるほど、驚く内容だった。

(Youtubeに同番組の内容が登録されている)

最近の観測にGPSが使われ、隆起、水平移動が詳細に記録されている。現在、次のような現象が観測されている。

① 3.11「東日本大震災」以降、GPS観測により、日本を含めて、日本海沿岸のロシア・沿海地方、韓国・朝鮮半島、中国・東北地域の地盤がに移動している(Max.5cm)。今まで動いてない地域であり、進行中とのこと。

② 活断層が(痕跡も含めて)発見されない地域でも、地震が発生している。長野県、鳥取県*などの地震例がある。地殻の動きに複雑な原因が推測される。
・プレートは、マントルに地殻を乗せた単なる一枚板というわけではない。GPSにより、同一プレート上でも、エリアによって地表の動く方向が異なることが観測されている。
・すなわち、「プレートが複数のブロックに分かれ、その裂け目で大規模な地震が起きるリスクも指摘されている」という。プレート説が登場した時代と比べて、現在は観測精度があがっている。プレートを細分化してとらえる、「ブロック」という考え方があるようだ。

(*)鳥取県の地震・・・内陸地震の危険性が示された。ところで、従来、地震保険の保険料金が安い(=比較的安全?な)ところだったようだが。(損害保険料率算出機構


(参考)
「関東直下の新しいプレート構造の提案」(2005年6月1日、産業技術総合研究所)
日頃、震源を気にしていた、「通常頻繁に発生する茨城県から千葉県北西部を震源とする地震」の解説に、その地下のプレートが、実は相当に入り組んでいるようだ。

地表にGPS観測点(スポット)を立てることはできたのだが・・・地下のプレートの複雑な動きをどうやって観測するのだろうか。

2016年4月9日土曜日

「走れハニー」のホンドゥケ先生

イ・ソンヒが、KBSのアニメ、「走れハニー」(1988年、全13話)の主題歌を歌ったことは知られている。子どものころの鮮烈な印象は深く定着する。この歌に、韓国の大人たちも呼び覚まされるものがあるようだ。頑張ることについて。

(本ブログ関連:”走れハニー”)

先日、中央日報の記事、「【コラム】不快な映画広告と集団主義」(3/26、チョ・ジェヒョン)を本ブログに紹介した。映画館で、最初に映される、「頑張れコリア(힘내라 코리아)」の広告に違和感を感じるという内容だ。この映像の中で、イ・ソンヒは「走れハニー」を原曲にしたもので歌っている。

ところで、このアニメは、主人公少女ハニーだけでなく、彼女を見守りランニングをコーチした、「鼻声混じりのホンドゥケ(홍두깨)先生の独特の声の演技」も人気の一つだったよう。いわゆる、鼻音を強調する、韓国成人男性の渋い声といったところだろうか。

ホンドゥケ先生役の声優がチャン・ジョンジン(장정진、1953年1月24日~2004年10月11日)だった。韓国声優協会会長もしたという。その彼について、東亜日報の記事「声優チャン・ジョンジン氏の死、KBSは謝罪もしないのか」(2004年10月13日)は、次のような最期を語っている。(抜粋)
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・KBS娯楽番組の録画中、モチを食べて倒れ、(2004年10月)11日に亡くなった声優チャン・ジョンジンさんに対して、該当放送会社が謝罪や哀悼の表示を全くしないため、視聴者たちが激しく抗議している。

・チャンさんは、先月13日、KBS2(バラエティー番組)「日曜日は101%」の<横丁の帝王>コーナーの録画中、(過激なゲームをして)モチ(松餅、ソンピョン)を食べる途中、喉に詰まり病院に移された後、一ヶ月あまりの間、酸素呼吸器に依存したが結局立ち上がることができなかった。
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なお、Wikipediaによれば、「最終的に彼の死をきっかけに、「日曜日は101%」は廃止され、2004年 11月7日から「ハッピーサンデー」が放映され、今に至っている。」とのこと。

2016年4月8日金曜日

桜が散りはじめている

先日聴講した市民講座「万葉集の桜」については、すでに本ブログに記した。ただし、万葉集の花歌の中で、梅(約130首)の方が桜(42首)より圧倒的に多い、そんな話題を書き漏らしてしまった。また梅は、今でいう、新春を彩るめでたい花というより、外来花として扱われたそうだ。桜も、絢爛に咲き誇る花というより、自然な山桜だった。

(本ブログ関連:””)

市民講座の資料を見ると、桜の歌に<桜花>と<散る>が一緒に使われているのが分かる。飛鳥、奈良の昔から、桜の散るさまに美意識を感じていたようだ。

(時代をくだると、歌集の桜と梅の関心は逆転して、花といえば桜が定着するようになる)

今日、町に出かけた帰り、ある桜並木に寄った。50mほどの道を、両側から桜の花が空を覆う。満開が早かった分、散るのも早いようだ。住宅街の一角にあるためか、花見客は滅多に来ない、いわゆる穴場である。私を入れて三人が、舞い落ちる桜花を見上げていて、そして、一人が散った花びらを箒で集めていた。

桜並木は、歩道も車道も花弁が積もって、雪道のようになっていた。桜は散るのをやめない。歩道と車道の段差の吹き溜まりに、桜花が厚く重なっていた。それにさえ、美しさを見出してしまうことに驚く。

並木道を掃き清める人は、ビニール袋に落ち花をぎっしり詰めていた。桜吹雪は始まったばかり、まだまだ降り積もる。

2016年4月7日木曜日

イ・ソンヒ「あなたが私を愛されるなら」

イ・ソンヒの曲に、熱い情念を抑えるように歌う、7集所収の「あなたが私を愛されるなら(그대가 나를 사랑하신다면)」(1991年、作詞キム・ミソン、作曲キム・ジンリョン)がある。不確かな思いが切なくて、ある意味ドラマチックで回想的だ。小雨降る今日のような日に、じんわりと聞こえる。そして美しい編曲。

(本ブログ関連:”あなたが私を愛されるなら”)


あなた本当に 私を愛してるなら
今のようにだけ 私を愛してください
あなた本当に 私を望まれるなら
心の中だけで 私を愛してください

*あなたの目に映った私が、余りに痛々しく見えて
その痛みを和らげようと、私に来るのなら
目の前に私が見えなくて振り返ると
しだいに遠のく心、私に来るのなら

あなた本当に 私を愛してるなら
あなた本当に 私を望まれるなら

(*以下繰り返し)

あなた本当に 私を愛してるなら
あなた本当に 私を望まれるなら

(Youtubeに登録のYuni Jeonに感謝)

2016年4月6日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 ARIRANG(アリラン)

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/30)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、海外から見た「アリラン(ARIRANG)」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:”アリラン”)

始めに、朝鮮末に政治活動したホーマー・ハルバート(Homer Hulbert、1863~1949) について次のように紹介された。
・米ホーマー・ハルバートは宣教師、ジャーナリストかつ政治活動家だった。20代のとき英語教育で朝鮮へ渡る。後に朝鮮第26代王高宗の外交顧問となる。「第二次日韓協約(乙巳条約)」(1905)締結の際、それに抗して密使として米国に渡る。一方で、朝鮮の事情を西欧社会に知らせる役割もした。高宗に対し、1907年にオランダのハーグで開催の「第2回万国平和会議」へ密使派遣を助言した。韓国で生を終えたいと愛した。「ハルバートのアリラン」がある。(著書に「朝鮮亡滅」がある)

▼ 米ジャズミュージシャン「David Benoit & The Edge Effect」作曲演奏の「ハルバートのアリラン」を聴く。原曲はもっと平坦なのだろうか。

次に、「ハルバートのアリラン」について次のように紹介された。(参考: コリアネット記事)
・1896年、漢陽(現ソウル)で、ハルバートは偶然アリランを耳にする。その時の感動を手紙で妹に伝え、楽譜を添えた。アリランが西欧社会に伝わった最初だ。「アリランは朝鮮の人々にとって米のようなものだ」と言った。いつも暮らしの中にある音楽、心を豊かにする音楽という意だったろう。彼の楽譜のアリランは、歌詞とリズムが現在のものと少し違い、「ハルバートのアリラン」と呼ばれる。

▼ カザフスタンの民族音楽グループ「Turan」による「アリラン」演奏を聴く。颯爽として風の香りする。

最後に、カザフスタンの民族音楽グループによる「アリラン」について次のように紹介された。
・カザフスタンの民族音楽グループが、アリランの美しい音色に感嘆し、自然の美しさと偉大な愛を民族楽器で表現した。素朴に生きる人々の歌は、カザフスタンの人々にも伝わったようだ。アリランは、リズムが単純で、一度聴くと記憶に残る。海外ミュージシャンが注目する歌でもある。
(「趙義成の朝鮮語研究室 - 朝鮮を知る」より : 「スターリンが『朝鮮人は敵である日本人に内通するおそれがある』として,1930年代に中央アジアに強制移住させられる。現在ウズベキスタンやカザフスタンに朝鮮民族が多く住んでいる」)

(参考) カザフスタンの民族音楽グループ「Turan」の演奏: 「カザフの大地|草原の声」
(Youtubeに登録の✣ ᵀᵊᵑᴿᶤ • Spirit of the Steppe ✣に感謝)

▼ アカペラグループ「The Real Group」の歌で「アリラン」を聴く。そのままにソフトタッチで歌う、今様。

・韓国を代表する民謡アリランには特別なものがある。ただの民謡に留まらず、故郷の歌という意味があり、海外に住む韓国人は、この曲を聞くと故郷を浮かべる。

2016年4月5日火曜日

イ・ソンヒ所属事務所「フックエンターテインメント」の2015年業績

イ・ソンヒは、自分の歌を歌うため、ライブ劇場を買収したことがある(2002年)。そのいきさつのなか、彼女が現在所属する音楽事務所「フックエンターテインメント」の母体が誕生する。初期に、その経営に(役員として)関わったともいわれる。

(本ブログ関連:”フックエンターテインメント(후크엔터테인먼트)”、”ライブ劇場買収”)

その後、彼女に人生の大きな変転があり、渡米のため一切を放棄したようだ。帰国後、同フックエンターテインメントとの関係が復活され、現在に至っている。

(本ブログ関連:”渡米”、”(資料)イ・ソンヒが再婚した夫”)

マネートゥデイの記事、「イ・スンギ、イ・ソンヒの所属事務所、不動産だけ244億(ウォン)保有・・・賃貸収益が?」(4/4、中堅中小企業部キム・ゴンウ記者)は、フックエンターテインメントの昨年(2015年)の業績を報じている。2014年と2015年の対比から、業績をイ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンの三人に依存すること、主な収益源であるイ・スンギが今年入隊したことによる売上減、それを補う不動産投資・賃貸業などの話題を紹介している。

(本ブログ関連:”イ・スンギ(이승기)の入隊”)

(参考)
2014年度の業績について、JobCoreaは、「金融監督院によれば、フックエンターテインメントは、2014年の売上高が159億3,500万ウォンで前年対比61.8%増加した。営業利益は、46億8,000万ウォンで218.1%増えた。」と紹介している。

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昨年の営業利益、6億1,700万ウォン「前年比 86.8%↓」 … イ・スンギ入隊で収益悪化の可能性


・イ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンの所属事務所フックエンターテインメントの昨年の営業利益が、前年対比 86.8%急減した。今年は、主な売上(収益)源であるイ・スンギの軍入隊で収益がさらに悪化する見通しだ。

・ただし、244億ウォンを越える(江南)清潭洞の建物が強固なつっかい棒だ。賃貸収益だけ昨年営業利益を上まわる 7億ウォンに達すると推定される。

・4日、金融監督院によれば、フックエンターテインメント(以下フック・エンター)は、2015年の営業利益が 6億1700万ウォンで、前年対比 86.8%減った。 売上額は同期間、32.8%減の 93億5,300万ウォンだった

フック・エンターの営業利益が一桁の数を記録するのは、2012年監査報告書を提出した以後初めてだ。 これは売上が減った中で人件費が大きく増えたためと分析される

・昨年、人件費は 8億4,200万ウォンで、前年対比 34.5%増加した。 旅費交通費と福利厚生費などが減った反面、人件費が増加したという点で役職員(役員と職員)の年俸が大きく上昇したと推測される。

・2002年設立したフック・エンターは、歌手イ・ソンヒのマネージャー出身であるクォン・ジンヨン代表が持分(株式)100%を保有している。所属芸能人は、イ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンなどである。


・フック・エンターは、サービス収入の91億ウォンのうち(アーティストに)71億ウォンを手数料で支給したアーティストの収益配分率は8対2の水準であると推定される。これは、昨年収益配分がアーティストに有利なコンサート売り上げ比重が高かったためと見える。

・フック・エンターは、去る2月1日に、主な売上(収益)源であるイ・スンギが軍に入隊し、2016年の営業活動が大きく萎縮している。イ・ソンヒはコンサート中心で、イ・ソジンはドラマ「結婚契約」出演が活動の大部分であるためだ。

・このため、攻撃的な企業営業よりは、安定した建物賃貸業で事業方向をかえたと推定される。フック・エンターは、昨年7月に138億ウォンを投資して江南区清潭洞の建物を買い取った。 2011年にも100億ウォン台の建物を買いとって話題になった。

・今回の建物買取で、フック・エンターの賃貸料収入は、年7億ウォンに達する見込みである。 だが、86億ウォンを国民銀行から借入年間利子が2億ウォン水準で、実際の収益は5億ウォンと予想される
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2016年4月4日月曜日

桜、木瓜(ぼけ)の花

近在の「桜」は満開して、おぼろに周りを花で明らめる<花明かり>する。「万葉集」(7C後半~8C後半《奈良時代末》編纂)に、こんな歌がある。実は、昨日(4/3)、市民講座があって、「万葉集」に採りあげられた桜にかかわる歌、28首ほど紹介された。そのなかで気に入った、素直な歌だ。

    見渡せば 春日の野辺に 霞(かすみ)立ち
          咲きにほへるは 桜花かも
                           (作者不詳、巻10 1872)

遠く、春日野の原に咲く「桜」花が、霞の中に浮かぶ情景を歌ったものだ。自己流に解釈すると、春日山の山裾に咲く桜の花が、日の傾むく夕べに、遠くに霞むようにぼんやりと見える。それでも花の香りは漂う・・・といいたいが、当時の「桜」は「山桜」が中心で、自然に(自生して)咲くものをいうとのこと(cf. 貴族が山桜を移植した「屋戸の桜」というものもあるが)。今のように、植樹して爛漫に咲き誇る「染井吉野」(江戸後期の交配)の桜花ではないという。自己流解釈は、ことほど都合よいもの。昨日の講師の方は、字のままに読むようにとのことだった。

ところで、最近、気になる花がある。「木瓜(ボケ)」の花だ。一瞬、梅に似た感じがするが、花弁が囲むように湾曲している。なにより、花の色合いがはっきりしている。白と朱である。不思議なことに、この二つの色を一つの木に咲かすものがある。それも枝の上で隣り合うようにして(花弁にも!白と朱が混在するものまである)。もしかしたら、色の違いは、大きな意味を持っていないのかもしれない。

「ボケ」の音には別の意味もある。「ボケ」すなわち、① 「呆(ほう)け」者といった間抜けであり、② 最近気になる、「惚(ぼ)け」である。前者も芳しくないが、後者はもっと空恐ろしい、なりたくないものだ。「木瓜(ボケ)」の花を見るとき、これらの「ボケ」の音がかぶさってきて、花の美しさが飛んでしまう気がする。

よく見れば、民家の生垣に白と朱を一木に咲かす「木瓜」の木がある。目立つ色具合なのに、今まで気にならなかったのは、数が少ないからだろうか、それとも色の按配が余りにこれ見よがし過ぎるからだろうか。

2016年4月3日日曜日

イ・ソンヒが「麦畑」を歌えば

いわゆる愛唱歌の「麦畑(보리밭)」(1952年、パク・ファモク*作詞、ユン・ヨンハ作曲)は、穏やかな旋律が耳に残る。哀愁もあって、老若男女に受け入れられた歌曲だろう。教科書にも採用されたそうだ。

(*) ブログ「jonagym」に、「麦畑」の作詞者で放送人であったパク・ファモクについて、「1952年、釜山で避難生活中に、海軍従軍作家団音楽家団に属していたバク・ファモク(朴和穆)作詞、ユン・ヨンハ(尹龍河)作曲で作られた。(斗山百科)」など、詳細な記述がある。感謝。

この「麦畑」は、クラシック歌手も手がけるようだが、イ・ソンヒが歌えば、彼女の不思議な力で国民歌謡になってしまう、そんな気がする。(Youtubeの映像で、化粧にだいぶ力が入っているようで微笑ましい)


麦畑(むぎばた) 間道(あいだみち)、通り抜ければ
誰かが呼ぶ  声がして
私を止める
昔の想いが  寂しくて
口笛吹けば
きれいな歌、耳元に  聞こえてくる
振り返れば、誰れも  見えなくて
夕焼けの  空だけが
目に満ちる

(Youtubeに登録のjenny.kimに感謝

2016年4月2日土曜日

ヤン・ヒウン、イ・ソンヒ、イ・サンウン、エンバ

イ・ソンヒに対するファンの気質にも関心がある。特に、彼女のファン層の中心である女性ファンの心理といっていいかもしれない。それは、いわゆる「女性的」なものを取り除いたところでの好意、憧れだろうか。一種、宝塚ファンに見られる深層を垣間見る気がする。(あくまでも、男の側からの視点に過ぎないが)

(3月30日、宝塚音楽学校の合格発表の様子をテレビニュースで見た)

イ・ソンヒの大衆音楽界デビューにともない登場したのが、歳下の若い女性が歳上の若い女性に対する憧れを込めた「姉さん(オンニ、언니)」の言葉を持つ、「姉さん部隊(언니부대)」(=若い女子学生のファングループ)だった。初の女学生ファン層である。評論風にいえば、当時の大衆音楽界の女性歌手が、女性を前面に出すことでファンを獲得していた(そうさせられた)ところに、新しいタイプの、女性歌手と女学生ファンが出現したことになる。

若いイ・ソンヒの紹介に使われた言葉に、<小さな体躯>で<独特な力強い、押し出すような、爆発的な高音>とか、<少年のような>という表現がある。彼女の26歳にしても初々しい姿を、モントリオール室内楽団との共演映像を見ると納得できるかもしれない。現在も若々しい<童顔>と形容される。

ところで、ハンギョレ紙の記事、「ヤン・ヒウン、イ・ソンヒ、イ・サンウン(Lee-tzsche)、エンバ* (양희은, 이선희, 이상은, 엠버)」(3/25、26修正、イ・スンハン:テレビコラムニスト)は、4人の女性歌手の持つ、(女性的なものと離れた)雰囲気を解説している。それは、トムボーイ(Tomboy)**と呼ばれる、ボーイッシュな要素だ。話題の中心は、ガールグループ f(x)メンバーのエンバについてだが、彼女の歌に込められたものを通じて、世界が固執する境界とそれに抗することについて記している。
(Youtubeに登録のquark2930、대중가요 1988、SMTOWNに感謝)

(*)エンバ(AMBER): Wikipediaによれば、「台湾系アメリカ人であり、韓国のガールズグループ f(x)のメインラッパーである。」とのこと。f(x)のメンバー構成から、中国市場を意識した戦略が見えてくる。
(**)トムボーイ: Wikipediaによれば、「Tomboy(トムボーイ)は英語でお転婆やボーイッシュの意。 元々は騒がしい男性という意味の言葉で、男性に対して使われる言葉であったが、次第に女性に対して使われるようになり、現在では完全に女性に対してのみ使われる言葉となっている。」とのこと。

(追記) もしエンバが韓国人歌手だったとしたら、韓国紙にこのような論調のコラムが書けるか、大きな関心がある。

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[土曜版](TVコラムニスト)イ・スンハンの ”スルタン オブ ザ TV”

(写真) ガールグループ、f(x)(エフエックス)メンバーであるエンバ
顧みると、韓国大衆音楽界に、「トムボーイ」がいなかったこともない。しかし、最近のエンバに対する韓国社会の視線は、イ・ソンヒとイ・サンウンを経験した国にしては、暴力的であることこの上ない。(エスエム・エンターテインメント提供)

・1940年代以前だけとしても、薄紅(以下「ピンク」)色は男子禁制の色ではなかった。フランス作家グザヴィエ・ドゥ・メストレ(Xavier de Maistre)は、自身の著書、「私の部屋旅行する方法(Voyage autour de ma chambre)」(1794年)で、部屋の雰囲気を改善したい男たちに部屋をピンク色に塗りなさいと薦めた。決闘をして逮捕され、42日間の自宅軟禁刑を受けた血気盛んな二十七の青年が、男たちに自信を持って推薦した色がピンク色だったのだ。
・ピンク色にジェンダー区分がつき始めたのは、20世紀初頭だったが、それにもまして最初は男性的な色と見なされた。1918年のアメリカの子供ファッション紙「アーンショウ インファンツ デパートメント(Earnshaw’s Infants’ Department)」に掲載された説明を見てみよう。「きっぱりとしていて、さらに力強い色であるピンク色が男の子に最も適した反面女の子は繊細で可愛らしい色である青色を着た時さらにきれいに見えます。」と。 ピンク色が女性的な色の扱いを受け始めた歴史が、未だ100年にならないという意だ。

・かなり最近まで、男が耳に穴を開けて通すのは奇怪なこと扱いされたが、この風潮も事実そんなに古いものではない。三国時代と高麗を経て朝鮮中期に至るまで、長年、耳輪(以下「イヤリング」)は性別の区分なしに幅広く愛された。韓半島の男たちの間でイヤリング文化が一段と弱まったのは、1572年に宣祖(선조)が「身體髮膚 受之父母(신체발부 수지부모)」に言及して、イヤリング禁止令を下した以後であった。イヤリング禁止令も一挙に効き目は挙がらなかった。
・禁止令を下してから25年後の1597年、「丁酉再乱」(=慶長の役)の時、朝鮮に派兵された明軍の経理(경리)の楊鎬(양호)が「朝鮮の軍隊が戦功を水増しするため、むやみに朝鮮人を殺しては倭賊(日本)に見せかけることがある」と追及すると、すぐに接伴使(접반사、外国使臣を接待した官職)の李德馨(이덕형)は、イヤリングの穴跡の有無で倭賊と朝鮮人を区別することができると答えた。当代、朝鮮の男たちの間では耳に穴を開けるのが王命でも、鎮めるのが難しい圧倒的な流行だったのを推し量ることができる要(かなめ)だ。

・突然、ピンク色やイヤリングの話を取り出したのは、「男らしさ」でも「女らしさ」を規定することの歴史が意外にそれほど長くなくて、それさえも自然な選択の結果でなく、色々な理由で数度人為的に変わってきたことを語るためであった。
・服飾やアクセサリー、色と趣向などの基準として、特定の性別を規定しようとする動きというのは、何とはかないことか。それでも、新しい商品や流行が登場するたびに、世の中はそれが男性的なのか女性的なのかをあえて問い詰めて、その基準に合わせて、あえて自身の男性性/女性性を積極的にアピールしない人たちは、性的指向を疑念されるのもしばしば経験している。「ひょっとして、指向がそうした側(の人)ではないだろうか?」という質問の後には、「ゲイ/レズビアンでもないが、なぜ女/男のようにふるまうのか」という問い、なぜ暗黙的である規範に従わないかという追及が隠れているのだ。語り口や行動様式、服を着る好みなどが、性的指向、性的同一性(アイデンティティ)とセットにして変わらないという事実に対する人々の無知は言うまでもなく。


・トムボーイキャラクターである、f(x)のエンバ
・男装女性という偏見
・ソロ曲「Beautiful」、「Borders」で
・自伝的な話、解き明かして
・「私を押さえ付ける圧迫に抗して」
・世間の批判に堂々としていて


・平凡な身分も名もない人々(張三李四)は、それでも目が向けられない方だ。大衆の前で、いかなる役割モデルになることが強要される芸能人の場合は、世界の視線を避けるのはさらに難しい。
・f(x)(エフ エックス)の「エンバ」は、同時代の韓国ガールグループでは簡単に見つけるのが難しかったトムボーイ(中性的で闊達な女性)キャラクターで、多くの女性ファンを引きつけたが、同時にデビューするやいなや彼女を「男装女性」というキーワードで修飾する人々とも向き合わなければならなかった。
・2009年韓国放送「ギャグコンサート」で、「ワン・ビホ」キャラクターで活動した(コメディアン)ユン・ヒョンビンは、エンバを指して「ガールグループというけれど男がいる。ハ・リスのような子」と話した。放送後、多くの視聴者からエンバとハ・リスの共に礼を欠くという批判を受けたにもかかわらず、そのような冗談がディレクター(PD)の事前検査でふるいにかけることも、編集過程で脱落することもなかったというのは、人々の偏見がどれくらい強いことか端的に見せる。

・顧みると、エンバが韓国の大衆音楽界に、初めて登場したトムボーイのキャラクターであることもなかった。
- ギターとフォーク、ジーンズ(青ズボン)の時代だった1970年代のヤン・ヒウンは、白いシャツにジーンズ(青ズボン)姿でギターを弾き、
- ミュージカルでスカート(チマ)を着たことがマスコミに特筆大書されるほどズボンを固執したイ・ソンヒは、「姉さん部隊」を率いて歩き回ることで有名だった。
- 「タムダディ」で一躍スターダムに上がったイ・サンウンはまた、大きな身長と短い髪、ジーンズ姿で女性ファンを魅了した。
あまりにも長い間、華奢だったり可愛らしいイメージで大衆を相手にするガールグループにだけ慣れて、そうなのか? エンバに対する韓国社会の視線は、イ・ソンヒとイ・サンウンを経験した国にしては暴力的であることこの上なかったもちろん、1980年代は、世界的にトムボーイ熱風が吹いた時期だったとの点も考慮するべきだが、時代が過ぎて流行が変わったといって、他人の好みや身なりなどを指摘して「模範的な」女性像あるいは男性像の中に相手を閉じ込めようとする試みが正当化されるわけではない。

・エンバは、このような世界の偏見に着実に反問してきた。2015年2月発表した、ソロアルバム「Beautiful」に収録されたタイトル曲「SHAKE THAT BRASS」のミュージックビデオもまた、友達とにぎやかに遊んでバスケットボールを楽しむ姿を入れたし、同名の自作曲「Beautiful」では、「鋭いことばが私の気持ちを深く切って」、世の中は、「狭い鳥かごのよう」だが、自身は他のどんなものでない自分自身になることであり、自身が自身たりえて幸せだと歌った。
・同年7月、自身のインスタグラムにあげた文では、メッセージが一層もっと鮮明になった。
「私は、女と男が、ある一つの外観に拘束されないと思います。美しさというのは、すべての形と大きさから出てきます。私たちはすべて違いますね。もし、私たちが皆同じメロディで歌うなら、どういうふうにハーモニーが存在することができるでしょうか? 他の人々と違うという理由だけで他の人をむやみに判断しないでください。私たち皆お互いの差異を尊重して成長できることを願います。」 嫌いな人たちはずっと嫌いだろうが、自分の面前で自身を冒とくすることは全然違うことなので、一つはっきりしておきたい言葉で始めたこの丁寧な文は、このように終了する。
「いつでも、自分自身になってください。自分自身に真正真実に生きることが、自らのためにできる最も大きなことです。」

・去る3月24日、公開されたソロ音源「Borders(境界)」でも、彼女は同じ話をする。1節で、エンバは世界の指差しに苦しむ。「ここに皆が私を眺めて、首を横に振るよ。私に何が問題なのか・・・(中略) 彼らが言う『完璧』に届くことができるならば、何でもするだろう。その後、多分、私が居る場所も見つけることができるだろう」。
All these people here staring and looking at me
Shaking their heads eyes down strong on me
What's wrong with me?
・・・
And I'd do anything to be what they call perfect
Then maybe I could find a place to call my own and belong

・しかし、すぐ次の小節から、彼女は違う可能性を思い浮かべて、違う歌を歌い始める。「だが、もし私が十分に強いならば、目を足元に置いて黙々と歩いていくだろうに。なぜなら、母さんが語ったよ。境界を越える時、窮地に追い込まれても、決して恐れるなと。真っすぐ立って、あなたの道のため戦えと。立ち上がって倒れて、再び立ち上がって。私を押さえ付ける圧迫に抗して」。
But if only I was strong
I'll be walking with my eyes down
eyes down eyes down
I'll keep my eyes down
eyes down eyes down

’Cause mom said I'd be crossing borders
Never be afraid even when you're cornered
Stand up straight fight your way
Fight your way fight your way

Stand up, fall down, up again
Up against the pressure I am in

・そうしては、世界に向かっていう。「見せ掛けしないのだ。はるかに多いことが前にあるから」。
No I won't play pretend
There's so much more ahead

・ソロで曲を発表する機会があるたび、エンバは自伝的な話を引き出して、世界の不当な偏見に抗して負けないことを誓った。

・そのメッセージは、もうエンバ本人だけでなく、他の人々と違うという理由で苦しむこれらみなのものとになった。エムネットに出演した時、エンバはこのように話した。「私の考えで、歌手はメッセージを伝達しなければならないのです。音楽で。 自分がいじめだと思う人たち、心が痛む人たち. 勝ち抜くことができます。そんなメッセージを伝達したいです。『エンバも勝ち抜いたので、あなたも勝ち抜くことができます』、そんな話をしてあげたいです」。数多くの基準として、他人の人生を裁いて、指差しするのが好きな世界で、その偏見は不当なことであり、美しさはあらゆる形態と大きさから来て、これ以上他の人々が望む姿を真似ないというメッセージを、世界に伝えるのが使命と考えた歌手が錐(きり)のように鋭く(境界を)突き抜いた。
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(Youtubeに登録のSMTOWNに感謝)

2016年4月1日金曜日

ストーブとよりを戻すこと

昨日、気温は19℃を越えた。穏やかな晴れた空に、桜の花の咲き誇るのを見んと公園に行った。春らしい陽射しに温もり、心まで伸びやかになった。都心では満開宣言まであった。

こんな風に過ごしやすくなるのに、年々時間がかかるようになった。冬の寒さから解放される目安は、10℃と思う。部屋から廊下に出る億劫さが薄れるからだ。そのうえ20℃を越えれば、自然に体が浮いてくる。

地元の気温で20℃を越えたのは、2月の13日と14日、3月の8日と17日だった。特に2月13日は24℃を越えた。そんなとき、もう充分に寒さに耐えたから、このまま突き進んで欲しいと願った。けれど、三寒四温のお天道様は許してくれなかった。

では、15℃ではどうだろうかと掛け合った。3月に入ると、特に月末になると15℃越えが続き、昨日の3月31日は19℃を越えた。もう大丈夫だろうと安心して、ストーブを押入れに閉まった。これから少しくらい寒くても、いつまでもストーブに頼っていられない。体を慣らす決心をしたのだ。

けれど、今日、私は負けた。

ストーブを抱えながら詫びた。済まなかった、もう一度部屋に戻ってくれと。現在、私のそばで、ストーブは赤い炎を揺らしている。少し熱いくらいに。