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2023年8月31日木曜日

今月2度目の満月「ブルームーン」、そして「スーパームーン」

今年8月に、「満月」を2度(8月2日と31日)迎える。特に、2度目の満月を「ブルームーン」と呼ぶそうだ。といっても、同じ「標準時」を使う場所(タイムゾーン)によって、ブルームーンとなるかが決まる。

約2年半に一度の割合で出現する「ブルームーン」(Panasonicサイト)
「スーパームーンやブルームーンなどの珍しい月は、いつ観測できるの?」(UP LIFE編集部、2023年5月15日)より抜粋
https://panasonic.jp/life/entertainment/260008.html
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まずは、「ブルームーン」からご紹介しましょう。
その名前から「青い色の月」を想像しそうですが、青に見えるわけではなく1か月の中で満月が2度現れることを指すといわれています。月は平均すると約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返すので、平均30.4日である1か月の中で満月を2回も見られるのは、珍しい現象なのです。
約2年半に一度の割合で目にすることができるブルームーンですが、2023年はスーパームーンと重なっています。8月31日に夜空に現れそうなので、天候に恵まれるといいですね
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今年最大の満月「スーパーブルームーン」
- 昨晩(8/30)から今朝(8/31)方にかけて月は、地球から一番近い距離に位置する(つまり最も大きく見える)「スーパームーン」となる。昨晩、帰宅時(午後7時ころ)、東南の空に雲にかすむように月が浮かんでいた・・・たしかに、存在感があったように思った。
- その後、きょう(8/31)の月は、午前10時36分ころに満月となり、まさに満月として「スーパームーン」となる。今夜にいたり、同月内2度目の満月「ブルームーン」を迎える。

夜、観察に出かけてみた。天空はほとんど薄い雲に覆われていた。pm8:30の時点、南東の空にある満月は、うすぎぬの雲を透してぼんやりと浮かんでいた。

8/31 pm8:30 の満月
Youtube
「【スーパームーン2023】今年最大の満月!月が大きく見えるメカニズムを徹底解説」(登録 Tenki.jp、解説 工藤佳奈子氏)
https://www.youtube.com/watch?v=X0RxoxWa7rs


ブルームーンには名の通り、月が青く見える現象を指す場合もある。
- 戦後10年に発表された、菅原都々子の歌「月がとっても青いから」(作詞:清水みのる、作曲:陸奥明、テイチク 1955年)がある。三番の歌詞の最後に「君と誓った並木道 / 二人っきりで サ帰ろう」に、当時、今を盛りの若者たちの青春歌謡なのか、それとも10年前の青春を想い懐かしむひとたちの歌謡なのか、大ヒットした理由が分かるような気がする。

Youtube
「最高音質!~月がとっても青いから『歌:菅原都々子』」(登録 higonokaze(肥後の風))
https://www.youtube.com/watch?v=XO7JmRYirX8

2023年8月27日日曜日

きのうにつづき公園を巡る。昼過ぎ(15:00)、いつもの林間を通り、緑陰を抜けると、暑い日射しを浴びることになる。そんな日向で受ける風が微妙におとなしい。真夏の熱風が変化しているのに気付く。

午後3時半、関東地方の雨雲レーダーによれば、太平洋から関東方面をなめるように雨雲が南下しているのが分かる。北北東の風で、気温が少し和らいだかもしれない。


公園の空は明るく晴れ渡っていた。帰り道、西の空に浮かぶ入道雲は、まだまだ元気である。この夏は暦いっぱいつづきそうだ。(天気予報は、来週から雨混じりとのこと)

2023年8月26日土曜日

野鳥観察(54)

早朝、地元公園をフィールドにする野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。快晴の空(6:30)、太陽は 15.7°の高度から眩しく公園の原っぱを照らし、密集する雑草の葉に朝露が輝いた。草地に分け入ると、足元が露で濡れそう(ただし明かる過ぎて、朝露の美しい写真を撮れず)。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

暑さのせいで、野鳥の数(種類)を期待できないと案じながら林間を巡る・・・、樹々に葉が繁り、その葉陰に野鳥が飛び込む一瞬を観察する。結果は杞憂におわったが。それでも昆虫や植物など、いつもより幅広く観察することになった。

会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものの中から、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・アオゲラ: 指された樹の幹の裏に廻るように隠れる瞬間を見た
・ヒヨ(ドリ): 鳴き声から幼鳥ではといわれた(葉陰に隠れた中でのこと)
・シジュウカラ: 林間樹上に鳴き声がした
・メジロ: 茂みに飛び込む一瞬を教えられたが・・・
・カワセミ: 遠くを飛ぶ一瞬を教えられたが・・・(見たことすらおぼろ)
・カルガモ:(以下の写真)
・アオサギ:(以下の写真)
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・コオロギ: 観察の開始、森の入口で一斉に鳴くのを知る
・ツクツクボウシ: 耳にするのはこの時期、夏休みの宿題に焦るころ
・カマキリ: 雑草に目をやれば、葉の上に動かずたたずんでいる
・ゴマダラチョウ: (以下の写真)
・アカボシゴマダラ:(以下の写真)
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・アベリア:(以下の写真)


カルガモ(写真左)、アオサギ(写真右)
小川の岸辺に繁るアシなどの葉陰に隠れ、静かに水に浮かんだり、たたずんでいた。



コマダラチョウ(写真左)、アカボシゴマダラ(写真右)
観察途中の道ばたで、或いは橋の欄干の上にじっと佇んでいるのを見た・・・ともにカメラにおさめる間、逃げる気配もない。「アカボシゴマダラ」は黄色の口吻をだらりと出している。


アベリア(樹)
グラウンドのフェンスの金網柵に沿って花を咲かせていた。香りの強い「アベリア」の花に申し訳ないが、小学校のある施設裏に植わっていた記憶があり残念なイメージがする。



(付記)
この3年間参加している地元の「自然観察会」は、今年で50周年という。ちなみに、小金井公園は、開園70周年に当たるといい、同公園で活動の樹木観察会は20周年とのこと。

2023年8月23日水曜日

処暑 2023

きょうは二十四節気の「処暑(しょしょ)」、暑さがすこしやみ(峠を越えて後退し)始めるころ。昼に比べて夜の水道水がヒンヤリするのに気づき、季節の変化を感じる。子どもたちも、8月下旬にもなれば夏休み宿題に気付き始める。

(本ブログ関連:”処暑”)

江戸期天明七年の冊子「暦便覧」(太玄斎*著、蔦屋重三郎版元、)**に、「處暑  陽気とどまり[里]て初てし[志]りぞき[記]處(やまん)とすればなり[那里]」(素人故 くずし字理解をご容赦)が見える。
(*)太玄斎: 常陸国宍戸藩5代藩主 松平頼救
(**)国立国会図書館オンライン: https://dl.ndl.go.jp/pid/2536637/1/7

処暑[處暑]: 處 = 処の旧字、處 = 始末する(例: 処分)

きのうのこと
昼、雲間に青空がのぞいたので、地元スーパーに出かけた。買い物が終わって店を出ると、辺りを「通り雨」が濡らしていた。ひとびとは軒下にとどまり雨が止むのを待った。ネットの天気予報で、事前に「雨雲レーダー」を見ていたので、すぐに止むのを予期した。

きょうのこと
きょうの日付に変わった深夜、屋根をとどろかす降雨に驚く。通り雨といった風情もない。しばらく騒がしたが、いつのまにか過ぎ去った。
とはいえ一日、薄曇り、陽射しの繰り返しで、ときに思い出したように雨降り。雨雲レーダーによれば、(1時間後までの)シミュレーション画面に、小規模ながら雨量の多い雨雲が出現し、北上するのが見える。

2023年8月21日月曜日

ヒマワリの新しい花が、みな東を向いている

きのうの自然観察会を欠席
きのう(8/20)の定例「自然観察会」を、日射しの強さとか、足腰の具合いとかをいい訳に欠席した。それながら昼には外出して、隣り街の駅前書店で「全国 水害地名をゆく」(谷川彰英著、集英社インターナショナル新書)を購入した。

「あとがき」に、人びとが水害に遇うようになった経過を次のように記している。
① 昔、ひとびとは高台に住んでいた。
② 新田開発でコメの生産量が増え、人口も増えた結果、河辺の平地に住むようになった。
③ 近代になると堤防など治水技術が進み、集めた水を海に押し流す方式になった。
以後、ひとびとの住み場所は拡大していく(後略)。

最近、地元農地のあちこちで宅地改造が進んでいる。そこは、市の「防災マップ」(ハザードマップ)で水没地と示されたエリアでもある。江戸期の新田開発の地「武蔵野台地」に構築した多摩川上水から分水した用水路跡に近い場所。水路から水を受けるため、わずかな傾斜地(窪地)であるが、水溜りを予見する地名はない。

ついに、農家が手放したというか、都心のマンション高騰を避けたディベロッパーのチャレンジというべきか。果たして、新しい宅地の取得者は納得してのことだろうか。


ヒマワリの花が一斉に東に向かって咲き始めた
まだまだ農地は残っていて、その一画に「ヒマワリ」畑が作られている(6月に咲いた畝とは別)。きょう見ると、新しい黄色い花が東に向かって一斉に咲いている。朝陽を早々に求めてか、みな同じ向きになっているのが不思議。

(本ブログ関連:”ヒマワリ”)

次の写真は、畑の東側に立って、ヒマワリの花と向かい合っようにして撮った。開花直前の蕾(つぼみ)も多数あるが。

2023年8月17日木曜日

キツネノカミソリ

暑い夏、うなぎで誘ってむすこの近況を聞く。 いつも通りのこと、結局は私のむかし話に終始した。親父との会話は弾まないもの。私も父親とは聞くことに徹していたな。
そうそう、夜中に、洗面所に灯りをつけず入って鏡を見たとき、そこに親父がいた。今度は私の番、順送りってとこか。

分れてのち、台風7号の余波もない空には巨大な雲が並び、陽射しが熱い。喫茶店に逃げ込み、涼をとりながら古書の頁をめくった。ソ連が崩壊する8年前に出版された「ロシア無頼」(内村剛介著、高木書房)だ。1980年時点での、あるシミュレーションが描かれている。シベリア抑留を経験された著者の洞察を以ってすれば、すべてはお見通しか。

(本部ブログ関連:”内村剛介”)

公園の噴水(水あそび場)
まだまだ明るい、もったいないので、家路をそれて公園をぐるり巡ってみることにした。
いままで気にしていなかったが、公園管理事務所前にある、円周上に配置された8本の石柱の腹から水が噴き出ていた。そして円の中心にある低い石台からも激しく水を吐き出していた。石の造形を公園のストーンヘンジと洒落て見た。
この時期、格好の水遊び場所になって、幼い子ども(2、3人)連れの家族がつぎつぎ現れた。


コナラの立ち枯れ
公園の調節池(現在:から地)の北側小道に、「コナラ」の樹が、一部の枝を除いて葉が完全に枯れていた。幹の下側を薄茶色の大きな <紙> で覆っている(「調査中はがさないで下さい」の文言が記されている)。
「ナラ枯れ病」を防除できなかったのだろうか。「カシノナガキクイムシ」が媒介する菌に感染しないため、この虫の侵入を防除する <虫取り紙> のようだが・・・・。

(本ブログ関連:”ニレ立枯病”)

キツネノカミソリ
今度は本当に帰路につく。公園と外部(北側)を仕切る緑陰を狭い車道が通っていて、湿った斜面(国分寺崖線)との境界に金網が張られている。ある一画に、ヒガンバナ科の「キツネノカミソリ」が群生しているのに出会った。一瞬、ヒガンバナかと思ったが、濃い橙色の6枚の花弁に気付く。日陰に咲く様は、力強く存在感がある。

(本ブログ関連:”キツネノカミソリ”)

2023年8月15日火曜日

盥(たらい)と大雨の表現

明け方、台風7号の影響を受けた雨が激しく変化して、急にドドドドドという轟きになった。屋根を叩く雨音に、太鼓を細かく連打する響きが加わったように聞こえた。

豪雨に遠雷を重ねたのだろうか。でも落雷の衝撃はないし。強烈に屋根を破るような轟きがしばらく(数分か)続いた。この後、どうなるやら心配にだった。

【記録:04時の降雨量】気象庁アメダスは10.5mm、気象協会は5mm ・・・ 観測位置に多少ズレがあるが。

そのとき、「盥(たらい)を叩く」という言葉が浮かんだ。・・・朝目覚めたら、この表現が正しいか確認してみようと、ひとまず眠ることにした。
朝方目覚めて、「雨  盥  叩く  打つ」などの語句を、Google検索や電子辞書を確認してみたが、該当の表現が見あたらない。結局、AI(Bard)に頼ったところ、次のような回答を得た。

Q.大雨の雨音の例えに、盥(たらい)を使った表現はありますか?
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A.はい、大雨の雨音を盥(たらい)を使った表現で表す言葉はいくつかあります。

・盥を叩くような雨
・盥をひっくり返すような雨
・盥を投げ込むような雨
・盥を打ち鳴らすような雨
・盥をたたきつけるような雨

これらの表現は、大雨の雨音が非常に激しいことを表しています。盥を叩いたり、ひっくり返したり、打ち鳴らしたり、投げ込んだりすると、大きな音がしますが、大雨の雨音も同じように大きな音を立てます。これらの表現は、大雨の雨音の大きさや激しさを、生き生きと伝える効果があります。
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(付記)
本当は、木製の盥を前提に、<盥の底を打つような> という表現も期待していたのだが・・・。(木製の盥から、浮世絵にある、行水する夏の風情も浮かんできたりして)
ところでネットに、盥の代わりに「バケツをひっくりかえす」といった表現がある。バケツは金物で、ガチャッといった金属音が想定される。それより、昔ながらの盥は木桶なので、ドンという腹の奥まで響く和太鼓のイメージがする。私には、バケツより盥の方がフィットする。

2023年8月12日土曜日

公園と神社巡り

先日(8/8)、立秋と台風6号の発生が重なった。以来、気分は秋に向いている。このごろ、日中の陽射しは盛夏だが、夕方になって水道をひねると、水がヒンヤリするのに驚く。

きのう(8/11)の自然観察会は定例場所とは別の、新宿区にある「戸倉公園(箱根山地区)」で特別開催した。私は、足腰のせいで遠くへ出かける自信がなく、欠席させてもらった。そこで、今朝、地元の公園と多摩霊園の「浅間山(せんげんやま)」を巡ってみることにした。

公園巡り
早朝の公園は、セミの鳴き声とカラスが叫ぶ声だけ。いつもの真夏のように、のんびりしていた。小川に沿って観察したが、「カルガモ」もいない(見つけられない)。もしかして、「カワセミ」と出会えたらと期待して、唯一知る場所へ行くも空振り。そのとき草むらに「アオサギ」(写真)が隠れるようにいた・・・、けれど繁みにスッと消えてしまった。


他に何も見つけられず、その場をはなれたとき、後ろから観察会のベテランの方に声をかけられた。いつもの場所にカワセミがいたと言われた。私は、ベテランの存在すら気付かなかったのだ・・・恐縮。

浅間山に上る
公園に隣接する「多摩霊園」の南西に「浅間山」がある。以前、霊園で観察会(今年5/4)が実施されたけれど、足腰がかなわず途中で断念したことがある。きのうの観察会が「箱根山」を踏破したのなら、私はせめてきょう「浅間山」を登頂したいと思い出かけることにした。

浅間山について
・多摩台地が古多摩川などにより削られて残った台地。標高80mの丘、「堂山」がある。
・「ニッコウキスゲ」の変種である「ムサシノキスゲ」(5月開花)の唯一自生地である。
・堂山の頂に「浅間神社」(写真)があり、堂山北側の男坂から登った。


山頂の浅間神社は小さな社(やしろ)、あるいは祠(ほこら)だった。身を屈めるようにして鳥居をくぐり、傾斜のある階段を上がって祈願した。

2023年8月11日金曜日

「山の日」2023

祝日「山の日」のきょう、自然観察会は定例(月一度、地元公園)のフィールドと別に、新宿区の「戸山公園」(「箱根山」地区)にて観察会を実施した。箱根山は、Wikipediaによれば、標高 44.6m(頂上に「水準点」)あり、山手線内で最も高い山として有名だそうだ。

(本ブログ関連:”山の日”、”自然観察”)

昨晩まで、戸山公園の観察会へ行く気まんまんでいたけども、気付けば足腰に力が入らず、これまでに皆に付いていくのに苦心することが多々あったので、今回断念した。標高44.6mの箱根山がしんどいわけではない。ただ、このごろ地元公園を1時間ほど歩くのに閉口しているわけで。

山の日のきょう、テレビは高尾山や富士山登山のにぎわいを報じた。そんな登山客の列に混じったり、山頂からの展望に感動したりできたらどんなに素晴らしいことだろう。
若いころ、高尾山を1時間ちょっとで登ったりしたものだが。

(本ブログ関連:”高尾山”)

Youtube*で、面白い話題を見つけた。スマホやPCで、3次元登山路を巡ることができるという。登山地図上の要所要所に記されたポイントが看板表示されたり、視角が俯瞰したり回転したりできる。バーチャルで登山気分を味わえるソフトがあるそうだ。
(*)かほの登山日記:「【バーチャル登山⛰】スマホで登山気分を味わえる方法を見つけた!」- 3年前の話題だが
  - https://www.youtube.com/watch?v=2YEJJ_6bg3c

2023年8月8日火曜日

立秋 2023

きょうは二十四節気の「立秋」、はじめて秋の気配を感じるころ。
もし、節気の円盤があって、廻せば巡り逢うことなんだろうけど、体感はまだ夏の盛り。

(本ブログ関連:”立秋”)

きのうの昼近く、畑地を抜ける通りを進んだとき、路上でカメラを空に向けて撮っている人がいた。つい私も見上げると、低層雲は少しグレイに膨らみ、中層雲は真白に輝やき、高層雲は青い天井に筆を滑らせている。空一杯、驚くほどの雲の造形に圧倒されて、思わず「おっ!」と声をあげた。

きょうの昼も、きのうとほぼ同じ空模様だった。しかし湿気を感じた。午後3時過ぎに小雨がぱらついた。天気予報では、これからくだるらしい。

秋に隣り合うころの夏の季語に「秋隣(あきとなり)」があるそうだ*。
(*)「日本の七十二候を楽しむ」(白井明大、東方出版)
ネット解説に秋の終わりと説明するものもあるが、本来は夏が少しづつ変化して、秋にせまる気配を知るものという。

今朝、「台風6号」の南東に「台風7号」が発生した。南鳥島(発生) → 小笠原諸島 → 伊豆へ北上するという。

2023年8月7日月曜日

台風6号の進路予想

先日、テレビのニュース・情報番組(ワイドショーなど)の気象予報コーナーで、「台風6号」の進路について、沖縄方面に到達して以降どのような進路をとるか、気象予報士が(各国の気象予報機関の情報を参考に)次のよう解説された記憶がある。

・日本の気象予想では、東へ反転して日本の太平洋岸に沿って北東へ進む。
・米国の気象予想では、西にそのまま向かい中国大陸へ進む。
・欧州の気象予想では、北上して黄海へ進む。

地の利をいかした日本の進路予想が当たるかと思いきや、現在(8/6時点)の日米欧の予想はともに、奄美 → 屋久島 → 九州の西海上 → 北上して朝鮮半島を縦断するようだ*。多分、当初の欧州の予想に近い進路だ。
(*)福井新聞の記事
「【台風6号情報】気象庁の予想進路と米軍、ヨーロッパの見方は 2023年8月6日21時現在の現在地」(8月6日 午後9時58分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1838766

大型コンピュータを駆使しているのだろうけど、予想と予報は同じにならない。そのために、ブラジルの一羽の蝶の羽ばたきまで解析しなければいけないのかもしれない。

でも、過去の予想なんてすぐ忘れる。

2023年8月6日日曜日

BIRDER 8月号

昼すぎ、実に久しぶりに、近隣の駅ビルにある本屋へ出かけた。
電車に乗るため地元駅に向かう途中、雲間に青空が突き抜ける天から、風に舞い落ちる水滴を頬に感じた。霧雨よりももっと微小な感触だ。道が濡れるでもなく、雨傘の必要もない。路上に止まる車のウィンドウの反射具合から、微かに雨が降っているのが分かる。もしかしたら「お天気雨(狐の嫁入り)」と言えるかもしれない。

(本ブログ関連:”お天気雨”)

ここ数日、公園の野鳥や植物を観察するとき、暑さに負けてマスクをはずしている。とはいえ、近隣街へ電車で行くのに、マスク無しじゃまずかろうとマスクをかけて乗った。乗客の4割~5割がマスクをしていた。目的地の駅改札を出れば、マスクをはずしてしまったが。
実は、帰りの電車に乗る際、マスクをすっかり忘れていた。

ところで、目指す本屋で、野鳥趣味の月刊誌「BIRDER」(月号)を購入。特集「彩(いろ)鳥どり  図鑑」は、野鳥に多く見られる色鮮やかな理由を、形態や生態などの観点から分かりやすく解説している。

同誌今月号の巻頭 <BIRD GRAPHICS> は「清流の神ワザ漁師 ササゴイ」で、ササゴイの採餌(小魚オイカワ、トンボ=ルアーフィッシング)や、縄張り争いの様子などを高精細な写真で掲載している。驚いたのは、写真と記事を書いた筆者の加藤一樹氏のプロフィールだ。「ササゴイに青春のすべてを捧げるクレイジー(?)な高校生」とある。
高年に初心者の猶予期間を少し過ぎても、中級者になれず低迷する者にとって、若者たちが台頭するのはうらやましくうれしい。

帰宅したとき、わが家のある住宅地の路面が黒ずんでいた。局所的な「通り雨」でもあったのだろうか。

2023年8月5日土曜日

野鳥観察(53)

久し振りに、野鳥観察(探鳥会)へ参加した。つまり、6/24以来のこと。前月7月の全2回すべてをともに寝坊のせいで欠席したわけで・・・。(しかも、きのう(8/4)勘違いして出かけたりした)

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

今朝、一か月ぶりの参加だった。体がなまったせいか、足腰が定まらずふらふらして、みなに付いて行くのに閉口したし、運動不足で体内にたまった水分(つまり水太り)のせいで汗だらけになった。その意味では成功だったのかもしれない。

暑い夏、探鳥会で巡る林間や原っぱに、野鳥の姿や鳴き声は乏しかった・・・もしかしたら、彼らはもっと奥の秩父山地に引きこもってしまったのかもしれない。ただし、セミの声があちこちから響いた。木の幹にアブラゼミの抜け殻があった。

今回、副会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と確認・整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・カラス: 遠く高圧線上にとまる、鳴き声する(観察路上に羽一本ごと散在する)
・メジロ: 群れて桜の木に飛んできたと教えられた(一瞬のこと、撮影かなわず)
・キジバト: 公園のベンチの下や、遠方のTVアンテナ上に1羽いた
・ツバメ: 尾の短いツバメ数羽が原っぱ上空を飛翔した
・カルガモ: 2羽とのこと(小川の岸辺だけ草取りされていないため目視できず)

アブラゼミの抜け殻


観察の途中、地元在住の米国人だろうか、アオサギがザリガニを採餌する4K映像(スロー画面)をスマホで見せてくれた。それは、スマホで撮影したものだろうか?・・・はっきりしなかったが。

(付記)
探鳥会の帰り道、畑地の隅に「オオケタデ」の薄紫紅色の花(同定はネットに頼った)が咲いていた。古風な花模様から、江戸時代に鑑賞用に流入したそうだが、今はあちらこちらに野生化しているとのこと。

2023年8月4日金曜日

曜日を間違えて

おとついの朝、夢から醒めた。夏の暑い盛りの昼に転寝していたとき、玄関のチャイムが鳴って起きようとするが立ち上がれない、まるで薄い透明膜に覆われたように体が動かない。焦ってもがく、チャイムは鳴り続く・・・、そんな夢だ。

最近、時間に追われる気がする。
時刻を定めたイベントを持っていないし、熱署を避けて外出を控えているというに(家から出かけるのは、もっぱら暑さが和らぐ日暮れどきくらい)・・・、でも時間が気になる。

気持ちのどこかで時間管理を全うしようとしているのに・・・、結局間違えてしまった。

昨晩、寝入りどきに、PCデスク上の「日付」と「曜日」を主表示するデジタル時計(13×24cm)を確認したところ、8月4日、金曜日を示していた・・・、ならば、あすは8月5日、土曜日と合点した。

今朝、定例の野鳥観察(探鳥会)だとばかり早起きして、野鳥図鑑。記録手帳、カメラなどをバッグにつめ、いつもの集合場所に着いたが・・・誰も来ない。集合時刻になって気付いた、きょうはまだ金曜日なのだと。昨晩、深夜12:00を過ぎて、デジタル時計を見ていたのだと。

早朝(6:30)の公園は、朝陽がまぶしく、草いきれがムンムンとするほど。この時刻に来た証をせめてカメラに残したく、小川と調節池(普段は乾いた原っぱ)を結ぶ暗渠入口の鉄柵に「カワセミ」の姿を待った。ファインダーの中で、一瞬何かが柵をくぐり抜けるのが見えたからだ。でも、待ちぼうけに終わった。

それじゃあ、足元の「ワルナスビ」(牧野富太郎博士が命名したそうだ)にハチが飛びついているのを撮ってみた。牧野博士によるワルナスビの命名は、自宅に持ち帰って植えたところ、見かけによらずかわいげのない成長、雑草ぶりに愛想をつかしたからということだそうだ*。公園にも、ワルナスビの浸食が広がりそうな気配がする。
(*) Evergreen「[ワルナスビ]ワルナスビの悪いところ|ナス科ナス属|」
https://love-evergreen.com/evergreenpost/post/12011

(本ブログ関連:”ワルナスビ”)


(追記)
毎日、公園の野鳥を撮影して、会員に結果写真を配信しているベテランの方とすれ違った。探鳥会の曜日を間違えて来たと、笑いながら正直に説明した・・・、あすの探鳥会には(しばらく欠席がつづいていたので)、ぜひとも参加せねばならない。