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2019年2月13日水曜日

JAXA「新型ドーリー種子島へ行く」

物資を補給する途中に、深い谷や荒れる海原がある場合、どうやってつなぐのだろうか。知ってみれば当り前のことだが、まず小さいものでつなぎ、順に大きく(太く)していけばよい。現場で、つなぐ手段を工夫することから始まる。

昔、人手で吊り橋を架ける場合、弓矢に細い紐を結び付けて向こう側へ飛ばし、紐を順に太くしてツルなどに置き換えたようだ。また、浪の高い外洋を航行する船舶同士が、物資補給にパイプをつなぐ場合も同様で、まず細いロープを(砲状のものを使って)相手船に飛ばし、太いパイプに替える方式になる。

巨大なものを運ぶ場合はどうだろう。分割してトラックなどに載せて移送することになる。例えば、鉄道車体をトラックに搭載して、深夜の国道を走る光景がニュースなどで紹介される。巨大なだけに派手で見ごたえがある。一度も出合ったことがないのが残念だが。
大型ロケット基地で使われる、移動発射台運搬台車はどうやってそこに運んだのだろうなんて考えたりもする。Newsweekの記事「日本の次世代ロケット『H3』の打ち上げを支える新型車両が公開された」*(2018年12月10日)に、JAXAの移動発射台運搬台車の紹介がある。
(*) https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/12/h3-1.php
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・三菱重工と宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本車輌製造は2018年12月5日、日本車輌製造の衣浦製作所(愛知県半田市)において、次期大型基幹ロケット「H3」を運ぶための運搬台車を報道公開した。
・台車はこのあと、一度分解して種子島宇宙センターへ輸送。再度組み立て、2019年5月ごろに実際の射場を使った走行試験を実施。2020年度に予定されているH3ロケットの初打ち上げに備える。
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JAXA種子島種子島宇宙センターへ、移動発射台運搬台車(通称「ドーリー」)が運ばれる光景がYoutube映像にある。本来、「親亀の背に子亀を乗せて」というわけだが、なにしろ子亀も大きい。分解してトラック~船舶~トラックで運ぶそうだ。
メカニックに徹した移動発射台運搬台車「ドーリー」のプラモデルはあるのだろうか。

(Youtubeに登録のJAXAに感謝、下記はYoutubeに掲載のJaxaコメント)
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H3ロケットは、H-IIA/Bロケット同様、種子島宇宙センターの大型ロケット組立棟(Vehicle Assembly Building:VAB)で組立・整備が行われます。ロケットをVABで組み立てる際、その台座として使用する移動発射台(Movable Launcher:ML)を、JAXAでは、H3ロケット専用に新しく開発しています。
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