子どものころ、バナナはめったに口にできない果物だった。繁華街の路上で、バナナの叩き売りを見かけると、大人たちの隙間から売人の口上を見たものだ・・・親父は、そんな私の執着に応えてくれなかったが。バナナは気軽に食べるものではないことを承知した、
(本ブログ関連:”バナナ”)
それでも、随分以前からのことだが、バナナをスーパーで手軽に買えるようになった。
近ごろ、(小型のミキサーのような)ミルサーを使って、バナナのスムージーを飲んでいる。スムージーなんて表現をするため、ネットでジュースとの違いを確認したところ、繊維質のまま砕いたものをスムージーといい、繊維質を取り除いたものをジュースというそうだ。
作り方を工夫をしている。といっても、バナナ1本を3cmほどに小さく輪切りして、ヨーグルトを大さじ3杯ほど足したところに、ミルクを注ぎ、砂糖を少々加える。5秒x3回ほどミルサーをまわすと、口にとろやかなバナナのスムージーが出来あがる。
ところで、歳とともに、バナナのスムージーを飲み干した後、喉の奥にイガイガ感が増している。これは、リンゴの場合もそうだ。花粉症がゆるくなったのに反比例して、 果物のアレルギー感が増してきたようだ。
子どものとき、好きな色が「黄色」だったのは、バナナへのあこがれにちなんだはずなのに。バナナが次第に遠くになりそうで心配だ。