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2025年5月7日水曜日

(資料)テレビ画像の変化

近ごろテレビの映像(色調、コントラスト)が進化している。わが家のテレビ受像機は昔のままなのに画像が映画並みに進化しているように見えるのはどうしてだろう。

昭和を懐古して、過去に放送されたテレビ映像を見る機会があって驚いた。古い蒸気機関車の山野を走る画面が、まるでピンぼけ画面のように見えたのだ。昔は、気にもならなかったのだが。

放送局が送信する画像品質の進化が、受像機の性能よりも遅れていたことがわかる。
ー デジタル化して、さらに進化(撮影技術)の余地があるのではないかということだが。

逆説的だが、受像機の解像度の性能を4K,8K,16K,32Kと上げていっても、人間の視覚が追いつかないのではと思う。未来の人間は、高い解像度を求めるのだろうか。

昔の電話について、「電話で用いられる音声の周波数帯域が3.4kHz(300Hz~3400Hz)である理由は、人間の声の周波数帯域が4kHz以下で、かつ電話回線の品質伝送方式を考慮すると、この範囲が最も効率的に音声情報を伝送できるため」だった。(Search Labs)
・・・人間の感覚・感度ってのは、こんなものじゃないかな。3.4kHzあれば、喋っている相手が誰れだか充分識別できるのだ。

そこで、近ごろのテレビの映像がどうしてクリアなのか、生成AI(Gemini、ChatGPT)に次のようにQ&Aしてみた。

■ 生成AIの「Gemini」

Q.最近の日本のテレビCMやドラマの映像が、アメリカの映画やテレビドラマのような、濃いい色調になった気がしますが、カメラの精度が進化したのでしょうか?
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A.日本のテレビCMやドラマの映像が、アメリカの映画やテレビドラマのような濃い色調になったと感じられるのは、いくつかの要因が考えられます。

1. カメラや映像技術の進化:
・高画質化: 近年、カメラや映像機器の性能が飛躍的に向上し、より豊かな色彩コントラストを表現できるようになりました。これにより、制作者はより意図した色調で映像を制作できるようになりました。
・HDR技術: ハイダイナミックレンジ(HDR)技術の普及により、明暗差の大きいシーンでも、より自然でリアルな映像表現が可能になりました。これにより、映像全体の色彩がより鮮やかに、かつ奥行きのあるものになっています。

2. 映像制作のトレンド:
・映画的な表現: 近年、テレビCMやドラマでも、映画のような高品質な映像表現が求められる傾向にあります。そのため、ハリウッド映画などで見られるような、色彩豊かコントラストの強い映像が取り入れられるようになりました。
・カラーグレーディング: 映像の色調を調整するカラーグレーディング技術の進化により、制作者はより細かく、より多様な色表現を行えるようになりました。これにより、映像の雰囲気を大きく左右する色調を、作品のテーマや意図に合わせて自在に調整できるようになりました。

3. 視聴環境の変化:
・テレビの高画質化: 4Kテレビ有機ELテレビなど、高画質なテレビの普及により、映像の色表現能力が向上しました。これにより、制作者が意図した色調を、視聴者がより正確に認識できるようになりました。
インターネット動画配信: NetflixやAmazonプライム・ビデオなど、インターネット動画配信サービスの普及により、高品質な映像コンテンツに触れる機会が増えました。これにより、視聴者の映像に対する美的感覚が変化し、より鮮やかコントラストの強い映像を好む傾向が強まった可能性も考えられます。

これらの要因が複合的に作用し、日本のテレビCMやドラマの映像が、以前に比べて濃い色調になったと感じられるのではないでしょうか。
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■ 生成AIの「ChatGPT」

Q.日本のテレビ映像が、アメリカのように濃い色調になった気がする、カメラ精度が進化したのか?
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A.鋭い観察ですね。日本のテレビ映像が「アメリカのように濃い色調」になったと感じられる理由には、いくつかの技術的・演出的な要因が考えられます。主な理由は以下の通りです:

 1. カメラと映像機材の進化
・センサー性能の向上により、ダイナミックレンジ(明暗差)を広く捉えられるようになり、よりコントラストの強い、くっきりした映像が撮れるようになっています。
HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影・放送の普及により、従来よりも色の階調や明るさが豊かに表現されるようになっています。

 2. カラグレ(カラーグレーディング)の手法の変化
・最近の日本のドラマやバラエティでも、映画風のカラーグレーディングが行われることが増えてきました。これはアメリカや韓国の映像制作の影響とも言われています。
・特に配信向けコンテンツ(Netflixなど)では、「濃い・深い色調」が好まれる傾向があるため、それに合わせて演出が変わってきています。

3. 放送・視聴環境の変化
・視聴者のテレビが4K対応・HDR対応になってきたことで、コンテンツ制作者側も「より鮮やかで映画的な映像作り」を意識するようになっています。
かつてのSD画質(地デジ前)とは違い、今では高精細・高発色な映像が標準になりつつあります。

4. 制作スタイルのグローバル化
・海外との共同制作や、海外スタッフ・機材の使用が増えてきたため、撮影スタイルやポストプロダクションが国際化し、結果的にアメリカ的な映像美に近づいています。

 例:以前と比べてどう変わったか
昔のNHK大河ドラマ:明るめ、フラットな映像
最近のNHKドラマやNetflix作品コントラスト強め影を活かした立体感のある画づくり

つまり、「カメラの進化」だけでなく映像制作の考え方や表現のトレンドが変化してきたことが、色調の違いに強く影響しているんです。
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