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2019年2月2日土曜日

バスクの楽器「チャラパルタ」

バスク地方の「民族楽器」に決まって紹介される打楽器がある。いくつかの板を、(2本の)太い棒を両手に握って上から垂直に打ち込むようにして響かせる「チャラパルタ(Txalaparta)」だ。板の長さ・材質の違いのせいか音階があり、奏者が加われば(連弾すると)リズムも構成も複雑に展開する。

次のYoutube映像は、スペインのArditurri鉱山で演奏する「KIMUチャラパルタ」*演奏グループのようで・・・。この木琴の原形のような楽器は、Wikipediaの解説によれば、「チャラパルタの音は半径5キロメートルの範囲に響くとされ、かつては遠隔地との通信手段に用いられたとされている」(「現代バスクを知るための50章」萩尾生、吉田浩美)とのこと。

(*)KIMUチャラパルタ  https://www.facebook.com/kimutxalaparta/

異文化の理解に、食べ物や、音楽(楽器)を知ることで、何となく文化の流れを感じるものだ。チャラパルタの素朴で原始的な響きにそんな移動と交流の歴史を感じる**。

(**)ドキュメンタリー映画「遊牧のチャラパルタ」 http://plankton.co.jp/txalaparta/

ところで、バスク語の格変化の種類がとんでもないことを知って、今更ながら驚いている。民族音楽を聴いて、少しだけでもバスク文化に近づけたらいいかなと願う次第。

(本ブログ関連:”バスク語”、”バスク語(続)”)


(Toutubeに登録のKIMU Txalapartaに感謝)