きょうの日付に変わる少し前(きのうの深夜)に降り出した小雨は、昼過ぎまで止むことなくしとしとと辺りを濡らした。雨雲の薄暗い空、おまけに北風が吹いて寒い。不思議なことに物音がしない・・・街の生活音は、静かに降る雨に吸収されたようだ。
夕方(午後4時過ぎ)に、窓を通して外を覗くと、雨がおさまったように見えた。気分転換に、外出してみようと玄関ドアを開けたところ、想像以上に冷気を感じた。路地の奥に一匹の白ネコがいて、驚いたように腰をかがめてこちらを警戒した。
どうも天気に期待が持てない。きょうは一日中、北風が吹き、気温も 15℃ → 14℃ → 13℃ → 14℃ → 15℃と、4月の平均気温(14.3℃)並みに寒い。
寒い夜は、昭和の歌でも聞こうか。昭和初期の歌手 北廉太郎(1920年【大正9年】3月20日 ~ 1940年【昭和15年】9月15日、20歳没)が歌う、(戦前)昭和の香り豊かな「港は雨」がある。雨降る夜の港を舞台に、別れの暗転を歌う。各番の冒頭を記すと次の通り。
港は雨 日暮の雨 小糠雨
港は雨 別れの雨 霧の雨
港は雨 侘しい雨 夜の雨
■ Youtube(登録: 笠原修平)
「港は雨 北廉太郎」(野村俊夫作詞・飯田景應作曲: 昭和15年3月)
ー https://www.youtube.com/watch?v=Ru29HE8hnqk
(付記)
港の歌といえば、中島みゆきの「歌姫」を思い出す。