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2023年5月30日火曜日

(資料)ホトトギス

夏の鳥として代表的な鳥に「ホトトギス」と「カッコウ」がいる。

ホトトギスは、名を知っているが<姿>に接したことがない(気付かずにいただけかもしれない)が、<鳴き声>は先日(5/27)の探鳥会で聞いた(ベテランの方から教わって・・・次に単独で聞いても判別できる自信は?)。
(参加している自然観察会(探鳥会)の会報に、昨年(2022年)の例として、5~6月の間に5件報告されている。7~8月については、別年の報告で0件。)

カッコウは、常識の範囲で名や鳴き声を知っているだけで、<姿>に接したことはない。

(本ブログ関連:”カッコウ”)

ホトトギス、カッコウ
ホトトギスカッコウ
分布夏鳥として5月中旬ごろ飛来夏鳥として5月ごろ飛来
分類カッコウ属カッコウ属
英名Lesser cuckooCommon cuckoo
全長

28cm、「ヒヨドリ」と同様

35cm、「ドバト(カワラバト)」と同様
さえずり「キョッ、キョッ、キョッキョッキョッ」「カッコー」
托卵の相手「ウグイス」など「オオヨシキリ」など

ホトトギスとカッコウは、ともに夏鳥といわれ夏の季語となっている。ホトトギス*は古典で春の初音として知られている。

(*-1)Word-Wise Web(三省堂)サイトより
「(29)職曹司時代『5月の御精進のほど』 ~ホトトギスを尋ねて~」(赤間恵都子、2010/06/22)より抜粋
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/makura29
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『枕草子』には、5月の描写が多く見えるので、5月は清少納言が好んだ時節だったと考えられています。現代では初夏のさわやかな頃ですが、旧暦の5月は、現在の6月半ばから7月の緑深まる盛夏であり、同時に梅雨の季節にもあたります
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(*-2)同志社女子大サイトより
「『ほととぎす』をめぐって」(吉海直人 日本語日本文学科教授、2016/07/15)より抜粋
https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/2016-07-15-15-15
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・・・古典の世界では、「かっこう」と「ほととぎす」の混同など生じていません。少なくとも平安時代において、「かっこう」は文学に全く登場していないからです。要するに現代では「郭公」に二つの読み(意味)がありますが、古典では「ほととぎす」という読みしかなかったのです。
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(余談)
先日(5/21)、図書館で借りた酒井順子著「平安ガールフレンズ」の単行本に、清少納言がホトトギスを聞きに女性たちと出かけた後日談がある。仕えている中宮定子(ていし)から「どんな歌を詠んだのか」と聞かれ、やりとりのあと「もう歌はやりません」と宣言した。清少納言は、実は祖父、父親ともに歌人で知られていて、彼女にも素養が期待されていたのだろう。それをアッサリうっちゃったのだから。

このキパッとした清少納言の態度を、作家はお気に入りのようで、清少納言と競った紫式部にはちょっと厳しめに見える。お気に入りの問題なので、どちらでもいいのだが、私には清少納言に松任谷由実を、紫式部に中島みゆきを重ねてライバル関係(現代の彼女たちが互いにどう評価しているかは知らないが)に見える。

ところできょう、ブックオフで同著の文庫版を見つけて購入した。単行本と比べて随分と手が入っている・・・訂正・軽量化もしているようだ。そのかわり、対談などの付録が充実している。