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2016年1月28日木曜日

イ・ソンヒの「さようなら」

きのうの健康体操教室で、今月はもう終わりですといわれて驚く。えっ、そうなんだ。つい先日、正月を迎えたばかりというに、早いものだ。このまま記憶が飛んでしまえば、すぐに年末だ。鬼も笑わない。私ときたら、コマ送りの映写フィルムのように、カタカタ音をたてて記憶が空回りする。

イ・ソンヒの4集に所収の「さようなら(안녕)」(1988年、作詞イ・ギョンエ、作曲キム・イラン)は、過ぎ去った思い出を懐かしむ。「さようなら」といえる若さは、時間の流れを刻々と惜しむことができるほど充実しているからに違いない。若さには過去を見ているようで、未来しかないのだから。人生が、演じる舞台のほんの一幕でしかない。うらやましい。

(本ブログ関連:”さようなら(안녕)”)


美し過ぎた思い出にふけりながら
あなたの寝顔を見つめて
あなたの額に口づけして
静かにささやいたわ
さようなら

ドアを、ドアを開けしなに心残りして
もう一度、あなたを見つめて
遠くから聞こえる夜明けの鐘に
静かにもう一度
さようなら

別れは、本当につらい
愛とは、ただあなた

けれど、去らねばならない私を引き止めないで
ああ、引き止めないでください
愛しています

ドアの、ドアの外に出たら、冷たい夜は明け
コートの襟を上げて、口笛吹いて
白(しら)露なのか涙なのか、私の目もとに流れ
静かにささやいたわ
さようなら

静かに、もう一度
さようなら、さようなら


(Youtubeに登録のJ-GODに感謝)