KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/17)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第85回として、華やかな色彩の「丹青(단청)」にまつわる話を紹介した。
始めに、丹青の意味と用途について次のように説明された。
・「丹青」とは、日本では、赤と青、色彩や絵具または絵を描くことを言う。韓国では、宮殿や寺の本堂などに五色(赤、青、黄色、白、黒)で描いた華やかな模様(または塗装工事そのもの)を指し、五色で世の中の調和を成す意を含む。
朝鮮時代、兩班階層の建物は華やかものが多く、当時はほとんど木造で、丹青に木材の防腐や、害虫からの防虫など役割があった。丹青は、建物の特殊な用途と威厳を象徴するもので、普通の家で使えぬよう法で定めていた。
▼ 管楽器テグム演奏「平穏な山寺の日常(평온한 산사의 일상)」を聴く。都会人のセンスか虫の音も交えて・・・今様である。
次に、丹青の歴史について次のように説明された。
・丹青は、先史時代に、神に祭祀を捧げる祭壇を飾るのに始まる。丹青は悪鬼を追い払うためでもあり、権力を表す手段でもあった。今は三国時代の建物はないが、高句麗の古墳の壁画に、蓮華や雲など多様な模様が描かれている。新羅の「雁鴨池(안압지)」には丹青の跡が残る瓦や丹青の絵具を入れた入れ物などが発掘され、当時丹青が使われていたのが分かる。
▼ 宮中舞踊の笛とテグム、ヘグム演奏「処容舞の伴奏音楽(처용무 반주음악)」を聴く。処容舞を合わせて見ると興味深い。
最後に、世の中を構成する「五方色(오방색)」について次のように解説された。
・処容舞は、鬼を追い払うために<仮面>で踊る舞いをいう。5人で舞い、それぞれの服装は、東西南北と中央の方向を象徴する「五方色」と呼ぶ五色からなる。東は青、西は白、南は赤、北は黒、中央は黄色で表す。五方色は色々なところで目にできる。楽器の配列をこの色に合わせて、東に青い楽器、西に白い楽器を置く。食べ物や体中の臓器もこの色に合わせて区分できる。
世の中は全て五方色で構成され、丹青は世の中の調和を具現するという意がある。
▼ カヤグム演奏「空の模様(하늘그림)」を聴く。描写的でコラボというのか・・・今様である。
・高麗時代、宋の使者の目に映った丹青の華やかさが「高麗図経」に綴られている。
2014年12月24日水曜日
イ・ソンヒの「Last Christmas」
イ・ソンヒがデビューした年に、世界的にヒットしたワム(Wham!)のクリスマスソング「Last Christmas」(1984年)を、イ・ソンヒはアルバム「冬のものがたり」(1988年)に収めている。
今年のクリスマスは、誰もかれもみな集い、笑い声と歌声にうずもれて夜を明かそう。そう、幼い子どもがスキップするような気持ちで・・・そうもいかないけれどネ。
(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「ラスト・クリスマス」”)
(Youtubeに登録のMusic maniaに感謝)
今年のクリスマスは、誰もかれもみな集い、笑い声と歌声にうずもれて夜を明かそう。そう、幼い子どもがスキップするような気持ちで・・・そうもいかないけれどネ。
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