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2011年10月24日月曜日

霜降 2011

とりとめなく綴る。

今日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」、寒さが進み霜が降(お)り始める頃を指すが、霜はまだ見ていない。
九州から東京の小学校に転校して、通学路わきにあった関東ローム層の畑の黒土が霜でもりあがっているのを見たとき、輝安鉱のように美しく輝く霜柱に驚いた。霜をグサグサと踏み潰して歩き、それが粉々になるのが楽しくてしょうがなかった。

二十四節気の「霜降」は、牛肉の「霜降り」ではない・・・当たり前だが。
ところで、テレビなどで、牛肉を食して「このお肉、柔らかいですね」などというものだから、子どもまでが「柔らかい」と言うようになった。私の子ども時代には、料理に牛肉が入っていたら、「肉がある!」と叫んだものだ。断じて、肉料理に「柔らかい」という言葉を軽々使うべきでない!・・・うん。(小言じみてきたなあ)

寒むくなるので、近所のスーパーで、インスタントコーヒーを探した。韓国では、インスタントコーヒーはスティックコーヒーが定番というか主流だそうだが、砂糖を敬遠しているので、ためらっていた。ところが、いったんA社のブレンディーを飲んでみると、手間いらずで、「これで、いいじゃないか」ということで、今日も買いたした。

インスタント・スティックコーヒーと一緒に、円形蛍光灯ランプを探した。P社のパッケージに、昔馴染みの「サークライン」という表記がない。インターネットで調べてみれば、「サークライン」はT社の商標とういうことを初めて知った。
「電球色」のものを選んだ。つけてみると、まるで懐かしい裸電球の光がする。部屋が一瞬、暖かい昭和に戻った気がした。食卓の明かりだった。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 並唱

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(10/19)に、弾き語りの音楽である「並唱〔竝唱〕(병창)」が紹介された。

はじめに、演奏スタイルについて次の通り説明があった。
・並唱〔竝唱〕(병창): パンソリの演奏の前に発声練習を兼ねて歌う短い歌(단가)、また各地方の民謡を歌うときなどに、このスタイルがとられる。また、弦楽器の伽耶琴가야금)とコムンゴ거문고)を使って歌と演奏をする場合、それぞれ、カヤグムビョンチャン(伽椰琴並唱)、コムンゴビョンチャン(コムンゴ並唱)と呼ぶ。
・併奏(병주): 二つの楽器による演奏スタイルで、例えば、笙に似た笙簧생황)」と、短い縦笛の短簫단소)が代表で、楽器名を合わせて「笙併奏(생소병주)」と呼ぶ。

<カヤグムビョンチャン>
▼パク・グィヒ(박귀희)による「タンカ(カヤグムビョンチャン)」を聴く。あれっ、以前・・・そう、チュンモリチャンダンの紹介のとき聞いたお声だ(8/1)。のりがよいというか、おもわず聞き入ってしまう。とても健康的な感じがする。

・他の伝統音楽の分野に比べ、多少、低く見られがちだったが、近年、様々な演奏家が発展に努力を重ね、これらの活躍により、1968年、散調と共に重要無形文化財第23号に指定されている、とのこと。

(参考)「伽倻琴竝唱」:韓国伝統ソリ文化より

・最近では、洗練され、楽器についても伝統的な伽倻琴よりも、改良された「25弦伽倻琴」で並唱を行うことも多くなってきている、とのこと。
▼チャン・ソユンによる「蘭、私の姿(난초 내 모습)」(25弦伽倻琴並唱)」を聴く。詩人の号から取った歌だろうか。25弦伽倻琴の現代風演奏と、素朴な語り・・・なるほど、演奏家の子ども時代のものなんですね。

(参考)「ホナンソラン(허난설헌:許蘭雪軒)」:ko-Wikipediaより

<コムンゴビョンチャン>
▼シン・クェドンによる「セタリョン(コムンゴビョンチャン)」を聴く。このお声も、以前(5/4)、コムンゴの紹介のときに聞いている。音に飾りがなく透明感がある。伝承者が少ないのが現状だそうだが、継承されんことを・・・。