先週、水曜日(7/27)放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では、4週続いて、リズムの長短(チャンダン:장단)を紹介しているが、早くもなく遅くもないリズム<チュンモリ(중모리)・チャンダン>について解説された。
<チュンモリチャンダン>
「(器楽独奏曲サンジョ演奏の際に)少しずつ(速い)テンポに変化していく、その過程でスピード調節の橋渡し役を担っているのが、チュンモリチャンダン」とのこと。
▼ ハン・セヒョン(ピリ)、パク・ジョンソン(チャング)によるハン・セヒョン流ピリサンジョの中から「チュンモリ」を聴く。素直に拍子をとることができる。ただし、チャングの打法を聞き分けるには・・・。
「チュンモリチャンダンは12拍がワンセット」で、「最も重要なのは1拍目と9拍目を強調している」とのこと。
(9拍目を強調ということは、本来ここまでが基本セットで、残りの10拍~12拍が調整部分なのだろうか・・・?)
(参考)チュンモリチャンダンについてKoWikipediaによれば、
・国楽長短の一つで、パンソリㆍ散調ㆍ民謡などに使われる12拍の長短だ。普通の速さの12拍で、たいてい1拍を4分音符で現わして、12 / 4拍子で書く。
・打法は、덩・궁・딱/궁・딱・딱딱(2連?)/ 궁・궁・딱/구・웅(궁+休のこと?)・궁。
「主に美しい景色や、教訓などが盛り込められた内容の歌を歌うときによく使用されます」とのこと。
▼朴貴姫(박귀희、カヤグム演奏と歌)による全羅道地方の風景を歌ったタンガである「湖南歌(호남가」を聴く。言葉のながれが小気味良くてのりが良くて、内からリズムが出てくるような感じがする。拍子をとるのは、始めはよいが次第にもつれて・・・やっぱり難しい。
(参考)KJPOPに「湖南歌」の歌詞が載っている。(←なぜかイ・ソンヒの名があるが、国楽の歌い手だろう。)
「韓国の民謡にはゆったりとしたメロディーから少しずつテンポを早めていく方式で歌うものが多い・・・そういった中でも序盤は必ずしも最もゆっくりなチンヤンジョチャンダンで歌うのではなく、このチュンモリチャンダンを使用する場合もある」とのこと。
▼ア・リスによる現代風にアレンジした「フンタリョン」を聴く。言葉を尊重しているので、現代風アレンジは相当難しいだろう。
(孫が、完全に回復して今日から保育園に行ったという知らせがあった。友だちとたくさん遊んだかな。)
★★★★★ 孫娘が、ペコちゃんのほっぺをして、哺乳瓶からミルクを飲んでいる写真が届いた ★★★★★