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2023年2月2日木曜日

聊斎志異 「耳の中の小人 - 耳中人 」

 きのうのブログ(2/1)に、耳の中で<がさごそ>と音のすることが続いたので耳鼻科で診てもらったところ、耳奥に小さな髪の毛が入っていたことを記した。

そういえば、耳の奥で何かの物音がする話を、以前読んだ気がする。中国清代前期の短編集「聊斎志異」(立間祥介編訳、岩波文庫)の第二話に「耳の中の小人 - 耳中人」があって、この機会に掌編を見てみた。

(本ブログ関連:”聊斎志異”)

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主人公の譚晋玄(たんしんげん)が、導引の術(不老長生法)を習得中に経験した話だ。結跏趺坐(けっかふざ:仏教徒の座禅の姿勢)しているとき、耳のなかで「会おうか」というかすかな声がした。その後、結跏趺坐するたび聞こえるので、みずから「会おうか」と答えたところ、三寸ばかりの獰猛(どうもう・ねいもう)な顔をした夜叉(鬼)が飛び出してきた。おどろき狂い、気が遠くなった主人公は、半年ばかり養生して快方に向かったそうだ。
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はたして耳から出てきた夜叉はどこへ行ったのやら。私の場合、ただ<がさごそ>する髪の毛でしかなったので、ニンマリ笑いで終わったが・・・。今年から、仙人の境地して過ごしたいと宣言したばかりなのに、いい具合に聊斎志異とつながらないのは残念である。