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2021年9月7日火曜日

白露 2021

(二十四節気について、もれなく触れることを旨としたのに書き落としてしまった。タイムスタンプを調整して記す)

9月7日は、二十四節気の第15の「白露(はくろ)」。大気が冷えて露が出るころという。たしかに一昨日、昨日の最低気温は18℃、17℃代へと下がり、本日にいたっては14℃代となり、朝の洗面に湯を出すようになった。

(本ブログ関連:”白露”)

白露の字から、白玉(はくぎょく)のような露、まさに輝く澄んだ玉・・・、キレれの良い日本酒が浮かんでくる。そういえば、酒の銘柄に「白露」を使ったものが多々ある。あいにく酒豪でも酒通でもないし、呑兵衛でもないので、酒瓶のラベルでからでしかうかがえないが・・・。

百人一首に、覚えがあいまいであるが次の歌がある。(三七番、文屋朝康:ふんやのあさやす)
  白露(しらつゆ)に
  風の吹きしく
  秋の野は
  つらぬきとめぬ
  玉ぞ散りける

秋といえば、野に吹く風音で知る。冷えびえとしてすさぶ風に、葉の上にとめる糸もない白露がまるで玉のようにきらきらと散っていく。ここ数日の気温の低まりに連れて、昔の人の思いが響いてくる気がする。

いつのまにか湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲むようになったし、除湿器から出る温風が部屋にこもることもなくなった。秋はますます深まっていくんだな。