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2024年6月21日金曜日

梅雨入り 2024

きょうは、せっかくの「夏至」なのに、早朝から曇り空となり、午前と午後の夕方近くまで雨が降った。とはいえ、この時期は、梅雨の季節と重なり、関東甲信の「梅雨入り」は平年 6月7日ころ、「梅雨明け」は7月19日ころである。今年はえらく遅れていた・・・。

そこに関東甲信地方の「梅雨入り」が発表された。恵みの雨とホッとするか、長雨とウンザリするか・・・結局は、自然とのかかわり方次第だろう。
・ホッとすること: 公園の小川が水を満々と蓄えておれば、水鳥も集まり、自然も潤う。
・ウンザリすること: ただでさえ出不精なのに、外出の機会や範囲が狭まる。


■ 日本気象協会
❶ 「関東甲信は梅雨入り早々『非常に激しい』雨 日曜・月曜はまた雨・風強まるおそれ」(日本気象協会本社 田中正史、2024年06月21日16:43)
    ー https://tenki.jp/forecaster/tanaka_masashi/2024/06/21/29249.html
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遅い梅雨入りの関東 短期集中型の大雨になる可能性
関東甲信の6月21日の梅雨入りは、2007年、1967年の「6月22日ごろ」に次ぐ、記録的な遅さとなりました。ただ、これに伴って梅雨明けも遅くなるかというとそうではなく、2007年は「8月1日ごろ」と梅雨明けが遅くなりましたが、1967年の梅雨明けは「7月18日ごろ」で、早い梅雨明けとなりました。
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❷「今週末は続々と梅雨入りへ 今年の梅雨はメリハリ型 警報級大雨猛暑が隣り合わせ」
(日本気象協会本社 福冨里香、2024年06月18日18:10)
     ー https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2024/06/18/29205.html#sub-title-b

(表:日本気象協会より)


■ 気象庁(今年の梅雨入り状況)
「令和6年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」(令和6年の梅雨入り :令和6年6月21日
 ー https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html
地方令和6年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月21日ごろ11日遅い3日遅い5月10日ごろ5月18日ごろ
奄美5月21日ごろ9日遅い3日遅い5月12日ごろ5月18日ごろ
九州南部6月8日ごろ9日遅い9日遅い5月30日ごろ5月30日ごろ
九州北部6月17日ごろ13日遅い19日遅い6月4日ごろ5月29日ごろ
四国6月9日ごろ4日遅い11日遅い6月5日ごろ5月29日ごろ
中国6月6日ごろ5月29日ごろ
近畿6月21日ごろ15日遅い23日遅い6月6日ごろ5月29日ごろ
東海6月21日ごろ15日遅い23日遅い6月6日ごろ5月29日ごろ
関東甲信6月21日ごろ14日遅い13日遅い6月7日ごろ6月8日ごろ
北陸6月11日ごろ6月9日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月9日ごろ
東北北部6月15日ごろ6月9日ごろ

夏至 2024

きょうは二十四節気の「夏至(げし)」。一年で最も昼(日の出~日没)が長い、すなわち夜が短い日のことである。

(本ブログ関連:”夏至”)

実際に、東京天文台の「日の出・日の入り」*を見ると、きょう・あす共に、日の出は 4:25、日の入りは 19:00 で同時刻・・・微妙な差(数秒)までについては知らないけれど。
(*)東京天文台: https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2024/s1306.html

なお、夏至を中心に、日の出・日の入りは、最も早く・最も遅くなる日が、前後にずれている。
■ ウェザーニュース
「二十四節気『夏至』 冬至と比べて昼の長さはどれくらい長い?」(2021/06/21 05:01)
    ー https://weathernews.jp/s/topics/202106/200085/#google_vignette
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実は、日の出が最も早いのは夏至の一週間ほど前で、日の入りが最も遅いのは夏至の一週間ほど後となっています。夏至はあくまで、昼間の長さが(日の出から日の入りまで)が最も長い日のことなのです。
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なお、夏至の期間を3つに分けた「七十二候」は次の通り。
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・初候  乃東枯(ないとう かるる)     ウツボグサの花穂(かすい:花が縦に群がる)が黒ずむ
・次候  菖蒲華(しょうぶ はなさく)  あやめ**の花が咲く
・末候  半夏生(はんげ しょうず)     烏柄杓(カラスビシャク)が生える
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(**)漢字「菖蒲」は、似た花の「ショウブ」(ショウブ科)と「アヤメ」(アヤメ科)のどちらも使える。梅雨入りの今、水辺を好むショウブが合いそうだが、夏の時期から見て乾地に咲くアヤメが一般的

カルガモとカラス

きょうは、午前 10:00ころから、夕方 17:00ころまで、雨が降り続いた。このところずっと家にこもっていたので、この雨上がりのタイミングに外出することにした。

実は、野鳥観察(探鳥会)のベテランの方から、ほぼデイリーに配信いただいているメールに、「カルガモ」親子の生息場所についてあたらしい情報があったからだ。

雨上がりの夕方(18:00 直前)だったため、カメラにおさめるには少々薄暗い、そんな時刻に、水辺にたたずむ母カルガモにヒナたちが集まり、ふところに潜り込んだのが見えた。
そのとき、頭上で「カラス」の鳴き声がした・・・と合わせて、「マルガモ」が水上に舞い降りた直後、カラスが一羽、水辺に降りてきて、母カルガモへと近づいた

母カルガモ(写真左上)とマルガモ、そしてカラス
カラスは次第に距離を縮めた。すかさず、水上のマルガモが羽ばたいて水音をたてながら、母カルガモに近寄った。観察する私はどうすることもできない*・・・カラスを追い立てたいと気が逸(はや)る。しばらく緊張関係が続いた後、カラスは飛び立った。でも、そんなに遠くではない(様子見するためかもしれない)。
・・・しばらくその場に居合わせたけれど、最後まで見届けることなく、わたしはその場を去った。
(*)追記6/22: カラスを追い払うには、石を拾って投げるポーズをするだけで効果があると、ベテランの方からうかがった。


帰り道、雨上がりとはいえ、上空は鼠色のまま。ただし、南、西、東の地平線に、雲と地面の間に隙間ができて、青い空が微かに覗いて見えた。北の地平線は、家屋に隠れて確認できなかった・・・。

(資料)「ゆめ(Երազ)」(Շահազիզ)

コーカサスの内陸国に、かつて大国であった不思議な文字を持つ「アルメニア」がある。歴史的にユダヤ人に似たディアスポラの運命に翻弄され、現在、国内よりも海外に倍近く人口が離散しているという。
言語は、何と「平叙文での基本的な語順は〔主語S+目的語O+動詞V〕のSOV型」とのこと。会話の習得に役立つツールに「LingoHut」*があるが、ちょっと手が出せない。残念!
(*)LingoHut: https://www.lingohut.com/ja/l76/アルメニア語を学ぶ

アルメニアの詩人「Smbat Shahaziz(Սմբատ Շահազիզ)」(1840年~1908年)の詩「ゆめ(ԵՐԱԶ)」が歌になっている。哀調を帯びた曲に、どこかで聞いたような気になる。

(本ブログ関連:”路に立つ木は曲がって”)

次は、アルメニア語が全く不案内なので、生成AIの「ChatGPT」、「Gemini」による日本語訳を併記した。

詩「ゆめ(ԵՐԱԶ)」
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Ես լսեցի մի անո՜յշ ձայն, -
Իմ ծերացած մօր մօտ էր, -
Փայլեց նշոյլ ուրախութեան,
Բայց ափսո՜ս որ երազ էր:

Կարկաչահոս աղբիւրն այնտեղ
Թաւալում էր մարգարիտ, -
Նա յստակ էր, որպէս բիւրեղ,
Այն երա՜զ էր ցնորամիտ:

Եւ մեղեդին տխուր, մայրենի
Յիշեց մանկութեան օրեր.
Մօրըս համբոյրն ես զգացի,
Ա՜խ, ափսո՜ս, որ երազ էր:

Կուրծքին սեղմեց կարօտագին,
Աչերս սրբեց - շատ թաց էր, -
Բայց արտասուքս գընում էին...
Ա՜խ, այդ ինչո՞ւ երազ էր...


私は夜明けにひとつの(優しい)声を聞いた、
それは亡き(歳老いた)母のそば(もと)にあった、
喜びのしるしを囁いて(光が輝いて)いたが、
ああ、それはただ風のざわめき(夢)であった。

そこには桜の木が立っていた(せせらぎ流れる泉があり)、
真珠を咲かせ(転がし)ていた、
微笑むかのように見えたが(水晶のようにすんでいて)、
それはただの巧妙な幻影で(驚くべき夢で)あった。

そしてポプラの木、しなやかで優しい(悲しくも懐かしいメロディーは)、
幼少期(幼い日)の日々を思い出させた。
私は母がそばにいるように(キスを)感じたが、
ああ、それはただ風のざわめき(夢)であった。

苦しみで目を閉じた(胸に憧れを抱きしめ)、
涙が溢れた - 耐え難かったが(目を拭いたけれど)、
しかし、なぜ、なぜなのか(涙は流れ続けた)、
それはただ風のざわめきであった(ああ、あれは夢だったのか)。
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ChatGPT 訳説明(原文)
・こちらが、アルメニアの詩人スンバト・シャハジズの詩の日本語訳です:
・この訳は、オリジナルのアルメニア語詩の感情豊かな雰囲気を尊重しつつ、日本語に忠実に再現したものです。

Gemini 訳説明(原文)
・この詩は、アルメニアの詩人サイアト・ノヴァ**によって書かれたものです。彼の詩は、愛、喪失、そして故郷への憧憬をテーマにしたものが多く、アルメニア文学の中で最も愛されている作品の一つです。
(**)Geminiが、なぜ詩人を間違えたのかどうか、判断する術を持ち合わせてない。
・この詩の中では、語り手は美しい歌声とせせらぎ流れる泉を夢に見ます。これらのものは、語り手にとって幸福と安らぎの象徴であるようです。しかし、目覚めると夢であったことに気づき、深い悲しみと喪失感に襲われます。
・この詩は、人生の儚さと、私たちが失ったものへの憧憬を美しく表現しています。

Gemini:補足
・この翻訳は、詩の意味をできるだけ忠実に再現することを心がけました。
・詩の中の比喩やシンボルは、日本語に翻訳すると意味が伝わりにくくなる場合があります。そのような場合は、原文のニュアンスをできるだけ残すように努めました。
・詩の形式は、原文のリズムや韻律を考慮して日本語に再現しました。

Gemini:参考資料
・Սայաթ-Նովա - Ես լսեցի մի անո՜յշ ձայն 
・Sayat-Nova - I Heard a Sweet Voice 


Ruben Hakhverdyan & Lilit Pipoyan- Yeraz
https://www.youtube.com/watch?v=e8tFkrE2X7s


Երազ - Ես լսեցի մի անուշ ձայն - Դավիթ Մաթևոսյան -Yes lseci mi anush dzayn
https://www.youtube.com/watch?v=agL4tBOphyE