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2014年4月30日水曜日

遠い

春になろうという間近に寝込んでから、9割ほど近く回復した体を健康体操教室に行って慣らしている。今日も適度な疲労感が心地よい・・・しかし、いまだにストーブから逃れられず、帰宅後もその前に坐っていると、いつの間にやら転寝してしまう。

暖かいストーブの炎にあたっていると、幼い子どもに戻ったように、おふくろが夕餉の準備して台所から聞こえる、まな板のトントントンという音を聞きながら、畳の上で寝入ったときのように、心地よい睡魔に襲われる。

それは、「遠い」思い出か・・・

そう、「遠い」という言葉が気になるテレビコマーシャルがある。(今年の)消臭剤の宣伝で、わが子の初恋を見守る両親が気遣うストーリーだが、青春の汗臭さにかけて次のようなテロップが最後に流れる。想う相手の少女に「しらとり」と呼びかけるが・・・これも。
「恋をして、臭いに気づく。
恋と○○○○○○は、遠いようで、近い。」(○は商品名)

そのテレビコマーシャルに対して、古典に近い(1994年)、ウィスキーのコピーで、若者がどうやら人妻へ片想いする、ちょっと危険で、ちょっとキュートなストーリーだが、やはり最後に次のようなテロップが映る。
「恋は、遠い日の花火ではない。」

何もかも包み込んでくれる、遠い思い出は良いけれど、どうやら「恋」は、それをワープしてしまうらしい。

2014年4月29日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 イシモチ(=キグチ)取り唄

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/23)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第53回として、「ジョギ(조기)」と総称される魚の「イシモチ取り唄(조기잡이 소리)」にまつわる話を紹介した。

(注) この回の「イシモチ(참조기)」は、K-Wikipediaによれば、学名Larimichthys polyactisと呼ばれる魚で、日本の水産総合研究センターの「水産生物情報データベース」では、魚名「キグチ」として「東シナ海に多い魚である」と図解している。

まず始めに、イシモチと漁民の関係を季節を通じて、次のように紹介された。
・今は、春夏秋冬中で最もよい季節かもしれない。きれいな花が咲き、木々も新緑を芽吹かせて美しい。こうした時期、農村、漁村も人手が足りない。特に、黄海道から全羅道に至る西海岸では、4月をイシモチの季節といい、「イシモチ」が大量に獲れる。
・全羅道七山の沿岸では、毎年、アンズの古木に花が咲くと、イシモチが来ると言う。また、イシモチを天日干しした「クルビ(굴비)」で有名な全羅南道霊光地方では、法聖浦(법성포)の入江の向かいの九岫山(구수산)にツツジが咲き出したら、イシモチ漁を始めた。済州島南西の暖かい海で冬を過ごしたイシモチは、春に北上を始め、3、4月頃に全羅道地方に至り、さらに4、5月には、黄海道延坪島(연평도)まで到達する。そのため漁民たちは、この季節が最も忙しい。

▼ 黄海道の「櫓を漕ぐ唄(노젓는 소리)」を聴く。勢いがあって力強い漁労歌・・・ああ海が眩しい。

次に、イシモチの習性と、ひとびとの伝承や生活への関わりについて、次のように解説された。
・イシモチは古来、高級魚として愛された。イシモチの漢字名「宗魚(종어)」は、宗家の「宗」と、「魚」を当て、魚中最上のものとされる。イシモチは、一般的に腹部が金色を帯びた「キグチ」を指し、干物を「クルビ」といい、祭祀の供えに欠かせない。
・古くイシモチに、4つの徳があるとされ、①移動する時期が正確にわかるという「禮」、②塩漬けしても曲がらないという「義」、③廉恥と恥じらいあるという「廉」、④汚らわしい所には行かないという「恥」というもの。チェサに供える理由に、後裔にこうした徳について学ばせる意もあった。
・イシモチは、産卵時期、独特な鳴き声をあげる。産卵場所に入ると、オスとメスが互いに自分の位置を知らせる求婚の信号と言われる。移動経路の、全羅道霊光の七山沿岸では、産卵時期に、イシモチの鳴き声で、村人夜、寝付けぬほど多かったという。

▼ 西道民謡「ペチギ(배치기)」を聴く。大漁歌もちょっと様式化されて表現・・・港の匂いが欲しい。

最後に、経済的な価値のあったイシモチ漁の盛衰について、次のように説明された。
・船を魚一杯にして大漁を祝う(上記)「ペチギ」唄を、船上でプンムル(=楽器の総称)を叩きながら歌った。漁師にとって、魚はまさに金だった。船一杯積んだイシモチに心弾んだろう。当時、網を投げれば、面白いほど獲れたイシモチ漁も、今や昔となった。様々な機械が開発され、海底をすっかりさらったため、漁をしながら歌う暇はない。
・名節の時期、中国産イシモチが韓国産と並んで高額で売られ、庶民たちに手が出ない高級魚となった。イシモチ漁の唄が失われたとき、漁村文化も同時に失われたと言える。

▼ 「延坪島難逢歌(연평도난봉가)」を聴く。以前も聴いた(劉智淑)が、今度(アリス)は物語風かな・・・。

2014年4月28日月曜日

イ・ソンヒ公式ホームページ再開

先日まで、イ・ソンヒの公式ホームページは、「システム点検中」としばらく表示していたが、4/22から「イ・ソンヒドットコムの個人情報と関連してお知らせします。」と、次のように運用再開のメッセージを表示している。

今般の事情もあり、無事再開を期待した。平常に戻って一安心、杞憂に終わったようだ。
・・・再開を、4/22としているが、きょう気付いた。

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こんにちは。 홈지기(ホーム番人=管理者?)です。

いきなり、システム点検中という画面が現れて、とても慌てられたでしょう?
事前公示なしに、突然システムを点検したので・・・広い心で理解してください。

去る4月17日、韓国インターネット振興院(KISA)から個人情報と関連した住民登録番号の収集および保有に関する公文書を伝達されました。

これに対し、イ・ソンヒ ドットコムは、2012年3月再オープン以後の住民登録番号を一切収集したり保有していなくて・・・
既存ホームページのデータベースは破棄処理したことを知らせしました。

会員データベースの側を検討したので、ホームページをしばらく閉じておいたと・・・言い訳でない言い訳をしてみます。

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もう、一つ・・・

自由掲示板およびファンレター掲示板のいくつかの掲示物は、会員加入約款に基づいて、運営スタッフ判断の下に、事前通報なしに削除処理したことをお知らせします。

ありがとうございます。
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2014年4月27日日曜日

地質標本館

茨城県のつくば市にある、(経済産業省下の)独立行政法人「産総研(産業技術総合研究所)」に、統合された旧地質調査所の「地質標本館」がある。鉱物採集の空き時間を利用して、ときどき寄ったりする。

地質標本館は、鉱物だけでなく、岩石や化石、地層など地学の総合的な標本館である。ここの鉱物標本は、サイズが大きく、展示室以外にも館内随所に見つけて楽しむことができる。特に、地元の茨城県筑波一帯を意識した展示は素晴らしい。

ところで、2月と3月に風邪で寝込んでしまい、3月の体操教室を全休するほど、すっかり体力が落ちているなか、何と今日、鉱物採集(観察に等しい)に出かけたが、くたくたになって早めに切り上げ、足をよろつかせながら同標本館に寄ったというわけだ。(言い訳、4/19-20、イ・ソンヒのソウルコンサートに行ったときは、高揚してさほどに疲れなかった。)
日曜日でもあり、家族連れ、若い男女、外国人研究者、それに、おじさんたちも・・・。

同行いただいた、鉱物採集でいつもお世話になっているH氏に、ソウル土産を渡したが、そのついで?に、イ・ソンヒのコンサートの思い出話を延々としたことはいうまでもない。鉱物採集(観察)のときに、それ以外の趣味を語るのは野暮というものだが。

2014年4月26日土曜日

イ・ソンヒの「Someday」

今月(4月)、イ・ソンヒのコンサートで、新しい15集アルバム「Serendipity」(2014年3月)から歌われたのは、タイトル曲の「その中であなたと出会って」と、アルバムの最初の曲「Someday」(썸데이:作詞・作曲イ・ソンヒ、編曲ミスケイ)であった。

Daumミュージックに、アルバムの曲目ごと解説があり、「Someday」については、次のように音楽評している。
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私たちにおなじみの映画音楽のような、Britishポップ・スタイルの編曲で、歌の導入部から独白するように口ずさむボイスと、繊細なギターの音が耳をひきつけるビンテージな感じのバラード。
孤独で寂しく始まる前半とは対照的に、リフレーン部で抑制しながらも、感情が爆発する悲しみを込めた曲で、歌詞に込められている意味と音楽のムードを加えるために新しく試みた、イ・ソンヒの独特のボイスが見事に合った曲だ。
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つながりを求めても、もう愛はない二人、いつか、このすべてが一時の風であった​​と、笑えるのだろうか・・・と。イ・ソンヒの、ときに少女のような声を挟む、しっとりした歌声を聴いてみよう。

 

(Youtubeに登録のspoofkoreaに感謝)

2014年4月25日金曜日

イ・ソンヒ ヒットチャートの順位を逆送

朝鮮.comの記事「セウォル号 政局、音源チャートにはどのような変化? 楽童(악동)独走-アイドル ミュージック失踪」(4/22、イ・ジョンヒョク記者)は、セウォル号事故の影響もふまえて、過去1週間の音源チャートの変化を報じているが、ここではイ・ソンヒの曲「その中であなたに出会って」関係を抜粋する。

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・ベテラン歌手の底力をしっかりと証明した歌手イ・ソンヒ。イ・ソンヒは、時間が経つにつれ、むしろランクが上がるチャート逆走を見せて人気を継続している

・先月(3月)25日、5年ぶりに15集「Serendipity」を発表したイ・ソンヒは、タイトル曲「その中であなたに出会って」で、主要チャート7位にランクされている。特にこの曲は、すでに発表された一ヶ月近く過ぎたのにかえって順位が逆走して、少しずつ上がっており、イ・ソンヒバラードの底力をしっかりと見せてくれているという評価だ。「その中であなたに出会って」は、一度聞けば忘れられない(耳に残る)中毒性の強いメロディーが、イ・ソンヒだけの深い響きで伝えられウェルメイド(上質)なポップバラード曲だ。

・ある歌謡関係者は、「(セウォル号事故犠牲者に対する)社会全体的な哀悼の雰囲気によって、ダンス曲に対する需要が顕著に減った。ここにEXO(엑소)の新曲発表が延期になって、しばらくアイドル歌手の歌は、チャート上位圏で見つけるのは難しいようだ」と展望した。
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(本ブログ関連)
2014年3月27日木曜日 「(速報)イ・ソンヒ「その中であなたに出会って」Bugs!、Soribada、NAVER MUSICで1位」
2014年4月1日火曜日 「(速報)イ・ソンヒ「30周年記念コンサート」、18日追加決定」
2014年4月5日土曜日 「イ・ソンヒ 「Korea K-POP Hot 100」(米ビルボード)1位」

2014年4月24日木曜日

年年歳歳

久し振りのイ・ソンヒコンサート、熱気と興奮もようやく落ち着いた。歳をとると、精神も肉体も機敏でなくなるが、その分、余韻も残る。いいことかどうか良く分からぬが。

ソウルをタクシーで回ったとき、東京の都心と錯覚する。変哲のない、人と自動車の機能的な都市なのだ。むしろ、わたしにとっては気楽である。

子どものころ旅行の思い出に、父のカメラを借りて風景写真を撮ったとき、画面に人の気配を排した。自然の美しさだけを捉えたいと思ったからだ。

景色を焼き付けようとしたが、いざ振り返って自分が見たのは、果たして目で見たものか、それともカメラのファインダーのものかと不安になった。

旅人の、思い出の景色は、何よりも目で見たものではないか。そして、記憶を補うためにカメラを使うなら、その光景で出会った、同じ時間を共有したひとびとの姿も大切にしたいと思うようになった。

公園で、桜の花を見て、「年年歳歳花相似  歳歳年年人不同」と気付いたのは、カメラを通してではなかった。今年の桜に、その想いが一瞬したのは、桜の風が吹いたときだった。

2014年4月23日水曜日

コンサートのタイミングについて

4月18日~20日の3晩、世宗文化会館大劇場で開かれたイ・ソンヒのコンサートについて、東亜日報の記事「【わいわい、がやがや】 “この状況でコンサートだなんて”、“大型公演取り消しすると、また他に被害”」(4月21日、ク・カイン記者)は、痛ましい事故のあった当時の状況をふまえて、次のように報じている。なお、同記事には、読者からのコメントが寄せられている。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒコンサート 追慕形式で”)
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イ・ソンヒ30周年公演の物議

・「このような状況で、コンサートってどうなんでしょう?」、「歌手は公演が生業です。悲しみのためにすべての仕事を中断することにはならないでしょう。」

・(今月の)18~20日、ソウル世宗文化会館で開かれた、歌手イ・ソンヒの30周年記念公演を巡って、インターネットでは甲論乙駁が盛んに行なわれている。
- 公演に反対するインターネットユーザーは、「(16日朝、珍島近海で多数の高校生を巻きぞえにした)セウォル号沈没事故で全国民が悲しみに陥った時期に、国民的に愛される芸能人として無責任な行動」と主張した。
- 公演を支持する側では、「芸能人にだけ過剰な犠牲を強要する。歌手が歌うのは、自分の仕事に忠実なこと」という反論が出た。
- 「胸が痛いが、理性的な態度を維持することが重要だ。他人に過度に悲しみを強要するのは、また他の違った暴力」という指摘も提起された。

・イ・ソンヒの所属事務所であるフックエンターテインメントは、ホームページを通じて、「世宗文化会館は1年前日程が決まって、公演日の変更が不可能で、大型公演であるためキャンセルすれば公演協力業者の被害が生じる可能性がある」と、コンサートを予定通りに進めることになった背景を説明した。
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2014年4月22日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 飛天

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/16)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第52回として、「飛天(비천)」にまつわる話を紹介した。

まず、上院寺の釣鐘に描かれた飛天が奏する楽器について、次のような紹介から始まった。
・江原道平昌郡、五台山に位置する「上院寺(상원사)」は、釈迦の真身舎利(遺骨)が納められた寂滅寶宮がある。上院寺には有名な、一度は見ておかねばという、古く伝わる釣鐘がある。韓国の鐘は、形と音が独特で美しく“韓国鐘”の名で呼ばれる。
・上院寺の釣鐘は、新羅時代のものとされ、韓国で最も古く美しいと評価され、重要無形文化財に指定された。鐘の表面に、日本の「」に似た楽器の「笙簧생황)」や、ハープに似た楽器の「箜篌(くご、공후)」を奏する飛天が描かれている。

▼ 「上院寺の朝(상원사의 아침)」を聴く。朝の清んだ空気、陽の気配、生き物の動きを感じさせる・・・今様である。

次に、アジア一帯で広く奏された楽器の箜篌や笙簧と、飛天について、次のように解説された。
・箜篌は、韓国でその奏法は絶えているが、古朝鮮時代に、 女人の麗玉(여옥)が箜篌を奏でながら歌った「箜篌引(공후인)」の歌詞が伝わっている。他国の奏法を参考に、韓国も奏法復元に取り組んでいる。
・笙簧は、中国で人を創造させた神ヨワが、人の生活を豊かにする楽器という伝説がある。今も中国の少数民族の祭りなどで、様々な形態の笙簧が奏される。
・笙簧と箜篌を奏する飛天も、インド起源とされる。高句麗の古墳の壁画、百済の武寧王陵にも飛天の姿が描かれているが、その後は、主に仏教と関連して登場することが多い。飛天が奏する楽器も、「大笒(대금)」、「小笒(소금)」に似た管楽器を吹くもの、琵琶などを奏する姿も見られる。さらに、香を焚き、茶を入れてもてなし、花を撒いて飾る飛天の姿もある。

▼ 「花道(꽃길)」を聴く。陽射しする花畑を、おだやかに見晴らしながら・・・今様である。

・飛天は、字意から、西洋の天使の姿が思い浮かぶが、韓国の飛天に羽はない。飛天は、雲に乗り、自身よりも何倍も長い服の裾をなびかせて、自由に空を往来する。飛天の姿の多くは、その裾が天に向かってなびくことから、天に昇るのではなく、天から降りてきた姿のように感じる。幸運を伝える使者なのか。
なお、ソウルの光化門にある世宗文化会館の大講堂に、この飛天の姿が描かれている。

▼ 「青い鳥(파랑새)」を聴く。ほんの触りだけで・・・今様である。

2014年4月21日月曜日

気になること

イ・ソンヒの「公式ホームページ」のindexページに、「システム点検の関係で当分接続が不可です。了解願います。コンサートのファンクラブ座席に関連しては、別途案内する予定です。」の表示がある。
この状況をかんがみて、システムが再び安定的に使用されるよう期待する。

2014年4月20日日曜日

探してきました! イ・ソンヒ LPレコード(ソウル2日)

わが地元の韓国語教室で、先生にお願いして、今回のイ・ソンヒ30周年記念コンサート・チケットをインターパークを通じて求めていただいた。更に、ソウル市内の中古LP店と中古書店を巡って、イ・ソンヒに関わるものを探したく、道案内してくださる方をお願いした・・・ところ。

(若く見えて)10歳も見間違えたのだが、お話を聞くうち、何と気鋭の言語学者と知って大変恐縮した。失礼このうえなくて、あらためて深謝と感謝。

【LPレコード】
前回(2009年)と同様に、新世界百貨店近くにある「会賢(회현)地下商店街」を訪れる。今回は、イ・ソンヒのLPレコードを6枚も次の通り収集した。
なお、この中で最高のお宝は、1984年にイ・ソンヒがデビューした「江辺歌謡祭」のLPだ。

・「第5回 MBC 江辺歌謡祭(강변가요제)」 1984-08-25  Jigu (JLS-1201894)
・「1集 あ!昔よ/少女の祈り(아! 옛날이여/소녀의 기도)  1985-01-25  Jigu (JLS-1201926)
・「4集 愛が散るこの場所(사랑이 지는 이자리)」  1988-02-01 서울음반 (SPDR-105)
・「冬のものがたり(겨울날의 이야기)」  1988-11-20 서울음반 (SPGR-099)
・「6集 なぜわたしだけ(왜 나만)」 1990-08-20 서울음반 (SPDR-232)
・「私たちの物語(우리들의 이야기)」  1991-11-00 서울음반 (SPDR-280)

また、イ・ソンヒ関連の中古CDおよびDVDは、残念ながら見つからなかった・・・店情報によれば、難しいようだ。

次の古書店巡りの前に、ホルモン寄せ鍋(곱창 전골)の店に入る。ここで、おじさんと、ちょっとおじさんの二人連れは英気を養う。

【書籍】
東大門の清渓川沿いにある「平和市場古本屋街(헌책방거리)」で、イ・ソンヒ関連の記事がある雑誌や広報誌を探せなかった。日曜日のためか休業しているところもあり、また雑誌は扱っていないというのが共通の反応のようだった。

穏やかな天気にかかわらず、歩き詰めたためか、汗が止まらない。昨日の興奮もあり、しんどくなって、早めに断念することにした。体力の衰えをひしひしと感じる。いつかチャレンジしたい場所だ。

ソウル市内を駆け足し願った先生にあらためて感謝して、ソウル2日目を終わらせた。

そして、今晩、羽田に戻った。


(追記)
TONG記事(イ・ソヨン舞鶴女子高3記者)
・「古本屋で宝物を見つけてください」 清渓川古本屋街 ① (2016年2月26日
・「清渓川からきたラッキーボックス『わくわくする(설레어함)』」清渓川の古本屋街 ② (2016年2月27日
설레어함은 ‘빛나라 지식의 별’, ‘새벽 2시 보다 짙은 감성’, ‘영화를 보는듯한 긴박감’ 등 다양한 테마의 책 랜덤 박스를 판매 중이다.

2014年4月19日土曜日

行ってきました! イ・ソンヒ コンサート(ソウル1日)

イ・ソンヒのデビュー30周年記念「歌う イ・ソンヒ」コンサートに行ってきました!

開演3時間前のロビー
昼前、金浦空港に着き、光化門駅を降りてすぐに世宗文化会館の前を行ったり来たりした。すでに同館の大劇場が開いているわけではないのだが・・・玄関前に並んだベンチに、おじさん、おばさんが坐っていて、違和感なく同席していると、目の前を若い人たちがチェックを受けて入館しているのが見えた。そう、彼らは、今回のコンサートを支えた管弦楽オーケストラのメンバー達のようだ。

開演(19:00)の3時間前には、写真の通り、観客が次々と大劇場に入り、ロビーは混み合い始めた。目ざとく、イ・ソンヒのサイン入り15集アルバム「Serendipity」を見つけて早速求める。
会場入場できるまで、玄関口に近い場所に立っていたら、年配の係の方に、受付横にある椅子(彼らの椅子)に坐るよう勧められた。感謝しつつ丁重に遠慮したが、やっぱり、そんな風?に見られたわけで・・・。

テレビで繰り返し報道される悲報もあり、今回のコンサートはそれを十分配慮した”追慕形式”で実施されることになった。観客は、おばさんと少しのおじさんがメインだが、若い男女も多い。それに、親子らしい観客もあって、デビュー30周年記念に相応しい。

コンサート開演。イ・ソンヒのデビュー30周年を語るように、オーボエの響きに合わせてクラシックスタイルの管弦楽オーケストラの演奏から始まった。
やがてステージに、オーケストラを従えるように、イ・ソンヒが「Jへ」を歌いながら登場する。彼女の出発点であり、かの国で知らぬ人のない名曲「Jへ」に、会場は最初のどよめきをする。

 続いて代表曲、「少女の祈り」、「愛が散るこの場所で」、「分かりたいです」、「思い出のページをめくれば」、「あなたが私を愛されるなら」、「私はいつもあなたを」、「ひとしきり笑いで」、(「走れハニー」)、「狐の嫁入り」、「因縁」を、そして、今回の15集アルバム「Serendipity」のタイトル曲「その中であなたに出会って」がMVを背景に歌われた。

ゲストに2人の男女歌手が登場。女性は、元SESの方だろう・・・エネルギッシュにJazzアレンジの「私はいつもあなたを」、男性は・・・えぇっと、ごめんなさい?

ビデオで関係者が、イ・ソンヒについて語るコーナーがあり、何度も記事を拝見している大衆音楽評論家カンホン氏の映像が・・・大衆的風貌で一安心。

その後、イ・ソンヒは、米の女性歌手WH、Mの代表曲を圧倒的な変わらぬ迫力で歌いきる。

新作アルバム「Serendipity」からイ・ソンヒが作詞・作曲した「Someday」を、引き込まれるような不思議な映像を背景に聴かせる。次にラストに向けて、代表曲を歌い継いだ。
「ライラックが散るとき」、「私の街」、「ケンチャナ」、「葛藤」、「ああ昔よ」、そして「美しい江山」(これはかの国の人々にとって母国歌に近い)に会場は総立ちでライトペンが揺れる・・・いつもながら、この熱気に圧倒される。

アンコールは、イ・ソンヒがまさに幼さ全開のスタイルで登場した、1984年の江辺歌謡祭で大賞受賞したときの映像を背景に、「Jへ」を観客をいざないながら唱和した。

この雰囲気を作り出し、演出したイ・ソンヒは、3時間を全力で歌いきったのだ。これを3日間連続のコンサートで演じる、30周年ながらのイ・ソンヒに驚嘆する。

コンサートの終りには、会場の迫力もあって、私はへとへとになった。でも、イ・ソンヒがこのままの勢いで次回のコンサートするときは、また訪れてみたい。

2014年4月18日金曜日

イ・ソンヒコンサート 追慕形式で

私は、道すがら、慈愛の眼差しで赤ん坊に語り抱えながら通り過ぎる母親の姿を見て、これほど美しいものはないと思う。歳を重ねるにつれ、その思いが増す。母親がいなければ赤ん坊は育たない。赤ん坊がいなければ未来につながらない。

ヘラルド経済の記事「イ・ソンヒ、30周年記念コンサート予定通り開催・・・『追慕の雰囲気で進行』」(4/18、キム・ハジン記者)は、今回の珍島沖の沈没事故にあたり、イ・ソンヒのコンサートが追慕形式で開かれることを次のように報じている。

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・歌手イ・ソンヒがデビュー30周年記念コンサートを予定通りに進める計画だ。

・イ・ソンヒの所属事務所(Hook entertainment)側は、18日公式ホームページ*を通じて、「イ・ソンヒ30周年記念公演を延期しようと思ったが、1年前に日程が決まる世宗文化会館の特性上、日時変更が不可である。1万人以上の観客とスタッフが投入された大型公演であり、また他の公演協力業者の被害が発生する可能性がある」と明らかにした。

    (*)イ・ソンヒの所属事務所(Hool entertainment)の公式ホームページ未見だが・・・

・続いて、「30周年記念公演は今日(18日)から進行されることや、公演はセウォル号沈没事故の追慕の性格を持つものであり、イ・ソンヒもそれに合わせて静かに準備中」と付け加えた。

・所属事務所は「ファンの方々にしていただくことは、互いの痛みを抱えあげて、何よりも難しい状況で舞台に上がったイ・ソンヒに真心に充ちた拍手を送って、力を加えていただくこと」と頼み、「胸が痛い公演になると予想されるので、ファンたちの声援が何より必要だ」と伝えた。

・最後に、「もう一度、さらに頭を下げ、セウォル号沈没事故の死亡者の冥福と失踪者の無事救助を祈ります」と繰り返し哀悼の意を表わした。

・イ・ソンヒは、18日を始め、来る19日と20日合計3日間、ソウル世宗文化会館大講堂(大劇場)で30周年記念コンサートを開催する。
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2014年4月17日木曜日

お稲荷さん

図書館の帰り、隣接のこじんまりとしたお稲荷さんを見ると、八重桜が淡い西陽を受けて艶やかに輝いていた。これも機会と、ちょっと寄ってみることにした。

染井吉野の桜木は、すでに薄いピンクの花を散らせて、今は若い新芽に変わり、次のステップに進んでいる。そんなとき、より紅の濃い八重桜花は、花弁が集まって連なり、枝々賑わしている。

立ち並ぶ朱色の鳥居の上に、西陽を受けてくっきり浮かんでいる八重桜は、初夏というには早過ぎる、まだまだ春だとばかりに咲き誇っているようでもある。

鳥居をくぐると、奥に小さな社がある。古びた造りだが、廻りを丁寧に掃き清められていて、近在の人々に大事に守られているのがわかる。近くにこんなお稲荷さんがあるのは、よりどころが増えたようでうれしくなる。今回の小旅行の無事を祈ったりした。

(本ブログ関連:”稲荷”)

2014年4月16日水曜日

イ・ソンヒの思い出(政界進出、安全地帯の作曲)

マネートゥデイの記事「イ・ソンヒ、市会議員挑戦・・・『所属事務所によって出馬』」(4/15、スターニュース:ラ・ヒョジン記者)は、SBS「ヒーリングキャンプ  楽しいじゃないか」(4/14)に出演したイ・ソンヒが、1991年6月20日にソウル市会議員選挙に27才で麻浦地区から出馬(民自党)して当選した当時のいきさつ、および日本進出について次のように語った。

次の初耳がある。
① 市会議員選挙出馬に、彼女の「すでに、所属事務所が相談せずに市会議員候補者に登録を完了した状態だった」ということだ。出馬政党の選挙参謀の思い出によれば、最終的に父親の説得を必要としていた・・・というが。

(本ブログ関連:”市会議員”)

② 当時、「海外進出を目前にして」いて、「日本では安全地帯안전지대が曲を書いたアルバムの作業が完成された時であった」というのは驚きだ。彼女には、1993年5月21日発売の「小型CDに収録の『空がくれたもの』、『見せたいけしき』の2曲(作詞:夏目純、作曲:都志見隆、編曲:萩田光雄)」があるのを知っていたが、安全地帯の曲とは、一体どんなものだったのだろうか。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの過去の日本公演と日本語曲”)

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・歌手イ・ソンヒが27才で突然政界に飛び込んだ理由を公開した。

・イ・ソンヒは、14日午後放送されたSBS「ヒーリングキャンプ  楽しいじゃないか」に出演し、最年少ソウル市議員として活動した過去を思い出させた。

・イ・ソンヒは、「当時、マイケル・ジャクソンの両親がアメリカ進出のラブコールをしたし、日本では安全地帯(안전지대)が曲を書いたアルバムの作業が完成された時であった」として、海外進出を目前にして、市会議員に出馬することになったことを明らかにした。

・イ・ソンヒは、「すでに、所属事務所が相談せずに市会議員候補者に登録を完了した状態だった」として、「市会議員になれば、これまで感じた不条理なものを変えられるという純粋な考えを持っていた」と告白した。

・イ・ソンヒは、「学生時代、(子どもが家庭を支える)少年少女家長の友人が体験する切ないことを社会的イシュー(論点)にしたかった」として、「また、市会議員をやらないといってしまえば、色々な人が大変になる状況だから、『するほかはない』と考えた」と説明した。

・イ・ソンヒは、「市会議員をしながら、生まれて初めて冷たい視線を受けた。社会を知るようになった最も意義ある経験だった」と伝えたりもした。
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2014年4月15日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 竹

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/9)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第51回として、楽器に使われる「竹(대나무)」にまつわる話を紹介した。

まず、楽器の材料の話から、竹を使った楽器の紹介へと、次のように始まった。
・朝鮮半島最古のものとして、平壌の博物館所蔵の青銅器時代(紀元前8世紀~末期)に鳥の足骨で作られた楽器「骨笛(뼈 피리)」のがある。古く、楽器に鉄、石、糸、竹、夕顔の実、土、皮、そして木の8材料が使われ、「八音(팔음)」と呼んだ。鉄で作られた「鐘」。石の「編磬(편경)」(宮中音楽演奏に使用)。土は壷形の「ブ(부)」(主に祭礼音楽に使用)。八音中、一般に広く使われたのは竹で、主に横笛の「大琴(대금)」や二枚リードの「觱篥(피리)」などの管楽器がある。そのため、管楽器中心の音楽を「竹風流(대풍류)」と呼ぶ。

▼ 「竹風流」を聴く。どこか煌びやかで陽気な気分がする。

・「奚琴(해금)」は胴に太い竹を使う。また伴奏を担う楽器「杖鼓(장구)」は竹の撥(ばち)を使い、弦楽器を代表する「コムンゴ(거문고)」の弦を叩く撥(술대)は竹から作られる。
・竹は、中空だが幹が強く、しなやかにしなる性質があり加工しやすい。竹は南道地方に多く手に入りやすく、年間、青々として、まっすぐに育つことから、ソンビに好まれた。それで竹の楽器に、音楽同様、常に澄んだ音色の響きが期待された。
・古代史の記録の「三国遺事」(撰述:1270年代後半~1280年代中頃)に、統一新羅時代に竹を使った楽器「萬波息笛(만파식적)」の記載がある。萬波息笛は、旱魃や洪水を治め、敵軍を追い払い、さらに疫病も治したとされる。

▼ 「清声曲(청성자진한잎)」を聴く。以前聞いた奏者・・・こちらは、ゆるりとした時の流れを感じる。

・竹で作られた楽器には神秘な音色を響かせる「笙簧(생황)」もある。笙簧は「パク()」と呼ぶ丸い実を乾燥したものに、長さの違う細い竹を何本も突刺さしたもので、口で吹き音を出す。昔、この笙簧の音色を、想像上の動物の鳳凰の鳴き声に例え、仙人たちが演奏する楽器と考えた。中国では、人間を創生したとされる女カ여와)が、人間たちが楽しく過ごせるようにと与えた楽器が、この笙簧だったとも言われる。

▼ 「Oblivion」を聴く。これも以前聴いた奏者で・・・笙簧をアコーデオンに似せてセンチメンタルな・・・。


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2014年4月14日月曜日

イ・ミジャ、イ・ソンヒに見る「良い先輩」

10(ten)アジアの記事「チェ・ジェウクの大人子供の文化探求、『事理に疎いこと』 イ・ミジャ(李美子)、イ・ソンヒ、キム・ジョンソ、果たして『良い先輩』というのは何でしょう?」(4/14、大衆文化評論家チェ・ジェウク)は、歌謡界を例にして、良い「先輩後輩」関係について次のように考察している。ここでは主に、イ・ミジャとイ・ソンヒに関連する先輩像についての記述を見る。(抜粋)

以前、三中堂で入手したVHS版の「国民歌手 李美子 歌謡40年」ビデオを見て、ステージに彼女を迎える後輩歌手たちの敬愛を感じたことがある。そういえば、「李美子 歌謡生活40年」のCDを教保文庫で、「李美子 デビュー45周年記念アルバム」のCDを新宿コリアプラザで・・・。私にとっては、パティ・キムを継ぐべき人だと思っている。

実力者だからこその振る舞いは、市井の凡人にとって、自律する意味合いから、なるほどと理解できる。特に、おじさんの軽率な口出しは、若者に疎んじられる・・・。
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(写真)歌手イ・ソンヒが「不朽の名曲」に出演して、相変わらず情熱的に後輩を感動させた。

現代社会で急変化する「先輩後輩」関係、互いに尊重して通じあう方法はないのだろうか。

・この世で最も難しいことの一つは、「良い先輩」になることだ。 ・・・

・こうした中、最近KBS2「不朽の名曲 - 伝説を歌う」を見て、「良い先輩」とは何かもう一度考えてみることになった。去る3月15日と3月22日放送された、「エレジーの女王 - イ・ミジャ特集」と、3月29日と4月5日に放送された「私はいつもあなたを - イ・ソンヒ特集」は、先輩後輩間の情が何であるか感じられて感動を伝えた。

(写真)伝説のイ・ミジャは、厳格な助言で最高級(トップクラス)の後輩たちを緊張させた。

・歌手経歴55年のイ・ミジャと歌手経歴30年のイ・ソンヒは、後輩の歌を聞いて異なる方法で愛情を表わして目を引いた。イ・ミジャは、後輩の歌に賛辞だけ乱発していた以前の伝説とは別に、厳格な助言をいとわず、後輩を緊張させた。現在の歌謡界で最高評価の(歌手たち)に伝える非常に率直な感想で、55年間歌手として積み重ねた自負心が強く感じられた。現在、頂上の位置に立っている後輩は、初めには慌てたが久しぶりに聞いてみる苦言に感謝する姿を見せて感動を加えた。先輩は、やはり仕事に関連しては決定的な瞬間がきた時、後輩に言うべきことは言わなければならない。

・イ・ソンヒは、厳格な先生であるより親しい(弟や妹から見るような)姉さんの感じが強かった。まだ現役で旺盛な活動を広げる歌手らしく、後輩の公演をつくづくと見て勉強して刺激を受ける感じがして、より一層新鮮だった。(デビュー)30年目だが、歌手としてあらゆることを成し遂げたのでなく、相変らず「腹を空かした」現在進行形という気がした。後輩の献呈(トリビュート)公演に、やみくもに感激するより、新しい精気をもらう姿勢だった。やはり人生は、絶え間ない学習の連続。自身があらゆることを分かったと自負する瞬間、退歩の開始だ。真の先輩は、後輩からも習う点を探さなければならない。

・・・
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2014年4月13日日曜日

技術の発達

技術の発達はめざましい。経験の範囲でいえば、以前こんなこともあった。

① 昔、通信技術研修を担当した当時、センターにある大型コンピューター(アプリ+通信ソフト)と通信制御装置(制御ソフト)から専用線で結んだネットワーク上の端末を使う垂直型の時代だった。無線技術が話題になったとき、歩きながらコンピュータを使う時代が来るでしょうねと語ったが、まさに今がそうだ。

ところで、その後に登場した通信プロトコル標準化の「OSI参照モデル」が完成したのは、イ・ソンヒが江辺歌謡祭で「Jへ」を歌って大賞受賞した、あの1984年のことだったが・・・ああ、時代は見る間に変わり、TCP/IPの世界へ移っていった。全てのメーカーは後追いした。

② あるとき、コンピューターメーカーによる将来技術講演会があり、解説者がデモをした。壇上で関係者と握手をしたら、名刺情報が一瞬にして互いに伝わるという、皮膚接触型の情報交換を実演した。

③ 上記から後、それも10年ほど前のこと、インターネット上で買い物のやりとりする予測がビジネスフェアで演じられた。「ピアノを買いたい」という問い合わせたを受けた先のネットショップに現れたのが、人工知能を持った人間の姿をしたCG店員で、自然な声で対応し、商品説明、売買処理を画面上で済ませられるといった紹介がされた。これこそ、究極のセールス・フォース・オートメーション(SFA)と自賛していた。


そういえば、親類から紹介されながらも行けなかった「バイオミメティクス」の展示会、「4億年、昆虫との手紙展。バイオミメティクス - いきものに学ぶイノベーション」(3/20-4/6)があったが・・・。技術は、自然に近づこうとしている。

映画「ブレードランナー」のシーンに、人工のヘビの鱗(うろこ)から、レプリカントの追跡が始まる。

(本ブログ関連:”ブレードランナー”)


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2014年4月12日土曜日

歌姫

熱気に浮かれたとき、頭を冷やしてくれる曲がある。今度だって、イ・ソンヒの最新15集アルバム「Serendipity」を聴くのだとか、ソウルでの30周年記念コンサートに行くのだとか、いささかオーバーヒート気味しているそんな時、ちょっと自分に戻るきっかけが欲しいものだ。

中島みゆきの「歌姫」を聞いていると、いつのまにか人生を照らし合わせるようにして、懐旧と悔恨が寄せて来る気がする。旋律と詞の合間に、忘れていたものが、はっとするように浮かんでは遠ざかる。人生は、そんなに悪いもんじゃないよ、この歌は、そんな後押ししてくれる。

(本ブログ関連:”歌姫”)


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ところで、イ・ソンヒの15集アルバムの名である「Serendipity」について、その語源を紹介しているものがある。Srendipityの造語のもとになったSerendibに由来しているというのだ。

「寓話 セレンディッポの三人の王子」(クリストフォロ・アルメーノ、徳橋曜 監訳)の巻末にある「『セレンディピティ』誕生とその後の展開」(澤泉重一)の解説によれば、1909年に初めて「セレンディピティ」の語を掲載した辞書(The Century Dictionary and Cyclopedia)に、次のように記載されているようだ。
「Serendipity【名詞】:セイロンの元の名前のserendibから、serendipと変化させて、-ityで名詞化した引喩されたユーモラスな造語。サンスクリット語でSimhaはライオンの意味で、dipは島の意味であるがこれが変化したもの。欧州語としては、Seilian、Zeilon、Ceylonと変化した。」

なお、「寓話 セレンディッポの三人の王子」の作者クリストフォロ・アルメーノとは、アルメニ人のクリストフォロという意味だそうだ。

(本ブログ関連:”セレンディピティ”)

ああ、やっぱり頭の中はまだ「Serendipity」のまま・・・。

2014年4月11日金曜日

イ・ソンヒの音楽の年輪 「Serendipity」、「その中であなたに出会って」

そろそろ、イ・ソンヒの15集アルバム「Serendipity」を機会に、彼女の音楽史上の位置づけについて求めたくなったところ、音楽評論家イム・ジンモを主軸に運営されている大衆音楽のウェブマガジン「IZM」(2014年4月、投稿者ソ・スングン)に、次のようにクールな論説が掲載されているのを知った。(IZM>ALBUM>K-POP)
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 イ・ソンヒ 「Serendipity」

・”思いがけない喜び”という題名がイ・ソンヒの音楽のキャリアを象徴する。1984年に、「MBC江辺歌謡祭」で始まった彼女の歌手活動は、突然訪れた喜びであり、人生の転換点であったし、彼女は1990年代初めまで、大韓民国を代表する女性歌手として登板して、大衆音楽の歴史の中心に立った。イ・ソンヒの15枚目のアルバム「Serendipity」は、デビュー30年を記念して祝う作品で、年輪と経験で、多様な音楽形式を解きほぐして抱きしめ、新しい試みへの不安をぬぐい去った。

・ロック、ブリティッシュ・ポップ、ラテン、ジャズ、ヒップホップ、R&B、バラードなど、色々なスタイルで組まれた「Serendipity」は、「最もイ・ソンヒらしくない」作品だ。好き嫌いが分かれた特有の過度のバイブレーションは薄められたが、むしろ強弱の調節を通じた配分と調整でアルバムを平板に、均等にアイロンがけした。マライア・キャリーが、2005年に公開した「Emancipation Of Mimi」で誇示のためボーカルを抑制したように、イ・ソンヒも「Serendipity」は、内に静めて、時には噴出して、アルバムをもの柔らかく調子よく丸く整えた。古木に成長したイ・ソンヒは、様々なスタイルを観照して包容し、自身の歌の中に抱え込んだのだ。

・プロディジーとエイミー・ワインハウスなどのアルバムをマスタリングした、スチュアート・ホークスは、イ・ソンヒの声と楽器の音を融和させ、透き通る美しい声を込めた。
- タンゴとフォーク、そしてジャズのスキャットが似合う「街の眺め(거리 구경)」で披露している各楽器の音の黄金率は、今回のアルバムに多くの真心と努力が入り込んでいることをのぞかせる重要なトラックだ。
- 英国のモダン・ロックバンド スタイルの「Someday」から変化は始める。
- イダンヨプチャギ(ダブル・キック)が作曲して、ヒップホップグループ・トロイのメンバーのカントが参加したR&Bナンバー「町をひと巡り(동네 한바퀴)」と、パク・グンテが作った「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」を通じて、イ・ソンヒは”今”という現在性を確保したし、
- エレクトリックその他が直線的なボーカルを補佐する「夢(꿈)」は、ケリー・クラークソンとユナの中間地点に位置するロックンロール・トラックで、溌刺とした「綿菓子(솜사탕)」と共に懐かしかった時代を追憶して、成功した30年を祝っている。
- 想念を刺激する、夕焼けが浮ぶ「自分への手紙(나에게 주는 편지)」はブラシ・ドラムとトランペット演奏が曲の雰囲気と歌詞の内容を感情移入させて、アルバムの中心トラックに正座する。
- 反面、奇跡の歌がオーバーラップされる「私は行く(나는 간다)」の後半部に爆発する歌唱は、相変らずイ・ソンヒだ。

全11曲が入ったアルバムのうちで、9曲を作曲したイ・ソンヒは「Serendipity」を通じて、単なる歌手から、曲を作って歌を歌うシンガーソングライターの名刺を明確に印刷した30年という物理的な時間は、彼女を作家主義アーティストに導いた熟成と発酵の期間だった

・相変わらず短い髪と丸いメガネのイ・ソンヒが作った音楽の年輪には、彼女が国を代表する女性歌手と記憶され得る数多くの過程と選択が溶け合っている。そして、その選択はいつも、イ・ソンヒを最高の席に導いた。15枚目のアルバム「Serendipity」、やはりイ・ソンヒに音楽人生という方程式で最高の変数として作用するだろう。

- 収録曲 -
1.Someday
2.동네 한바퀴 (꽃다운나이..(Feat.カント))
3.너를 만나다
4.그 중에 그대를 만나   ← アルバムのタイトル曲
5.거리 구경
6.꿈
7.이제야
8.나에게 주는 편지
9.이뻐 이뻐
10. 솜사탕
11. 나는 간다
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(追記)
同じく、ウェブマガジン「IZM」には、イ・ソンヒのタイトル曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」についての論評(投稿イ・ジョンミン、2014年4月)がある。
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新譜11曲中、9曲を直接作曲したにもかかわらず、タイトル曲の座を他に譲ったのは、それだけ大衆性をあきらめないという意図と解釈される。さらに、この重い責任をヒットメーカーのパク・グンテ(作曲)とキム・イナ(作詞)に任せたのだから、聞く前から新たな感動への期待が膨らむ。

・チョー・ヨンピル、イ・スンチョル、ナミなど復帰した歌手の共通点は、トレンドを広げて出すということだったとすれば、彼女は驚くほど過去へ回帰した。音楽作業中の歌手の声を聞いて、スタイルを完成していくパク・グンテの方式を思い出してみると、イ・ソンヒという歌手には大勢よりは正統がもっと似合うと判断したものだ。

・アプローチは良い。少し古く聞こえる唱法に映る可能性があるが、皆が電子音楽とグループに執着した時期に、このような登場はさわやかだ。しかし、歌がチャートに登ることができないのは、曲の重みが代表に立てるには不足だからだ。収録曲に相応しい歌が、タイトルに出てきた。
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2014年4月10日木曜日

イ・ソンヒの「Jへ」(SBS「ヒーリングキャンプ」)

イ・ソンヒが、SBSの番組「ヒーリングキャンプ」(4/7、pm11:15~)で、彼女の代表曲「Jへ」(1984年)を暖かい眼差しで、ペク・ジョン(백지영)、イ・スンギと共に歌う映像がYoutubeにある。
今年、音楽人生30年を迎える歌姫の味わい深い歌唱力と、変わらぬ清雅さを視聴できる。今月の世宗文化会館大劇場のコンサートステージが楽しみだ。

4/19に到着して、夜にコンサートを見たら、翌日4/20は市内のLP、CD(中古)ショップ巡り。できれば、イ・ソンヒの記事が掲載された(中古)書籍・雑誌も探したい。何かお宝が見つかれば幸いだ。そして、夜には戻ってくる・・・。

(本ブログ関連:”Jへ”)

 
(Youtubeに登録のSBSNOWに感謝)

2014年4月9日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 清明、寒食

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/5)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第50回として、二十四節気の「清明(청명)」と、同じ時期の「寒食한식)」にまつわる話を紹介した。

まず、同時期の清明、寒食の語義、および植樹について、次のような紹介から始まった。
・諺に「清明に死のうが、寒食に死のうが(청명에 죽으나 한식에 죽으나)」がある。二十四節気の一つの「清明」(陽暦4月5、6日)から花冷えも収まり、気温も暖かくなる。一方、「寒食」は、冬至から105日目を指し、伝統的名節で、先祖の祭祀(제사.)をしたり、墓参りに行く。この日は火を使わず、冷たい料理を食べる。清明とほぼ同じ、陽暦4月5、6日になることから、上記の諺は、「これも、あれもたいした差はない」の意で使われる。また、毎年4月5日は、山に植樹する日でもある。朝鮮時代の成宗(성종)王が世子や臣下を連れ、農作業の神を祭る先農壇(선농단)で祭祀を行った。

▼ 「花柳東風(화류동풍)」を聴く。きらびやかな春の香りする・・・今様である。

次に、寒食と墓薙の風習について、次のように説明された。
・寒食の伝統はほぼ失われたが、旧正月(설날)、秋夕(추석、旧暦8月15日)、5月の端午の節句と並び、4大名節とされた。昔は、火の使用に手間取り、家々で火種を消さぬよう用心した。万物は、命を宿すと考えられ、火も古びると生命力が落ち、人に悪影響を与えると信じられた。新春を迎える時、古い火を消し、新しい火を点す作業が寒食だ。朝鮮時代、寒食の4日間、火の使用を禁じ、冷たい飯を食べた。宮中では柳の木で焚いた火を、官庁や臣下に分け与えた。
・植樹のころ、墓の草むしりの「墓薙(벌초)」や、補修したりする慣習だけは、今も残っている。
・次の曲目「西道雜歌」中の「祭奠」は、寒食に夫の墓前で、祭祀を行う女性を歌った曲だ。準備の供え物を一つ一つ並べ、心をこめて捧げ、先立った夫を偲んで歎き悲しむ。曲冒頭、祭祀の前に、墓前に幾重も紙を敷き、供え物を乗せる場所を作る様を歌う。

▼ 「西道雜歌(서도 잡가)」の中の「祭奠(チェジョン、제전)」を聴く。少ない音と震える声で悲しみを表現して・・・。

最後に、鄭澈(정철、1536年12月18日~1594年2月7日)の歌について、次のように解説された。
・この時期、祭祀でなく、花見に山を訪れる人が少なくない。こうした風流を楽しむ様子を描いた歌に、朝鮮時代の歌辞(가사)文学の大家、号を松江(송강)、鄭澈の歌に「勧酒歌」がある。「この身は死んだ後、むしろで包まれ、きらびやかな輿に乗せられ山まで運ばれるのだろう。麻の服を着た人たちが歎き悲しみながら付いてくるだろうが、わびしい墓の中では誰も酒を勧めてくれることもない。せめて生きている間だけでも、心から楽しもう」という内容だ。

▼ 「勧酒歌(권주가)」を聴く。不老酒の効用をまず朗詠して・・・ゆるり酔ってみよう。

2014年4月8日火曜日

イ・ソンヒ 「Jへ」にまつわるビハインド・ストーリー

韓国経済の記事「イ・ソンヒ、イ・セゴン作曲家と『Jへ(J에게)』にまつわるビハインド・ストーリー公開」(4/8、ペ・ソニョン記者)に、イ・ソンヒが、デビュー曲「Jへ」との出会いについて、TV番組のインタビューで「裏話」を語ったと、次のように報じている。
すでに本ブログで、経緯を記しているが、彼女自身の言葉としては初めてのことなのだろうか。

ところで少し気になることがある。著作権について、そのあたりは初耳だ・・・下記の追記の中で氷解。

(本ブログ関連:”イ・セゴン李世建、이세건)”)
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SBS「ヒーリング・キャンプ」放送画面
・歌手イ・ソンヒが「江辺歌謡祭」大賞を与えられた歌「Jへ」にまつわるビハインド・ストーリーを公開した。
・イ・ソンヒは、7日午後放送されたSBS「ヒーリング・キャンプ 楽しいじゃないか」に出演した。
・この日、イ・ソンヒは「高等学校2年の時、歌を歌いたくてチャン・ウクチョ(장욱조)音楽室を訪れ、その方面に無名の作曲家が楽譜をゴミ箱に捨てる姿を見た」と話した。当時、(私も)ついその楽譜を取って、「この曲、私が歌ってもかまいませんか?」と尋ねたというイ・ソンヒ、まさにその曲が「Jへ」であった。
・イ・ソンヒは、「楽譜というものが、私をときめかせた。楽譜は、音楽を知ることができるようにする通路であった。絶対にあの楽譜を捨ててはいけないという考えだけだった」と話した。
・イ・ソンヒは、「Jへ」で、「江辺歌謡祭」で大賞を受賞した。そうして国民歌手イ・ソンヒが誕生することができた。また、「Jへ」を作った無名の作曲家であるイ・セゴン作曲家に、著作権をすべて返したとも付け加えた。
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(追記)
news1の記事「『ヒーリングキャンプ』 イ・ソンヒ、「父が帯妻僧」告白・・・帯妻僧とは?」(4/9)に、父親について、次のように触れている記述がある。(抜粋)
これについても、本ブログで繰り返し、韓国仏教と照らし合わせて記している。

(本ブログ関連:”妻帯僧”・・・韓国では”帯妻僧”)
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・この日放送で、イ・ソンヒは自身の幼い時を言及して、父が帯妻僧であったことを明らかにした。 彼女は、「(父は)祈祷をとても多くしていたし、私は市内の学校に通いながら、森の中に住んだ」と明らかにした。
・続いて、「自然に、山寺で僧侶が経をとなえる声を真似たりした」と付け加えた。
・イ・ソンヒが言及した、帯妻僧は男僧侶のうち、結婚して妻と家庭を設けた特定の僧侶を示す言葉だ。火宅僧とも呼ぶ。
・イ・ソンヒの父の情報に接したインターネットユーザーは、「イ・ソンヒの父、帯妻僧、そうですか」、「イ・ソンヒの父、帯妻僧、自然に自然と近かったのですね」、「イ・ソンヒの父、帯妻僧、この頃も帯妻僧はたくさんいらっしゃるのでしょうか?」などの反応を見せた。
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(追記)4/9
釜山comの記事「イ・ソンヒの父 帯妻僧の事実公開へ 『家族写真』注目・・・」(4/8)は、番組「ヒーリングキャンプ」の中でイ・ソンヒが語った家族のことについて、次のように報じた。(抜粋)
これについても、本ブログで繰り返し、彼女のプロフィールに照らして記している。

(本ブログ関連:”資料:이선희 Profile (自伝~1991年、27歳まで)”)
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・イ・ソンヒの父 帯妻僧
・この日放送(SBS「ヒーリング・キャンプ 楽しいじゃないか」)で、イ・ソンヒは「祖父は歌唱をしたが、私もその影響が大きいようだ」とか、「父も声が良かった。帯妻僧で祈祷をたくさんした」と話した。
・続いて、「父のために、幼年時代を森の中で暮らした。学校は、都心に通って、放課後には外と遮断された山寺で暮らした」とか、「とても大きな寺なので、数多くの僧侶と一緒に暮らした。その中にあって、常に僧侶が経を唱える時、私も知らずに真似したりした」と説明した。
・ひるがえって、イ・ソンヒは、去る2012年放送されたMBC「黄金漁場-膝打ち導師」に出演して、「父が宗教家だが帯妻僧だ。小学校6学年の時まで寺で暮らした」と、特異な家庭環境について明らかにしたことがある。
・当時、放送では、イ・ソンヒの帯妻僧だった父とともにとった家族の写真が公開されたりもした。
・イ・ソンヒの父が帯妻僧に、ネチズンは、「イ・ソンヒの父、帯妻僧、以前にも公開された話だな」、「イ・ソンヒの父、帯妻僧、お経で鍛練された歌の実力?」、・・・などの反応を見せた。
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(追記)4/9
マネートゥデーの記事「イ・ソンヒの”Jへ”、作曲家のイ・セゴン 誰? 『ヒット曲製造機』」(4/8、キム・ポヨン記者)は、彼女の代表曲「Jへ」の作者イ・セゴンとの関係について、次のように報じている。(抜粋)
「Jへ」の著作権について、納得した。
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・イ・ソンヒは、「(『Jへ』を捨てようとした)その方(イ・セゴン)が勝手に歌えと言ったよ」として、「3年間大事に保管した『Jへ』を持って江辺歌謡祭に出場した」と話して驚きを誘った。
・続いて、イ・ソンヒは、その作曲家が「イ・セゴンだった」として、「著作権は、大会を契機にイ・セゴンに返した」と話して注目を引いた。
・イ・セゴンは、「Jへ」'をはじめとして、歌手イム・チャンジョンの「すでに僕に(이미 나에게로)」、「嘘のような真実」と、ミン・へギョンの「恋はもうやだ(사랑은 이제 그만)」などの曲を書いた実力派作曲家だ。特に「恋はもうやだ」はミン・へギョンの代表曲に数えられる曲で、彼女の全盛期スタートを切った曲で知らされている。
・これに接したインターネットユーザーは、「イ・ソンヒの『Jへ』の作曲家イ・セゴン。(ミン・へギョンの)『恋はもうやだ』も作曲したよ」、「イ・ソンヒの『Jへ』。 歌、本当に良い」、「イ・ソンヒの『Jへ』。 なぜ他の人(歌手)は拒絶した(受け入れなかった)のだろうか」、「イ・ソンヒの『Jへ』。イ・セゴンとの縁、珍しいね」などの反応を見せた。
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2014年4月7日月曜日

花粉症

春になる前、風邪を繰り返し、春になれば、ここ数年、縁遠かった筈の花粉症。毎日、鼻水とくしゃみに悩む。鼻にティッシュで詮をして鼻水を抑えても、くしゃみは止まらず腹筋が痛む。

やがて、目がかゆくなり、掻けば掻くほど心地よく、次第にヒリヒリしてきて、最後は、おきまりの結膜炎なんてことに・・・しょっちゅうなっていた。

花粉症の原因に杉花粉があげられるが、その例でいうと、以前、韓国語の先生に韓国には花粉症がないと聞かされたことがある。理由は、花崗岩土壌なので杉林はなくて、もっぱら松の木立が多いからだそうだ。

日本語Wikipediaに「花粉症」の説明はあるが、韓国Wikipediaへのリンクはない。やっぱり、韓国ではポピュラーではないようだ。ネットのDaum辞書では、花粉症を「화분증」として記していて、漢方でいう「乾草熱(건초열)」に当たるようだ。

今日は、くしゃみが辛い・・・くしゃみで腹筋が痛むってことは、もしかしてウェストを絞る運動になのではと納得することにした。今まで、そんな風にうまくいったことはないけれど。

2014年4月6日日曜日

La Violetera

TVコマーシャル(ダイハツ軽トラックの「くらしの真ん中で~」シリーズ)から流れてくる曲を聴きながら、ああ、そういえば以前、このブログで美しい曲だと記した、同じくTVコマーシャル(JR東日本)だが、大貫妙子が歌う「美しい人よ」(1994年)を思い出した。彼女の日本語歌詞で、穏やかなアレンジして歌う雰囲気が心地よくていつまでも残っている。美しい曲だ。

原曲は、「La Violetera(すみれの花売り娘)」(1914年)で、スペインのホセ・パディヤ・サンチェス(Jose Padilla Sanchez、1889年5月23日~1960年10月25日)の作曲と、エドゥアルド・モンテシーノ・ロペス(Eduardo Montesinos Lopez)の作詞によるとのこと。

何とこの曲、チャールズ・チャプリンが、映画「街の灯(City Lights)」(1931年、本来サイレント)のサウンド版で使用したのだが・・・何だか、あの強烈な映像の方に目を奪われ過ぎたのかもしれない。随分と感傷的だ。

ところで、「日曜はだめよ」でおなじみ、「めがね」姿のギリシャ歌手ナナ・ムスクーリ( Νάνα Μούσχουρη, Nana Mouskouri、1934年10月13日~)がスペイン語で透明感あふれる声で歌っているのもいい。Youtubeで聴いてみよう。それに、映像も春らしくて作られていていい。

(参考)ブログ「續 more register movement」は、La Violeteraについて詳細に解説されている。感謝。


(Youtubeに登録のAbe Seimeiに感謝)

2014年4月5日土曜日

イ・ソンヒ 「Korea K-POP Hot 100」(米ビルボード)1位

昨日の陽射しと比べれば、今日はひんやりした。寒さが戻って冷え込む「花冷え」というのだろうか。一昨日の雨は、思った以上に花を散らせたようで、桜並木の道に花びらが散って重なっている。残念だ。

Wikipediaによれば、「その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日」を「特異日」といって、例えば、東京の4月6日が「花冷え」の特異日に当たるという。実は、ここ数日、わが家ではガスストーブが復活している。

こんなときだから、いい話が欲しい。

東亜comの記事「イ・ソンヒ 米 ビルボードK-POPチャート1位に登場、女王の帰還」(4/3)によれば、米国のチャート情報「ビルボード」の「米 ビルボードK-POPチャート」のわくで1位を冠したそうだ。カウントの対象が、米国内だけなのかよくわからないが、いい話だ。もし、国のみだとしたら、イ・ソンヒは韓国内コンサート・ツアーだけでなく、ニューヨークもありかも知れない・・・。

(米)ビルボードのホームページを見ると、「Korea K-POP Hot 100」に、1位に「During That Meet Your(その中であなたに出会って) / Lee Sun Hee」が表示されている。
(Billboard>International>Korea K-POP Hot 100 : ビルボードの国別のヒットチャート・カテゴリー)

2014年4月4日金曜日

イ・ソンヒ 15集「SERENDIPITY」CD

イ・ソンヒの15集、30周年記念アルバム「SERENDIPITY」CDをついにというか、やっと手元に置くことができた。

アルバム入手に、次のような手間が少々かかった。先週水曜日(3/26)に、新宿職安通りにあるコリアプラザに問い合わせたところ、当日(3/26)または翌週水曜日(4/2)に、ソウルからCDを運んで来ているという。入荷次第、連絡するとのことだったが、当日はなかった。そこで、翌週水曜日(4/2)に、もう一度電話したところ、当夜遅くになりそうだという。じゃあ、翌日(4/3)に(つまり昨日だが)でもと思ったところ、朝から雨。そんなわけで、快晴の本日、新宿へ出かけた次第・・・。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ 15集「SERENDIPITY」のCDを手にしたくて”)


アルバムの縦長CDケースに、ちょっと俯き加減でやや見返り姿のイ・ソンヒを見ることができる。女性らしい柔らかな視線で・・・でも、彼女の清雅さは少しも変わらない。
CDの解説に使われているものを含めて、写真すべてが、女性誌に載ってもいいような、そんなイメージがする。デビュー30年の自信を見せてくれているような。
(おじさんの目から見ると、イ・ソンヒはいつまでも美しくて可愛らしい)

曲目は次の通り。今日はアルバムを、一日繰り返し何度も聴きたい。

1.Someday
2.동네 한바퀴 (꽃다운나이..(Feat. 칸토)
3.너를 만나다
4.그 중에 그대를 만나   ← アルバムのタイトル曲
5.거리 구경
6.꿈
7.이제야
8.나에게 주는 편지
9.이뻐 이뻐
10. 솜사탕
11. 나는 간다

(本ブログ関連:”30周年記念")

ファンは、アルバムのどの曲が好きかというよりも、どの曲にもイ・ソンヒらしさを探し出しシンクロしようとするものだ。今回のアルバムに、彼女の音楽の振り子を意識するが、「Jへ(J에게)」で新しい道筋を作ったように、デビュー30周年に当たって、ポップスの試みをいろいろと展開していくのだろう。彼女のファンはロイヤリティがとても高い。

2014年4月3日木曜日

新鉱物

主成分が「ランタン」の2種の新鉱物が発見された。毎日新聞の記事「新鉱物:レアアース含む2種類…山口大などのグループ発見」(4/3、柴山雄太記者)は、次のように報じている。(抜粋)
アマチュアの入門をひたすら停滞する私には、理解ままならないニュースだが、「新鉱物」という響きに耳だてる。
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・山口大、東京大、愛媛大などの共同研究グループは2日、三重県伊勢市(矢持町にある秩父帯に属する地質で,小規模な鉄マンガン鉱床)の廃鉱から、レアアース(希土類)を含む2種類の新鉱物が見つかったと発表した。レアアースの分布や蓄積過程の解明につながるという。
・山口大によると、鉱物は2011年4月、三重県の鉱物研究家が採集し、共同研究グループが分析。国際鉱物学連合が今年2月、新種と認定した。レアアースの「ランタン」が主成分で「ランタンフェリ赤坂石」、「ランタンフェリアンドロス石」と名付けた。
・同じ資料からは、山口大が13年3月「ランタンバナジウム褐簾(かつれん)石」と名付けた新鉱物が見つかっている。
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詳細は、山口大学、愛媛大学、東京大学共同のプレスリリース「レアアースを主成分に持つ二種類の新鉱物を発見 」(4/2)に解説されている。(抜粋)
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柱状結晶:新鉱物2種の顕微鏡写真
・山口大学大学院理工学研究科の永嶌真理子准教授,東京大学物性研究所の浜根大輔技術職員,愛媛大学大学院理工学研究科の皆川鉄雄教授と冨田宣光(博士前期課程),稲葉幸郎(鉱物研究家)らのグループが共同で・・・発見しました
・「ランタンフェリ赤坂石」・・・は、緑簾石族鉱物の結晶化学の解明へ大きく貢献してきた,島根大学の赤坂正秀教授にちなんで命名されました。
・今回の「ランタンフェリ赤坂石」・「ランタンフェリアンドロス石」の発見によって,伊勢市山中の鉄マンガン鉱床からは合計4種*ものレアアース・レアメタルを主成分とする新鉱物が見いだされたことになります。

(*)4種の鉱物: 「ランタンフェリ赤坂石」、「ランタンフェリアンドロス石」、「ランタンバナジウム褐簾石」と「伊勢鉱」
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ところで上記研究グループのメンバーに、「鉱物研究家」が加わっているが、普通、鉱物マニアと呼ばれるアマチュアだろうけれど・・・ただのアマチュアではない。その最高峰には、自ら「アマチャ」と呼び、料理店の主人であり続けた、桜井欣一博士がいらっしゃる。

桜井欣一博士のアマチャ精神については、ブログ「石さまざま」(こいぬさん)に紹介されている、著書「蟇石庵塵語」で楽しく知ることができる。その中で、「アマチュアの欠点」の一つに、「独占欲が強すぎる人がある」というのは笑ってしまう。(感謝)

(本ブログ関連:”薄田泣菫「石を愛するもの」”)

2014年4月2日水曜日

(緊急)イ・ソンヒ 各都市ツアー計画

イ・ソンヒの公式ホームページ掲示板に、「[緊急]世宗コンサート...そして、大邱、蔚山、光州...」(4/1、キム・ヨンスク)として、(韓国内)全国コンサートツアー計画が次のように紹介されている。

(概要)
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・企画会社(フックエンターテインメント)は、既に19日、20日両日の世宗文化会館での公演を、18日(追加)、19日、20日まで3日をかけて実施すると決定した。
・また、世宗文化会館公演を始め、全国ツアー公演をするという。全国ツアーは5月10日、11日大邱(テグ)公演を筆頭に、続いて24日、25日蔚山(ウルサン)、6月7日、8日光州(クァンジュ)につながるだろう。その後も他地域を計画中。
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ちなみに、前回(2011年)、前々回(2009年)のコンサート状況は次の通り。

【2011年】
(海外)
・ニューヨーク2.3(木):カーネギーホール(Stern/Perelman)
(韓国)
・ソウル5.21(土)-22(日):世宗文化会館  ★レポート
・水原7.2(土)-3(日):文化の殿堂 幸せ劇場
・高陽7.9(土)-10(日):高陽アラムヌリ アラム劇場
・大田7.16(土)-17(日):忠南大 チョンシムファホール
・釜山9.3(土)-4(日):KBS釜山ホール
・全州9.17(土)-18(日):全北大 三星文化会館
・仁川10.8(土):サムサン・ワールド体育館
・光州11.5(土)-6(日):光州文化芸術会館 大劇場
・大邱11.12(土)-13(日):大邱EXCO本館 5階
・晋州11.19(土)-20(日):慶南文化芸術会館

【2009年】
・ソウル(서울)4.1-5:COEXオーディトリウム ★レポート
・仁川(인천)5.16(土):仁川サムサンワールド体育館
・全州(전주)6.27(土):韓国音文化の殿堂モアクダン
・清州(청주)7.5(日):清州芸術の殿堂大公演会場
・水原(수원)7.11(土):京畿道文化の殿堂大ホール
・城南(성남)8.15(土):城南アートセンターオペラハウス
・高揚(고양)9.5(土):高揚アラムヌリ アラム劇場
・大邱(대구)9.12(土):大邱市民会館大劇場
・釜山(부산)10.24(土):KBS釜山ホール
・大田(대전)11.1(日):忠南大 チョンシムファホール

KBS WORLD「国楽の世界へ」 金弘道

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/26)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第49回として、風俗画家の「金弘道」(キム・ホンド、김홍도、1745年~没年不詳)にまつわる話を紹介した。

    (本ブログ関連:”金弘道”)

まず、朝鮮王朝後期の風俗画家として有名な金弘道の紹介から、次のように始まった。
・金弘道の代表作「書堂(서당)」は、登場の人物をそれぞれ生き生きと描いている。書堂は塾のような所で、先生に叱られて泣く子、それを興味津々と眺める子、どこか申し訳なさそうな先生、こうした瞬間を捉えた「書堂」は、彼の作品中、最も知られている一枚だ。
・その他の作品の、「相撲(씨름)」は、組み合う二人を息を呑んで見つめる観衆、ひとり飴売りする少年などの姿を描いている。また、「舞童(무동)」は、楽器ピリ、テグム、ヘグム、プク、チャングなど奏する丸座の傍らで、長い袖をひらめかして踊る子供の姿を描いている。金弘道は、風俗画だけでなく、宮中画、仙人図、仏教画、ソンビ画、細密画など様々な作品を残した。

▼ 竹風流(대풍류)の中の「念仏打令(염불타령)」を聴く。随分とソフィスティケートされた演奏。

次に、金弘道の人物と音楽に対する造詣について、次のように説明している。
・金弘道は、1745年(朝鮮王朝の英祖(영조)の代)、ヤンバンと庶民の中間の中人身分に生まれた。7歳頃から、文人であり画家、評論家として知られた姜世晃(강세황)の元で絵を学ぶ。その後、師の推薦を受け、絵画担当の官庁、図画署(도화서)で画家として働く。実力を伸ばし、才を認められ、王の公式肖像画「御真(어진)」を任せられ、20代の若さで、当時の王「英祖(영조)」と、後年「正祖(정조)」となる王子(世子)の御真を描いた。
・金弘道は、絵だけでなく人格も高く評価された。当時の記録に、「彼は風采が美しく、心が広く、些細なことは気にもとめなかったので、人々は彼を仙人のような人だと言った」、さらに「彼を見た人たちはみな、高尚で世俗離れしていて、平凡な人とは何か違うということを、一目で見極めることができた」と記されている。
・また、1784年の作品「檀園図단원도)」には、旅行家の鄭瀾(정란)先生、同僚画家の姜熙彦(강희언)を交えて、コムンゴで風流音楽を奏する自身を描いている。

▼ 霊山会相の中の「中霊山(중령산)」を聴く。ゆたりとして、霞湧く山中奥深く、コムンゴ、テグムの調べを楽しむよう。

・また、自画像とされる作品「布衣風流図(포의풍류도)」は、中央に琵琶を演奏しながら座る人物の着衣が、華やかな色彩の絹でなく、素朴な麻のところから、官職につかぬソンビを連想させる。周りに、刀、巻物、ひょうたん、そして楽器のセンファンが置かれている。絵の人物が奏している琵琶は、コムンゴ同様、ソンビの楽器とされた。また、センファンは、仙人が演奏する楽器として頻繁に登場する。素朴ながら知性溢れる姿は、金弘道を連想させる。

▼ 霊山会相の中の「打令(타령)」を聴く。素朴な楽器が、奏者の手にかかると味わいのある響きする。

2014年4月1日火曜日

(速報)イ・ソンヒ「30周年記念コンサート」、18日追加決定

エイプリルフールではない。エッと驚くことに、イ・ソンヒが世宗文化会館で開く、当初4月19-20日予定の「30周年記念コンサート」に、4月18日の追加が決まったというのだ。初日ステージを見たいと、4月19日のチケットを手配いただきやっと入手したというに、その前日分が追加され、つまりそちらが初日になってしまった。もちろん、盛況であることが何よりである・・・。

スポーツ朝鮮の記事「イ・ソンヒ、ソウルコンサート1回追加電撃決定。合計3日にかけて3回開かれ」(4/1、イ・ジョンヒョク記者)は、コンサートの反響の大きさを次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:”30周年記念コンサート”)
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歌手イ・ソンヒは、格の違いをチケット・パワーで立証した。

来る4月19日と20日(2日間)、ソウル世宗文化会館の大劇場で繰り広げられる、イ・ソンヒのデビュー30周年記念コンサート「歌うイ・ソンヒ」は、早期前売りの完売に伴い、4月18日午後8時公演を追加で進めることになった。これによって、今回のコンサートは、合計3日にかけて3回開かれる。

特に、今回の公演は、チケット前売りオープンと同時に、インターパークの前売率の日間、週間1位を占領して、すぐに売り切れるという気炎を吐いた。有名な様々な公演の中でも、イ・ソンヒのコンサートが断然「歌謡界の伝説」としてパワーを立証する、驚くべき前売率を見せた。 合計3000席余りの座席を持つ世宗文化会館の大劇場を、二回もいっぱい埋めても溢れ出るファンの声援が電撃的な追加公演の決定につながって、熱いファンの心を表わしたわけだ。

そうかと思えば、ファンたちの爆発的な声援が多様に現れて、イ・ソンヒのよどみない歩みに大きな力を与えている。先月25日に公開された15集タイトル曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」が発表直後から各種音源チャートの1位を席巻して、突風を起こしたのが代表的。変わりないパワフルなボーカルと洗練された感性が調和して、世代をまとめる名曲が誕生したという評価が溢れた。

また、先月29日放映されたKBS2の「不朽の名曲」イ・ソンヒ編は、イム・チャンジョン、パク・ジョンヒョン、パダ、ホン・ギョンミンなど蒼々たる後輩歌手の出演で話題を集め、視聴率13.4%(ニールセンコリア、全国基準)を記録し、同時間帯視聴率1位を記録した。イ・ソンヒの宝石のようなヒット曲と、彼女を敬愛する後輩の熱唱が、そのどの時より感動的であったという視聴者たちの意見が列をなした。

イ・ソンヒの所属会社(フックエンターテインメント)側は、「すべてのファンにみな会えなくて残念な気がするが、一日の追加公演でファンの爆発的で驚くべき声援に、ささやかだけれど報いることができるようになって感謝し、うれしい」と、「公演に対する期待が大きいだけ、さらに熱心に入念に準備して、素敵な公演をお見せしたい」と伝えた。
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