1960年代のフレンチポップの仏女性歌手のしぐさというかスタイルというか、歌いながら <首をキュッキュッと横に振る姿> を、Youtube映像を見て気づいたことだが。
・例えば、シルヴィ・ヴァルタンは、やたら切れがいいのだ。当時、テレビでフレンチポップの仏女性歌手を見た記憶はなかったので、余計気になる。
・アメリンポップをカバーした日本の歌手(こちらは、テレビでしょっちゅう顔をうかがった)の場合、体全体で表現したと思う。つまり、シルヴィ・ヴァルタンのようにキレッキレッに首を横に振った印象ではないが。
(本ブログ関連:”シルヴィ・ヴァルタン”) ← 昔から気になる歌手でしたね!
そこで、Gemini に聞いてみた。
■ Gemini
Q.60年代フレンチポップの仏女性歌手が、舞台上で首をキュッキュッと横に振るように歌うのは流行っていたのでしょうか? シルヴィ・ヴァルタンとかフランソワーズ・アルディ・・・。
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A.1960年代のフレンチ・ポップ(イエイエ・ガールズ)の女性歌手たちが、リズムに合わせて小刻みに首を横に振る仕草は、当時の彼女たちの象徴的なスタイルの一つとして非常に流行していました。
特にシルヴィ・ヴァルタンやフランソワーズ・アルディ、フランス・ギャルといった歌手たちがテレビ番組やステージで見せたこの動きは、当時の若者たちの間で「コケティッシュで可愛らしい」と支持された仕草です。
なぜあのような独特な動きが定着したのか、いくつかの背景があります。
1. 「イエイエ(Yé-yé)」のビート感
当時の音楽は、アメリカのロックンロールやツイストの影響を強く受けた「イエイエ」と呼ばれるジャンルが主流でした。アップテンポなドラムのビートに合わせて、体全体で踊るのではなく、「首や肩でリズムを刻む」のが、フランス流の都会的で少しクールな表現として定着しました。
2. 「人形」のような美学
当時のファッションアイコンだったツイッギーに代表されるように、60年代は「ドール・ライク(人形のような)」なルックスがトレンドでした。
● フランス・ギャルの『夢みるシャンソン人形』に象徴されるように、感情を爆発させるのではなく、少し無機質に、あるいは操り人形のように首を振って歌う姿が、時代の「若さ」や「新しさ」を強調していました。
3. シルヴィ・ヴァルタンの躍動感
ご指摘のシルヴィ・ヴァルタンは、特にアクションが大きな歌手でした。彼女の場合は、ポニーテールやブロンドの髪をなびかせることで、よりステージ映えを狙っていた側面もあります。首を振る動きは、髪の動きを強調し、テレビのモノクロ画面でも視覚的な「躍動感」を与える効果がありました。
4. フランソワーズ・アルディのアンニュイさ
一方で、フランソワーズ・アルディの場合は少しニュアンスが異なります。彼女はギターを抱えて内省的に歌うスタイルでしたが、リズムを捕まえる際に、少しはにかむように首を振る仕草を見せました。これが、彼女の持ち味である「アンニュイな雰囲気」と絶妙にマッチし、多くのファンを魅了しました。
日本の当時の歌手たち(例えば弘田三枝子さんや、ザ・ピーナッツなど)も、カバー曲を歌う際にはこうした本場の仕草を取り入れていたため、日本人の記憶の中にも「60年代の洋楽女性歌手=キュッキュッと首を振る」というイメージが強く刻まれているのだと考えられます。
当時の映像を改めて見返すと、単なる癖というよりは、「最新のポップミュージックを歌っている」という自信とスタイルを表現するための、一種の型のようなものだったことが伺えますね。
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