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2018年9月1日土曜日

二百十日 2018

二十四節気の「立春」(2/4)から210日目の今日を、雑節の「二百十日」と呼び、台風の多いころを指す。tenki.jpの用語辞典によれば、「稲の開花期にあたることから、古くから台風に警戒すべき日とされている。」とのこと。

(本ブログ関連:”二百十日”、”立春”)

二百十日の言葉を子どものころよく聞いた。それが最近あまり聞かれないのはどうしてだろう。昔、住んでいたのは日本有数の工業地帯だったが、それでもこの言葉は身近にあった。まだ農業が日本の生活に深く根をおろしていた時代だったからだろうか。

「温暖化」の影響か、台風の動きが今までと変わり、強風や豪雨のせいで山崩れや堤防決壊などの災害(人命被害)発生に話題が集中している。二百十日と関連付けて、農業被害に注意を呼びかけるふうでもない。農事のなかで語られる二百十日より、台風と豪雨が今は一大事になっている。台風21号については、そのエネルギーが強力と注意喚起されている。

ところで、テレビで、静止地球環境観測衛星ひまわり8号」の気象観測性能が格段に向上していると紹介された。従来の観測衛星と比べて、海洋上の温度(水蒸気)の観測精度が上っているという。その結果、海洋の温度(水蒸気)の影響を継続して受ける、地上の集中豪雨を精緻に予測できるようになったそうだ。そんな分析システムが開発されたら、台風災害を格段に減らすことだろう。