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2025年5月13日火曜日

自然観察園の午後

陽射しの強い(25℃)昼過ぎ、公園併設の自然観察園は初夏を迎えて(晩春という気分はさらさらない)、木立の葉が一斉に繁り、視界を遮っている・・・その結果、観察園の駐輪場にたくさんの自転車があるのに、園内では来園者の姿に気付きにくいほど。

先日(5/4)開催の、多摩霊園に隣接する「浅間山」観察会に参加しなかったため、ここ自然観察園で(「ニッコウキスゲ」の変種である)黄色の花が咲く「ムサシノキスゲ」が見られるとのことで来たが、残念ながら姿を確認できなかった。その代わりに、一見似た感じの黄色の花の咲く「キショウブ」を「かがみ池」の水辺で見た。
同池内にある仕切り板に、「カルガモ」が2羽たたずんでいた。やがて、ゆたり泳ぎ、静かに飛び去った(番(つが)いは、うらやましいほどに呼吸の調和がとれていた)。
観察園内のあちこちに、落ち着いた紫の花の咲く「シラン」の群生が、先日(5/1)より広がっているような気がする。

スイカズラ(写真左)、ヤブヘビイチゴ(写真右)
・甘い蜜があり、子どもたちが吸ったという「スイカズラ(吸い葛)」が、観察園入り口付近の東側通路に見られる。花は白から黄色の変わるそうで、妖しく華奢な花の姿に魅かれる。
・スイカズラを見た散策路の足元に、隠れるようにして点在する「ヤブヘビイチゴ」の赤い実に気付く。プクプクとした実は充分大きくて、口にしてみたい・・・無毒だが、味はないとのこと。よく見れば、ここかしこに見つかる。

5月の満月(フラワー・ムーン)

きょう(旧暦4/16)の「満月」を、花の5月にふさわしく、米国の農事暦で「フラワー・ムーン」と呼ぶ。実は、本日の日付に変わった深夜の午前1時56分に満月を迎えている。まあ、それでも今晩の月は限りなく丸く見えるので、「21時頃に南の方角、高度 62.3度」(Search Labs)に浮かぶ姿を見てみたい。

(本ブログ関連:”5月の満月(フラワー・ムーン)”、”満月”)

■  日本気象協会(tenki.jp)
「2025年の『フラワームーン』はいつ?  名前の意味と由来は」(中川裕美子、更新:2025年05月01日)
    ー https://tenki.jp/suppl/y_nakagawa/2024/05/21/32454.html#sub-title-c

5月の花といえば、花より先に、1620年に英国のイングランドからアメリカ大陸へ渡航した「ピルグリム・ファーザーズ」*が乗船した船名が出てくる。
(*)ピルグリム・ファーザーズ: イングランドのカルヴァン派の流れをくむ非国教徒の一つで、清教徒(ピューリタン)の一派「独立教徒(インデペンデント)」。(以上、Search Labs)

同じ海洋国でありながらと思うことがある。英国のピューリタンの独立教徒は、宗教的信念から大西洋を横断して新天地を求めたが、日本の江戸時代のクリスチャンは、隠れキリシタンとなって身を隠した。だが、独立教徒たちは渡航先で侵略者に身を変じた。

「メイフラワー」という響きに、初夏の穏やかな陽射しを受けた花が見える。バラ、カーネーション、ライラック、ツツジ、スズラン、ポピー、フジ、ハナショウブ、スミレ等々。

合わせて、5月は気象庁の季節区分で春(3月~5月)の終わりだが、すっかり初夏の気分である。初夏を知らせる鳥「カッコウ」も気になるところ。

(本ブログ関連:”カッコウ”)