陽射しの強い(25℃)昼過ぎ、公園併設の自然観察園は初夏を迎えて(晩春という気分はさらさらない)、木立の葉が一斉に繁り、視界を遮っている・・・その結果、観察園の駐輪場にたくさんの自転車があるのに、園内では来園者の姿に気付きにくいほど。
先日(5/4)開催の、多摩霊園に隣接する「浅間山」観察会に参加しなかったため、ここ自然観察園で(「ニッコウキスゲ」の変種である)黄色の花が咲く「ムサシノキスゲ」が見られるとのことで来たが、残念ながら姿を確認できなかった。その代わりに、一見似た感じの黄色の花の咲く「キショウブ」を「かがみ池」の水辺で見た。
同池内にある仕切り板に、「カルガモ」が2羽たたずんでいた。やがて、ゆたり泳ぎ、静かに飛び去った(番(つが)いは、うらやましいほどに呼吸の調和がとれていた)。
観察園内のあちこちに、落ち着いた紫の花の咲く「シラン」の群生が、先日(5/1)より広がっているような気がする。
スイカズラ(写真左)、ヤブヘビイチゴ(写真右)
・甘い蜜があり、子どもたちが吸ったという「スイカズラ(吸い葛)」が、観察園入り口付近の東側通路に見られる。花は白から黄色の変わるそうで、妖しく華奢な花の姿に魅かれる。
・スイカズラを見た散策路の足元に、隠れるようにして点在する「ヤブヘビイチゴ」の赤い実に気付く。プクプクとした実は充分大きくて、口にしてみたい・・・無毒だが、味はないとのこと。よく見れば、ここかしこに見つかる。