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2012年8月3日金曜日

特別展示「生きる形」

今日は汗が止まないほど暑かった。そんななか、先日縁者から教えてもらった東京大学総合研究博物館で開催されている特別展示「生きる形」を見た。

同館には以前、東京帝国大学初の日本人鉱物学教授であり、「日本鉱物誌」(第1版:1904年、第2版:1916年)の著者でもある和田維四郎(わだつなしろう、1856年~1920年)の鉱物標本展示会を見学したことがある。

ところで、現在同館は常設展示だけで、特別展示の「生きる形」は、道路沿いの同館から赤門寄りにある伊藤国際学術研究センターの地下1階で開かれている。
展示場は、骨格標本の白さを強調して浮き出すように照明を落としている。と同時に、あの独特な臭いが漂ってくる。生きるものは必ず死ぬという現実を思い起こさせる。

さて、今回の展示は、張本人?のキュレイターであり解剖学者である遠藤秀紀教授を中心に、写真家と造形家の3人による"フュージョン"、あるいは"コラボレーション"による成果である。
白い骨は、透明ネットを張った額の中に固定され、無機的に並べられているようにも見える。骨盤、肩甲骨、胸骨など分けているものもあれば、あるいはいくつかの骨を組み合わせて・・・照明の結果、壁に”意図的な”影が浮かぶようにしているものも(1つだけ)ある。それは生と死の長さを示すもので・・・。

展示物個別に解説が付されていない。それに展示の意図も・・・。入り口の受付で配布される東京大学総合研究博物館ニュースの「Ouroboros」(44号)を必ず手に取ることお勧めします。(仕掛け者の意図に反するが、読まないと消化不良になりますよ!)

(付記)
汗でシャツが濡れているわたしを見て、展示場受付の方が、冷蔵庫に保管の標本を紹介してくれた・・・一瞬冷気が感じられたけれど。結局、地下鉄の本郷三丁目駅に戻る途中、喫茶店に寄って熱気を冷ますと同時にシャツが乾くまで休憩した。暑い一日だった。

(付記)
同館ホームページにある「逸脱美考」展示を、"早とちり"して見られるものと思い込んでいたが、何とそれは国立台湾大学図書館1階中庭で展示中とのこと。まさか、台湾まで行くこともできないし・・・。巨大な自然金?の塊が見られるというのに、残念。