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2012年6月11日月曜日

のんびりした生活を望むなら、雨に霞む風景を背に書を読む晴耕雨読は人生の理想だろう。でもねえ、雨は舞台装置ではない。湿気を呼んでくるのだ。おかげで除湿機がフル稼働している。

昼の雨は健康だ。雨中を走る人影を描けば、絵画はますますダイナミックになる。雨には活力がある。それに比べると夜の雨は、その雨音が次第に精神に迫り振るわせる、そんな映画があった。
見える雨と見えない雨、もしかすると雨は、ひとの二面性を暴き出す薬かもしれない。

ところで、ビートルズファン層の厚さについて、ビートルズにはロックミュージックだけでなく、実はバラードがあるからだと、音楽評論家(もしかしたら近田春夫だったかな)が語っていた記憶がある。その二重性をファンは異質なものとは受けとめていない。

ハードロックバンドのユーライア・ヒープ(Uriah Heep - Rain)に、この時期にふさわしい「Rain」(1972年)の美しいバラードがある。出だしに一瞬、チョクウ(적우)を思い起させる。
日本語タイトルは「雨に寄せる抒情」だ。何とロマンチックなことだろう。ガラス窓越に雨にぬれた通りを眺めながら想い出語りする・・・まるでCFの映像のようだ。

そういえば、イ・ソンヒは高校時代にハードロックに明け暮れたそうだ。本当はロックを歌いたい、だからステージではその思いを発揮するという。

(Youtubeに登録のAlanNisiyamamotoに感謝)