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2009年5月5日火曜日

映画「ビッグ・スウィンドル!」

アクション映画には雨の夜が似合う。漆黒の闇に紛れた追う者と追われる者は、ずぶ濡れになって対峙する。背景は雨しずくの向こうに暗い影を浮べる。雨音と荒い息遣いそして叫び声が臨場感、緊張度を増す。見るものに一層の集中を要求する。映画「殺人の追憶」では雨の夜のシーンを効果的に使っていた。
レンタルDVD「ビッグ・スウィンドル!」(犯罪の再構成 범죄의 재구성)を借りた。こちらは、クライムコメディーといったところだろうか。物語は、中央銀行の韓国銀行を手玉に取る詐欺集団の失敗と成功を、登場人物のカードを一枚ずつ抜くことで語られる。最後のカードには裏表(どんでん返し)が用意されている。この映画にも雨の夜のシーンがある。
映画はいかにもB級イメージで作られているが、見るうちに吸い込まれる。2004年に 第41回大鐘賞の「新人監督賞」、「脚本賞」を受賞している。(主役のパク・シニャンは、紆余曲折の末、活動再開とのこと)

孫の「子どもの日」

孫ができるまで、「子どもの日」を忘れかけていた。大上段に子どもは共同体や伝統の成立に大切な要素などと構えることはさて置き、極私的にわたしにとって、この日の<子ども>は孫だけである。孫は誕生してほぼ3ヶ月目になる、仕草がかわいく愛おしい赤ん坊である。五月人形や鯉のぼりも、今回は孫と一体となって心象にグッと鮮明になる。
わたしの感情の中で、新しいインターフェース「GeeGee_baka」が動いているようだ。このインターフェースは絶対保障付きのものである。(ただし孫の成長に合わせてバージョンを上げないと、孫に煙たがられる可能性がある)