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2021年8月2日月曜日

AKMUの「戦場」(with イ・ソンヒ)

7月20日付け韓国「中央日報」は、歌手「イ・ソンヒ」が、兄妹ポップス・デュオ「AKMU악동뮤지션、アクドンミュージシャン)」とのコラボ曲「戦場(전쟁터)」を歌うと、次のように報じた。音源発表前に、歌詞(写真掲載)が公開されたことになる。ちなみに同曲はその後、7月28日に発売された。

■韓国中央日報掲載の日刊スポーツ記事(パク・サンウ記者、2021.07.20 09:32)
「AKMUとイ・ソンヒがフィーチャーリングした『戦場(전쟁터)』の歌詞全体を公開」より抜粋
https://news.joins.com/article/24109338
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AKMU COLLABORATION ALBUM (NEXT EPISODE)
01. 전쟁터 (with 이선희)
・まだ発売されていない音源の歌詞が、すべて先に紹介されたのは異例のこと
・AKMUならではの哲学的思惟と詩的叙事が印象深い
・導入部(の歌詞表現が)尋常ではない
  - 戦争のように複雑微妙で熾烈な状況について、大人が子どもに話す形
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歌詞:「전쟁터(戦場) (with 이선희)」

화약 연기 뒤덮인 하늘 봐
(硝煙に覆われた空をごらん!)
몇십 년 후쯤이 되어야 우리는 전설이 될까
(何十年後になれば、私たちは伝説になるのでしょうか)
슝 폭탄과 총알 날아가는 모양
(ピューン、爆弾と弾丸の吹っ飛ぶさま)
얼마나 시간이 지나야 이들이 폭죽이 될까
(どれくらい時が経てば、これらは花火になるのでしょうか)

피가 나는 줄도 모르고
(血が出ていることも知らず)
걸음을 빨리 재촉하는 당신은
(歩を速めるあなたは)
어떤 것을 그토록 사랑하길래
(何を、そんなに好んで)
몇 번을 살아났나요
(何度、生き返ったの)

Hey kid,
Close your eyes
답답해도 조금만 참아
(息苦しくても少しだけ我慢して!)
여기 전쟁터에선
(ここ戦場では)
이명이 끝나면
(耳鳴りがすんだら)
비명이 들릴 테니까
(悲鳴が聞こえるのだから)

내 어깨 위로 팔을 감아
(わたしの肩の上に腕を巻きなさい!)
저들이 가면 부축해 줄 테니 서둘러 가자
(彼らが行ったなら脇を支えてやるから、急いで行こう)
쿵 건물과 동상 쓰러지는 모양
(ドスン、建物と銅像の倒れるさま)
돈보다 사랑이 필요한 걸 우린 왜 몰랐을까
(お金より愛が必要なことを、わたしたちはなぜ知らなかったのでしょうか)

숨이 죄는 줄도 모르고
(息切れしていることも知らず)
헐레벌떡 산 위를 오르는 당신은
(はあはあと喘ぎながら山頂に登るあなたは)
흙먼지투성이로 덮이기 전엔
(土煙りまみれになる前には)
어떤 사람이었나요
(どういう人だったのですか)

Hey kid,
Close your eyes
답답해도 조금만 참아
(息苦しくとも少しだけ我慢して!)
여기 전쟁터에선
(ここ戦場では)
이명이 끝나면
(耳鳴りがすんだら)
비명이 들릴 테니까
(悲鳴が聞こえるのだから)

그때 하늘색은 파란색이고
(そのとき、空の色は青色で)
그때 바닷가는 해수욕
(そのとき、海辺は海水浴)
그땐 마스크를 아무도 쓰지 않았고
(そのときは、マスクを誰もつけなかったし)
그땐 다 그땐 당연한
(そのときはみな、そのときは当たり前の)

Hey kid,
Close your eyes
답답해도 조금만 참아
(息苦しくとも少しだけ我慢して!)
여기 전쟁터에선
(ここ戦場では)
이명이 끝나면
(耳鳴りがすんだら)
비명이 들릴 테니까
(悲鳴が聞こえるのだから)

(Official Video)


(付記)
ただし、この歌詞について感動するには私はあまりに歳をとりすぎたようだ。作者の思いが手にとるように見える気がするからだ。正義も善意も、語るものの置かれた場所や時をはからずに作品を理解することはできない。
どうやら私は、素直に受け止めるには、余談の罠から抜けられずにいる。

むかし、タルタルステーキを食べながら老人は、若者たちを社会主義へと煽った。
父親が公営交通の運転手だから貧しいと涙ながらに、仲間たちを政治に勧誘した活動家がいた。

もっとむかし、ロシアの荘園主(貴族)たちは教会へ出向いて懺悔しては涙した。
いま、世界の大富豪は莫大な富を抱えながら、慈善の寄付をする。

施しは、精神的なものをふくめて、欺瞞であり認識を誤らせる。にもかかわらず、その思考に誰もが感染する。