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2025年8月6日水曜日

スズカケノキ(プラタナス)

今日も暑かった。最高気温* 39.0℃ に達した時刻(12:22)に、公園の奥にある「スズカケノキ」(別名:プラタナス)と出会っていた。
(*)ちなみに、きのう(8/5)の最高気温は、40.0℃(14:47)で、40℃超えの「酷暑日」。

午前中の外出の用が済み、その足で樹種の豊富な公園を巡った。先日(8/3)、WWⅡの戦時下に流行り、戦後のジャズ時代にアレンジされた「鈴懸の径」の曲について触れたので、現物を観察したく出かけた次第。

最初の公園は、樹木の苗圃もあり期待した。とはいえ、樹林の中をひとりで探し出す勇気はなかった。公園管理事務所で、旧版の樹木マップも見せてもらったものの、不明だった(園内を少し廻ったりしたが・・・)。そこで、隣りの公園に移り、併設の「自然観察園」に置かれた「この木なんの木」クイズに記載がないか確認したが・・・ここにも無い。結局、自然観察センターに寄って相談したところ、スズカケノキの場所を教えてもらった。次の写真の通り。

(本ブログ関連:”スズカケノキ [プラタナス]”)


① 公園を東西に流れる小川の高い岸辺に、落葉高木のスズカケノキが直立していた。
② 幹に、鱗片状に樹皮が貼り付いているが、ところどころ剥(は)げ落ちている。
③ 葉は、深く5~7裂して、カエデの葉に似ているものの大きい。
④ スズカケの言葉の由来: 「樹木の名前」(解説 高橋勝雄・永野伸江、山と渓谷社)より
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・実の形が山伏の装束「鈴懸(すずかけ)の房飾り」に似ているとも、楽器の「鈴」の形に似ているともいう。
・歌舞伎の「勧進帳」の(長唄で唄われる)「旅の衣は鈴懸の、旅の衣は鈴懸の、露けき袖やしおるらん(悲しみにくれている)」にあるように、鈴懸は山伏の代名詞でもあった。

(※ 同書で「旅のは鈴懸の」としているが、「旅のは鈴懸の」が正しい)
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■ ブログ「歌舞伎見物のお供」
「『勧進帳』全セリフです。」
    ー https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/0ff6c3149459e2a5f9bf76c389514b1e

■ Youtube(登録: Ozisan蓄音機)
「蓄音機で長唄・勧進帳 冒頭部 旅の衣は篠懸(すずかけ)の~」← 4:10 から始まる
    ー https://www.youtube.com/watch?v=vlwh52Oa4jI