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2017年9月10日日曜日

(寓話)熊撃ち名人

こんな寓話を考えた。決してマスコミ世界を暗喩しているつもりはない。
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あるところに熊撃ちの名人Bがいた。彼は、熊の習性とその獣(けもの)道をよく知り、待ち伏せしては数多く仕留めていた。それでも欲が止まず、猟場を共にする猟師仲間Sをライバル視するようになった。

あるとき、猟師Sの後をそっとつけた。Sが、数日後に狩りをする場所を下見するのを知っていたからだ。出し抜くチャンスと思った。だが、Sはとっくに気付いていた。そうとも知らず、猟師Bは盗み見を繰り返した。

あるとき、猟師Sから、仲間の前で卑怯な振る舞いをしたことを白日にさらされた。名人を自称する猟師Bはたまらず、猟場はみなのものといって否定して白を切った。

猟師Bは、山を降りて、日頃くちうるさい麓の村人たちの騒ぎを好機と加わり、まるで村の衆になったように行動した。そして、身を潜めて時を待った。

村の騒ぎが治まったころ、猟師Bは新しい猟銃を手に、ひそかに山に戻った。そして、誰もが知る大きな人喰い熊を撃ち倒すのに成功した。猟師仲間も村人たちもみな喝采した。久し振りに、猟師Bは酔った。彼は、まさに、その機を見計らったように、猟師Sに卑怯な振る舞いをしたことを人陰で謝罪した。
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