むかし、子どものころにラジオで聴いた落語の落ちに、「はい、乾燥しています」というのがあった。歳をとると老人は枯れて水気がなくなり、軽過ぎてついには湯船で浮かんでしまう。
この「乾燥してます」という言葉を覚えているが、落語家が誰だったか覚えていない・・・柳亭痴楽さんだったかどうか?
落語は、子どものころ、ラジオから耳に入ったもので、すこし大きくなってテレビでの視聴では何故か興が乗らなかった。大人になって、新宿末廣、上野鈴本を訪れたことがあるが、観光気分でしかなかった。
子ども時代、当時の三遊亭小金馬(三遊亭金翁)が、テレビでマルサン*提供のプラモデルの番組司会をやられていた。だから、懐かしく上野鈴本でお顔を見に行ったとき、「わたしは、まだ死にませんから」という洒落をいわれた。観客の多くは、プラモデル草創期に子どもだった世代だ。
(*)マルサンの「マッチ箱シリーズ」こそ、プラモデルの初経験だった。
あした、8月の夏休みが明けて、今年後期の体操教室が始まる。年配者向けの軽い運動だ。