どうやら、きょうは一日(夕方まで)雨のようだ。かすかに、シトシトと雨音がする。その分、静けさが強調される。なんだか落ち着いた気分になってくる。出歩くのに向かないからかもしれないが・・・。
夏にふさわしい*雨の歌がある。「城ヶ島の雨」(作詞 北原白秋、作曲 梁田貞[やなだ ただし]、1913年)だ。とても詩的な景色が浮かんでくる。けれど、北原白秋が三崎に住むことになった経緯を知ると、詩の世界が歪んで見えてくるのは・・・市井の人間の限界か。それでも、この詩はよい。
(*)生成AIは、のきなみ <晩秋> というが・・・。
(本ブログ関連:”北原白秋”)
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雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる
雨は眞珠か 夜明の霧か それともわたしの忍び泣き
舟はゆくゆく 通り矢のはなを 濡れて帆あげた ぬしの舟
ええ 舟は櫓(ろ)でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの心意気
雨はふるふる 日はうす曇る 舟はゆくゆく 帆がかすむ
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■ Youtube(登録:uchukyoku1)
「奥田良三 Ryozo Okuda (Ten.)_「城ヶ島の雨」 on Victrola VVJ1-91」
ー https://www.youtube.com/watch?v=aaBp0hkFIdA
北原白秋の「城ヶ島の雨」の歌詞を解説してくださいと、生成AIの「Gemini」や「ChatGPT」とQ&Aを試みたが、言葉の取り違いがあったりして残念。一見もっともらしいのだが・・・。
(参考)
■「俺の日本舞踊」
「大和楽『城ヶ島の雨(じょうがしまのあめ)』歌詞と解説」(2021年6月26日)
ー https://oreno-nihonbuyou.com/jogashimano-ame/