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2014年8月21日木曜日

暑いときは喉を潤す

子どもの頃、そろそろ夏休みが終わりに近づいたと気付くのに、カレンダーの残り少ない日数よりも、ツクツクボウシヒグラシの鳴き声だった。何度か夏休みを重ねると、この時期に、日中威勢よく己の名を繰り返すツクツクボウシに空元気を、夕暮れに「カナカナカナ」とデクレッシェンドするヒグラシに哀愁を感じた。それは、舞台袖が幕引きの準備にざわめいているようである。

今日、アブラゼミに混じって、ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきた。やはり、夏の終わりを迎えようとしている。これからは日一日、秋の気配が深まるのだろう。

私は底寒い冬よりも、熱暑の夏の方がましだ。とはいえ、今年の夏、広島を襲った集中豪雨土砂崩れ災害に驚いた。関西、中国地方の表面を覆っている、花崗岩が風化した「マサ土(ど)」のあっけなさ。花崗岩地域で鉱物採集したとき、何度か茶色に変色したマサ土に遭遇した。皆が、花崗岩が「腐った」という表現をしたのを思い出す。

とはいえ続く強い陽射しと照り返しに、喉を癒そうと近所の店で冷たいものを探す。ノンアルコールのビール缶を5種求めた。
元来、アルコールは苦手だ。ノンアルコールにもかかわらず、ビールの香りがするだけで不思議と酔った気分になる。決して美味いとも思わないけれど、夏の風物詩として、夜風を受けながら飲むことにしようか。