相変わらず、大きな金属製の船が浮かび、飛行機が空を飛ぶのか信じられない。科学者や技術者たちは、不可能と思われるものを可能にするブレイクスルーを導き出し積み重ねてきた。
122年前のきょう(1903年12月17日午前10時35分)*、アメリカのライト兄弟が、有人動力飛行に成功した。(小型12馬力エンジン + 重力利用カタパルト + 橇を利用、パイロット1名が腹ばいの姿勢で操縦)
(*)時代はまさに「日露戦争(1904年~05年(明治37年~38年)」直前のころ。
「兄弟は、1903年12月17日(午前10時35分)に、ノースカロライナ州キティホーク近郊にあるキルデビルヒルズにて、12馬力のエンジンを搭載した『ライトフライヤー号』によって有人動力飛行に成功」した(Wikipedia)
ちなみに、大いにお気に入りの有人超小型飛行機{MC-15 CRI-CRI (コオロギ)」のエンジンは、15馬力のエンジンを2基搭載している。それよりもずっと小さな馬力**で、歴史の幕開けをしたことになる。
(**)下記の通り、「12馬力は、現代のカート(ゴーカート)や小型の農耕用機械に近い出力」ということになる。
(本ブログ関連:”飛行機 コオロギ”)
■ 生成AI Gemini
Q.ライト兄弟の『ライトフライヤー号』は12馬力だったそうですが、ボート、オートバイ、自動車でいうとどの程度の性能ですか?
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A.ライト兄弟の『ライトフライヤー号』に搭載されたエンジンは、1903年当時の技術で自作された水冷直列4気筒で、公式には12馬力(HP)の出力を持ち、最高速度は約48 km/hでした。
これは現代のボート、オートバイ、自動車と比較すると、非常に低出力であると言えます。
12馬力の性能比較(現代の目安)
| 乗り物の種類 | 12馬力相当のイメージ | 特 徴 |
| オートバイ | 原動機付自転車(原付)や小型スクーター | 現代の125ccクラスの小型バイクは一般的に10馬力前後ですが、ライトフライヤー号のエンジンは排気量が約3.3リットル(4,000ccとの情報もありますが、3.3リットルが有力)と非常に大きく、<トルク(回転力)> を重視した設計であったと考えられます。 |
| ボート | 小型の漁船やレジャーボート用の船外機 | 現代の小型ボート用船外機(アウトボードモーター)では、10~15馬力クラスは、比較的軽量なボートを滑走させるために使われます。 |
| 自動車 | 現代の一般的な乗用車と比較すると圧倒的に非力 | 軽自動車でも約50〜64馬力、一般的なコンパクトカーなら100馬力以上が普通です。12馬力は、現代のカート(ゴーカート)や小型の農耕用機械に近い出力です。 |
機体の構造・動作、操縦方法について
■ Youtube(登録:Sabin 機械工学)
「ライト兄弟による革命的エンジニアリング」← 画面の初飛行時期は音声で修正されている。
ー https://www.youtube.com/watch?v=U3I_peLpFhc
■ 生成AI 検索Labs
検索「パイロットの操縦姿勢」
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パイロットの姿勢(腹ばい)
・操縦方法: ウィング・ウォーピング(翼のねじり)という方法で方向転換するため、パイロットは機体中央の寝台に「腹ばい」になって横たわります。
・操作: 操縦桿を操作するのではなく、腰を左右に傾けて胴体をひねり、翼のねじれを変化させることでロール(横転)を制御しました。
この画期的な「腹ばい姿勢」での操縦と、体重移動による制御(3軸制御の原型)が、ライト兄弟の成功の鍵でした。
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