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2013年4月17日水曜日

今日も地震が続く

今日のテレビ各局は、三宅島の地震を報じた・・・といっても体感することはなくて、報道を通じて知ったわけだが。気象庁の地震情報を見ると、午前10時過ぎに地震が発生して以来、21:20現在までに、何と29回も地震が続いている。

NHKニュースによれば、「17日午後5時57分ごろ、三宅島近海でマグニチュード6.2の地震があり、三宅島で震度5強の揺れを観測したほか、震度4を新島、神津島、御蔵島で観測しました。」(4/17 18時45分)とのこと。
また気象庁によると、この地震は火山噴火と直結するものではないという。2000年と同様の大噴火が再現することはないようだ。

ところで今日も、与那国島、石垣島沖、そして宮城県沖に、マグニチュード5以上の地震が発生している・・・気にすると神経質になり、忘れるとドカンとやられる、ままならない。

秘密の湧き水

小学低学年の頃、よく遊んだ公園は大きな段差があって二段に分かれていた。公園上側は広場になっていて、ボール投げや自転車遊びをした。段を境い目に、下側を見下ろすように日陰棚があり、その両脇には階段が作られていた。公園下側も広場だったが、十分整備されてなくて次第に自然のまま茂みに変わっていた。

この茂みの奥に、子どもたちにとって秘密の水飲み場があった。公園に設置された水飲み場の水道蛇口から出る生温かい水よりも美味い、公園斜面に湧き水があったのだ。辺りは丈の高い草々に覆われていて、藪漕ぎするようにして進むと、小さな水溜りが見つかる。しゃがんで湧き出る水を手ですくって飲むそのとき、湧き口でキラキラと雲母が水流に舞っているのが見えた。夏のかんかん照りのときは、ことのほか美味しかった記憶がある。

子どもたちにとって、秘密の場所は共感しあえる場所だ。だから、近所の塀の下にある抜け道にも、猫ぐらいしか通り抜けないような家と家の隙間の陰にも、そして放置されていた防空壕跡の暗闇にも、自分たちだけが知っている秘密があった。そして、誰にも教えない秘密だぞと語り合いながら、その秘密を楽しんでいた。

今では、そんな秘密の場所もすっかり消えて、観光施設に造成されたという。でもねえ、秘密は今でも残っているし、近所の崖線で水が湧いているのを見ると、子どものときに仲間たちと持っていた秘密の迷路がどんなに大切かしみじみと思い返すよ。