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2019年2月27日水曜日

春雨じゃ、濡れてまいろう(行こう)

わたしら世代には、春の雨に「春雨じゃ、濡れてまいろう(行こう)」と言って遊んだ記憶があるに違いない。まだチャンバラごっこができた時代だ。幕末の混乱だけじゃない、その後の維新の騒乱なんて何も知らず、原っぱを駆け回っていた。

雨が降れば、濡れるのも子どもの仕事。別にどうってこともない。泥んこだって厭わない。そんな時代が懐かしい。

   雛菊 「月様、雨が…」
   月形 「春雨じゃ、濡れてまいろう」

この台詞、芝居「月形半平太」の中で語られたもので、チャンバラ少年たちも知っていた。あいにく腕白たちしかいないので、雛菊の役回りは当然なかったが、みな好き勝手に月形になりきって春雨に飛び出して行った。

スタンドマイクの前に直立不動で歌った東海林太郎の「月形半平太の唄」(藤惣之助作詞、近藤政二郎作曲、日本ポリドール管弦楽団:1934年(昭和9年))がある。


(Youtubeに登録の0jac6に感謝)