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2025年7月23日水曜日

(資料)神社の神に従う生き物/ 仏教寺院についても

神社に祀られる神に従う生き物*がいる。彼らの石像を参道口に置いたり、境内で放し飼いしたりする。日本人が野生動物とどのように付き合い、神に従う(お使い)の眷属(けんぞく)といった存在になるのか興味深い。神社についてGeminiに問うてみた。
(*)鳥類については、八幡神社のハト、熊野大社のカラスが見られる。

仏教寺院についても後段に記す・・・ただし仏教の場合、インドや中国由来の動物があるので参考としたい。

Googleの生成AIの Gemini

<神社関連>

Q-1.神社の神は、何かしらの動物(キツネ、コマイヌなど)を連れているといわれていますが、代表的な例を教えてください。
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A-1.神社の神様が動物を連れているという話は、神使(しんし)という考え方に基づいています。神使とは、神様の使いとして神意を代行し、人々と神様の間を取り持つと考えられている動物のことです。

代表的な例としては、以下のものがあります。

1.稲荷神社キツネ
・稲荷大神の神使とされ、五穀豊穣、商売繁盛の神様として信仰されています。神社の境内には、鍵や宝珠などをくわえたキツネの像が置かれていることが多くあります。

2.八幡神社ハト:  
・八幡大神の神使とされ、平和の象徴としても知られています。

3.春日大社シカ:  
・春日大神の神使とされ、神聖な動物として大切にされています。奈良公園には多くの鹿が生息しており、春日大社の神鹿として保護されています。

4.日吉大社日枝神社サル:  
・大山咋神(おおやまくいのかみ)の神使とされ、「魔去る(まさる)」に通じるとして縁起が良いとされています。

5.熊野大社カラス:  
・熊野大神の神使とされ、神武天皇を導いたとされる八咫烏(やたがらす)が有名です。

6.北野天満宮ウシ:  
・菅原道真公の神使とされ、道真公が丑年生まれであったことや、牛に乗り都へ向かったという伝説に由来するとされています。

また、神社の入り口などで見かける「狛犬(こまいぬ)」も、神を守る役割を持つとされています。狛犬は一対で置かれ、口を開けた像と閉じた像があるのが一般的です。その起源は、ライオンなどの想像上の動物であるという説があります。

このように、神社と動物の関係は深く、それぞれの動物神様の使いとして、あるいは神域を守る存在として大切にされています。神社を訪れた際には、これらの動物たちの像にも注目してみると、より深く神社について理解することができるでしょう。
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<仏教関連>

Q-2.仏教寺院の参道・建物などに、何かしらの「動物(含む:架空の生き物)」が存在しますが、代表的なものを教えてください。
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A-2.仏教寺院の参道や建物に存在する動物や架空の生き物は多岐にわたりますが、代表的なものをいくつかご紹介します。これらは、単なる装飾としてだけでなく、仏教の教えや信仰、歴史、文化的な意味合いを強く持つものが多いです。

1. 狛犬(こまいぬ) / 獅子(しし)
・存在場所:  主に参道の入口や本堂の前に一対で置かれています。
・意味合い:   神社にも見られますが、もともとは古代インド中国における獅子像が起源とされ、魔除けや聖域の守護者としての役割を担っています。仏教伝来とともに日本にも伝わり、寺院にも広まりました。

2. 龍(りゅう)
・存在場所:   天井画(特に本堂の天井)、彫刻(柱、軒下、欄間など)、手水舎の吐水口、鐘楼など。
・意味合い:   水神雨乞いの神として古くから信仰され、仏教においては仏法を守護する八部衆の一つとしても位置づけられます。力強さ、威厳、そして慈悲の象徴でもあります。雲と一体となって描かれることが多く、その雄大な姿は見る者を圧倒します。

3. 象(ぞう)
・存在場所:   門の彫刻、本堂の装飾、普賢菩薩(ふげんぼさつ)の乗り物として描かれることもあります。
・意味合い:   仏教において非常に重要な動物で、悟りや智慧の象徴とされます。特に白い象は、釈迦の母マーヤー夫人が白い象が胎内に入る夢を見て釈迦を身ごもったという伝説があり、吉祥の印とされています。普賢菩薩が白い象に乗っている姿は有名です。

4. 鳳凰(ほうおう)
・存在場所:   堂宇の屋根、彫刻、絵画など。
・意味合い:   中国の伝説上の瑞鳥(ずいちょう)であり、平和と繁栄、そして不死や再生の象徴とされます。仏教では、仏の慈悲や智慧が及ぶところに現れるとされ、極楽浄土の鳥としても描かれます。

5. 迦陵頻伽(かりょうびんが) / 緊那羅きんなら)
・存在場所:   天井画、壁画、彫刻、仏具など。
・意味合い:   どちらも仏教における想像上の鳥または半人半鳥の生物で、極楽浄土に住むとされます。美しい声で歌い、人々を魅了すると言われています。仏の教えの素晴らしさを表現するために用いられます。

6. 亀(かめ)
・存在場所:   石碑の台座(亀趺:きふ)、手水舎、庭園の池など。
・意味合い:   長寿、不老不死の象徴とされます。仏教においては、古くから霊獣として尊ばれ、特に大きな石碑の台座に用いられる亀趺は、その重みに耐え、永続性を願う意味合いがあります。

7. 魚(特に鯉:こい)
・存在場所:   庭園の池、絵画(特に禅画)、彫刻など。
・意味合い:   鯉は生命力、立身出世(登竜門の故事から)の象徴とされます。また、仏教においては、解脱や悟りへの道を意味することもあります。

8. 猿(さる)
・存在場所:   庚申堂(こうしんどう)に関連する場所、あるいは単なる飾り。
・意味合い:  「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は特に有名で、これは仏教の教えである「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言」(礼にあらざるは見るなかれ、聞くなかれ、言うなかれ)に通じるものがあります。

その他:
(うさぎ):   月との関連で、豊穣や再生の象徴として描かれることがあります。
鹿(しか):   奈良の寺院などで見られるように、神の使い聖獣として扱われることがあります。

これらの動物や架空の生き物は、それぞれが独自の意味を持ち、寺院の歴史や信仰、建築様式と深く結びついています。寺院を訪れる際には、これらの存在にも注目してみると、より深くその魅力を感じることができるでしょう。
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