▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼
検索キーワード「桃の節句」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「桃の節句」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2015年4月30日木曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 鳥に関わる曲

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/22)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、鳥に関連する3曲を紹介した。

始めに、春を知らせる「ツバメ(燕、제비)」と陰暦3月3日の「桃の節句(삼짇날)」の関わりについて次のように紹介された。
・3月3日は「ひな祭り」だが、陰暦3月3日の上巳は「桃の節句」という。陰暦9月9日に旅立ち、南で過ごしたツバメが戻る日でもある。韓国では、3の数を重視した。ハングルも、天地人の三才が調和を成したもの。じゃんけんも3回勝負する。
・ツバメは、3のつく日に行き来した。パンソリ、「興甫歌(興夫歌、흥보가)」にもツバメが登場する。真面目なフンボに、財産を運んでくる。その日が陰暦3月3日だった。近頃、農村でもツバメを見かけなくなった。今年はどのくらいのツバメが戻ってきたのだろう。

▼ 京畿地域の雑歌、「十二の雑歌」から「ツバメの歌(제비가)」を聴く。雁、ウグイス、ホトトギス、オウム、ツル、クジャク、数々の鳥が登場する。

・この「ツバメの歌」には、数々の鳥が登場するだけでなく、歌詞も面白い。パンソリ「春香歌(춘향가)」や、「沈清歌(심청가)」、「興甫歌」から様々な歌詞を組み合わせて、色々な内容があるが、結局、別れを切なく思う気持ちを表している。暖かい春、楽しそうに戯れる鳥、そして愛する人との別れの寂しさを表している。桃の節句は、本格的に春がはじまる日だ。

次に、桃の節句の食べ物、花煎(화전)と花麺(화면)を次のように紹介された。
・山野に行き、ヂヂミや麺料理(クッス)を食べて花見を楽しんだ。ヂヂミに、花のヂヂミがある。ヂヂミの粉を練り、焼くときツツジの花弁を載せる。これが花のヂヂミ、花煎だ。また、花麺は、ツツジを入れて粉を練り、蜂蜜入り五味子(オミジャ)の汁と一緒に食べる。美しい桃色が春らしさを足してくれる。

▼ サムルノリと歌で、「鳥打令(새타령)」を聴く。今様にアレンジして、楽しげである。

最後に、桃の節句の時期の酒と、「鳥打令」の鳳凰について次のように紹介された。
・桃の節句に酒も欠かせない。ツツジで醸した「杜鵑酒(두견주)」という。他に、春の酒に焼酎と薬酒を混ぜた「過夏酒(과하주)」、梨と生姜が入った「梨薑酒(이강주)」などある。酒とつまみで春を楽しむ中、歌も出たはず。
・この季節、食糧が底をつき苦しい生活した民もいた。「鳥打令」に鳳凰が登場する。豊作の鳥として、君子の出現を知らせるともいわれた。貧しい民に、食糧問題を解決する王が最高の王であった。「鳥打令」にも鳳凰が豊作の鳥として出てくる。

▼ 鳳凰を象徴する楽器笙簧(생황)の演奏で、「ワルツナンバーワン」を聴く。人形劇、空高くゆたりと浮かぶよう、今様である。

・笙簧、鳳凰の鳴き声に最も似た楽器といわれるが、想像の生き物で、鳴き声を聞いた人はいない・・・。

2017年3月3日金曜日

桃の節句に

温水ボタンを押すとき、そばのデジタル時刻表示に同じ数字が並んでいたりすると何だかいい気分になる。「11-11」(11時11分)といった按配だが、偶然に巡り合せた幸運といった感じだ。実利はないが、うれしい余韻がかすかに残る。

数字合わせの代表で、ある意味季節を知らせる「節句」に心を動かす。伝統となれば、子どもたちの笑顔が浮かぶ、愛しむもの。桃の花、雛壇飾りなど賑やかな「桃の節句」は、その色彩の柔らかさから、春の気配を思わせる。

近所の公民館にこの時期に合わせてか、「つるし飾り」があった。きれいな色紙を折り合わせて作ったのだろう。小さな飾りを順に紐につなぎ、それらを天井からいくつも吊るしている。素朴なのに華やかさが漂い、桃の節句の「雛祭り」を気付かせる。

(本ブログ関連:”雛祭り(桃の節句)”)

祭りの日の終わりに、雛壇を直ぐに片付けるというのも、昭和の住宅事情からだろう。のんびり眺めたいもの。

それはそうと、桃の花だけが咲きほこる「桃源郷」に興味そそられる。そこへ行った幸運を無為にするような、後に官に説くためあちこち目印を付けて帰るなんて野暮はせず、私なら桃源郷にずっと住まわせてもらうよ。

(本ブログ関連:”桃源郷”)

(追記)
そういえば、桃源郷へは川をたどったわけで、私たちは遥か彼方を往来するに、水を介するのが納得できるようだ。

(付記)
桃の節句と関係ないが、近所のお握り飯店で、できたての暖かいオニギリを買う。ほくほくして美味かった。何だか、家族の懐かしいオニギリがよみがえった気がした。きょうだいで我先に頬張ったなあ。

2022年3月3日木曜日

桃の節句 2022

きょうは3並びの3月3日の「桃の節句」であり、はなやかな行事の「雛祭り」の日でもある。しかしながら祭事と縁遠いわたしには、膝痛のリハビリに通う日であって、あと残り3回となり・・・順調に快癒に向かっている。

(本ブログ関連:”桃の節句 雛祭り”)

膝の調子が順調なため、外歩きの歩数を増やしたく公園併設の「自然観察園」へ行く。(一部工事中の)園内は人影もまばら、穏やかな陽射しのせいかのんびりした空気が漂っていた。気温は13.4℃と温いのに、真冬並みの防寒着のままで、うっすら汗ばんできた。

昼過ぎの園内をゆるりと巡る。この時間帯をハシブトカラスが妙に集結してうるさい。ヒヨドリが一羽飛び抜けていく。日向ぼっこのまま昼寝したいほど。園の東側で見つけたものを写真にして次に記す。

園内の観察路脇をよく見れば、あちこちにコバルトブルーの小さな花が足元に咲いている。目をこらして見れば、がかわいい花だ。和名の「イヌノフグリ」と違い、サイズは大きい。


「春の七草」(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)でいう <ホトケノザ> は「コオニタビラコ」であって、写真のものとは違う(Wikipedia)。写真では、周りの草がかぶさっているが、取り除かずありのまま写した。


通路補修の工事のため、通行止めになっている場所の手前に群生している。「フキ」の <早春の花茎をフキノトウ(蕗の薹)という> とのこと(薹=花茎)。子どものころ、空き地に生えたフキを刈って、その葉柄をゆでて(あく抜きして)食べたことがあるが、フキノトウは大人になって数回食した記憶がある・・・わたしにしたら、葉柄よりもこちらの方に苦味を感じた。

2016年3月3日木曜日

桃の節句

今日は「(桃の)節句」で、「雛祭り」の日である。節句の、3月3日は女の子の日、5月5日は男の子の日、そして7月7日は主に子どもが星に願う日だった。子どもたちの健康と平安を祈る日でもある。

雛祭りに、桃の花は欠かせない。室内で飾る桃は、桜よりも薄紅がまさって愛でたさも増し、幼い女の子によく似合うようだ。その桃の花が一面に咲いているのを、甲州の盆地に眺めたことがある。まさに、「桃源郷」を想わせるものだった。明るい陽射しに照らされた桃の花弁は、白く照り輝きもあって、ひな壇に飾られたものとはちがう趣があった、圧巻だった。

(本ブログ関連:”雛祭り”、”桃源郷”)

先日、招き猫像の並ぶ豪徳寺に行った。この寺が、彦根藩主の井伊家菩提寺であったことから思い出した。その昔、桃の節句、雛祭りの日に、江戸城へ登城する井伊直弼の一行が襲撃された。安政7年3月3日(旧暦)のことだ。このとき、牡丹雪が降っていたことは、映画などでもよく知られる光景だ。考えてみれば、雪景色の真っ白な江戸城下と、雛壇の赤い毛氈が対比する桃の節句であった。

桜田門外の変は、西暦では1860年3月24日になる。(今日から)20日近く後に降雪したことになる。ところで、桜については、今年の開花時期は、3月25日ころと予想されている(ウェザーマップ「桜開花予想」)。

こんなめでたい時期に発生した、桜田門外の変は、歴史の裏話で語られるように、その惨劇は凄まじいものだったという。

2024年3月3日日曜日

雛祭り 2024

きょう3月3日は、陰陽五行説由来の「節句(五節句)」*のひとつ、「上巳(じょうし)」にあたる「桃の節句・雛祭」の日だ。ちなみに、節句は1月を除き、他は同じ奇数の月日が重なるときで、四季の節し目(冬~春~夏~秋の順)になる。

(本ブログ関連:”雛飾り”)

(*) 節句(五節句)
漢名                       日付け     和名                   風習
----------------------------------------------------------------
人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭    雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句          こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた)  笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句」           菊の花
----------------------------------------------------------------

暖かく穏やかな春の陽射しのもと、雛祭りの風習を感じてみようかと街(といっても近所)に出た。けれど、古くに感じた華やかな気配はない。もしかして、女性を強調する行事にかかわることを、商業広告の媒体が様子見しているのだろうか、などと勘ぐってしまう。

個人の家でも雛人形を飾って、来訪者に見せる習慣が遠に失せたようだ。

雛祭りの「雛」は、小さくて可愛らしいものを指す。動物では、鳥の幼鳥が巣立ちするまでのころ。生まれたばかりの鳥の赤ん坊は、いささか姿が奇妙。それが、親鳥の世話を受け、産毛立ち羽が整い始めて飛びたつ体勢が備わってくれば一人前。やがて翼を広げ、新しい世界へと舞い上がる。それまでの、愛らしいひとときが「雛」の時代。


松任谷由実 「春よ、来い」
- https://www.youtube.com/watch?v=qX7pFYH9O04  (Youtubeの登録に感謝)

2026年7月7日火曜日

小暑 2026、七夕

きょうは二十四節季の「小暑」で、暑さが本格的になり始めるころ。次の「大暑」(7/23)までの間には「梅雨明け」*になるだろう。
(*)梅雨明け: 平年7月19日ころに梅雨が明ける。

(本ブログ関連:”小暑”、”梅雨明け”)

七夕
合わせて、きょうは「七夕の節句」である。「織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が、一年に一度のこの日、天の川に架かる橋**を渡って(橋上で)再会する」という伝説がある。
(**)天の川に架かる橋は、背が黒く腹が白いカラス科の「カササギ」たちが翼を繋いで、天の川に大きな橋を作ってくれたものという。

(本ブログ関連:”七夕”、”節句”)

■ Gemini
五節句の一覧表
日付正式名称 (節句名)別名・呼び名行事食・代表的な植物意味・願うこと
1月7日人日
(じんじつ)
七草の節句七草粥(ななくさがゆ)無病息災、邪気払い
3月3日上巳
(じょうし)
桃の節句・ひな祭り桃花酒、菱餅、ひなあられ、白酒女の子の健やかな成長と厄除け
5月5日端午
(たんご)
菖蒲(しょうぶ)の節句菖蒲湯、ちまき、柏餅男の子の成長、身を清め厄を払う
7月7日七夕
(しちせき)
たなばた・笹の節句そうめん、サトイモの葉の露芸事の上達、願い事の成就(笹飾り)
9月9日重陽
(ちょうよう)
菊の節句菊酒、栗ご飯、茄子不老長寿、繁栄(五節句の締めくくり)


カササギ
織姫と彦星のために架け橋となる、「カササギ」(「カシャ・カシャ・カシャ・カシャ」と鳴く)は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する。日本の伝説には、同じくカラスの仲間が出てくる・・・日本サッカー協会のシンボルマークも。三本足の「ヤタガラス(八咫烏)」だし。

■ 青空文庫
「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)
 「銀河鉄道の夜」の中で、女の子のかおるがカラスと呼んだものは、カササギだった。
    ー https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html
    ー「まったく河原(かわら)の青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光(びこう)を受けているのでした。」
    ー この場面は、旧暦の七夕(新暦の8/19)のころのようだ。ちなみに、「七夕祭り」を旧暦に行なう地域もある。

2010年3月3日水曜日

ひな祭り

「桃の節句」の3月3日、女の子のいる家庭では「ひな祭り」を新暦の今日行う。残念ながら息子たちを育てたため、わが家には華やいだ行事も形もない。町なかの雛人形のディスプレイを眺めることにしよう。
ところで、韓国在住日本人主婦のいくつかのブログに、同様の行事の有無を探したがないようだ。ただし旧暦3月3日(本年新暦4/16)に、旧暦9月9日の「菊花煎(국화전)」と対をなす花飾りの餅(「つつじ花煎」진달래화전)を作るとのこと。
(本ブログ関連:2009年の10/26)

「東国歳時記」(洪錫謨 著)の「三月三日」の項には、「花煎」を作ることを次の通り説明している。
「杜鵑花(つつじ)※を採って糯(もち)米の粉に拌(ま)ぜ、まるい団子を作り、香油で炒めたものを花煎(화전)という。これは、むかし、寒具といわれた油炒めの餅である。」
※「杜鵑花(トケンカ)」は「サツキツツジの別称」(広辞苑)=つつじ(진달래)

韓国Wikipediaによれば、花煎は高麗時代以来の「花煎遊び(화전놀이)」と関連しているとのこと。綺麗な写真が掲載されているが、Googleの「画像検索」で「진달래화전」を検索すると可愛いつつじ花煎がどっさり出てくる。

そういえば、子どもの頃につつじの花びらを採り、裏返して花床を吸うと甘いということで吸ってみた記憶がある。まあ甘くはなかったが、つつじの時期になったら、童心に返って試してみるのも悪くはない。

★★★★★ 孫が後楽園で楽しんでいる写真が届いた ★★★★★

2026年1月7日水曜日

春の七草

きょうは、「節句」(五節句)の最初の日(人日 じんじつ:人の日)。奇数が縁起が良く、日にちが重なるという「陰陽五行説」にもとづいている。
・1月は、1日が元旦のため、<1日から8日までに当てた動物> のなかで七番目の「人」を選び、最初の節句にしている。
・五行説に則して、奇数月の9月までしかなく、11月は対象外になっている。

(本ブログ関連:”節句”)

■ 節句(五節句)
漢名                       日付け     和名                   風習
----------------------------------------------------------------
人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭     雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句          こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた)  笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句              菊の花
----------------------------------------------------------------

■ 春の七草
「七草」に春と秋があって、「春の七草」は食べられる野草や野菜が選ばれる。一方「秋の七草」は鑑賞が主となる。きょうの「人日」は、「七草の節句」にあたり、「七草粥」を食べる風習がある・・・と毎年記しながら、いまだに口にしたことがない。

・せり (芹)
・なずな (薺)
・ごぎょう (御形)
・はこべら (繁縷)
・ほとけのざ (仏の座)
・すずな (菘)
・すずしろ (蘿蔔)

上記「春の七草」の中で、「せり 芹 」は、かろうじて何処かで食べたかもしれない。「すずな 菘」はカブであり、「すずしろ 蘿蔔」はダイコンなので、こちらはいろいろな形で味わっているはず。

今朝のラジオで、コメンテーターが食べてない言い訳をしていた・・・「野菜を切るのが面倒」と。実際、スーパーの野菜売り場に置かれた七草セットを見ると、そんな思いが分からなくもないし、馳走としての仕上がりも想像に難い処がある。

(追記)
昼下がり(午後3時半ころ)のスーパーで、しっかりしたパッケージに入った七草セットが売られていた。買おうか・買うまいか ・・・ 結局、買わずに終わった。なんとなく、食事の場面が分かったような気がしたので。

2025年7月7日月曜日

七夕 2025

きょうの7月7日に、旧暦で定めた「五節句」*のひとつ、「七夕」祭りがあてはめられている。本来の今年の旧暦7月7日は、新暦の8月29日にあたるのだが。

(本ブログ関連:”七夕”)

(*)五節句
----------------------------------------------------
「人日(じんじつ)」(1/7):    「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):    「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):       「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):    「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9): 「菊の節句」・・・ 菊の花
----------------------------------------------------

街で、願いを記した短冊を笹竹に吊るした装飾を見ない。けれど、幼稚園や保育所ではきっと飾られていることだろう。テレビニュースでそんな光景を見た気がする。

公園で
最高気温が 35.3℃(15:17)になる前の昼過ぎに、公園へ出かけた。(きのうに続き、きょうも「猛暑日」**になった)
(**)猛暑日は当地で当たり前だが、<都心>では今年初めてとのこと。(35.6℃、11:20)
● 公園の <サービスセンター> に、七夕の笹飾りがあった。2本立てられていて、子どもから大人までのいろいろな思いを込めた短冊が紙糸で結ばれていた。幼児の(文字にならない)意味不明な落書きのような短冊は、殊のほか愛おしい。


●  公園木立ち下の道を、若い女性(トレーナー)が成長しつつある?「ニホンザル」をオモチャの <竹馬> に乗せて、「それ、もっと」と励ましながら歩む訓練をしているのとすれ違った。おサルの頑張りに驚いて、「立派ですね」と声をかけたが、邪魔したのではと気になった。トレーナーの方は「ありがとうございます」と丁寧な返事をされたが・・・。
●  小川の堰の水溜りに、おとつい見た「カルガモ」の番(つが)いだろうか、2羽が仲良く浮かんでいた。

童謡「たなばたさま」
天の川に浮かんで輝くを星々を歌う、「たなばたさま」(作詞 権藤花代(林柳波補詞)、作曲 下総皖一、1941年)の歌を聴きたくなる。すると、星空を見上げる子どもたちの笑顔が浮かんでくる。
---------------
笹の葉 さらさら
軒端(のきば)に 揺れる
お星様 きらきら
金銀 砂子(すなご)

五色(ごしき)の  短冊
わたしが  書いた
お星さま  きらきら
空からみてる
---------------

2025年4月10日木曜日

ゲンペイ(ハナ)モモ

体操教室の帰り道、畑地の端に人の背丈ほどの高さの「ハナモモ」の木と出会った。
例年この時期、ハナモモの2本の木立が、白い花と薄紅色の花を同じ幹から咲かせている。紅白二色が見られることから、源平の戦で源氏(旗色:白色)と平家(旗色:紅色)の旗色に合わせて、「ゲンペイモモ」と呼ばれる「モモ」の園芸種である。

今年、なぜか手前の木(写真左側)の花に、白色が多いように見え、奥の木(写真右側)にはいつも通り、白色と薄紅色の花が咲いている。

(本ブログ関連:”ゲンペイ(ハナ)モモ”)


ハナモモの原木である「モモ」について:
・以前(2005年4月17日)、水晶の代表的産地である山梨県の「乙女鉱山」に鉱物採集に行くため、勝沼のICを降りたところ、盆地一面に桃の薄桃色の花が広がっていた。驚嘆して、目一杯春を感じた思い出がある。

(本ブログ関連:”乙女鉱山”

・陶淵明は、「桃花源記」で、桃の林の奥先に時間が止まった「桃源郷」との不思議な出会いの伝説を詩っている。モモの花には、サクラと違う物語がある(強いていえば、モモには時間の永続性が、サクラには時間の局面性が・・・)。

(本ブログ関連:”桃源郷”)


■  資料(Googleの「Search Labs 」AI による)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
桃には、果実を食べる「実桃」と、花を楽しむ「花桃」の2種類があります。
                                 実桃                                            花桃                           
用途                食用として栽培される                観賞用に栽培される
特徴                果実が大きく、甘みがある          花が大きく、八重咲きのものもある
生育環境          比較的暖かい地域を好む             寒冷地に強いという特徴がある        

実桃
・ 「黄桃」や「白桃」など、よく知られている桃です。日本には弥生時代に渡来したとされ、平安時代には「桃の節句」に桃の花が観賞されるようになりました。

花桃
・ 園芸種として栽培されており、「ひな祭り」の時期に購入できることもあります。花桃は、枝いっぱいに咲き誇る桃の花が淡いピンクや白色の花びらで満たされ、その光景はまるで桃色の雲が空に広がるかのように美しいです。
・ 花桃には、実がなることもありますが、苦みや酸味が強かったり、あまり大きくならなかったりと、一般的に食用には向いていません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

2014年9月16日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 秋

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(9/10*)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第71回として、「秋(가을)」にまつわる話を紹介した。
(*)先々週(9/3)の「国楽の世界へ」は、特別企画「メディカル韓流」のためお休み。

始めに、秋が来たことで、旧暦を元にした節句の伝統行事を次のように紹介された。
・収穫、読書など色々な修飾語が付く秋は、肌寒くなり、若干寂しさを感じる季節でもある。家族のありがたさを感じ、節句に村中を訪ねて家族や友人、お互いの幸せを祈る風習があった。
・陰暦に、月に一度節句があった。1月: 「正月(설날)」があり、また満月になる15日は一年の中で最も月が大きく見える「テボルム(대보름)」の日だ。/2月: 先祖の墓参りで、冷や飯を食べる「寒食(한식)」の日になることが多い。/3月3日: 日本の「桃の節句」に当たる「サムジンナル(삼짇날)」、またはツバメが戻る日ともいう。/4月: 釈迦の誕生を祝う「初八日(초파일)」。/5月: 「端午(단오)の節句」。/6月: 東方に流れる川水で髪を洗う「流頭(유두)」の日。/7月: お中元に当たる「百中(백중)」。/8月: お盆に当たる「秋夕(추석)」。/9月: 菊酒を飲む「重陽(중양)」。/10月: 新穀を神に供える「上月(상달)」。/11月: 昼が最も短い「冬至(동지)」があり、この日小豆粥を食べる。秋が来た、収穫の時期を知らせる。

▼ 「祝願德談(축원덕담)」の歌を聴く。村中を訪ねて幸せを祈る・・・活を入れられるようなマーチングだ。

次に、「農楽(のうがく、농악)」)などの風習を通じて、心のつながりを次のように説明された。
・節句に、笛や太鼓などに合わせて踊る「農楽」の音が広がる。村中を訪ねて幸せを祈る風習だ。現代も必要だろうし、不幸の多い年にはなお更だ。久々の故郷も親しく一時を終えれば別れが来る。音楽と共にあれば、思い出は長く残るだろう。
・パンソリ「沈清歌」は、王妃になった沈清が秋空の月を眺めながら、故郷の父を思う場面がある。

▼ パンソリ「沈清歌」から「秋月満庭(추월만정)」の歌を聴く。こころ振り絞るようにして切なく親を思う場面だろう。

最後に、秋の空を飛ぶ雁に思う歌を次のように紹介された。
・雁は、懐かしい人の消息をもたらす使いとされてきた。沈清も父親に手紙を書いて、それを雁に伝えて欲しいと願う。今年のお盆、秋夕に色んな事情で両親と時間を過ごせなかった方もいらっしゃるでしょう。父を恋しく思い涙を流して手紙を書いた沈清の気持ちも、同じように寂しかったことだろう。
・高麗時代の学者ソンビ、權思復(권사복)には、空を自由に飛び交えるのに危険な田に降りた雁についての名詞「放雁」がある。田に落ちた雁を助ける時に作った詩のようだ。
雲漢猶堪任意飛
稻田胡自蹈危機 ・・・

▼ 竹笛タンソ(短簫、단소)の演奏「野原で(들판에서)」を聴く。風音、草葉の揺れに、野原も次第に息づいてくる。

金寶愛(キム・ボエ)さんの言葉、「今年の秋にも穀物は実を成しています。秋の収穫があるから、わたしたちは今日も感謝の中で生活できるのだと思います。今年の秋も実りの多い豊作になることを祈ります」

2019年7月7日日曜日

小暑、七夕 2019

今日は、二十四節気の「小暑」であり、五節句*のひとつ「七夕」でもある。小暑は、多少前後することがあっても大方7月7日であるため、もうひとつの(新暦)七夕とうまく重なる。夏の子どもたちにとっては、願いを記す七夕飾りは忘れられないものになるだろう。

(本ブログ関連:”小暑”、”七夕”)

(*)五節句
------------------------------------------
「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
------------------------------------------

今月初(7/3)に野外観察園へ出かけたおり、公園事務所に寄ったところ、入り口に七夕の笹飾りがあった。子どもたちの願いを込めた短冊が吊られていて、幼い文字で書かれたものもあれば、親が代筆したものさまざまある。身近な願いから将来の夢まで、あるいは地元のサッカーチームの優勝祈願まであって微笑ましくながめた。子どもが夢を持てるというのは、本当に素晴らしい大切なことと思った。


(Youtubeに登録のYuki Houseに感謝)

とっくに子どもでなくなってしまった学生時代のちょうど七夕のころ、外科で入院したことがある。病棟の行事の一環として病室のみなに短冊が配られた。願い事を記してくださいといわれてベッドの上で書いたのが、「いてていててと 叫んでみても 誰も知るまいこの痛み」だった。そして2週間ほど過ぎて、人類が初めて月に着陸したのだ。(アポロ11号:1969年7月20日(日本時間21日))

今日は一日中雨が降ったり止んだりで、夜になっても雨雲に覆われている。この雲、ちっとも動こうとしない。

2010年3月1日月曜日

3月

いよいよ春だ。Wikipediaの通り「春」は「社会通念・気象学では3月・4月・5月」の間で、今月がその始まりである。3月には、桃の節句のひな祭り、桜前線の桜の開花などあるが、去年から大事な行事が加わった。3月7日に誕生した孫の誕生日会だ。今年満1歳になる。

孫を連れて実家に行ったお嫁さんから、ひな人形を前にして孫をしっかり抱きかかえている写真が届いた。孫が到着する前に、ご両親がひな人形の飾り場所を例年と変えて、万全の孫シフトを整えているようだ。安全第一である。
今まで身近にない、赤い毛氈(もうせん)の上の華やかなひな人形を突然目にして、男の子の孫は戸惑ったことだろう。母親と一緒にひな祭りを楽しんだら、7日には誕生日会が待っているよ。

2025年1月7日火曜日

七草粥

春の七草、七草粥
1月7日(人日の節句*)のきょう、「春の七草」を粥に入れて食べる風習がある。例年、伝統を思いながらもずるずると「七草粥」を食せず、いつのまにか終わっている。
昨夜来の雨のため、スーパーの野菜売り場に出向いて、春の七草のパックがあるか確かめるのも億劫な気がする。(天気予報では午前中に晴れるというので、行かぬでもないけれど)

(*) 節句(五節句)
漢名                       日付け         和名               風習
----------------------------------------------------------
人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭    雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句         こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた) 笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句」          菊の花
----------------------------------------------------------

(本ブログ関連:”春の七草”)


■ ウェザーニュース
「1月7日に七草粥を食べるのはなぜ? 歴史と由来、効能は」(2025/01/07)より抜粋
ー 歳時記×食文化研究所代表の 北野智子さんの話をもとに掲載
https://weathernews.jp/s/topics/202501/060085/
----------------------------------------------------------
七草粥の始まりは平安時代?
・中国の『荊楚(けいそ)歳時記』に、『正月七日を人日と為す。七種の菜をもって羹(あつもの=汁もの)をつくる』とあり、七種類の菜の吸い物を食して無病を祈る風習があったそうです。
・(日本の)七草粥の始まりとしては、平安前期に宇多天皇が、初めて七種の若菜を入れた粥を神に供えて、無病息災を祈念したのが始まりとされているようです。
・江戸時代には、正月七日に将軍が七草粥を食べる祝儀が定着し、庶民にも浸透していったといいます」(北野さん)

七草粥の効能
・「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(だいこん)」の春の七草を入れて作る七草粥は、・・・お正月のご馳走疲れや食べ過ぎの胃に優しいもの・・・、これは後世のこじつけで・・・。
・もともと七草は新しい年を迎えるにあたって、自然の芽吹きをいただき、活力を得ようという信仰に始まったとされています。・・・ 七草それぞれに効能があるとされてきたからです。
・ちょうど旧暦の七十二候で、1月5日から9日頃(初候)は、『芹乃栄(せり すなわち さかう)』の時節。冷たい沢の水辺で、芹が群れ生えてくる頃を迎えます。みずみずしい芹の姿や香りに生気が感じられ、その生命力をいただきたいと思ったのでしょう」(北野さん)
----------------------------------------------------------


cf. 秋の七草
七草に「秋の七草」もあるけれど、その草々を並べた言い回しに面白みがちょっと足りない気がする。春の七草から新春の精気を養うのに対して、秋の七草はもっぱら鑑賞に供される。不満は、その辺の距離感(食べられないということ)から来るのかもしれない。
ー おみなえし、すすき(おばな)、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ

ちなみに「秋の七草」は、山上憶良が詠んだ歌が由来とされているようだ。(Wikipedia)
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」(万葉集・巻八 1537)

2018年9月9日日曜日

重陽 2018

今日は「重陽」の節句。「節句」とは季節の節目となる次の五つを指し、最初の「人日」を除いて、奇数月の日が同じく重なるときをいうようだ。どちらかといえば、節句の名称より、祭事の名称に親しみがある。
------------------------------------------
「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
------------------------------------------

「重陽」の名にいたっては、このブログでも記載が乏しく、いつのまにか気づかぬうちに過ぎてしまっている。むしろ、旧暦の9月9日(今年の新暦10月17日)の方が、菊の花もあって、「菊の節句」に相応しいかもしれない。

(本ブログ関連:”重陽の節句”)

ところで、菊につながるイ・ソンヒの歌に、9集に収録の「一輪菊(한송이 국화)」(作詞チェ・ユジョン、作曲ヤン・ムンソン、1994年)があるが、とても力強い歌だ。漢詩に出てくる、酒盃に菊の花を浮かべて飲む風情はない、やたら元気がいいのだ。

一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
小さな花瓶の中で一輪の菊  この世の憂いを洗ってくれる
黄色い花びら差し出した顔  ささやくように愛を語るよ
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
あ~

(本ブログ関連:”一輪菊”)


(Youtubeに登録の526apolloに感謝)