KBS WORLD Radioの「玄界灘に立つ虹」では、秋の話題で、<菊>について語られてきた。例えば、菊の花が日本へ輸出されていることや、菊茶(菊花茶)の飲み方について。それに、イ・ソンヒの歌「一輪の菊」まで聴かせてくれた。
そこで、次のようなメッセージを送ってみた。今日は、陰暦の9月9日「重九節」にあたる。「東国歳時記」(洪錫謨 著)の「九月九日」の項に、黄色の菊の花とモチ米で作る「菊花煎(국화전)」のことや、その時期の「登山」について「菊花煎」を山で食べたりする伝統が書かれている。現在、秋のソウル南山や北岳のハイキングに合わせて、このような伝統が引き継がれているのかを聞いた。
回答は、現在そのような習俗はなく、「菊花煎」は飾り餅(煎餅orチジミ(パジョン)のような?)の位置づけになっているようだ。家庭ではあまり見かけないらしい。
山に登って慰霊に合わせ「菊花煎」を食するという古俗が、記録に残っているだけのようだ・・・。
(追記)「オーマイニュース」の記事「菊の花いっぱい菊花煎」(10/22)がある。古に親しむためだろう、子ども達が菊の花を混ぜて「菊花煎」をつくるという。「菊花煎」について、菊の花がたくさん入っただけ苦い味だった・・・なんて、かわいいおはなしを聞かせてくれる。