鉱物の会の鉱物採集会に参加する。採集地は、長野県南佐久郡川上村の甲武信鉱山である。現地は小雨を予想したものの曇天とはいえ、幸い雨に濡れることはなかった。山々はすっかり橙色に染まって紅葉していた。
同村の自然休暇村まえの道を南に2班に分かれて登る。第一の班は<石榴石・ベスブ石の露頭>までの急峻の山道を、第二の班は<自然金・ホセ鉱が採れる貯鉱所跡>までの距離も高低も少ない山道を登る。
以前の採集会では前者を選択して、2度転倒しつつ苦しいおもいで登った。今回は後者を選択したところ、せばまって流れの激しい沢に架けた丸太の上を渡らねばならないのだ。ヒヤヒヤもの。しかも帰りもこの丸太橋を利用せねばならないのだから。(なお、この丸太橋は会員の手になるものだ。感謝。)
成果は、自然金やホセ鉱は望むべくもなかったが次の通り。
・灰鉄柘榴石(灰礬石榴石)、方解石、硫砒鉄鉱、いただきもの(灰重石、水晶)など。
・第一の班に参加のxаякава氏から、ベスブ石、ヘスチング閃石などをいただく。
(付記)今回の採集会に、新企画出版局の「ミネラ」誌が取材参加した。