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2023年4月3日月曜日

ChatGPT イ・ソンヒについてのQ&A

人工知能(AI)の技術を使った、自然言語で利用できる「ChatGPT」のチャットサービスを試してみた。
https://openai.com/blog/chatgpt
- ChatGPTの英語画面でサービスを受ける。(Chromeブラウザで、日本語翻訳画面に変更して使うとエラーが発生する)

下記の質問文(日本語)を同じく3回繰り返したところ、その都度、回答文(日本語)の内容・長さに変化があった。今回は2度目の回答文をそのまま転載する。
ChatGPTは、質問欄に質問を入力してエンターキーを押した瞬間、歌手のイ・ソンヒの素晴らしさを的確に(卒なく)回答を出力始めた。回答の情報源が、韓国語、日本語、英米語のいずれなのか(あるいは、すべてを閲覧しからなのか)興味深々だ。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ”)


質問(日本語入力):「韓国の歌手 イ・ソンヒの素晴らしいところは何か」

回答(日本語出力):
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イ・ソンヒは、豊かな歌唱力と表現力を持ち、韓国音楽界で高い人気を誇る歌手です。彼女の素晴らしいところは次のようなものがあります。

抜群の歌唱力:イ・ソンヒは、幅広い音域と豊かな表現力を持つ歌手であり、彼女の歌唱力は非常に高く評価されています。特に、バラードや感動的な曲を歌う際には、その歌声が聴衆の心に深く響くことで知られています。

感情豊かな表現力:イ・ソンヒは、歌唱力だけでなく、豊かな表現力も持ち合わせています。彼女の歌声には、様々な感情が込められており、聴衆の心を揺さぶる力を持っています。

パフォーマンス力:イ・ソンヒは、ライブパフォーマンスでもその実力を発揮します。彼女のステージは、熱狂的なファンたちでいっぱいになります。

多様な音楽性:イ・ソンヒは、バラードだけでなく、ポップスやR&B、ダンスミュージックなど、様々な音楽ジャンルに挑戦しています。そのため、幅広い年齢層から支持されています。

独自性:イ・ソンヒは、他の歌手とは異なる独自のスタイルを持っており、その個性的な歌声やステージパフォーマンスは、多くのファンたちから愛されています。
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2013年10月25日金曜日

歳月が流れても変わらぬ歌唱力と高い音楽的完成度を見せる女性歌手

JKSTARS.COMの記事(10/24)は、昨年10月に調査した、若い世代が「歳月が流れても変わらぬ歌唱力と高い音楽的完成度を見せる女性歌手」として選んだ中に、歌手イ・ソンヒの名をあげている。
記事は、関心となる歌手を見つめる、若い2030世代(20~30代)と中年の4050世代(40~50代)ファン層の見方(世代観)について解説している・・・のだが、ここではイ・ソンヒにかかわる部分だけ焦点を合わせ抜粋する。感謝。

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メンズウェアの代表ブランド第一毛織ギャラクシーが、「世代を越えて世代に(Generation to Generation)」との変わらぬ価値を伝える「タイムレス・クラシック」キャンペーンを展開して、昨年10月の世論調査専門機関のOPENSURVEYを通じて、「世代を超えても変わらない価値」について調査した内容によれば、4050世代に最も愛される女性アイドルグループはシスターだった。

また、2030世代は「歳月が流れても変わらない実力を誇る歌手は誰ですか?」という質問に、女性歌手ではイン・スニ(인순이)、イ・ソンヒ(이선희)、イ・ウンミ(이은미)を選択し、男性歌手ではイジョク、ユン・ミンス、キム・ゴンモを選んだ。

この調査は、(2012年)10月4日から5日まで、(韓国)国内に居住している、2030〜4050世代の500人を対象に実行された。

「おじさんファン」、 「おばさんファン」などはもう知らない単語ではない。4050世代は、積極的にアイドル文化を享​​受しており、逆に2030世代は、これまで活発に活動している中堅歌手たちの音楽に触れ、親の世代が感じる香りに共感する。音楽を通して世代間のギャップが狭くなっているのである。

一方、2030世代は「歳月が流れても変わらぬ歌唱力と高い音楽的完成度を見せて依然として実力を誇っている女性歌手は?」という質問で、
・1位(36%)に、イン・スニを挙げた。
・2位(23.5%)は、小さな体躯でほとばしるエネルギーと歳月を重ねる声色のイ・ソンヒが占めており、
・3位(19%)は、「私は歌手だ」などで完成度の高い歌唱力で大衆に感動を与えるイ・ウンミが選ばれた。
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(Youtubeに登録のBong Jae Kim、doll4021に感謝)

2011年2月23日水曜日

イ・ソンヒの歌唱力

イ・ソンヒの歌唱力については、彼女に固有の「爆発的な歌唱力」というフレーズがよく使われる。たしかに、彼女のデビュー初期の歌い方から、若くて強烈なパワーを感じる。
エンハWiki(엔하위키)に掲載の「イ・ソンヒ(이선희)」には、「1.野球選手(投手)、2.韓国の女性歌手」の二人があげられていて、その2項に彼女の逸話が次のように紹介されている。

・圧倒的な声量の持ち主。歌を歌うのを見ると、クライマックスの部分(声を最も大きく出すことになる部分)で、通常、マイクが40~50cm程度口から離れているのを見ることができる。そのようにしなければ機械が故障するとのこと。
光州の全南大学校の運動場で歌を歌うのに、建物二つを突き抜けて図書館まで歌が聞こえたという逸話もある。
2002年、ワールドカップ終了後、光化門一帯の国民大祭の時に、世宗路十字路の教保文庫があるところで公演見物していた人々は、人の顔も見えず、他の人の声も聞こえないのに、唯一イ・ソンヒ歌声だけ聞こえた....という逸話も。

エンハWikiには、彼女のその他の逸話が記されている。(インターネット上に散在するものがほとんどだが、個々にソースは明記されていません!)

(本ブログ関連:”歌唱力”←表示後、画面最下段の「前の投稿」もクリックを!)

2011年4月8日金曜日

アイドルブームに陰り

朝鮮日報(日本語版)の「文化>文化総合」欄の記事「アイドルブームに陰り」(4/5)は、「この数年間、韓国のサブカルチャー界は『アイドルグループの天下』だった。・・・ところが、最近になりこの構図に変化の兆しが見えてきた。・・・音楽市場でも、歌唱力を前面に押し出した歌手たちが、ビジュアル勝負のアイドルグループを追いやろうとしている。」として、関係者の発言を次のように報じている。(崔承賢(チェ・スンヒョン)記者)

・大衆音楽評論家のキム・ジャッカ氏:
「この数年間、歌謡界を占領してきた似たり寄ったりのアイドル音楽に限界を感じる人々はますます増えている。その代わり、歌唱力で心に訴える歌手が脚光を浴びている」

・芸能プロダクション「ミュージック・ファーム」のカン・テギュ取締役:
「これまでに比べ、歌唱力のある歌手たちがCDを出すに値する状況だと思う」

・MBCバラエティー局のプロデューサー:
「視聴者はもう、アイドルだけが出るバラエティーに関心を持たない。さまざまな世代が集まり交流する様子を見せると、視聴者も共感する」

・高麗大学心理学科のソン・ヨンシン教授:
「アイドルブームは視覚的な快感がベースになっているが、これは人々に疲労感を与え、すぐに飽きられるだけ。昨年末、中高年世代から巻き起こった感動する音楽への共感が若い世代にも広がっている」

以上の変化は今年中に結果がわかることで、その分析に多くが語られることになるのだろう。

(本ブログ関連:”オーディション”、”スーパースターK”)


(孫娘はますます可愛いさを増し、笑顔を見せるようになったと知らせを受けた)
★★★★★ 孫娘が、名前を呼ぶ母親を探すように首を動かして、笑顔を見せる動画が届いた ★★★★★

2016年6月19日日曜日

イ・ソンヒとイェジンのデュオ、またしても連勝、5連勝

歌手がファンとのデュエットで歌唱力を競うSBSの「ファンタスティック・デュオ」で、イ・ソンヒとイェジンのデュオが5連勝を果たした。スポーツトゥデイの記事、「イ・ソンヒ x イェジン(お嬢さん)、『美しい江山(아름다운 강산)』で、またしても 5連勝 ・・・ 『ファンタスティック・デュオ』 名誉卒業」(6/19、チン・ジュヒ記者)は、次のように報じた。

(本ブログ関連:”ファンタスティック・デュオ”、”美しい江山”)

彼女たちデュオの最後の舞台になるべく、「美しい江山」を選んだのは必然だろう。国民歌手イ・ソンヒの名に負う、まさに国民を鼓舞する曲、この歌なればこそである。

そして、幅広いジャンルをカバーするイ・ソンヒとデュオを組んでこそ、イェジン(お嬢さん)は歌唱力をいかんなく発揮できたことになる。彼女がイ・ソンヒの秘蔵っ子になるのか気になるところ。

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・「ファンタスティック・デュオ」 イ・ソンヒとイェジン(お嬢さん)が、「美しい江山」の歌で舞台を熱くした。

・19日放送されたSBSの「日曜日が良い-ファンタスティック・デュオ」では、キム・ミンジョン、Sechs Kies、Vibe、イ・ソンヒの対決がうつされた。

・この日、5連勝を狙うイ・ソンヒとイェジン(お嬢さん)のキム・イェジンは、イ・ソンヒの「美しい江山」を準備した。

・イ・ソンヒは、「今、真夜中を過ぎた時間なので体力的にも大変そう」と、疲れた内心を吐露した。 反面、キム・イェジンは、「イ・ソンヒ先生と一緒に行なう最後の舞台である。最善を尽くして思い通りにやってみたい」と話した。

・二人は、間奏が始まるとすぐに、名不虚伝[さすがに]パワフルな歌唱力を披露して客席とパネルたちをどよめかした。

・その結果、イ・ソンヒは5回続けて「パンデュ[ファンタスティック・デュオ]」に登板して、5連勝の神話を作り出した。
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(Youtubeに登録のentertainmentSBS に感謝)

2013年4月3日水曜日

最高のボーカル・アーティスト

韓国の歌手の中でレジェンドに値するアーティストは誰か・・・スポーツ京鄕の記事「チョー・ヨンピル、音楽専門家たちが選んだ最高のボーカル・アーティスト 選定」(4/3、カン・ジュイル記者)は次のように報じている。(この企画は、Legend 100 Artist!の延長か・・・)
ちなみに、イ・ソンヒが選定されていることは言うまでもない。

(本ブログ関連:"チョー・ヨンピル")
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・「歌王」チョー・ヨンピルが、音楽専門家たちが選んだ最高のボーカル・アーティスト(歌手)に選ばれた。
・2日夜12時放送された、Mnet <レジェンド100-アーティスト>(以下<レジェンド100>)で、(大学)教授と歌謡専門記者、評論家、ミュージシャン、業界専門家などで構成された50人の審査委員団が選定した20人の歌手を公開した。

・最高ボーカル・アーティストに選ばれた歌王チョ・ヨンピルをはじめ、キム・ゴンモ、キム・グァンソク、キム・ヒョンシク、ナ・フナ、トゥルグクァ、ブラウンアイズ、ソン・チャンシク、シン・スンフン、シム・スボン、ヤン・ヒウン、ユン・ポクヒ、イ・ミジャ、イ・ソンヒ、イ・ソラ、イ・スンチョル、イン・スニ、イム・ジェボム、パティ・キム、ハン・ヨンエが名前を連ねた。 (ハングル順)

・イム・ジンモ音楽評論家は、「大衆は歌う人の優れた歌唱力に共感して感動する。 そのような意味で歌手に、昔も今も、歌唱力は重要な部分だ」として、「70年代から90年代まで色々な世代と階層を合わせて数多くの人気曲を出した、チョー・ヨンピルを韓国大衆歌謡歴史で最高の歌唱力を持っている音楽家に選ぶのに音楽関係者や言論(マスコミ)と、大衆の両方に異見はないだろう」と話した。

・<レジェンド100>は、韓国歌謡史を輝かせた伝説の歌手100人を選定してこれらを再照明する年間音楽キャンペーンだ。 4月の一月間、<エムネット・ボイスコリア2>、<エム・カウントダウン>、<ユン・ドヒョンのマストmust>など多様な音楽プログラムを通じて、これら20人を再照明する作業が一緒に行われる。
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2012年6月20日水曜日

(資料)イ・ヨンウ大衆音楽評論家「江辺歌謡祭とイ・ソンヒ」

ブログ「タンサン(딴산)」に連載されている、イ・ヨンウ(이용우)大衆音楽評論家のシリーズにある「(77)爆発的歌唱力で姉さん部隊を号令したイ・ソンヒ - 五月の陽射し」(2006年12月4日)は、イ・ソンヒがトップ歌手として確立するまでを、アルバム6集までの経過と合わせて説明している。
イ・ソンヒの出発を知る貴重な資料として、次のように掲載させていただく。感謝

「爆発的歌唱力で80年代の"姉さん部隊"号令」
韓国ポップの事件・事故60年

(70)江辺歌謡祭とイ・ソンヒ

・ここらで1980年代半ばの大学生歌謡祭を見て回る必要があるようだ。MBC大学歌謡祭の話は何回も扱ったことがあるので、今度はMBC江辺歌謡祭*に集中してみよう。1979年江辺祭りという名前で始まった江辺歌謡祭は初年度ホンサムトリオの<祈り>(大賞受賞曲)をヒットさせたがしばらく大学歌謡祭の威勢に押されて相対的に水準が落ちる行事と見なされる傾向があった。こういう通念の底辺には江辺歌謡祭が出場資格で大学歌謡祭より柔軟なためという学閥主義的見解も厳存したが、これは「悲しいが真実」だった。

(*補注:"(資料)江辺歌謡祭の曲")

・だが、1980年代半ばに達して江辺歌謡祭は大学歌謡祭の牙城を威嚇するほどになった。その出発点は1983年ソン・ヒョンヒの<名前がない鳥>(大賞)を上げられるだろうが、真の大当たりは1984年5回大会の時に炸裂した。まさに混成デュエット4幕5場が歌った<Jへ>(大賞)だ。4幕5場の女性リード・ボーカルが1980年代中後半歌謡界を号令したイ・ソンヒという事実は当時に青年期を送った彼らには蛇足である。

(1集、2集)
・<Jへ>は、1984年下半期最大のヒット曲に浮び上がったし、勢いを駆ってイ・ソンヒは翌年初め地球レコードを通じてソロ・デビューした。イ・ソンヒの(1集)デビュー作はタイトル曲<ああ! 昔よ>が途方もないヒットを記録し、<葛藤>もやはり人気を得ながら歌謡界の新しいディーバ(歌姫)が誕生したことを知らせた。2集もやはりタイトル曲<秋の風>をチャート上位圏に上げて連続ヒットを打ったし、こういう勢いは1980年代が終るまで続いた。

(3集)
・1980年代下半期は、イ・ソンヒの全盛時代であった。1986年発売された3集から1990年6集まで4枚のアルバムは軽重を問い詰めにくい程ヒットした。3集ではヤン・インジャ(양인자)、キム・ヒガプ(김희갑)のコンビが作詞・作曲を引き受けたバラード<分かりたいです>が途方もないヒットを記録したし、軽快な雰囲気の<ヨン>もそれに劣らない人気を享受した。「当代のメジャー中のメジャー」であった地球レコードの時期、ベテランのソング・ライターと演奏者の後押しを受けたイ・ソンヒは、3集を最後に地球レコードと決別して以後、ヘグァン企画所属で、ソウルレコードでレコードを発売し始めた。

(4集から6集)
・4集からイ・ソンヒはもう少し若いソング・ライターと演奏者を招へいして音楽的にも自分色を洗練していった。4集は<私はいつもあなたを>、<愛が散るこの場所>をチャート頂上に上げただけでなく、新鋭作曲家ソン・シヒョン(송시현)を人気作曲家の位置に引き上げた。作曲家群にキム・ポムニョン(김범룡)、キム・チャンワン(김창완)、イ・チェソン(이재성)などを加えた5集は<私の街>、 <五月の陽射し>、<ひとしきり笑いで>の ヒットで結実を結んだし、6集は<なぜ私だけ>と<思い出のページをめくれば>でロングランを継続した。

・小さいで信じ難いほど爆発的な歌唱力を誇るイ・ソンヒのボーカルは、一気にそして長らく大衆の感性を吸引した。清らかで純粋ながら、しっかりしているイメージまで兼ね備えたイ・ソンヒは数多くの男性、女性の追っかけ(部隊)をファン層で確保した。

・イ・ソンヒは、1980年代中後半少女ファンたちの独歩的な偶像だったが人気に安住しないで彼らと共に成長していった。

2015年1月7日水曜日

(資料)イ・ソンヒ「1集(REMASTERING ALBUM)」の紹介

イ・ソンヒが1984年の「江辺歌謡祭」に登場して翌年発表した第1集アルバム「あ! 昔よ」(1985年)のリマスター版(JCDS0824)が、今月発売されることを知った。先週、CDショップで確認したところ未だ扱っていないといわれたけれど・・・。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ 1集(Lee Sun Hee Remastered)”)

ネットの「シンナラ・レコード」に掲載されている、大衆音楽評論家・ジャーナリストのパク・ソンソによる「アルバム紹介」は、1集発売当時の様子を次のように記している。
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イ・ソンヒ 1集Remastered、アルバム

韓国「最高のディーバ(歌姫)」、イ・ソンヒ Story
デビュー30周年を迎えるイ・ソンヒのデビュー初のソロアルバム「あ! 昔よ」

・デビュー30周年を迎える、今もまだ「少女」のような姿に清く透明な音色、そして一層深くなった感性・・・イ・ソンヒは、ますます関心が高まる不思議な魅力の持ち主だ。現在、韓国で活動する「最高のディーバ」、イ・ソンヒ初のソロアルバムのリマスタリング(Remastering)作業は、だから意味がより一層大きい。

・メディアに近況が全く知らされなかった去る2009年*、「助け合い公演」が繰り広げられていた汝矣島のKBSホール、予告なしに舞台にイ・ソンヒがサプライズ出演した。アメリカからまさに帰ってきて初めて立つ舞台と言ったし、非公式に立つ舞台だけに、本格的に活動を始める時、再び正式にごあいさつするとも言った。この舞台で、彼女が歌った歌は「あ! 昔よ」であった。少し短いコメントも(次のように)付け加えた。

(*)イ・ソンヒの第2の人生の始まりにおける一つのできごとである。

・「私が初めてデビューして、この歌を歌う時、ネクタイ部隊(中堅サラリーマン)のおじさんファンたちが一言一言(ぶうぶつ)いいましたよ。小さいのがもう『昔よ』を歌うのかと・・・その言葉の意味を、そしてこの歌の真の意味を今になって少しずつ分かる気がします。時間が過ぎれば過ぎるほど、私にはより一層大切に感じられる歌です」と。

・今でも7080世代に思い出という名で広く知られるMBC-FM主催「江辺歌謡祭」が論ざれるたび、一番最初に登場する名前がイ・ソンヒだ。「江辺歌謡祭」が輩出した最高のスター、そして彼女が歌った「Jへ」は最高の名曲として挙げられる。

(本ブログ関連:”7080世代”、”江辺歌謡祭”、”Jへ”)

・1984年、江辺歌謡祭の舞台に初めて立ったイ・ソンヒの姿を、まだはっきりと記憶している人々が多いだろう。それだけ印象的だった。混成デュエット(「4幕5場」)であるだけに、スカートを着るのが良いという放送局側の勧めにより即席で借りて着た、からきし大きな紺色のスカート姿の、腕白小僧のようなパンク頭のわきまえぬ姿・・・しかし、その小さい体躯から吹き出る澄んだパワフルな歌唱力は、皆を驚かせるに十分だった。結局、大賞を手にした「Jへ」は、翌日から人気集めを始めたし、この歌を歌った主人公には各種マスコミのフラッシュ洗礼が集中した。

・しかし、いざ注目を浴びたのは混成デュエットの「4幕5場」でなく、イ・ソンヒであった。「特に注目を浴びるほどのルックスではないので、さらに注目を浴びた」この手つかずの地味な姿は、かえって誰にも親近感を与え、若者たちは誰も彼も「J」になりたいと自らた請(こ)うただけに「Jへ ブーム」はすごかった。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「Jへ」”)

・「Jへ」より爆発的な歌唱力を生き生きと見せた歌が、まさにこの初ソロアルバムのタイトル曲「あ! 昔よ」だ。今は過ぎ去った日を回顧する代名詞である単語として位置づけられた「あ!昔よ」は発表されるやいなや、KBS「歌謡トップ10ゴールデン・カップ(5週連続1位)」を占めており、収録曲中の「葛藤」、「少女の祈り」、「私は恋に落ちました」など、何と七曲がチャートに同時進入する話題を集めた。

・トレードマークである丸いメガネとカット頭(ヘヤースタイル)が女子学生の間で大流行したほど、「イ・ソンヒ シンドローム」はすごかった。

・今は女性的にスタイルが変わって、「万人の恋人」として愛されているけれど、デビュー当時は中性的なボーイッシュな魅力と歌唱力で、女性歌手として珍しくハイティーン雑誌とレコードに実物サイズのブロマイドを入れて制作されるほど愛される「下敷スター」*であり、「姉さん部隊」(女性ファン)の元祖であった。

(*)ラミネート加工の写真入りの下敷きで、80年代、元祖下敷スターはイ・ミヨンだそうで・・・「80年代を最後に徐々に下敷きが消えた。下敷きは、単に学用品ではなく、スターといつも会う場所だった」(TVdaily、オ・スジョン記者)

・当時、ある雑誌との「100問100答(100문100답)」で打ち明けた「Jへ」の誕生背景も話題になった。作曲家イ・セゴン(李世建)の楽譜「Jへ」が、ある作曲家事務所*でゴミ箱に捨てられるのを見てその中ですくい出したというエピソードがそれ. 結果的に「捨てられた歌」を捜し出して「宝物」に作ったわけだ。

(*)チャン・ウクチョ音楽室、”イニシャルJ”

・「あ! 昔よ」も他の歌手によって先に発表されたが、埋れていた歌であった。歌手チン・ピレによって1年余り前の83年5月に発表された当時、歌の題名は「その時と今」(パク・ゴンホ作詞、ソン・ジュホ作曲)」。この歌もまた、イ・ソンヒによって始めて光を見た歌だ。このようなエピソードは単に偶然な幸運でなく、多少運命的だと見なされる。はじめて歌が主人に会ったことと解釈される部分でもある*。

(*)韓国民歌ともいえるイ・ソンヒの「美しい江山」(4集、1988年所収)も同様なケースだろう。

・逆境は彼女をより一層輝かせる。「最高の最高のディーバ」という賛辞を受けて、韓国を代表する歌手として、そしてシンガーソングライターに変身して、第2の全盛期を謳歌しているイ・ソンヒのきらめく力作、この初のソロアルバムが吹き込み当時の原音そのままリマスタリングされたというのは非常に喜ばしいことだ。宝石以上の貴重な価値を持った原石をそっくり鑑賞することができるからである。 あたかも今歌うために、当時吹き込んでおいたようなこのアルバムは、そのためより多くの人々に感動させるだろう。
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(付記)
今日1月7日は、「七草の節句」ということで、無病息災を祈って寺院で七草粥をふるまう行事があるようだ。では、自宅で食べるにはどうすればいいのか、食材として売られているだろうか。はたまた、七草粥を食事できる店があるだろうか。結局、今年も無縁に終わってしまいそうだけど。

2014年8月30日土曜日

「Hidden Singer3」イ・ソンヒ編、地上波3社を抜いて視聴率1位記録

イ・ソンヒは、7/23(土)にJTBCの「Hidden Singer3」に出演して、歌まね挑戦者と競った。正直、挑戦者のチャレンジ力というか歌唱力に戸惑った。

(本ブログ関連:”「HIDDEN SINGER3 イ・ソンヒ編」第2回 視聴率8.4%”)

なるほど伯仲するような雰囲気はあったんだ・・・と触れた、dongA.comに掲載(8/29)のアジア経済の記事「イ・ソンヒ、まねて歌う最も難しい歌手1位…理由は?」は、その上で、当日の放送を「地上波3社を抜いて視聴率1位を記録する気炎を吐いた」と次のように報じている。

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「HIDDEN SINGER3」が、去る23日放送された「イ・ソンヒ編」の裏話(ビハインド ストーリー)を公開した。

イ・ソンヒは、先に、付いて歌うのが最も難しそうな歌手1位に選ばれたことがある。だが、(今回の)放映時、歌まね挑戦者(能力者)たちが驚くべき実力で、実際のイ・ソンヒと寸刻を争って(次々登場して)、パネラーと聴衆に混乱をもたらして大きな話題になった。

実際に狭い空間で、自分の順番を待って歌を歌うのが、歌手にはとても奇妙な状況にならざるをえない。だから、歴代歌手は緊張で拍子を逃すなどの失敗をしたり、歌を歌うとき自身の特徴をさらに浮わつかせたりした。

だが、イ・ソンヒは自分がはっきりするような状況は最大限排除して、忠実に歌に内包された音楽的な部分だけ表現したという。歌で対決を繰り広げて、もうちょっと美しい放送を作ろうと思った風だ。おかげで歌まね挑戦者の優れた実力と原曲に対する愛情がより一層引き立って見ることができた。

歌まね挑戦者を直接指導した「HIDDEN SINGER」の公式ボーカル・トレーナーのチョ・ホンギョンは、「イ・ソンヒさんの歌唱力とヒット曲などを見ると、真似て歌うには困難と考えるほど難しかった。だから歌まね挑戦者をトレーニングして、イ・ソンヒさんの『音楽性』を最大限似ているように表現するのに主眼を置いた。」と伝えた。

特に、3ラウンド「美しい江山」の場合、原曲でイ・ソンヒがあまりにも力があって、きっぱりして真っ直ぐに落ちる唱法で歌っただけ、挑戦者などが非常に難しがったという。このために、シャトルラン(往復持久走)など特別なレッスンをしたが、ついにイ・ソンヒが「息(호흡)」と呼ぶ後半を、挑戦者は「口(입)」と呼ばなければならなかった。

このラウンドで、イ・ソンヒを先んじたキム・ウォンジュも、イ・ソンヒに比べて足りない体格と声量で練習時不足が見られた。しかし、キム・ウォンジュは、自身の音楽的メンター(師、指導者)のイ・ソンヒに完ぺきな歌をリリースするという一念で、実戦で120%の技量を発揮した。

「HIDDEN SINGER3」は、イ・ソンヒに会うために「スーパースターK6」本戦進出をあきらめたキム・ウォンジュと、声帯結節ができるほど練習に没頭したキム・ハヨン、イ・ソンヒのヒット曲「美しい江山」で2005年「全国のど自慢」上半期・下半期大賞を受けたチョン・ミエなどそうそうたる歌まね挑戦者たちとイ・ソンヒの美しいハーモニーで、地上波3社を抜いて視聴率1位を記録する気炎を吐いた。

(略)

報に接したインターネットユーザーは、「HIDDEN SINGER3イ・ソンヒ編、イ・ソンヒの(次)2編をしてくれたらいいな」、「HIDDEN SINGER3イ・ソンヒ編、イ・ソンヒ最高だった」、「HIDDEN SINGER3イ・ソンヒ編、おもしろい」などの反応を見せた。
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2013年1月9日水曜日

全国のど自慢

プロ歌手を目指すオーディション番組だけでなく、一般参加によるのど自慢番組にも素晴らしい歌唱力の持ち主が現れることがある。東亜日報の記事「[映像] 全国のど自慢、イ・ソンヒ憑依のレジェンド誕生」(1/7)は、フィリピン出身の主婦がKBS「全国のど自慢」の番組で、イ・ソンヒの「美しい江山(아름다운 강산)」を驚異的なパワーで歌い上げたと、次のように記している。(抜粋)

・一般人を対象にした歌のコンテスト番組「全国のど自慢」で、また1人のレジェンドが誕生した。

・6日放送された「全国のど自慢」の巨済(コジェ)市編に出演した、フィリピン出身の主婦フロレンティーナ(29)さんがその主人公。一ヵ月前、第二子を出産して舞台に上がると、はにかむように挨拶を終えた彼女は、イ・ソンヒの「美しい江山」の伴奏が流れ出るとすぐに、180度変身した。序盤部を落ち着いて歌い注目を引き始めると、ハイライトの部分で訴求力の深くて高音域の歌唱力を爆発させた。あたかも、イ・ソンヒが憑依したような声で観客を圧倒させた。結局、彼女は最優秀賞の栄誉に授かり、100万ウォンの賞金を獲得した。


ところで、Youtubeに、当日の様子が登録されているので見てみよう。もしかしたら、今まで聞いてきたイ・ソンヒ以外の歌い手の中で一番パワフルかもしれない。それに、会場の楽しみ方もいいな。かように庶民性を引き出すこの番組はただものではない。

(Youtubeに登録のTheAwesomePickに感謝)

Mnetのオーディション番組「Superstar K3」にも、9ヶ月のプレママの若いお母さんが登場したことがある。将来のアジュンマたちに栄誉あれといいたい。

(本ブログ関連:"ミス・ハヴィシャム")

2010年10月16日土曜日

ソロ歌手の復活

NEMOPANの演芸イシューに掲載の「アイ・ユーを中心に行きましょう!」(10/15)には、例えば「スーパースターK」ブームの背景にあるような女性ソロ歌手の復活を望む声に応えて、IU(아이유)が登場した要因を詳細に説明している。

女性アイドルグループ全盛の2010年現在とは異なり、女性ソロ歌手のポジションを、「韓国歌謡界を主導したのは伝統的にソロ歌手だった。 特に、女性ソロは、その時代の『歌姫(DIVA)』であり、『女神』と呼ばれ、大衆文化界では特別の位置を占めてきた」と述べて、変遷を次のように記している。
・1980年代前半期は、歌唱力で勝負する模範生イメージのイ・ソンヒ。
・1980年代〜1990年代中期は、カリスマ的なセクシーな美しさを誇ったキム・ワンソン(김완선)。
・1990年代後半期は、優雅なジャズ風のイ・ソラ(이소라)...セクシーさを前面に押し出したオム・ジョンファ(엄정화)などが代表的だ。
・そして、2000年を前後しては、歌唱力、或いはセクシーさを前面に打ち出したBoA(보아)、チャン・ナラ(장나라)、イ・スヨン(이수영)、イ・ヒョリ(이효리)などが抜きつ抜かれつの舞台を掌握してきた。

イ・ソンヒは、その正統的な、健全なイメージを歌唱だけでなく、生き方にも努めてきた。今も、ソロ歌手としての地位は不動であり、多くの聴衆をひきつけていることを誰も知っている。

2012年11月21日水曜日

韓国アイドルグループ歌手の今後の動向

イ・ソンヒがメンター(審査・指導者)として参加した、MBCのオーディション番組「偉大なる誕生」は第3ステージを迎え、歌唱力のある歌手の発掘に余念がない。エンターテインメントの世界は、次代をになう実力歌手の登場への期待がますます大きくなっているようだ。

中央日報は、エンタメ>芸能一般の欄に、グループ歌手の動向を分析して次のような観測記事を掲載した。

◆ 韓国アイドルグループ危機論?…「国内市場が飽和状態なら海外に」(2012年11月16日14時43分)
・K-POPのけん引役を果たしてきたアイドルグループが危機に直面している。今年1年はいつになく多くの新人アイドルグループがデビューしたが、ほとんどはこれといった成果を出せていない。現在のファン層を構築したアイドルグループも、今年はなかなかよい成果を残すことができなかった。「アイドルの流行は終焉した」という観測さえ出ている始末だ。
・アイドル市場の飽和状態が挙げられる。アイドルファンは限定されているのに新生アイドルグループが切れ目なく出てきて市場に過負荷がかかった。
・ある大衆音楽評論家は「全般的にアイドルグループが自己複製の末に行き詰まり、アイドル音楽によってこれ以上の新鮮さを与えられなくなったのかもしれない」と説明した。
・アイドルグループが持つ"見せる"音楽そのものの競争力が落ちたという分析もある。1990年代の中盤から後半にかけて、"聞かせる"音楽に代わって"見せる"音楽が凄まじい勢いで成長した。さらに力強く、刺激的に成長した流れに歩調を合わせるなら、しっかりしたシステムを作り競争力のある原石を見つけ出して新しい舞台を見せるべきだったが、そうはできなかったというのだ。

◆ アイドルグループの低迷はここにも…視聴率が物語るその現状(2012年11月16日17時27分)
・過去数年間、アイドルグループの人気によってスタートした番組すべてが視聴率低調に悩まされている。

◆ 音源チャートからアイドルグループ失踪…バブル崩壊か(2012年11月15日17時07分)
・韓国大手芸能事務所YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表は、最近、韓国日刊スポーツの取材で歌謡界の「5年周期論」を取り出した。ヤン代表は「歌謡界ではパターンが繰り返される。5年周期で市場の流れが変わる」とし「アイドル市場の流行はすでに終わった。だから私たちから出す新人のカラーはこれまでのアイドルグループとは違ったものにする」と市場を予測した。
・もう一つ興味深いのは、(略)アイドルグループのファン層の絶対数を占める10代より20~40代のファンの支持が、音源チャートにおいてははるかに重要な役目を果たしていることを示している。

こういう時期だからこそ、先導力、指導力を持ったイ・ソンヒのような実力歌手の重要性が増すだろう。すなわち、マスプロダクトされた商品性の高い存在であるよりも、時代を共存できるアーティストをファンは本質的に望んでいるかもしれない。
なお、断っておきますが、K-POPアイドルグループに対して云々あるわけではないですよ・・・イ・ソンヒのような実力派歌手がもっといいだけですが。

(本ブログ関連:"オーディション"、"昨年のトップ5の歌手(グループ):2011.12.26 Gallup Korea発表"、"韓国ギャラップ調査")

2011年11月2日水曜日

イ・ソンヒの「分かりたいです」、そして漢詩

週刊韓国のカバーストーリー「〔名盤名曲〕 イ・ソンヒ3集『分かりたいです』」(11/1)は、イ・ソンヒの名曲のひとつである「分かりたいです(알고 싶어요)」誕生のいきさつを次のように語っている。(チェ・ギュソン大衆文化評論家)
(驚きの事実にあふれた内容で、興奮すること間違いありません。いやぁ、知らなかった!)
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・イ・ソンヒは、「江辺歌謡祭」(1984年)大賞受賞後、1985年のソロ1集から1990年の6集まで発表するアルバムごとに、ヒットパレードを繰り広げた、当代大衆音楽界のブルーチップ(優良銘柄)だった。

・小柄で、爆発的な歌唱力を駆使した彼女は、数多くのヒット曲を量産した。特に、「ヒット曲製造機」で名声が高かったヤン・インジャ(양인자)、キム・フイガプ(김희갑)コンビが作詞、作曲した、1986年の3集収録曲「分かりたいです」は、エキサイティングな事情をもった彼女のビッグヒット曲だ。

・この歌は、聞く人の胸にしっとりと染みとおる素敵なメロディーと、恋に落ちた女性の感性を可愛く表現した歌詞が耳に差しこまれる印象的な歌だ。絶えず愛情を確認したい、女性特有の情緒をよく表わしたこの歌の歌詞は、当代最高の歌手に浮上したイ・ソンヒの優しいボーカルに乗って、実に大きな波紋を起こしたし、今も多くの大衆が愛唱する名曲として遜色ない。

・ところで、私たちが知っているヒット曲には、先に歌ったオリジナル歌手が別にいる場合が多い。誰もイ・ソンヒがオリジナル歌手と信じて疑わないこの歌も、実は彼女よりも2年前に最初に発表したオリジナル歌手がいる。

・初めて発表されたとき、この歌は男性歌手の曲であったし、題名と歌詞も違った。オリジナルの歌手は誰であろうか?
80年代の大衆に、「瞳(눈동자)」、「遥か遠いところ(아득히 먼 곳)」としてよく知られたイ・スンジェ(이승재)が主人公だ。原曲のタイトルは「秋の木々の間で(가을나무 사이로)」だ。イ・ソンヒの「分かりたいです」が、1984年に発表されたイ・スンジェのソロ(アルバム)に収録された曲という事実を知る国民はあまり多くないようだ。

・キム・フイガプが作詞作曲したこの曲は、イ・ス​​ンジェのソロ1集のタイトル曲「遥か遠いところ」の大ヒットにより廃れた悲運の歌だ。

・実は、作曲家キム・フイガプのヒット曲中には、オリジナル歌手とヒット歌手が共存する曲が結構ある。(略)

・題名と歌詞が違う、イ・ス​​ンジェのオリジナルバージョンは、イ・ソンヒの「分かりたいです」と同じくらい、今のような晩秋の季節秋にぴったりだ。しかし、秋に感傷的になる人の心を歌ったオリジナルバージョンの歌詞は極めて常套的だった。死蔵された歌をそのまま捨てることを惜しんだ作曲家キム・フイガプは、江辺歌謡祭の大賞以後ソロとして独立して、トップ歌手にのぼったイ・ソンヒに注目した。そこで1986年に歌の題名と歌詞を修正して、イ・ソンヒに吹き込みをさせて再誕生した曲が初めて途方もない大ヒットを放ち、生命力を獲得した。

・「分かりたいです」のビッグヒットの原動力は、歌詞にある。作詞家ヤン・インジャ(양인자)と再婚した作曲家キム・フイガプは、結婚前に、意中の彼女に自分が書いた平凡な歌詞をまた使うように頼んだ。メロディーを聞いてみた、ヤン・インジャは、男性的視点の歌詞を、「自分」の心を表現するように切ない歌詞に変身させ、イ・ソンヒの優しい音色にのせられて、名曲で面目を一新した。興味深いのは、二人の結婚式場に来たイ・ソンヒに祝歌に願った歌が「分かりたいです」という点だ。これは修正された歌の歌詞が、結婚(する)自分たちの恋愛感情を反映した歌であることを、容易に気付くことができる。

・「分かりたいです」は、3集のタイトル曲でなくても、KBS「歌謡トップ10」の5週連続1位となり、イ・ソンヒに、2回目のゴールデンカップを抱かせたし、一ヶ月の放送回数107回、MBCラジオの音楽チャート15週1位の記録を創り出し、その年のゴールデンディスク賞まで与えた。
イ・ソンヒの最大の魅力は、パワフルな歌唱力に起因する。しかし、「分かりたいです」で聞かせた叙情的な彼女のバラードの歌唱法は、長い余韻を抱かせてボーカリストとしての価値を加える。
驚異的なヒット曲らしく歌の歌詞は、かつて「黄真伊(ファン・ジニ:황진이)が蘇世讓(ソ・セヤン:소세양)を誘惑するために書いた漢詩」という誤解を受けたりした。1995年、朝鮮日報に「靑史紅史」というコラムを連載した作家のイ・ジェウンは、ヤン・インジャの了解を得て歌詞を漢詩で作成し発表したのが原因だった。
この歌は、大衆歌謡の歌詞の書き込み操作の重要性を証明している、80年代最高の恋歌(ラブソング)だった。
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「分かりたいです」とイ・ソンヒの出会いは、大ヒット曲「Jへ」と似た感じがする。忘れられたもの、消されようとしたものに陽をあてたのだから。そして見事に名曲に育て上げたのだ。
ところで、「分かりたいです」の歌詞が、黄真伊(ファン・ジニ)とは全く関係ないということを、今回知り驚きましたよ。つまり、ニワトリと卵の順番がはっきりしたことになるのだが、インターネットには、黄真伊の漢詩をモデルに「分かりたいです」の歌が作られたと誤解しているひとたちがいっぱいいる。わたしも、そのひとりで・・・なんてことだろう。

2017年3月16日木曜日

イ・ソンヒの5月、米ロスアンゼルス公演

中央日報のLA版の記事、「国民のディーバ(歌姫)イ・ソンヒ『The Great Concert』LAコンサート開催」(3/13)は、昨年9月にソウル*を起点にして、その後、全国12都市**で開催されたイ・ソンヒの「The Great Concert」を、米国ロスアンゼルス***で単独公演すると次のように記している。

(*) 昨年9月にソウルで開催した「The Great Concert」: コンサート・レポート
(**) 記事入力が3月13日となっているが、本文最後に、「The Great Concert」の国内最終日(慶山:3月4、5日)をこれからのように記しているので、記事はそれ以前に作成されたものと考えられる 。
(***)「The Great Concert」は、米ロスアンゼルスに次いで、9月に豪シドニーでも単独公演を予定している。

(本ブログ関連:”The Great Concert”)

ところで、3年前のことだが、コンサート(「歌う イ・ソンヒ」)の全国ツアーを終えたばかりの頃、スターニュース記事(2014年11月17日)は、「(イ・ソンヒの所属事務所の)フックエンターテインメント関係者は、17日のスターニュースに『全国ツアーを有する間にも、国内で公演した都市はもちろん、しなかった都市で年末コンサートなどアンコール公演を持つという提案を多数受けた』とし、『韓国を越えて、アメリカとオーストラリアなど海外でも単独コンサートをして欲しいという要望が殺到し、今も同じ』と伝えた。」と伝えている。
もしかしたら、今回の米・豪コンサートは、このような流れの中で計画、実現の運びになったのかもしれない。

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・「J 撫でる風に..J あなた想えば..」 そのとき、ラジオから流れ出た繊細ながらも切なかったその声。清く澄んでいるが心の琴線に響く声。このような修飾語を、一度にすべて持つことができる歌手は、大韓民国でイ・ソンヒしかいない。

(参考)イ・ソンヒのデビュー曲 「Jへ(J에게)」

(Youtubeに登録のjustine kellyに感謝)

・いよいよイ・ソンヒの声をLAで来る5月20日初めて直接聞くことができるようになった。デビューから30年を過ぎたイ・ソンヒだが、既成世代(社会の中心世代)には、いまだに彼女の初デビュー舞台がずっと鮮やかなままである。奇妙なギャザースカートに、やぼったかったポグルパーマ。顔の半分を覆ってしまうサングラスまで。歌唱力同様に、彼女のファッションは大衆に新鮮な衝撃を与えた。心地よいながら切ない声で聴衆の心をひたらせてしまったイ・ソンヒは、結局、1984年のMBC「江辺歌謡祭」で優勝を射止めた。

・そんな風にデビューしたイ・ソンヒは、歌謡界で新しいパラダイム(規範)を引き起こし始めた。正規(公式)アルバム*ただ一枚なくて、歌謡祭の出場曲だった「Jへ(J에게)」一曲で、その年の新人賞、人気歌謡賞などを含むすべての賞をさらった。保守的だった当時の放送界では、他放送会社でデビューした歌手に、その他の放送会社の活動を許諾しなかったにもかかわらず、MBC出身であるイ・ソンヒがKBSの新人賞を受賞する奇跡に近い歴史を記録した。

(*)彼女の正式アルバム第1集は、1984年のMBC「江辺歌謡祭」の翌年にリリースされた。

・のみならず、「女性歌手には男性ファンが多い」という偏見を打ち破ることで、チョー・ヨンピル(조용필)の「兄さん部隊」に次ぐ、イ・ソンヒの(女子学生だけのファンフループ)「姉さん部隊(언니부대)」を誕生させた。彼女のマスコットであった丸いメガネと、(ショート)カット・ヘヤスタイルは女子学生たちの間でとんでもない人気とともに、「イ・ソンヒ症候群(シンドローム)」を引き起こした。イ・ソンヒらしいボーイッシュな魅力で、彼女は男性ファンだけでなく、トムボーイ(Tomboy、おてんば娘)ファンたちを引き連れて全盛期を享受した。

・今とは違って、リップ・シンク(くちパク)が存在しなかったその時期、イ・ソンヒは澄んで力ある声で、多くの名曲を誕生させた。「Jへ」、「分かりたいです(알고 싶어요)」、「私いつもあなたを(나 항상 그대를)」、「秋の風(갈바람)」、「ヤング(영)」など、今聞いても全く野暮ったくない名曲は、いまも多くの愛(支持)を受けている。そのうちの1集に収録されている、はやいビートの曲である「あ! 昔よ(아 옛날이여)」を完ぺきに消化して、ジャンルがない(こだわらない)歌手であることを証明した。その他にも、シン・ジュンヒョン(신중현)の「美しい江山(아름다운 강산)」をリメークしてパワフルなボーカルを披露した。

・彼女の伝説は今なお書きつがれている。世界的な歌手たちにだけ与えられる栄光を、イ・ソンヒは、2011年、ニューヨークのカーネギーホールのメイン公演会場「アイザック・スターン オディトリアム」で享受した*。

(*)2011年2月3日夜、ニューヨークのカーネギー・ホールの全席完売している。

・イ・ソンヒは、2014年、(アルバム14集以来)5年という空白を破って、正規アルバム15集を発表した。デビュー30周年を記念するスペシャル アルバムでもって、イ・ソンヒはファンたちに「歌を聞く楽しみ」*を分かつために、5年の間、アルバムを準備したと明らかにした。そのうちの、タイトル曲「その中であなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」は、曲は楽器配列(編成)を最小化して、イ・ソンヒのアピール力の濃厚な音色をそのままに再現した。

(*)2014年のコンサートタイトルは、「歌うイ・ソンヒ」だった。

・甘美なバラードから軽快でパワフルな音楽まで問題なく消化するイ・ソンヒならばこそ、ドラマと映画のO.S.Tでももれなく名をあげている。イ・ソンヒの初O.S.Tの開始点は、ドラマでも映画でもない、アニメ主題曲だった。80年代の老若男女漏れなく好きだった、国民漫画「走れハニー(달려라 하니)」の主題曲は、彼女の澄んで軽快な声で全国路地にこだました。

・2005年度に発表したイ・ソンヒの「因縁(인연)」という曲は、一千万の観客を動員した(映画)「王の男」に挿入され、多くの愛(支持)を受けた。彼女が直接作詞、作曲をした曲を以って、歌だけうまく歌う歌手ではない、シンガーソングライターの面目を見せたりもした。

・のみならず、視聴率21.0%(ニールセンコリア提供)で、盛況裡に放映を終えたSBSの水木ドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」 (イ・ミンホ、チョン・ジヒョン主演)のO.S.T 「風花(바람꽃)」を歌って各種音源チャート上位圏に進入した。ドラマと映画に出てくる主人公たちの感情を視聴者に伝達して「O.S.Tの女王」というタイトルを再度確実にした。

・最近では、芸能を通じてもファンとコミュニケートしている。(SBSの)サバイバル音楽番組「ファンタスティック・デュオ」に出演したイ・ソンヒは、一般人「朗朗18歳 イェジンお嬢さん」と共に舞台を作り上げて、5連勝を達成して名誉の卒業をした。最高の賛辞を受けたイ・ソンヒとイェジンお嬢さんの(歌う)「私はいつもあなたを」、「美しい江山」と、「思い出のページをめくれば」は、いまだ番組のレジェンド舞台として残っている。

・小さい体格にもかかわらず、パワフルな歌唱力のために、「小さな巨人」というニックネームを持っているイ・ソンヒは、本人自らも彼女の声は「天がくださった贈り物」と表現した。そんな夢のようなイ・ソンヒの声を、目前で聞くことができる機会がついに来たのだ。

・イ・ソンヒは、昨年9月、ソウルを始め大邱、全州、光州、(大田 )、釜山、仁川、高陽、昌原、水原、議政府、清州など、6ヶ月を経た全国ツアーを持っており、来る3月慶北(慶尚北道)の慶山を最後に国内公演を盛況裡に終了した。全国ツアーを終えたイ・ソンヒは、デビュー32周年をむかえて、(米国)LAの公演を始め、9月には豪州シドニーのオペラハウスでも公演を繰り広げ、本格ワールドツアーを上がる予定だ。

・現在、国内ツアー中の「The Great Concert 」(を含めて)イ・ソンヒは、2006年、(2009年)、2011年、2014年の公演で、4千席余の(ソウル)「世宗文化会館」が全回売り切れる記録的な名品コンサートの記録を立てた。音楽はもちろん、ファンに最高の舞台を見せようとするティーバ(歌姫)の情熱と細心ながらもダイナミックである舞台と演出は観客の胸に長らく残るだろう。そのお目見えが、来る5月20日の夕方7時、LA近郊のパーム スプリングスに位置したファンタジー・スプリングス リゾートで開かれる。

・イ・ソンヒは、「2017 The Great Concert イ・ソンヒ」 LA公演で、「分かりたいです」、「私たちは」*をはじめとして、「因縁」、「思い出のページをめくれば」、「美しい江山」などの珠玉のようなヒット曲を聞かせて、LAの米州韓人に思い出の旅行をプレゼントする予定だ。

(*)「私たちは(우리는)」(1986年)は、ソン・チャンシクの代表曲である。
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2012年5月17日木曜日

イ・ソンヒのカバー「みなさん」

イ・ソンヒは守備範囲の広い歌手である。カバー曲についても、その歌唱力で、オリジナル歌手をうならせ、賞賛の照明を当てられる。
例えば、シム・スボンは、自分の曲「愛しか私はわからない(사랑 밖에 난 몰라)」を歌ったイ・ソンヒに対して、「後輩歌手たちが歌った中で、イ・ソンヒの歌が最も印象に残る」と評価している。その言葉の意を示すように、イ・ソンヒが2004年のコンサートで歌ったYoutube映像を、現在見られないのが残念である。

(本ブログ関連:"イ・ソンヒの本歌取り")

以前、本ブログにも記したが、ユン・ボクヒ(윤복희)の歌「みなさん(여러분)」を、イ・ソンヒが歌っている映像がYoutubeに登録されているので見てみよう。すぐに、彼女の高音と伸びのある歌唱力に圧倒されるだろう。そして、その奥行きの深さと豊かさに気付く。自曲以外でもパワーをいかんなく発揮する彼女の才能の豊かさに驚き、見つづけるばかりだ。

(本ブログ関連:"「みなさん」")



(Youtubeに登録のyokosuka30、daegu2001に感謝)

2011年1月3日月曜日

イ・ソンヒとトロット

イ・ソンヒの歌唱力については、守備範囲が広く、その実力から「国民歌手」といわれる所以であるが、その彼女が、トロットを歌う動画(「MBC歌謡コンサート イ・ソンヒ スペシャル」)が昨日Youtubeに登録された。今回も登録者は時の旅人の26apolloである。感謝。
イ・ソンヒが聴衆と一体となって実に軽やかに、そしてたくみに歌う、トロットメドレーの曲目は次の通り。
・シム・スボン「愛しか私はわからない(사랑밖엔 난몰라)」
・ナフナ「ムシロ(무시로)」
・チュ・ヒョンミ「片想い(짝사랑)」

(本ブログ関連:”シム・スボン”、”イ・ソンヒの本歌取り”)

なお上記の他に、イ・ソンヒが圧倒的な歌唱力でトロットを歌う代表的な動画がYoutube にある。曲目は次の通り。
・イ・ミジャ「椿娘(동백 아가씨)」
・キム・テヒ「昭陽江の娘(소양강 처녀)」

(Youtubeに登録のtheykilledmon、013pic、www0433、naragoyo、yokosuka30に感謝)

2010年10月17日日曜日

ウ・ウンミ

どんなに優れた歌唱力であっても、Mnetの「スーパースターK」の判定は、「家にお帰りになってもかまいませんよ」と厳しい。
TVREPORTのウ・ウンミ(우은미)とのインタビュー記事(10/2)のタイトルは好ましいとは思えないが、彼女への応援記事であることには間違いないだろう。インタビューの終わり近くに、彼女がなりたいと望むスーパースターを次のように伝えている。
・「イ・ソンヒ先輩を見れば、本当に驚きです。小柄な体から出てくる爆発的な歌唱力と、カリスマで舞台を掌握されるじゃないですか。イン・スニ(인순이)先輩には、特に完璧な状態でもずっと発展しようと努力する熱情的な姿が本当に素敵ですよ。私も、ぜひそのような歌手になりたいです。『スーパースターK』では、チャン・ジェイン(장재인)お姉さんがそのような存在です。」

(Youtubeに登録の1sportskhan、mine391、yp0chocoに感謝)

(追記)
今日、新大久保のコリアタウンでしばし感じたこと。それは、女性客層の世代がどんどん若くなってきていることだ。やっぱり、若い人に頑張ってもらわなくてはと得心した。女性客で混雑するコリアプラザのCD、書籍売り場には、男性客も負けずに増えてきているが・・・。

★★★★★ 孫が、地元の「市民まつり」で、おもちゃの機関車に緊張して乗っている写真が届いた★★★★★
★★★★★ 孫が、「忍たま乱太郎」の「きり丸」役の着ぐるみから、逃げようとしている写真が届いた★★★★★

2016年9月9日金曜日

【大衆音楽家列伝】 イ・ソンヒ

釜山日報の連載の「大衆音楽家列伝(대중음악가 열전)」は、まさにイ・ソンヒのコンサート(9/2~4)直前の絶妙なタイミング(9/2)に、彼女の音楽活動を振り返る、「【大衆音楽家列伝】25.イ・ソンヒ」(チェ・ソンチョル、ペーパー・クリエイティブ代表)の記事を掲載した。

内容は、イ・ソンヒが歌謡界にデビュー以来、現在にいたる音楽活動の小史であり、正規アルバムをもとに彼女の代表的な曲目を網羅している。コンサート後になったが、次に載せさせていただく。感謝。

次の記載の曲目と、今回9月のコンサート曲目を合わせて聴けば、イ・ソンヒの全体像を素早く理解することができるでしょう!

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小さい体躯で爆発的歌唱力… 「Jへ」ただ一曲でスターダム

(写真:略) ▲ 私たち大衆音楽の「ガール・クラッシュ」の元祖、イ・ソンヒは歌を運命のように思って生きてきた(デビュー以来)32年、この時代の名歌手だ。

・最近、よく話題になる単語の中に、「ガール・クラッシュ」(Girl Crush)という言葉がある。少女(Girl)と、「惚れる」意のクラッシュ・オン(Crush On)を合成した言葉で、女性が同性に感じる、性的な感情を伴わない強い好感と定義する。かくのごとくクラッシュの魅力に陥ったせいだろうか。最近、音源チャートの上位圏、および長期ランク(イン)の女性歌手だけで何と100人余りに達する。私たちの大衆音楽のガール・クラッシュ(一目惚れした少女)の元祖は、イ・ソンヒだ。

■ 「姉さん(オンニ)部隊」、追いかけ回しクラッシュ

・仏教音楽「梵唄」の伝授者の父をもつイ・ソンヒは、幼い時から歌手の才質(才能と気質)を見せた。大学1年のとき、「4幕5場」という校内音楽サークルに入り、父が反対した歌を思う存分歌うことができるようになったし、<江辺歌謡祭>に出場する冒険も敢行する。1984年夏、MBC江辺歌謡祭に、パーマヘアーに角(つの)製の枠メガネをかけた少女が登場する。イム・ソンギュンと共に「4幕5場」という混成デュエットで参加した彼女は、小さい体躯に似合わない爆発的な歌唱力で大賞を射止める。受賞曲は、「Jへ」であった。その日を起点に、歌謡界は波打つ。 イム・ソンギュンの入隊で、ソロとして本格活動に乗り出したイ・ソンヒの人気は想像を超越した。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒと仏教音楽”、”梵唄”)

江辺歌謡祭の大賞受けて、ソロ活動
大規模の「姉さん部隊」で、時代のアイコン
ゴールデン ディスク、5連覇の「珍記録」

ソン・シヒョンと出会って、4、5集で音楽的変化
香港俳優の張國榮(レスリー・チャン)とデュエット・コンサート
「その中であなたに出会って」、感性際立つ

・当時、或る放送会社でデビューした歌手は、別の放送会社に出演できないという慣例を破って、「Jへ」は、KBSの「歌謡トップ・テン」で5週連続1位を占めており、1984年の最高のヒット曲になった。年末、KBS歌謡大賞と、MBC「10代歌手歌謡祭」の新人賞、やはりイ・ソンヒが占めた。当時、歌謡界の厚いファン層である女子中高生の愛を一人占めした男性歌手全盛の時代に、ディーバ(歌姫)の出現は歌謡界はもちろん、女学校にも新鮮な風になった。

・イ・ソンヒは、数多くの女学生ファンを同行するガール・クラッシュのアイコンで、爆発的な人気を享受した。チョー・ヨンピルの「兄さん(オッパ)部隊」を威嚇した「姉さん(オンニ)部隊」、幼い女子中高生が公演会場で兄さん(オッパ)の代わりに姉さん(オンニ)を叫ぶようにさせた主人公、イ・ソンヒの事務所から金を払って人を動員したという流言飛語(デマ)まで飛び交うほど、当時の「姉さん部隊」の火力は途方もなかった。

(本ブログ関連:”姉さん部隊”)

■ ソン・シヒョンと共に変曲点、確かに

・「Jへ」ただ一曲で、1984年を自身の年にしてしまったイ・ソンヒの正規1集「イ・ソンヒ1集」(1985)は、(江辺歌謡祭の)翌年の1985年初め(1/25)に現れた。ここで、「あ! 昔よ」、「葛藤」、「少女の祈り」などが相次いでヒットし、彼女は自身の人気が「Jへ」の一回だけで終わらないことを立証した。その年が過ぎ行く前(11/25)に、再び出した2集「イ・ソンヒ Vol.2」(1985)では、「秋の風」、「ケンチャナ(大丈夫)」、「そう誤りは私にあります」などのヒット曲が引き続き出ており、1986年に出した3集「イ・ソンヒ3集」(1986)でも、「分かりたいです」、「暗闇は晴れて」、「ヤング」などが多く愛(=支持)を受けた。

・ゴールデン・ディスクの5連覇を始めとして、国内にある全部門の賞を全て受賞する珍記録をたてたりもする。以後、「イ・ソンヒ4集」(1988)は、イ・ソンヒのディスコグラフィーで非常に重要な位置を占める。彼女の音楽が意味ある変曲点を迎えたためだ。その変化の端緒を説明する(人物の)名は、ソン・シヒョン(송시현)だ。

(写真:略) イ・ソンヒの音楽世界で意味ある変曲点になったアルバム「イ・ソンヒ4集」

・1987年、「夢みるような世界」のヒットで名を告げたシンガー・ソングライターのソン・シヒョンは、この時からイ・ソンヒのアルバム作業に参加し始める。4集で、A面のタイトル曲「愛が散るこの場所で」と、B面タイトル曲「私はいつもあなたを」を含めて、全て4曲が彼の作品だ。二人の出会いは成功した。ソン・シヒョン特有の感受性と叙情性は、イ・ソンヒの声とよく交わったし、以後も彼はしばらくイ・ソンヒと共に行動することになる。翌年、「イ・ソンヒ5集」(1989)で、イ・ソンヒはアルバムのここかしこに社会性の濃厚な曲を配置した。「五月の陽差し」は1980年の光州民主化運動の犠牲者の英霊を慰める曲であったし、「ひとしきり笑いに」も、やはり時代的痛みが滲んだ曲だった。通常の民衆歌謡に劣らず、深くやさしいものだった。

(本ブログ関連:”ソン・シヒョン”)

・ソン・シヒョンは、5集でも中枢的な役割をした。アルバムの代表曲である「ひとしき笑いで」と、「冬哀傷」は彼が作った曲だ。同年、チョコレートCFで最高の人気を謳歌した香港の故張國榮(レスリー・チャン)が初めての来韓する。張國榮は、イ・ソンヒと「Jへ」をデュエットで熱唱して、デュエット・コンサートを開いた。

・その縁で、張國榮は、後日イ・ソンヒを香港に招待する格別な親交を誇示したりもする。この時期に、香港BMGレコードを通じて、「It's Original Songs」というアルバムに、「Jへ」を収録発表し、英語で自身のヒット曲を翻案して歌った「Where The Love Falls..」(1989)などのアルバムも発表する。

(本ブログ関連:”張國榮 (レスリー・チャン)”)

・1990年の6集「イ・ソンヒ Ⅵ」(1990)では、「思い出のページをめくれば」が愛(支持)を受けたし、「去る者だけが愛の夢を見ることができる」という自作詩朗唱集と、カナダのモントリオール室内楽団と世宗文化会館で共演後、その実況アルバム「Lee Sun Hee ; Montreal Chamber Orchestra」(1990)を発表する。7集の「思い出の中を歩くのね」(1991)、キム・ヨンドンの国楽的な要素をたっぷり入れた8集の「李仙姫 八」(1992)、「イ・ソンヒ愛唱童謡」(1993)、9集の「イ・ソンヒ 9」(1994)、そして、多くの曲を自ら作詞/作曲したアルバム10集「First Love」(1996)を着実にリリースして、以前とは違った成熟した歌をリリースし始める。

■ あらゆる悪材料の中、挑戦は続く

・人気の下落と激しい浮上など、悪材料の中でも彼女の努力は続いた。11集以後、3年振りに発表した12集の「E Sunhee  My Life + Best」(2001)で、自作曲「離別小曲」と、パク・チニョンの「生きてみると」、ユ・ヨンソクの「この歌をかりて」、キム・ジョンソの「多分(アマ)」など、11曲の新曲とベスト16曲を入れて新しい活動の序幕を知らせた。2005年、<四十代に迎える春>の意を暗に盛り込まれている13集の「四春期」(2005)は、イ・ソンヒの自作曲である「因縁」をはじめとして、9曲の新曲と20周年ライブ コンサート実況の17曲を入れた。10集から始まったシンガー・ソングライターの面目が、円熟の段階に入り込んだことを意味する真の傑作と評価を受けた。

・1990年代以後、7集から始まったやむ得ない大衆的反応の退潮にも、イ・ソンヒは堅忍主義的姿勢で、自身の音楽的内容を執拗に発展させる。2009年、デビュー25周年を迎えて、新しい音楽的感性の10曲をアップグレードした自作曲で満たした14集「愛よ…」(2009)を発表し、活動を再開した。

・5年後、正規15集アルバムであると同時に、デビュー30周年記念スペシャルのアルバムである、「セレンディピティ Serendipity」(2014)を通じて、「女王の帰還」を知らせた。  

・彼女の音楽的力量が最高に発揮された今回のアルバム(15集)、果たせるかな、11曲中9曲が自作曲だ。「その中であなたに出会って」など、より一層円熟した深みある音楽と、限りなく繊細で感性的なボーカルを披瀝し、専らイ・ソンヒだけが出すことのできる感性を表わした。偶然を通じて運命に出会うという<セレンディピティ>の意のように、音楽に出会って歌を運命のように感じて生きてきた32年目の私たちの時代の名歌手イ・ソンヒ、どんな音楽においても輝く彼女の声と表現は拒否できない永続の美学であろう。  
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2010年9月5日日曜日

最高の歌唱力の歌手は?

JJUNDAの掲示板に、「過去と現在をひっくるめて、最高の歌唱力の歌手は?」のアンケート集計があり、期間は今年の7/27~8/26まで、回答者数は75名というのが少々気になるが、結果は次の通りで、イ・ソンヒが第1位である。
上位3位までを列記する。(投票者数、構成比%)
1位: イ・ソンヒ(26、34%)
2位: パク・ジョンヒョン(박정현)(10、13%)
3位: アイユ(아이유)(8、10%)

(Youtubeに登録のSwimCrusader、KoreanLiveMusicに感謝)

★★★★★ 孫が、従兄弟と会うなり共によろこんで抱き合っている可愛い写真が届いた ★★★★★

2017年5月2日火曜日

イ・ソンヒのLAコンサート

今月20日に予定されているイ・ソンヒの米LA単独公演について、コリアデイリー(LA中央日報)の記事「国民の歌姫イ・ソンヒ、R&Bの妖精パク・ジョンヒョンのLA単独コンサート 」(4/24、キム・ユンス記者)は、次のように報じている。(同記事は、別スケジュールだが、パク・ジョンヒョン(リナ・パーク)のLA単独コンサートについても触れているが、イ・ソンヒ部分について記す)

(本ブログ関連:”LAコンサート”、”ザ・グレートコンサート(The Great Concert)”)

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・今まさにカリフォルニアの春、5月に似合う二人の女性歌手の特別なコンサートが開かれる。まず、5月20日、国民の歌姫のイ・ソンヒの「ザ・グレート」*コンサートが、LA近郊に位置するパームスプリングスの「ファンタジー スプリングス カジノ リゾート」で開催される。

(*「ザ・グレート」: 昨年9月から今年4月初に開催された彼女の(韓国)国内ツアーのタイトル)

・デビューから30年も経ってしまった歳月も、心に響く繊細ながら切ない彼女の声は、ほのかな香りとなってLA在住韓国系の人々をしっとりと包むつもりである。少女でデビューし、国民の歌姫のタイトルの主人公となったイ・ソンヒの歌の実力は、昔も今も清らかで澄んだパワフルなボーカルが圧倒的である。聴衆をつかんだ爆発的な歌唱力は、あえて誰も侵犯できない、彼女だけの固有のトレードマークだ。

・甘美なバラードから軽快で活き活きした音楽まで、その上クラシカルな彼女の音楽性は、大韓民国のどんな歌謡ジャンルも思いのままできる最高の至尊(=王)女性歌手として遜色がない。その上、ドラマと映画の主題曲にももれなく、彼女の伝説は刻まれている。2015年に発表したイ・ソンヒの「因縁(인연)」は、1千万人の観客を動員した「王の男(왕의 남자)」に挿入され、国民的愛を受けた。

・彼女は、直接作詞、作曲し、歌を歌って最高の歌手境地である「シンソンラ(シンガーソングライター)」の面目を見せてくれたりした。のみならず、先日、泰然として水木ドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」のOST「風花(바람꽃)」を歌い、各種音源チャートの上位圏をさらった。最近では、歌謡競演(コンテスト)芸能番組に出演、一般人と共に歌い、最高のタイトルを獲得する光栄を抱いたりもした。昨年。全国ツアーを終えたイ・ソンヒは、デビュー32周年を迎え、ワールドツアーの途上に上がる、その最初の舞台が、まさにここ天使の街ロサンゼルスだ。「ザ・グレートコンサート イ・ソンヒ」は、すでに国内で4千席の「世宗文化会館」の完売を記録した名品コンサートとして有名である。国民の歌姫の情熱と細心ながらもダイナミックな歌唱力とレパートリー、そして記憶に残る舞台演出は、LAの歌謡ファンたちの胸に末永く残るだろう。

・イ・ソンヒの「2017 ザ・グレート イソンヒ LA公演」は、来る5月20日午後7時LA近郊パームスプリングスのファンタジースプリングスカジノ リゾートで開かれる。コリアデイリードットコムの ”핫딜(Hot deal)”は、60ドルA席から200ドルVIP席チケットを販売する。
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(5/3追記)
今日(5/2)、「調布飛行場」をぐるり巡る。NCA(新中央航空)保有のドルニエ機(Do228/Do228NG:全6機)の内、なんと5基が整備中のためか駐機しており、やがてもう一機が北の空から着陸するのが見えた。飛行場フェンスに我らおじさんたちがぶらさがるように張り付いていた。