短歌には「本歌取り」があって、昔の歌に優雅に余情をもって新しく歌に彩る。本歌取りされた歌が古歌であれば、その作者が新しい歌に対してどのような評価するかを聞くことは難しいが、同時代の歌謡曲・POPなどのカバーの場合はそれも可能だ。もと歌をいかに解釈したか、自家薬籠中の物にしたかなどの力量が問われることになる。
シム・スボンは、自分の曲「愛しか私はわからない(사랑밖엔 난 몰라)」を歌ったイ・ソンヒについて、「後輩歌手たちが歌った中で、イ・ソンヒの歌が最も印象に残る」と評価している。
(本ブログ:2009年の4/24)
イ・ソンヒは、「"Jへ" 20周年記念コンサート」(世宗文化会館大劇場:2004年)で歌った。シム・スボンのジャズ風歌謡曲調と比べると、随分としっとりと訴えるようなバラードになっている。
(本ブログ:”20周年”)
ところで、イ・ソンヒの歌う、この美しく幻想的な舞台照明に対して賞が与えられたという記事を、インターネットのどこかで読んだような気がする、記憶違いかもしれないが・・・。
(Youtubeに登録のJunJunTeam、rosamin2に感謝)
(追記)
韓国文化院のハンマダンホールで、韓国語教育者の野間秀樹氏による「ハングルの世界」特別講演を聴く。ハングルの世界を愉快なジョークをまじえて、ご自身の世界のように情熱的に語っていた。