トロットも含めて、イ・ソンヒの守備範囲の広さについては以前触れた。Youtubeに、キム・テヒ(김태희)が鼻音をきかせて歌った「昭陽江の乙女(소양강 처녀)」(1969年)を、イ・ソンヒが大衆歌謡の心情を損ねることなくステージで巧みに客席と一体となって歌い継いでいるものがある。
東亜日報の記事「[オピニオン]昭陽江の乙女」(3/28)は、このタイトルと同名の「昭陽江の乙女」(作詞:バン・ヤウォル(半夜月、반야월)、作曲:イ・ホ(이호))の歌の成立とその後について記している。
まず春川の衣岩(의암)湖に立つ「昭陽江の乙女像」のいわれから始まり、先日亡くなった作詞家のバン・ヤウォル(1917年8月1日~2012年3月26日)の追悼の意を込めて、「時代」とともにあった巨木として、思い出深く淡々と綴っている。
(Youtubeに登録のmomo86ist、yokosuka30に感謝)
(本ブログ関連:"イ・ソンヒの水準"、"イ・ソンヒとトロット"、"イ・ソンヒのトロット・メドレー"、"金裕貞")