KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/28)に、人物シリーズ21回目として「ヘグム(奚琴、해금)の演奏家のコッピョル((李)花星(이)꽃별・Ccotbyel、1980年~)を紹介した。
まず、へグムの復習から始まった。
・ヘグムは、弓で弦をこすって音を出す擦弦楽器で、大きめの小槌(こずち)を逆さに持つような形で、中国の二胡と似ている。
・絹糸をより合わせた二本の弦の内側に、馬の尾の毛で作った弓を挟み入れて、弦とこすり合わせて音を出す。弦を持つ位置や、引っ張る力の強さによって音程が変わる。
▼コッピョルの演奏による「コリアンビター(Korean Bitter)」を聴く。今風の響きはとても親和力がある・・・ただし、どうしても西洋楽器のように対象化してしまうよ。(cf.DaumのTVポッド版)
次のようにコッピョルのプロフィールが紹介された。
・1980年8月23日 ソウルに生まれる。
・国立国楽中学・高校、韓国芸術総合学校、伝統芸術院でヘグムを学ぶ。
・2001年 大学2年生のとき日本巡回公演に参加、その後日本で正式に音楽活動を始める。
▼コッピョルの演奏による「Small flowers Near by the railroad」を聴く。現代曲演奏として、同心円が広がっていくようです。確かに心地よいのですが・・・。
▼コッピョルの演奏による「トラジ(桔梗、도라지)」を聴く。現代風でも、これは良いね。楽器がのびやかに歌っていますよ。
(付記)
演奏家コッピョル(花星)の名は、ロマンチックだ。それも本名(李花星)のようだ。親の愛が感じられる。国楽ということもあって、アーティストの名前に漢字名をさがしたが、花星もよいが「コッピョル」の響きもよい。
(付記)
韓国ジャズ歌手の珠玉、ウンサン(웅산)との協演がYoutube(「Yesterday」)にあります。追憶にひたりながらも、どこか凛とした東洋的な強い女性像が浮かびます。
(Youtubeに登録のjinurockに感謝)