明洞といってもソウルの街ではない。地元の韓国家庭料理店である。昼のオープンと同時に、知人と地下の店に入る。今日は、いつもの純豆腐チゲ*ではなくて、冷麺をいただく。暑い夏場に、冷たく酸味のきいたスープに、リンゴやトマトも添えられて、細麺であっさりして喉越しがよい。
追加のキムチ盛り合わせと、海鮮チジミも豪快な作りで、家庭料理らしい気安さがある。本当に馴染みの店だ。
ローカルなこの町であるが、明洞は、ウィークデーのランチ時間になると、ご近所の韓流ファンと思しきおばさんグループに席を占領される。何と今日も、こちらの食事が終わる頃、次々と彼女らが入ってきましたよ。さすがである。
ところで雑談で、1950年代の「三人娘」は、雪村いずみ、江利チエミの次が浮かばない。まさか、美空ひばりじゃないよね、誰だろうと考えあぐねた。が、調べてみれば、美空ひばりでよかったのだ。1960年代の「三人娘」は、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まりで、こちらは正解だった。
(*)純豆腐チゲ: 自宅で作る場合、純豆腐チゲのスープパッケージは、丸大食品の「スンドゥブ」を使っている。美味い。