アジア経済は、イ・ソンヒとのロングインタビュー記事「イ・ソンヒ『ときめかなければ生きていないことになります』-1」(6/16)に続き、第2編「イ・ソンヒ『まだ自分自身について分かりたいです』-2」(6/16)を掲載している。
第2編の始まりにインタビュアーは、「ネチズンの言葉でも、評論家の言葉でもない、(自分がこれから何を歌うべきか悩んでいる)歌手の言葉で彼女の歌について」かわしたと述べている。【カン・ミョンソク(강명석)記者】
インタビューは、彼女の内面的な部分もあるが、今回も次のように要約する。
・歌を歌うのは自分ですが、曲を作った作曲家、作詞家の想いが一番重要だと思います。彼らや演奏者が与えようとするものみな受けとめてから録音に臨みます。自分の感情を出せばインパクトがあるかもしれないけれど、その他のものが入らないこともあると思います。
・この頃、ラディ(라디:Ra.D)という友人の音楽に若干酔っています。その他の若い(後輩)たちの音楽も聴いて、「ああ、あなたたちは、どうしてこのようにきれいなことができるのだろう?」そんなことを感じました。その挑戦がとても羨ましいです。
(歳月が流れ、曲の感じも変わることにつて)
・実際そうですね。例えば「分かりたいです(알고 싶어요)」(3集)という曲を歌うとき、今は前よりも淡々としてられるんじゃないですか。人生があたえる無心があったりして。ときめくが、以前のときめきではありません。既に分かるべきことは、皆知っているときめきで。(笑い)
(自作でない曲を歌うことについて)
・難しかったですよ。ドラマ「大物(대물)」のOSTのとき、1、2度聞くだけにしました。あまり聞くと、その歌が私の考えで変わってしまうからです。録音スタジオでは、作曲家の要求をうけて4回程度歌いました。今聞くと、はっと!驚きます。(笑)
(多様なジャンルの挑戦について)
・ラディ推薦のヒップホップを聞いているし、この頃は演奏中心の音楽が良いです。私のボーカルが、ここにこのようにのせられれば本当によいという気もして、そのようにうまく十分に感じたある瞬間、それを越えたのができれば、それがアルバムに現れてくるのですよ。・・・私は相変らず自分自身に対して、何か探したくて、分かりたいのです。
前に、国楽に心酔して、(人気と関係なしに)アルバム(8集?)全体を国楽にしてみたことがあります。ただし国楽をそのままではなかったし、大衆音楽と接続をさせました。またアルバム一枚をロック(9集?)にしたこともあります。やりたい情熱があるから、これを今すぐに注いで出さなければ、困難に陥(はま)り得ると思ったので。でも、評価はとても冷たかったですよ。(笑い)
(大衆性について)
・私が大衆的な人だと(笑い)、いつも宿題のように残っている部分です。大衆の心はいつも動きます。変わらないのは容赦なくて、また冷たく評価しますから。
(大衆が願うこととしたいことのバランスについて)
・評価のまえにいつも悩んでいる自分がいます。初めにハードロックをしたので、まだその精神が残っていて(笑い)。ところで、アルバムは作曲者がいて、その人の意図を充実しようとしますが、ライブの時は、本当にハードに歌います。その時そのように感じて、私がそのように生きてきた、ありのまま表現します。
(自作曲について)
・実は、私は最初のアルバムから、いつも曲を書いていたけれど、当時、シンガーソングライターという概念がそれほど良く考えられないし、女性が曲を書くといえば、評価がそんなに豊かでない時期で、「私も曲を書いたが、入れてみたい」というと、いろいろな理由で反対されて。
私の曲をのせてもよくなったのは、「ライラックが散るとき」(10集)の時からです。私が作った曲をやってもよいだろうと思ったし、少しずつ比重を増やしました。そうするうちに「因縁(인연)」を発表して、そのアルバムが予想外にうまくいったし。
(創造と表現について)
・私より才能ある人は多い。それで欲も出れば挫折もあって苦しみます。悩みがとても多くて、今でも公演後たいてい10日くらいずっと寝られなくなっています。これをしたい、あれをしたいと、思い浮かぶものがあまりにも多いので眠ることができません。私が足りないことが分かるから、自分自身がそうであることが分かるから、聞く耳を持たなければなりません。
(今したいことについて)
・以前と違って、マネージャーから「あなたが考えて言えば、そのように、そのままなるようにするから」といわれますが、宿題が大きくなって難しいです。私は既に新しいものも受け入れ、それが良いことも知って、やりたいと思っても、それは少し我慢して、今度は私を好きだった方々のため、また訪ねて行かなければならないようです。
(Youtubeに登録のsnjeungに感謝)
(本ブログ関連:”イ・ソンヒのときめき”)
★★★★★ 孫たちが、寄り添うようにして手をつなぎながら、穏やかに寝ている写真が届いた ★★★★★