将来を予言することはできないが、かなり精度の高い予測に人口動態推計がある。歴史は人口の船に乗って動く。明日、7月11日は「世界人口デー」(World Population Day)だそうだ。
中央日報の記事、「韓国、2060年には『最も老いた国』…人口の40%が65歳以上」(7/9、7/9:キム・ミンサン記者) は、「統計庁(통계청)が国連統計を基礎に作成して8日に発表した『世界と韓国の人口現況・展望』」によると、「人口500万人以上の国の中で」、45年後の韓国が高齢者世界になると次のように報じている。(抜粋)
韓国は、日本と比べて、高齢化(生産可能人口、高齢者扶養)と少子化(出生率)が今後大きな課題となる。現在20歳の両国若者が直面する課題だが、実感をもって受け止められるだろうか。
(本ブログ関連:”高齢化”、”ベビーブーマー”)
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・2060年の韓国人口の10人中4人は、65歳以上の高齢者になる・・・出産率が低い上に高齢化のスピードは、ますます加速している
・今年5100万人である韓国の人口は、2030年に5,200万人とピークに達して2060年には4,400万人に減少する
・全体人口で65歳以上の高齢者が占める割合は急激に高まる。今年13.1%である65歳以上の人口比率は、2060年には40.1%に高まる
・調査対象201(?)カ国中、高齢者の人口比率順位は、今年の51位から2030年は15位、2060年には2位に上がる・・・(1位は人口の少ないカタール)
・働くことのできる生産可能人口(15~64歳)対比の、高齢者人口も急激に増加する・・・今年15~64歳の人口100人が扶養しなければならない65歳以上は、17.9人で全世界54位だ
・人口問題を解決するためには、出産率を引き上げなければならない
・1990~95年に韓国(1.67人)よりも出産率が低かった日本(1.48人)は、2010~2015年には1.41人で韓国を上回った。日本の高齢者人口の割合は2030年まで世界1位(30.7%)を記録するが、2060年には韓国よりも低い6位(36.9%)に下がる
・KDI国際政策大学院のチェ・スルギ教授(人口学)は・・・「短期的には移民拡大などを検討すべき・・・(長期的には)女性の就職率を高め、退職年齢を引き上げなければならない」と提案した
・一方、世界の人口は、2015年73億2,000万人で、2060年には99億6,000万人に増加する見通し・・・今年、世界で人口が最も多い国である中国は、2028年にはインドに世界1位の座を譲ると予想
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