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2025年1月30日木曜日

知らない人を知っているかのように思わせること

Yahooニュースに掲載された、NEWSWEEK(日本版)の記事に、空港で自分とそっくりな(後ろ姿=髪形や衣服など)の人を見かけたという内容がある。いわゆる「ドッペルゲンガー(自己像幻視)」現象を想わせるものだが、洒落た冗談のような話題で、添付の動画に思わず笑ってしまう。

■ NEWSWEEK(日本版)
「空港で『もう一人の自分』が目の前を歩いている? ドッペルゲンガーを見つけた女性の『衝撃映像』にネット騒然」(ブライアン・ディロン、2025年1月29日(水)20時50分)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2025/01/534822.php

偶然の機会というか産物といった事象なので、全く意図したものではないからこそ、週刊誌の面白ネタになったのだろう。

でも、意図したそっくりさんの場合はどうだろうか。
大学生のころ、街中で若くて綺麗な女性が手を振りながら近づいてきたことがある。思わず笑顔を返したが、全く知らない人だった。でも、どこかで会ったことがあるのではないかと、大いに期待を寄せたのだが。・・・その女性は、そのまま私の横を通り抜けていった。
何てこった、勘違いした自分が恥ずかしかった。でも、疑念がわいた。次の経験があったからだ。

小学生のとき、同じクラスに良家の坊ちゃんのような奴がいた。彼はある意味ませて(早熟して)いて、人の心を手玉にとるようなところがあった。そんな彼が、友達仲間と一緒に町を歩いていたとき、こんなことをいったのだ。
「向こうから来る人に挨拶をしたら、必ず応えてくれる・・・」といって実行した。
家庭的な母親然とした人が娘を連れて歩いて来たすれ違いざま、彼はニコリと挨拶をしたのだ。当然、年配の女性は挨拶を返してくれた。そのときの彼が一瞬見せた得意顔を忘れられない。少し気味が悪かったのだ。
知らない人を知っているかのように思わせるのは、とても気分がよくない。

ところで、自分とそっくりな人と私は出会ったことはない。