今の歌謡界に、世代を通して口ずさめる歌を提供する歌手がいないようだ。歌手の力量というより、時代(すなわち生産側と消費側のスタイル)が変わってしまったからだろう。タレント歌手は、一部を除いて、舞台にグループで演じる姿が多く見受けられる。そんなグループ歌手のメンバー順位を、実質CD販売枚数で競わせて、「選挙」という名を借りてショー化するまでになっている。
OLPOST掲載のブログ記事「イ・ソンヒ 市会議員時の広報物と公約は?」(5/4、by白黒テレビ)には、本当に「選挙」をしたイ・ソンヒの当時の広報物(写真)をまじえて次のように紹介している。
・きれいな音色で感動を与えた歌手イ・ソンヒが、91年6月20日の(ソウル市会議員)選挙に、27才で麻浦(地区)から出馬当選した。所属政党は当時与党の民自党。
・[イ・ソンヒ候補の選挙公報]について、 なぜかぎこちない姿だが・・・「実践する麻浦の娘」というスローガンがやぼったく見える。([選挙公報裏面]にあるサブスローガンは、「麻浦は希望が必要です」、「麻浦は勇気が必要です」、「麻浦は実践が必要です」、および「実践する女性は未来の希望です」など。)
・イ・ソンヒは、言論(マスコミ)とのインタビューで、当時市会議員活動が人生に多いに役に立ったとして、多くのことを学んだし人生が簡単でないということを市会議員活動をしながら学んだと言っている。
(本ブログ関連:”市議会”、”市会議員”)