きょうは二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」。芒種とは「芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む穎【えい】= 稲でいう穂先、すなわち籾殻【もみがら】にあるとげのような突起)を持つ植物の種を蒔くころ」(Wikipedia + α)を指す。
(本ブログ関連:”芒種”)
七十二候
芒種の期間を三つに分けた、七十二候は次の通り。
・初候: 螳螂生(とうろう しょうず) 螳螂(かまきり)が生まれる
・次候: 腐草為蛍(ふそう ほたるとなる) 腐った草が蒸れて、蛍(ほたる)となり飛び交う
・末候: 梅子黄(うめのみ きなり) 梅(うめ)の実が熟して黄ばむ
ちなみに、昨年(2024年)も調べたことだが、「芒」の文字について、「亡」の文字との関係を生成AIのGeminiやSearch Labs に説明を求めた結果を下記に転載する。
・・・ 生成AI は一貫した回答をしないことがあるので、下記内容を再確認する必要がある ・・・
(参考 - ①)
■ 生成AI Gemini
Q.「芒」の文字に、「亡」に似たものがありますが、何らかの関係があるのでしょうか?
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A.「芒」と「亡」の文字には、字源的に関係があるとされています。
「芒」という漢字は、「くさかんむり(艹)」と「亡」から成り立っていますが、この「亡」の部分が <「きっさき(刃物の先端)」・「とがったもの」> を表していると考えられています。
具体的には、漢字の成り立ちを研究する 裘錫圭氏* の説などでは、「亡」の字形そのものが「きっさき」を表した字であるとされています。そして、「芒」は、その「きっさき」の意味に「くさかんむり」が加わることで、稲や麦などの穀物の先端にある針状の突起である「のぎ(芒)」や、植物のトゲ、あるいは「すすき」を意味するようになったと考えられます。
つまり、「亡」は単独で「なくなる」「死ぬ」といった意味を持ちますが、字源的には「きっさき」を意味する要素があり、それが「芒」という漢字の一部として使われることで、「とがったもの」という共通のイメージにつながっていると言えます。
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(*)日本の漢字研究者 白川静氏との関係が気になるが、ChatGPTによれば、 裘錫圭氏は「批判的立場」をとっていたようだ。
(参考 - ②)
■ Googleの Search Labs | AI
「亡」の字源:
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裘錫圭氏の説では、「亡」は「芒」を表す文字である。この説は、「亡」の古代文字が、手足が曲がった死者の骨の形であることから、死を意味する「亡」と、細長い「芒」の形状が関連付けられる。
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(付記)
きょうの体操教室の準備をして、出かける時間をタイマーにセットした。その後、パソコンチェアに背をもたれかけたのがいけなかった。近ごろ、昼夜逆転に戻ったせいか、昼になってウトウトした結果、気付けば教室の開始時刻を遠に過ぎていた・・・やってしまった。