きょうは、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」。イネ科植物*の籾殻(もみがら)に見られる「棘(とげ)」、すなわち「芒(のぎ)」を持つ栽培植物の「種」を播(ま)くころ。ただし、現実の6月は、田植えの時期でもあるので、種まきはもっと早い。
(*)イネ科植物:「イネ、ムギ、タケ」と「トウモロコシ、キビ、ヒエ、ススキ」の2系統
(本ブログ関連:”芒種”)
最近寝不足で、昼下がりに転寝してしまった。目が覚めると、掛け時計が4時を指していた。明け方の4時かと勘違いしそうになったが、それにしては明るすぎる・・・ようやく気付いた。NHKの「チコちゃん」に、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうな気がした。
「芒」の字について
・記憶違いなのか、ネットを探しても見当たらないものがある。それは、麦畑で遊んだ子どもが、芒(のぎ)に目を突いて失明するという話しだ**。今は、そんな遊びもない時代なのか・・・。
(**)動物病院(現在は犬が散歩中に被害にあう): https://119.vc/aimblog/archives/204
・小児のウィルス性感染症に「はしか(麻疹)」がある。その語源に「芒」があるそうで***、症状が、イネ科植物の穂先にあたってチクチクするのと似ているからという。
(***)「看護roo!」用語辞典: https://www.kango-roo.com/word/20903
・そもそも「芒」の文字は、草かんむり「艹」に「亡」****が組み合わさっている。亡は「亡ぶ」の意があることから、こんな気分になる・・・、すなわち、「麦穂」や「稲穂」がたわわに実ることは生存へつながるため黄金に例えたりするが、風に吹かれて一斉に揺れる景色を見ていると、何故かボンヤリした手がかりのない感がしてくる。
(****)書き順辞典(楷書では「亡」の文字): http://kakijun.com/c/8292.html