きょう(1/2)は、私小説で知られた作家「檀一雄」(1912年 ~ 1976年)の忌日で、彼が「夾竹桃(キョウチクトウ)」の花を好んだことにから「夾竹桃忌」と呼ぶそうだ。正直なところ、彼の小説を一度も読んだことがないのだが・・・。
夾竹桃について、こんな思い出がある。
ベビーブームのころ、小学校の一クラス(組)の定員は48名近くのすし詰め状態だった。しかも、1学年に8クラスほどあったのだから、学校全体は大所帯だったはず。そんな小学校の校舎の北側に便所があり、建物の外に「キョウチクトウ」の木がいくつも植わっていた。
(本ブログ関連:”キョウチクトウ”)
私はこの木を見ると、小学校の便所のイメージがつきまとっていて良い印象がない。当時の便所は、もちろん水洗でなく、汲み取り方式だったので、便所の臭いがキョウチクトウに重なり、この木に対して微妙な偏見を産んでしまったようだ。細長く滑(ぬめ)っとした葉にも、紅桃色の花にも、いまだなじめないでいる。
便所の汲み取り口の周囲に、キョウチクトウをなぜ植えたのだろうか気になって、Googleの生成AI Gemini に問うてみたところ、次のような回答を得た。
■ Googleの生成AI Gemini
Q.昔、小学校の便所の外に「夾竹桃」が植わっていたが、そのころ一般的だったのでしょうか?
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A.昔、小学校の便所の外に夾竹桃が植えられていたというお話、興味深いですね。夾竹桃は美しい花を咲かせる一方で、全草に強い毒性を持つ植物です。そのため、なぜこのような場所に植えられていたのか、少し疑問に思う方もいるかもしれません。
夾竹桃が昔、小学校の便所の近くに植えられていたことについて、いくつかの理由が考えられます。
・害虫よけ: 夾竹桃は強い毒性を持つため、害虫を寄せ付けない効果が期待されていました。特に、蚊やハエなどの衛生害虫を減らす目的で、便所周辺に植えられた可能性があります。
・耐暑性・耐寒性: 夾竹桃は暑さや寒さに強く、病害虫にも強いという特徴があります。そのため、手入れが比較的楽で、丈夫な植物として、学校の花壇によく植えられていました。
・排気ガス浄化: 夾竹桃は排気ガスを浄化する効果があるとされており、道路沿いなど大気汚染が気になる場所に植えられることもありました。
・単に観賞用: 美しい花を咲かせるため、単に観賞用として植えられていたという可能性もあります。
しかし、近年では夾竹桃の毒性に関する認識が高まり、学校など公共の場での植栽は減少傾向にあります。 特に、子どもたちが誤って口にしてしまう危険性があるため、安全性の高い植物に植え替えられるケースが増えています。
あなたの経験された小学校の状況について、もう少し詳しく教えていただけますか?
・どのくらいの大きさの学校でしたか?
・どのような地域にありましたか?(都市部、郊外など)
・他の学校でも夾竹桃が植えられていたという話を聞いたことがありますか?
・これらの情報があれば、より具体的な回答ができるかもしれません。
補足
・夾竹桃は、美しい花を咲かせる一方で、非常に危険な植物です。誤って口にしたり、皮膚に汁液が付着したりすると、重篤な中毒症状を引き起こす可能性があります。
・夾竹桃を見かけたら、絶対に触ったり、口にしたりしないように注意しましょう。
・万が一、夾竹桃に触れたり、口にしてしまった場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
ご自身の健康と安全のために、これらの情報を心にとめておいてください。
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なるほど、キョウチクトウと便所の関係に、「蚊やハエなどの衛生害虫を減らす目的で、便所周辺に植えられた可能性があります」というのは、理にかなっているように思える。