昼下がり(午後1時過ぎ)、都立最大の「小金井公園」にある<梅林>へ出かけた。日射しは柔らかで、風の気配もなく穏やかな休日の午後である。公園の東側から入り、子どもたちの遊び声のする広場を抜けて、遠目に紅白の花が見える梅林へと近づく。観梅の大人たちが大勢集まっていた。(とりたてて、梅見の催しはないようだ)
(本ブログ関連:”小金井公園の梅”)
六つの小丘で構成された梅林には、約27品種の梅が植わっている(本数は88本)。入口の掲示板に、各品種名と写真が示されている。
ー 公園のサービスセンターに行けば、同様の写真と解説付きの「梅林ガイド」(寄付金が必要)を入手できる。センターの建物まで戻って入手した。
以下、今現在、花を咲き誇っている品種の中からいくつか写真に撮ったものを載せる。
解説は、「梅林ガイド」をそのまま転用した。
古城の春(写真左)、緋の司(写真中央)、月影(写真右)
・比較的新しい品種で不結実。「古城の春」は、野梅性八重、乳白色だが寒さにより薄い紅色になる。
・小金井桜提供の御礼として水戸から贈られた。「緋の司(ひのつかさ)は、紅梅性八重、濃紅色中輪で稀に結実。
・若枝とガクは緑色。「月影」は、青軸性一重、花は早咲き青白色の中輪で良果を結ぶ。
長寿(写真左)、白加賀(写真中央)、竜眠枝垂れ(写真右)
・青梅地方に残されていた品種。「長寿」は、野梅性八重、白色中輪で香りが高い。
・全国的に栽培される代表的な実梅。「白加賀」は、野梅性一重、白色の中大輪で花粉はほとんど無い。
・大きな枝振りの枝垂れ梅。「竜眼枝垂れ」は、野梅性一重、やや遅咲きで白色大輪。